たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

自転車は歩道を走ってもいいのか

2006-07-30 07:41:09 | Weblog
 歩道を歩いていると後ろから勢いよくすり抜けてゆく自転車にヒヤッとさせられることがよくある。現に自転車が歩行者にぶつかって人身事故となるケースも多くなっている。また、後ろから邪魔だといわんばかりにベルを鳴らし、我が物顔に通り抜けて行く者のいる。
 一体自転車は歩道を走るものなのかと道路交通法を調べてみた。同法第17条には車両(自動車、バイク、自転車など)は歩車道の区別がある道路では、車道を通行しなければならないとしている。だから自転車が歩道を走ることは原則としてできない。それではどんな場合に歩道を走ることができるか。第63条の4に特例があり、道路標識等により通行することができることとされている歩道は通行できるとしている。従って、そうした道路標識のない歩道は走ることができないはずである。この標識はよほどの市街地でなければ見当たらない。だから厳密に言えば多くの自転車は道交法違反で歩道を走っていることになる。
 自転車が一般の自動車に混じって車道を通行するのは双方にとって大変危険であるのは分かるが、だからといって歩道を我が物顔に走られたのでは歩行者がはまったものではない。自転車が歩道を走るときは歩行者に気を配りゆっくり走るべきだ。そういえば酒に酔って自転車を運転していた男が警察に摘発された記事が出ていた。この道交法違反には3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる。