今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

炊飯器と麦茶

2009-07-29 | Weblog
朝の6時28分。結局寝てない。睡眠時間はこのあと死ぬほどある。なぜかマレーシアに寝に行く。そしてロンドン。
いやはや、わけがわからない。どうしていつもこうなるんだろう。オリテンは今年の夏はエジンバラに行けば必ず見れます。

ロンドン 8/1 プレビュー http://www.bac.org.uk/
エジンバラ 8/6~31 17、24は休演日 http://www.edfringe.com/

旅の日本語による日本人のための日記はこちらのブログで。 ルイがほぼ毎日書く予定!

といいつつ、僕もさすがに今年は1ヶ月も行くのでパソコンをネットにつなげようと思っています。メールはチェックしますのでなにかあれば、あれしてください。ブログも書ければ書きます。

最近は、まず新しい奴隷携帯が必要以上に操作が難しく、本格的に反乱。番号は変わってませんが、メールは変わって、そのことをほぼお知らせできないまま旅立つことをお許しください。すべて携帯が悪いのです。ゲームばっかりついてる高校生のような携帯です。それから企画書と原稿を3個くらいやっつけて、オリテン最終稽古で、相変わらずのコントのようなパッキング。コントのタイトルは「炊飯器と麦茶」。コントといえばSMがコント大会に出た。友人たちがそういう挑戦をしてるのを聞くとうれしい。

今回は去年と違い、かなり崖っぷちである。ここできっちり成果を残さないとすべてが水の泡。怖い。こんなに怖いの久しぶりだ。一球入魂。ひさしぶりにそう感じてる。そうそう、秋と冬にシャングリラでやることが決まった。ひさしぶりのシンちゃんは大人になってた。大人になるっつうのは、持つ、ってことなんだねえ。捨てながら持つができる大人に向けて。
行ってきます。
あ、まだ全然荷造りしてなかったや。

横目

2009-07-25 | Weblog
天神祭を横目。オリジナルテンポの稽古。まずコーナンへ。オリテンの第2の故郷。だいたいどこになにがあるのか分ってる。イギリスの前にコーナンにこれて良かった。初心に文字通り帰る。
まずはロンドンのBACという劇場のN2Oコメディフェス。8/1の20時開演。ロンドンの人はこれを読んでいませんか?
昨日の夜はサンデイのアルコール会議。ひさしぶりに会う人たちも。思うことはわりとシンプル。だからといって一言で言えるわけではないので本を書こうと思う。芝居を作ったり本を書いたりすることで、長い気持ちを形に。言葉と身体の故郷といえる場所が、ここにある、という本格的に自信のあること。で来年はサンデイをしようと思う。

しなくちゃいけないことと、したいことと、どうでもいいこと、の3つがあるとすれば、どうでもいいことを一番にするくらいの余裕さでいたい。2番目がしたいことで、最後にしなくちゃいけないこと、だと社会人としては生きていけないからしなくちゃいけないことを優先。というかそういう分類がナンセンスなのか。




残響

2009-07-23 | Weblog
素浪人ワルツ観劇ツアーの詳細が発表されましたでござる。ぜひとも、遊びがてら、いかが?
皆既日食の午前中は、ミナミの元小学校で維新派の松本さんと対談。皆既日食なんてくそくらえだと思う。大雨が降ればいいのに、と松本さん。そんな感じではじまる。昼からキタのファッションビルで素浪人リハ。通しを2回して、完璧に甦った。自分の手を離れている部分が多いので客観的になれるのだけど、これはとてもいい。基本自分の芝居は褒めないけど、これは褒めてもいいと思う。興奮。
疲れをつれて家に帰ると、興奮のメール。いやまだわからないけど。正直、低体温症な僕だけど、暑くなった。実際に暑い夜だったのもあるが。祭りの音が夜中になっても無音で残響。

兄と姉

2009-07-21 | Weblog
僕には兄と姉がいて、二人とも今は福井にいる。小さい頃は3人の世界があって、その小ささ故にぎゅうっと虫のように固まっていた。大きくなるに従って、それぞれはバラバラになり、20歳を過ぎた頃には、どこにいるやらなにしてるやら。他の国の人になった。そしてまたこの年になると、小さい時のあの世界は戻ってはこないけど、また違った密接さを、それは空間的なものではなく、取り戻す。なんでこんなことを唐突に。パソコンから電気グルーブの初期の名作「ボクの姉さん」が唐突に流れてきたから。別に姉さんも兄さんも性転換はしてません。
結局主人である携帯変えた。番号そのまま。メールは変わったので、すいません。いじってる猿のごとし。まったくわからん。前途多難。奴隷制度の撤廃を。

隷属

2009-07-20 | Weblog
8月の超ロングラン、ロンドン→エジンバラの準備。1ヶ月いなくなることの不安と井上さんとヤスの不在によるプレッシャーとトリプルキャストの心配と、ネガティブが行進している。というわけでカーソルの日々。そんな中でも、牛丼にマヨネーズをかけてみるオカヤン丼の発見。PSPにむかって英語の文章を叫ぶ猿たち。たけよしさんのストリートでのパフォーマンスに誰が水を運ぶかというどうでもいいことだけど重要だというがやはりどうでもいいような気がする会議。笑いは絶えない。それから雨の中のチョップスティックは10月に神戸ビエンナーレ。それとDVDでようやく「僕らの未来に逆回転」一人上映会。途中はむむむと思い、最後は泣く。ついにこの人、ゴンドリーはそういうことまでやるのか。尊敬。
携帯が修理から戻ってきたらピカピカで3年前と同じ姿。買い替えようと思ってたのに出鼻くじかれる。携帯との隷属の日々。解放されたい。

とかげ

2009-07-16 | Weblog
久しぶりにいいむろさんザッハさん、Kちゃん、安元、演助のみぞばっちゃん、などなどと稽古をしている。9月の公演なのに、こんなに慌ててるのは僕のせいです、すいません。思い出す。実験しては壊し、壊しては実験してたなあ。細部に魂を宿しながら、ぱっと見た感じは、ざくっと。一流の仕事、そこに遊び。音と身体と言葉。見えないものが見えてくる。人それぞれ違った目ん玉持ってるから、それは違う風に映る。そういう意味では韓国人だろうと違わない。伝わらないことは伝わらないし、わかりあえないことはわかりあえない。だから旅に出ます。最後の章タイトルは、魂の行方、だった。
素浪人ワルツの旅日記はこちらへ

肉体的観念

2009-07-14 | Weblog
今週は安元美帆子ウィーク。ほとんど毎日会うだろうと、素浪人とSM。
素浪人ワルツは僕なりに肉体的観念をショーとして作ってみたかったのだと思う。ストリップのように。SMはまだなんのことかわからないが、これもたぶん新しい形の女ふたりのSMショー。真面目に演劇するつもりないのかと問われれば、真面目に演劇をしてるつもりです。するとどんどん真面目に演劇できなくなってくるという構造に、今はもうなってるんじゃないだろうか。
久しぶりに稽古して、ロイヤルなホストで昔のお城のようなテーブルの形でミーティング。ドリンクバーで3時間。素浪人と一緒に行く韓国2泊3日など、そういうことは近日発表。

背徳

2009-07-14 | Weblog
夜中の公園で蝉の脱皮を目撃。今まさに茶色の殻から現れた蝉は半透明で、月の光に照らされて青白く、幻想的と言うほかなかった。まるで抜け殻が母親で、それにしがみつく子供のようだった。じっと辺りをうかがうというか、最初死んでんのかと思ったら、じわりと足を動かした。朝になるまでには旅立つのだろうか。あまりにも静寂なので、僕も緊張してしまった。そのせいで、おならがぶっと出て、少し驚かせてしまった。まさか蝉もこの世界にやってきて最初に聞いた音がおならの音だとは不運である。夜の公園に蝉と放屁、っていう字足らずな夏の句、詠んだり詠まなかったり。
朝になれば確かに完全な夏で、京橋で10何年ぶりに、平日の昼からアルコール。呪文のような名前の貝類を、次々食う。ああ背徳。

創作

2009-07-12 | Weblog
洗濯機を3回まわして、扇風機も100回くらいまわして。素麺を食べたりして。風の向こうからはお囃子と太鼓。夏祭りの練習を境内で。スーパーに買い物、近所の駐輪所を見るともなく見ていると、探偵ナイトスクープ!のステッカーを貼った自転車が2台もあって、こりゃ大阪でんなー。
くるりとBIBIOを聴きながら書き物。すらすらとはいかないが、少なくとも前向きに書けてる。今月は珍しく本番がないので、稽古はオリテンと素浪人ワルツだけ、今のうちに胸の奥の方に落ちとかないといけない。8月はコミニュケーションと売名行為のイギリスツアーが待っている。
手に入れたいと思ったときには手に入れてる、のだろうか? チョビさんと東京で飲んだときの話題。疑いたくなるが、今は信じてやるしかないし、それほど間違ってもない、ような出来事は次々と起こる。輝かしい未来は胸の中で咲く花のよう。強い何かを手に入れて、それから未来の創作。
それを魂のゆくえと呼ばないか。という岸田さんの言葉に励まされる。

羽二重餅

2009-07-11 | Weblog
ケバブ、観劇。日本にはなぜ露店のケバブ屋がないのだろう、とこの間中村くんと話したばっかりだったけど、まあいろいろ規制があるのだろうか。僕は昔から、引退したら、クレープ屋みたいに羽二重餅屋を開きたいと思っている。羽二重餅とは福井の名産。それはともかく、ケバブはドイツの演出家が大阪に滞在して日本の役者と作った芝居で、日本語で上演し、演出は基本ドイツ版という、モスクワの寿司屋みたいな方法なのですが、そんな取って付けた感じはまったくなく、やりたいことかなりできてる!という印象で、良かったです。アフタートークは、まあ、モスクワの寿司屋みたいな感じでした。精進。
それからオリテンの仮チラシ、ミサバージョン。それから今朝は元町で下見。秋に少しビエンナーレの大学生の手伝い。入ったトンカツ屋、幸せになる味。店名忘れた。

ショッキング

2009-07-10 | Weblog
何気なく点けたテレビからの衝撃映像。まずは笑っていいとも!のテレフォンショッキングにリチャードギアが出てて、いったい誰からの紹介だよ、と前のめりにつっこんだら、本当のお友達は通訳の戸田奈津子だった。しかし、戸田さんは徹底してギアの通訳をするだけで、俺が戸田奈津子だったら、とても悲しいだろうなあと思った。それにしても友達の輪はあまりにも、出来レース過ぎないか。ここまで露骨に「一週間後まで決まってる」感を出すこともないだろうとうぶな僕は思う。ショッキング。
続きまして夜中の映画で、内容は男女が海に放り出され鮫に襲われるもの。しかしパニック映画ではなくて、淡々とドキュメンタリー的な演出。これはショッキングというか、ダイビングをする者として、見るんじゃなかった。途中から見たので、なぜ二人が海の上に取り残されてるのかわからないのも逆にリアルだった。いわゆる太平洋ひとりぼっちなシチュエーションの本とか昔から好きなんだけど、それはもっとも「イヤな死に方」として「誰もいない海の上で孤独に一人死ぬ」というのがずっと心のベストテン第1位だから。それゆえに実際にそうなったときのことをイメージトレーニングしてるのかもしれない。暇があれば海に海に行こうとするのも、もしかしたら死に場所を探してるのかもしれない。絶対いやなんだけどね。
「オープンウォーター」という軽いタイトルとは裏腹に、ボディブローな作品。

予感

2009-07-09 | Weblog
東京都は選挙の予感。知らない駅前で鳩山代表と6人のSPと僕より若い立候補者。政治家の仕事は手を振ることと握手だと聞いたことあるが、確かに。鳩山さんの手の振り方は、昭和天皇のようでした。
それから東京に長いお別れをして、日本海に寄り道をしながら大阪に戻る。「チャイルド44」を一気読み。しばしハルメリやシンガポールやカフカや、なんならヤング!ジャンプ!に堺市民のことを考える。ある意味、無節操な演出をしているとつくづく思うが、青年団とかピッコロのような僕なんかより4周りくら胸囲がある人たちと話をしていると、深く感心するところも多いし、これからの役者たちと一緒に遊んでいるとわくわくする。外国は外国で、コミニュケーションハイのような状態になって頭がすかっとする。
てなことを考えてると一段落の気がした。車で言えば、いったんエンジンを切ってもいいが、そうすると怖い気もするので、やっぱり空ふかし。カーナビを広げてみるとなんか楽しそうな場所が現れた予感。
そして携帯が壊れて修理に白いのを出すと、黒いの貸してくれた。すべからく僕らは携帯の奴隷であるが、それが白か黒に一時的に変わってストレスが少しなくなる。電話番号もすべて消えたが、今はかなり背中が軽い。
明日はケバブで見知らぬドイツ人と観劇の後にお話。通訳を通してのコミュニケーションハイを楽しむ。

ホッピー

2009-07-03 | Weblog
東京の北にまだ滞在してる。芝居を見たり人にあったり、たまに行方不明になったりしている。昨日はいいむろさんと西村さんと新橋のホルモン屋で会合。いいむろさんとは今年の9月に素浪人ワルツを再び、それも韓国で。いいむろさんと僕はもともと東京生まれの大阪人間で、西村さんは兵庫の生まれの東京人間。ホルモン屋でホッピーというのがいかにも。ホッピーは関西ではほとんど飲まれてないんですよ。ホルモンはほるもんでっせ。
マイケル兄さんの話や北原白秋の話やフランス人の話が焦げ目をつける手前で焼かれていく。
どうにも公演が終わったばかりのせいで現実感がなく、当然の成り行きで喪失感もあり、飲むことと話すことで癒される。
ついつい地下鉄を敬遠し、山手線を身近に感じるのは関西人の環状線のせいか。

テリトリー

2009-07-01 | Weblog
ハルメリおわり。雨は小降り。ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。これ読んでくれてる人もありがとうございます。大阪からわざわざ来てくれた人もいて、それから世界一団の頃からのお客さんとか、他にもお久しぶりですお元気でしたかという方にも会えたし、もうほんとに、ありがとうございました。決心というほどのことでもないが、決心を。理想というほどのことではないが、理想を。
ピンクの家が黒い家に戻るのに四時間。壁に描かれたハルメリの文字は、春風舎の黒い壁の向こうに今もあると思うと少し楽しい。それから打ち上げは台湾料理屋。青島ビール。見たことない青菜。ところどころ記憶がない。最終的には朝方春風舎にもう一度いた。鶏寝ていた。
自分のテリトリーではない。というのがとても重要だ。はっきり確認した。テリトリーではないところでやっていこう。テリトリーではないからこそ、徐々にだけど、見えないものが見えてくる。楽しいな。次はロンドン。どこだよそれ。
帰りの地下鉄で、非常口のサイン。シンプルな緑色の丸い顔の人がドアを走り抜けているマーク。あれよく見ると、あの人少し楽しそう。吹き出しをつければ「逃げろ~~~」て感じ。