今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

僕でいいんでしょうか?

2012-12-13 | Weblog
自分が何屋さんなのかわからなくなることある。もっと言えば何者なのか、ここがどこなのか、道はあるのか。そういう知らない街に一人で立ってるような気分。そしてその気分は、緊張と同時にとても興奮する。二期会オペラの本稽古の前のプレワークショップを二日間だけ実施した。オペラのオの字も知らない僕が、オペラの歌手のみなさんと6時間くらい話をした。実り多い会話だった。いま、オペラを、僕がするなら、なにができるのか。もしくは、なにが生まれるのか。おぼろげながら見えた2日間だった。そして今日は神戸大学の某研究室に行って、最新のデバイスを体験、その世界の第一人者の先生とお話。最先端のメディアアートの片鱗に触れる。
どこもかしこも面白い人たちがいて、僕はそこに顔を出し、話を聞く。自分が何屋で何者であるのかなんてどうでもよくて、いまそこで起こりつつあることを見つけることが面白いんで。とは言っても「僕で大丈夫でしょうか?」といい疑問もつきまとい、同時に「僕にしかできない」とも思う。ある意味「永遠のよそもの」なんだと思う。だからこそ、いろんなものを繋げて考えることもできるし、その繋がった瞬間の電気が走る瞬間を、僕はたくさんの人と共有したいんだと思う。しかしよくよく考えると、オリテンもPLAY PARKも素浪人ワルツもギアもピッコロ劇団も京阪電車も大道芸も、一番最初は、こんな感覚だった。僕でいいんでしょうか?
すべからく大胆に謙虚に。型破りは、型があってこそ。

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