今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

鍵は空いてます

2009-04-28 | Weblog
東京の夕焼け空はラピュタみたいに美しく飛行石でも降ってくるんじゃないだろうか。もちろん降ってこないで、それよりも定額給付金の郵送。お国にお金がもらえるんだって。共産国みたい。
でハルメリの諸々の準備をいまのうちに。それと夏から秋に向けた起動のための準備。新作、という名の、思いつきを書きはじめる。誰に頼まれたわけでもないけど。
大阪の安元宮川コンビのことも気になるが、彼女たちは、僕が言うのもあれですが、女優として役者として皮がぺろんとむけてます。早くきっちりと二人芝居を、秋くらいに。欲求。東京から静かな応援をABCへ。東京の小松から、いま仕事で大阪に来てます、と今は東京にいる僕に電話があった。すれ違い。岡山の工藤からも、大阪に黒田さんの個展に来てるんですけど、と。スパゲティーズはいつ復活するのだろう。赤星とはこの間、ピッコロで会って少し喋った。吉岡はオーストラリアに行ってる?もう帰ってきたか、前に会った。平林さんは、オリテン友達。そう考えると井田君と椎原さんだけは謎だな。生きてますか?sundayやりたくなってきた。鍵は空いてます。

ミツバチが足りない

2009-04-27 | Weblog
晴れた。朝の6時に起きて、コンビニに気持ちよく行くとレジで財布にお金がないことに気付き慌てふためく。すぐさま隣のコンビニのATMで降ろして戻る。なぜ、隣に行ったのかは意味不明。動揺したんだと思います。
ミツバチの不足というニュースで、ミツバチがレンタルされてることを知る。オーストラリアから輸入もしてるのだそう。果物はミツバチが作ってる。農家の人と一緒に。レンタルってことは返すんだよな。どうやって? ミツバチは逃げないのかな? というようなことを知人に報告すると、奄美大島の方では、ミツバチではなく、ハエを使ってマンゴーなんか作ってるそうです。ミツバチが足りないのでハエで済ませる。なんだろう、ミツバチの座を心配してしまいます。

爪痕

2009-04-26 | Weblog
眉間に出来物。雨の小竹向原。青年団のアトリエで、それは今回の劇場、で稽古。プレながら上々の立ち上がり。このまま立ち稽古に入りたいが、ちょっと待て、という神の声。まいどまいど1つの公演で20人くらいの人とは出会うわけだけど。今年だけでももう四本目な訳で、百人くらいの人とすでに「はじめまして」「どうもよろしくです」をしている。百人全員と友達になれるかなというと難しいけど、お互いに爪痕を残すことはできる。身体に刻み込まれた爪痕がいつかひとつの大きな角になるといい。バッファローマンのように。
夜は肉屋さんの焼き肉屋さんで驚きの肉の部位の数々。天に召された牛に感謝。

いろんなとこで

2009-04-24 | Weblog
公演が終わったばかりなのに、落ち着く暇なしか。重たい荷物を背負って泥沼を歩いてる。一歩一歩が重い。東京でハルメリのプレ稽古。プレってなに? まあプレってます。年清由香が1年ぶりに舞台に立ちます。
大阪では安元美帆子と宮川サキのABCホールの中之島春の文化祭の稽古を少しだけしてあとはまかせた。まだユニット名もきちんと決まってないふわーとした二人ですが、面白いと思います。チケットは完売なのだそうです。
黒田さんのグラフィックアート展が梅田でやってます。もう完全にいきそびれた。世界一団の頃からのチラシやポスターがたくさん見れるそうです。ああ行きたい。
GWは少し休む、はず。

燃やしたい

2009-04-20 | Weblog
ピッコロ劇団との、あの森には行ってはならない、終わりました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。ピッコロの皆さんお世話になりました。ああいう芝居を、県立劇団でできたことに、僕は意味深いものを感じますます。
もっともっと無茶なことをしたい。劇場が燃えてなくなるほどの熱みたいなものをまといたいなあ。演劇を続けていく、ということは、きっとそういうことなんだろうなあと。
桂ざこば一門会を繁昌亭に自転車で。都んぼさんの落語も久しぶりに見た。3年前にOSPFに出てもらって、その時以来で、3年の間に(僕みたいな素人が言うのもなんだけど)「変化」していて驚いた。なにがあったのだろう?って思うくらいに、噺家オーラーのようなものが全身に満ちていてかっこよくそして面白かった。ざこばさんは、もうなんていうか、重機械です。動かずともなぎ倒すというか。劇場は燃えていました。
夜は寝る。夢も見ない。クールダウン。

花火

2009-04-18 | Weblog
折り返した。今日は1時と5時で、明日は1時。あの森には行ってはならない、ことはなく、是非とも来てください。
宣伝文句のひとつでも、ここで言いたいのだけど、いつも以上になんて言ったらいいのか難しい芝居です。楽しいですよ!ってのももちろん言えなくもないのだけど、楽しいだけでは済まないような仕掛けも多いからなあ。
演劇って言葉のニュアンスに今までにいちばん近い作品かも。ただ人と人が舞台上ですれ違うだけで、そこで起こる火花を楽しみたいなあという。火花、っていうか花火。これは作り手の興奮として、そういうのに興味があります。花火のような芝居です。
どーんと打ちあがって散るまでに1時間55分。なので花火の細部まで楽しめる、そんな感じ。

ああいう森

2009-04-16 | Weblog
ピッコロ劇場で「あの森にはうんぬんかんぬん」が始まります。このタイトル、なんか助詞助動詞系が間違いやすいので、自分でつけといて言うのもなんですが、混乱します。今日木曜は19時から。ピッコロ劇団と僕で、カフカを食べました。苦いけどおいしいよ。お子様にも食べられるようにしておきました。
よくよく考えると森を舞台にした話はこれで3回目くらい。森が好きなんですかね。たぶん、行ったことはないと思うんだけど。そもそも森って、どこにあんの?

その日

2009-04-14 | Weblog
その日というのは本番のことで、今まで何十本と公演を打ってきたが、その日は絶対にやってくる。世の中に絶対というものはないと言われているのに。ピッコロのその日は明後日(木曜日)です。今日はその日の準備をみんなでしてた。僕は邪魔にならないようにしている。この「邪魔にならないように」というのもさすがに長年の蓄積でうまくなってきている。「邪魔にならない」というのは、薄皮一枚で「さぼってる」につながるので、なんか用事をしている振りをするのだ。そんなもんうまくなってどうすんだ、という声も聞こえる。
昨日までは死んでいた。どこを歩いてるのかわからなくなーるー。頭もくらくらすーるー。な状態だったのが、なぜか、雨と照明のおかげか、すっきりしてきた。やる気という三文字をその日に向けて放出。まだまだこれからぐわわと良くなるはずだ。

この春

2009-04-13 | Weblog
この1週間はピッコロで缶詰のような生活。ピッコロの稽古場は稽古の最初からセットを組んで実寸でやらせてもらえてたので、なんだかひとつの公演が稽古の間に終わったような。稽古場のベランダからの眺めで春は過ぎていく。桜がふわーと目の前に落ちてくる。
カフカとの格闘のようなものには入らないまま終わりそうだ。演劇は戦ったり勝ったり負けたり投げ飛ばしたりするものではなくて、泥粘土をこねるようなものだと思うから。

あの森

2009-04-11 | Weblog
そういうわけで来週です。

あの森には行ってはならない~KAFKA's Nightmare Mash Up~
会場:ピッコロシアター中ホール(阪急神戸線塚口駅南東へ10分、JR宝塚線塚口駅西へ5分)
日時:4月16日(木)19時
17日(金)15時/19時
18日(土)13時/17時
19日(日)13時
問い合わせ先:ピッコロシアター 06-6426-1940 9:00~21:00(月曜休み、祝日の場合は翌日)

カフカの「変身」「流刑地にて」「断食芸人」をモチーフに不思議な芝居を作りました。パペットあり、組体操あり、生演奏あり。カフカファンには怒られそうで不安ですが、見応えのあるこってりとした芝居になってます。是非とも遊びに来てください。

http://blog.goo.ne.jp/kafka_2009

落語

2009-04-06 | Weblog
急に落語をしなくちゃいけなくなった。出番はすぐだ。それも大トリ。お客さんはたくさん入ってるし、偉い落語家の人も来ているらしい。なにかひとつやふたつ古典はやったことあるので、思い出そうとしたが、焦ってひとつも思い出せない。出番が来て、仕方ないのでお客さんにお題をもらって、それで適当に三題話をしようと考える。なぜか10個くらいお題をもらうが、結局お題とはまったく関係のない話をする。そのことが少しうけてほっとする。で、最後にお題を全部いれてシメにしようと企むがその前に夢から覚めた。
ガンダムは楽日は行けず打ち上げだけ顔を出す。乾杯の音頭は「ジークジオン!」。有名なアニメーターの方が来ていて、その人はボトムズもやってたらしい、と聴き、色紙にATを書いて欲しかったが、そんなミーハーな感じのことできない。沖田さんがフィアナの色紙をうれしそうに僕に見せに来たが、悔しそうな顔はしないようにした。
おたく、とか、マニア、とかになれない自分を受け入れてはいるものの、彼らのあの熱狂的なあほっぷりを見ると、少しうらやましくもある。冷めてる、とよく言われるが、冷めてないと芝居は作れない。ガンダム好きだったんですかと今回たびたび聞かれたが、好きですがもう冷めてます、といったところか。だから楽しいのです。本当に。

遊び

2009-04-05 | Weblog
アニメじゃないガンダムがやってるのはジャングルの2ndでした。1じゃなくて2ね。狭い方じゃなくて広い方。駅から遠い方。失礼しました。
漫画でもないガンダムは、なかなか満足するモノができて一安心。正直、イベントです!みたいな演劇なので、こりゃどうしたものかなあと思ってたんだけど、役者は連日連夜の夜中稽古にも熱心に挑んでくれて、昼間はピッコロとオリテンで精根尽きた僕は何度も彼らのやる気に励まされ、ていうかテンションあげられ、楽しかったし、なによりも作品としてぴりっとしたものができて本当に感謝している。ザクの影絵なんか、ちょっと鳥肌です。アバオアクーのダンスも、黒い三連星の体操も、そしてフランス語による「めぐりあい」は耳から離れない。フランス語のできる役者が偶然いたという奇跡も鳥肌。
ガンダムで遊びカフカで遊び、僕は、ここ最近にないほどに贅沢な毎日を送ってるなと、殊勝っす。ガンダムは炊き出しがうまいっす。

アムロがいません

2009-04-04 | Weblog
朝からピッコロ田窪さん孫さんと新聞社周り。あの森の話をたくさんする。途中、なん森の「夜は居酒屋」風の店で昼食。孫さんが頼んだ煮込みうどんが間違ってそばになってて、店員はあわてて交換したけど、孫さんぼそっと「そばは煮込んだらあかんやろ」。
1ヶ月前から舞台セットを組んで同じ大きさの稽古場でずっとできてることの幸せ、と同時に、できることの多さにびっくりする。そんなにたくさんできないよ。御馳走をたくさん並べられているのに、閉店の合図がずっと鳴ってる、ような。
ガンダムは本日土曜19時。日曜は13時と17時。よくよく考えるとジャングル1stデヴュー。こっそり覗いた他のチームの仕込み。「シャア呼んできて」「アムロがいません」などの声が普通に飛んでいる。演劇ってのはくだらなくて素晴らしいですね。

理屈

2009-04-02 | Weblog
朝からカナダ人のワークショップ。するのではなく、受ける、ワークショップはかなり新鮮。ピッコロの三人と、人形遣いを。あの森で、ちょこっと出てくるのでそのためにも。ジョゼの導引はとてもわかりやすく、ああワークショップとはこうやってやるものなのだなあと、自分の適当さを見直す。やはり独学で(主に世界一団とオリテンという現場で)やってきた人間には、それはそれで自分の手で獲得したという点においては体への染みつき度は違うけど、それでも人に伝えるだけの明確な理屈は持っていない。パペット一つとっても、何度かやってきたけど、なんとなく「そりゃこうでしょ」という直感と決めつけがあって、なんでそうなのかは考えずにやってきた。その道の達人というのは、理屈と直感が平行して走る二車線道路。その方が早く追い越せる。そしてまた別の発見として、ワークショップを受ける人同士の何とも言えないあの刹那的な横のつながり。あああのときのあれはこうだったのか!と過去を思う。
そうそう、ガンダム、立ち上がりました。今週末にジャングルの森で。
四月のさかなの日は気づけば終わっていた。嘘つかんかった!いつも嘘ばっかついてるからこの日くらいはつかなくてもいいか。