今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

古本と少女

2008-05-30 | Weblog
ひさしぶりにOSPFのメンバーと会って話す。オーサカショートプレイフェスティバルの略がOSPF。4年間やったのだけど、いったん今年は店じまい。今年はないのですか?楽しみなんですう、なんて優しい言葉は誰もかけてくれないので、なんだか僕は寂しいのですが、楽しみですうと言われても、すいません今年はありません、としか言えないのですう。
で、が、しかし、もしかしたら来年以降にたたんだ暖簾を出してくることもあるかもしれないので、その確認をしたりした。あのころ使ってた携帯電話もメールもホームページも一切合切消滅させた。(関係者の皆様すいませぬ。なんせああいう通信モノって維持するだけお金が消えていくもので)もしも気になってる方は、個人的に連絡ください。矢文でも何でも。
ぴゅーと、風が吹いて、桶屋が儲かるように、OSPFのスポンサーになったるでえっていう大阪の人(以外でももちろん)いたら、連絡ください。資金があれば、いつだって、やりたいんです。ああいうのはね、貧乏な感じでやるもんじゃないのでね。

「古本と少女」はつげ義春の短編だけど、そのことで何か書きたかったのだけど忘れた。思い出したら書く。

バイアス

2008-05-29 | Weblog
あいかわらず喉は痛いが、天気がいいのです。素浪人ワルツは、一進一退、最終戦までもつれ込んだ日本シリーズのように、どんどんかんかん、白熱している。まあ芝居つくりとはそういうものだ。お、これは面白いねーと思った矢先に、あ、あっちは全然面白くないねーと、発見と失望と困惑と興奮と喜びがウィーンウィーンウィーンと目の前を鈴鹿サーキットのように通り過ぎる。
追いかけたいモノは追いかけるし、追いかけて残念てこともある。どこまで追いかけていいものかってのが難しくて、それは人生にもいえる。女の子にもいえる。まあ、追いかけたいだけ追いかけたらいいんだよってのが正論なんだろうな。
やめたくなったらやめたらいいんだし。
タイトルをバイアスにしたのだけど、別にバイアスについて書きたいことはなかった。それも一種のバイアスなのか。

まるくてころがるもの

2008-05-27 | Weblog
のどが痛い。おそらく風邪だ。気分もよくない。

丸くて転がってるモノになりたい。猫がつい追いかけてじゃれるようなモノ。
丸くて転がってるモノについつい眼を奪われる。じっと止まってる強固でしっかりしたものは最初は見てしまうけど、すぐに飽きちゃう。不安定でころころしてるものに、猫にしろ人間にしろ、ついつい目を奪われる。
で、丸くて転がってるモノはそれ自体では動いてない。誰かが触ったり、風が吹いたり、床が傾いたりしたら、転がる。

頭がまとまってないが、ともかく、丸くて転がるモノになりたい、今日この頃。

サービス

2008-05-24 | Weblog
the original tempoが明日(25日)日曜日に鰻谷sunsuiのブッキングイベントに出ます。エレクトロニカ系の人たちに挟まれて、しょーもないことしてきます(新ネタばかり)。お暇でした見に来てください。出番は10時くらい。
http://www.sunsui.net/のスケジュールのページ行ってもらえれば、載ってます。

さてそんなことより、最近立て続けに、つっこみたくなるような店に入った。まず素浪人ワルツの稽古終わりでノミに入った居酒屋。店員が看守かってくらい声がでかく、いっらしゃいませええ!!と一人が言うと、店内にいるすべての店員が、いっらしゃいませええ!!と復唱してくる。声の大きさで選ばれてるとしか思えないような屈強な男子たちが「ポテトはいりましたあ!」「ポテト一丁!!」と怒鳴っている。こっちも自然と会話が大きくなり、なんだか船の甲板の上で会話してる気分になる。元気がいいことをアピールしてるのだと思うが、逆効果であることは一目瞭然だ。で食事が終わった後、店員がやってきて、めっちゃちっちゃい声で「アンケートを書いてください。僕の名前は○○です。もし僕の名前を書いていただけたらありがたいです」だって。一応「やかましいわ」と書いておいた。
大阪駅構内の喫茶店。モーニングを食べようと思って入った。僕が最初トーストセットを頼み、それから「すいませんやっぱり変えます」といい少し逡巡していると、店員のおばはんが明らかにうっとうしそうな声で「変えるんなら早くしてくれへんかな」だって。
同じ日に入った別の喫茶店。メニューにホットドックとあり、小腹が空いていたので注文する。するとバターロールに丸大ウインナー(あの短いやつ)がのっかたものが出てきた。
ホットドックだけど・・。

ラッキーとは

2008-05-19 | Weblog
音箱展の最終日に飛び込み間に合う。キュレーター役の林さんには「面白いですねー」とほめていただいただが、正直あんなノリで良かったのか不安だったので、ちょっとほっとしたのもつかの間、かなりの勢いで「売約済み」とシールが張られている中、おれのは売れてなかった。1000円という微妙な値段をつけた自分が恥ずかしい。
で、牛の音箱を出していた映像のキヨくんと素浪人ワルツについてあれやこれや考える。アイデアの方向性が固まってくる。
音箱にしてもそうなんだけど、正直、子供の頃にやっていた遊びの延長のようなモノを作って人に喜ばれる(喜ばれ損なうこともあるけど)仕事を今できてることはホントにラッキーだと思う。
休み時間にパラパラ漫画を書いたり、友達に見せるための小説を書いたり、放課後には近くの人工の川でナイフで削った発泡スチロールの船を競争させていたこと、弓道部に在籍していた頃にした無数のオリジナルの遊び、そんなん思い出す。

ひも

2008-05-17 | Weblog
少し落ち着いたので、さっと部屋を片付け洗濯機と掃除機を両刀使い。五月晴れ。この間の雷が嘘のようだ。
で、昼間は素浪人ワルツの稽古。夜は、料理を作りながらこんがらがる頭のひもをほどく作業。めんどくさいからといってはさみでちょきんはしてはいけない。これは村上春樹の「ダンスダンスダンス」に10代の頃に教えられた。
入り組んだ紐は、元の順序をただせば必ずほどけるはずだ。理屈としては。我慢強くありたい。
で今読んでる安元さんに借りた「私の身体は頭がいい」にもそんなことが書いてあった。合気道をやってる人の本、合気道の理念がめちゃくちゃ面白い。演劇にも通じること多いよ。
先日ファッショショーを少し触る。プロのモデルたちのプロ意識に感銘。美しいことはもちろん、それ以外のことが重要なのだろうな。ダンサーとか役者とか、そういう人が必要なことと一緒。たとえば息と間合い。集合的感覚。勝つためには、勝ち負けに拘泥してはならない。などなど。それって合気道だ。
ということとは関係なく、モデルさんのあの背筋とか歩き方、って、正直笑ってしまう。なんとなくふざけてるように見えてしまうのは、僕が屈折してるからか。

雨と雷

2008-05-14 | Weblog
麻生4時だ。もとい、朝の4時だ。もう打ち間違いも訂正したくない時間帯。雨と雷がギリシャ神話のように何かを語っているが、その怒りの矛先はわからない。なぜなら眠いのだ。
なんでこんな時間まで起きてるかというと、sundayの次回公演のチラシと美術の打ち合わせがあったからなのだ。たっちゃんPが明後日からルーマニアに仕事でずっと行くので、その前にいろいろ話をしておかないといけないのだ。なんでもルーマニアの演劇祭のお手伝いとか。よくわからにゃいが、楽しんできておくれ。くれぐれも吸血鬼にはかみつかれないように。まあそれはそれで面白いけど。

マサイ族目線

2008-05-10 | Weblog
黒田さんとsunday次回公演の打ち合わせ。プロットを聞いてもらい、そこから雑談の応酬で世界観が湯水のようにわいてくる。このまま浸かりたい。黒田さんの最近のお気に入りはマサイ族になれるスニーカー。それを履いてると裸足で土や砂の上を歩いてるような姿勢になるという。履かせてもらう。おお、これは某発明家のジャンピングシューズじゃないですか。履いたことないけど。確かに身長が少し伸び、マサイ族目線で世界が見れそうな気がするがその前に足首を捻挫しそう。

「素浪人ワルツ」稽古初日。いいむろさんは欠席で残念だけど、スタッフもみなさん集まってくれて、わいわい言うとります。ザッハトルテ&安元美帆子で音遊び。いくつかアイデアを試す返す。チェロとギターとアコーディオン以外にもたくさん楽器を持参。都丸さんのアンデス25は女子も心奪われるんです。安元さんはクラリネットと声で参加、演出助手の田中くんは普段はチェロと指揮者をやってる。強者揃い。鬼に金棒。素浪人にワルツ。それに比べて僕は病気のニワトリ並みに音痴なので、手も足も出なく、仕方ないので笑ってる。もしもピアノが弾けたなら。
そいえば、教育学部にいた頃にバイエルを指がつるまで覚えたっけ。猫くらい踏みたいね。

ゴールデンなウィーク

2008-05-08 | Weblog
黄金を3日間だけ堪能しようと、八丈島にダイビングに行く。しかし、羽田から飛び立った穴(ANA)の飛行機は、八丈島の上空にくると雨雲に遮られて、30分ちかく雲の上で待機。で、最後は機長からのアナウンス「羽田に戻ります」。乗客全員が心の中で「戻るんかい!」と叫ぶ。
暗雲たれ込める中、相方と一生懸命他の行き方を探すが、船も満席でだめ。こうなると泳ぐしかないんだけど、さすがに、年も年だけに断念。ダイビング熱は冷めないので、他の場所を探すが、さっすがに連休なだけあってどこもかしこもいっぱい。これまでかと思われたときに、ようやく電話の向こうから「大丈夫ですよ、明日来てください」とのうれしい返事。
しかし頭の片隅で、なんでここだけ空いてるんだ?という不安もよぎる。場所は三崎口って、どこだそれ。
地図で調べて、赤い電車に揺られて、三浦半島の果てへ。終着駅が三崎口。演歌のような場所。
駅を出ると迎えに来てくれたおっちゃんの、何とも言えない漁師風。車の中、汚すぎるよ。不安は的中か?
で、さびれた漁港にたどり着き、漁船以外なにものでもない船で沖に連れ去られる。拉致だ拉致。
ポイントに到着。寒い。ウェットスーツで大丈夫か? 突き落とされるように海中へ。寒中ダイビング大会スタート。
17度の海は初。八丈島に帰りたい。せめて大阪へ。と言ってもすでに360°水の世界。逃げ場なし。しょうがないので、ウミウシを一生懸命探したりする。鯛の鯛踊りや海草の森、タコなんかも発見。これが案外透明度はいい。穴場というのだろうか。いや、いわまい。
凍死寸前で1ダイブ目おしまい。温かいシャワーを浴びて、体温が戻ってきたら再び冷水の海にドブン。たけしのウルトラクイズか。2ダイブ目は少し慣れて余裕かまして魚の群れを追いかけてたらどんどん上に上がっていって肺が口から飛び出るかと思った。漁師風インストラクターに背中のボンベをつかまれ引きづり込まれて救われる。素手で拿捕されるマグロか、俺は。

水揚げされた後は、本物のマグロ丼を食す。結果、とてもいい人たちだったダイビングショップの人たちに教えられて地元の食堂に。そこのおじさんが「あんたダイバーか? メニューにはないけどダイバー定食ってのがあるからそれ食べな」と耳元で囁かれ(本当に)、それがマグロ丼やらイカの姿焼きやらアイスクリームまでてんこ盛り。
帰りのバスの中では、見知らぬおばちゃんがチョコをくれた。僕は飴をあげた。
などなど、黄金を三崎口の人たちとの摩訶不思議な交流で、それなりに楽しんだ。
夜には、年清さんの生まれたての赤ちゃんとご対面。これもまた摩訶不思議なことでござんす。

ものすごい気合いの入った「素浪人ワルツ」特設サイトができてます。チケット絶賛発売中。明日から稽古開始だ。摩訶不思議な作品を作る予定。テキストはver.1はできた。ほぼト書きだけの戯曲。それは戯曲じゃない。と言わないで。
同じくオリテンも稽古開始。ファクトリー体制にして初めての稽古。天王寺に本拠地を移す。アトリエをお借りして、家内制手工業のように演劇を作る。

さて夏までノンストップ。サンデイも動いてますよ~。

音箱展

2008-05-02 | Weblog
平林さんの音楽の旅を見に行く。オリジナルテンポのメンバーと。
そこでも発表してましたがオリジナルテンポは今年の夏にエジンバラフェスに出演することが決まりました。わーぱちぱち。すごいですねと言われるんですが、別にすごくはないんです。謙遜でもなんでもなく。誰でもでれるフリンジの枠なので、まあまじめにしてれればでれるんです。でもまあだからこそ勝負に出ないと意味ないわけで、今までオリテンはわりと趣味的要素を強く活動してたのだけど、今年からは、そんなぬるいことはもうできなくなりました。いやもちろん前も気合いは入れてたんだけど、やはり気合いの入れ方が半端だったなあと。決断を迫られる場面も増えるだろう。オリテンの活動の良きところをうまく残したまま、がつんとやる。

音箱展というのがあって、それに出品するネタを録音する。音箱展の特設ページでどんな企画なのかわかると思います。平林さんも出品してるし、映像のキヨくんも音響王子も出してます。他にも二階堂和美さんとか内橋和久さんとか、すごい人たちも出してます。是非ともお時間あれば聴きに行ってみてください。「恋の予感」というタイトルで作りました。

GWは本来は寺山博の東京公演がある予定だったのだけど、諸事情で僕は辞退しました。これもひとつの決断。

高木正勝の「ANY」という曲があるのだけど、この1年で一番聞いてるかも。心を気持ちよくしたいときは、ぴったしの曲。

コペンハーゲンで作った足のマメがようやく治癒。あそこの人魚のいる五稜郭はものすごいトリッキーな仕組みになっていて、一生抜け出せないんじゃないかと思った。オススメです。

近しい人に子供がうまれた。ひとりは年清さんで、ひとりは昔一緒に芝居をしたSさん。おめでとうございます。

今一番欲しいものはテノリオン。12万か。うううううう。