今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

塩梅

2014-08-21 | Weblog
東京ホテル暮らし。というと気楽でバブリーな雰囲気が漂うけど、これはこれで根無し草。結局1年以上こんな生活だ。
まあそれはいいのだ。問題はバスルームだ。まずホテルによってドアの開閉する向きが違う。これはいちいちいらっとする。押すのか引くのか統一してくれ。そしてもっとも困るのがお湯の温度よ。体があったまる温度は大体決まってるでしょうが。異常に高温のお湯が出てきて何度火傷したことか。それで水を混ぜるんだけど、その配分はホテルによって違う。いちいち手をあてて(そのときにも軽く火傷する)職人のようにチェックする。ひねりの微妙な塩梅を探る。こういうとき、何か侘びしさを感じるんだけど、一句詠むほどには余裕もなく。ああマイホーム!

スタートライン

2014-08-12 | Weblog
この数週間はおもにTPDのライブのリハだった。その隙間に他の打ち合わせや文章を書いたりした。東京のいろいろな場所にも出かけた。恵比須、吉祥寺、中目黒、新宿御苑、下高井戸、南町田、乃木坂、表参道、四谷、田町、祐天寺、お台場、多摩。。。。この世界一複雑な交通システムといつになったら和解できるのだろう。
それと、この数週間は、会いたい人にもたくさん会った。会いたい人に会えるのは嬉しい。ほっておくと、人に会いたい、という気持ちがなくなる。面倒、というわけではなく、会って何を話したらいいのかわからないからだ。でも実際に会いたい人に会うと、別にそんなことはどうでもよくて、なんとなくお互いの近況なんかを話している内に、言葉とか目とかで、いろんな情報は交換できて、ああやっぱり会って良かった、と思う。だから沈黙になっても全然気まずくないし、そういう意味では少しは大人になったのかもしれない。そして色々あるけれど、世界一複雑な交通システムも含めて、お互いなんとか元気に道に迷わずにやってきていることに、感謝するのだ。

ライブの話をしよう。1年間「1×0」をやってきて、それが終わり、どこか遠い目をしていたのだけど、気が付けば明日。いや今日。TPDのライブツアーの初日、名古屋。9人の女の子の歌と踊りだけでどこまで表現可能なのか。それは演出家としてとても興味あることだ。「1×0」にとってのシブゲキみたいに同じ小屋でもないし、のり打ちだし、できることは限られているように思えるけど、やっぱり彼女たちのパフォーマンスは「ただでは起きない」ものにしたかったので、メンバーにもスタッフさんにもいつも以上にタフなことを求めてしまった。でも、それはもう偉そうにいえば「彼ら彼女たちができる人たち」だからだ。なんだかんだ言ってもお互いあの1年間を乗り越えてきたんだから、というちょっとした自信もある。これが新しい「何か」のはじまりにならないといけないと(勝手に)思っている。でも実際、そのために1年間やってきたんだからね。明日は新しいスタートライン。いや、今日。


無題

2014-08-03 | Weblog
なんだか無性に文章が書きたい。でも何を書いたらいいのかわからない。ここ数日、いろんなことが周りで起こっている。でもそれらは直接的に僕には関係ないことだったりする。関係なくもないのだけど、でも、そのことを直接文章にすることはできない。なにかそれは不謹慎な気もするし、ただの自己満足になってしまうような気がするからだ。でも文章は書きたい。忙しい。有り難いことに忙しいのだけど、心はそのこととは別の居場所を求めている。逃避なのだろうか。いくつかの出来事は、対岸というにはあまりにもリアルだし、でも感情が揺すぶられるほどの切迫感もなかったりする。で、こうやってそういう気分をまるま書いてると少し落ち着く。誰かをもっと思いやる気持ちが少しだけ芽生える。気のせいかも知れないけど。
悲しいことよりも素敵な出来事の方が多いのかもしれない。そのことにあまり気づいていないのだろう。
今は、東京の赤坂という街に住んでいる。この街のことを少しも僕は知らない。歴史も知らないし、住民のことも知らない。何も知らない。だけれど住んでいる。住めてる。そんなことってあるのか? それってなんかおかしいよね。いろんなことがほんの少しだけおかしい。
(こんな文章書くと、疲れてるの?と聞かれるけど、疲れてるわけではなく、かなり元気です。でもその元気がちょっと怖い時期なんです。もうすぐTPDの本番だしね!がんばろ!)