今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

返答体

2011-12-17 | Weblog
真夜中に年賀状の打ち合わせ。年賀状なんてここ20年くらい書いてなかったのだけど、去年から「おかきのみ」で書き始めた。年賀状展に出すためにだけど、小さい頃、小学生とか中学生の頃とか思い出す。あの頃は毎年、それなりに(子供ながらに)頭を悩ませ書いていた。もしかしたら最初の作品だったのかもしれない。そういう楽しみを思い出す。ありがとう山口君。そんでもって牡丹とゴドーの年内の稽古も終わり、あとはCAMP!!とギア。まったく、両極端な作り方のふたつだけど、どちらも頭を悩ませ、作っている。そして真夜中のダーツの旅。東京の渋谷に突き刺さる。プレイパークも動いています。これはこれで、頭の返答体、もとい扁桃体をつかっている。

なんでもないこと

2011-12-15 | Weblog
眠たい、何時だ、いま? え? もうなんだかよくわからない時間。自分の脳みそと対話する時間。まったくもって世の中にはいろんな人がいるね-。年末になると、いつも思う。あなたのこと、言ってるんじゃないですよ。つい間違ってツイッターなんか眺めてたら、自意識過剰な人たちのオンパレードでうんざりしますな。もちろん世の中は過剰な自意識を設定したゲームで回ってるようなもんですけど、それにしても、もっと身近なものだけを眺めて生きる方法もあるだろうに。などと、こんな場所でこんな時間に駄文を書いてる僕もまた、そういうゲームの片棒を担いでるんだろうな。ああ、これってストレス発散?もしかして。あれだけの人たちが電車の中で携帯電話をいじってるのはそういうことか。そういうことなのか!
なんでもないことを、ただ、まっすぐに挑んでこつこつ歩む人にあこがれる。唐突ですけど。この間、見た、月蝕を思い出す。ああいうものをただぼんやり見ることで、なにか得も言われぬ、満足感が、あると思う。

オリジナルテンポの演劇学校CAMP!!第2回Performance作品「嘘つきの一日」

2011-12-14 | Weblog
オリジナルテンポの演劇学校CAMP!!第2回Performance作品「嘘つきの一日」

ウソとホントのスキマに落ちた言葉とダンス

演劇を作るという行為は、
ウソについてどこまでも考える行為に違いないわけです。
演出をしているといつも思うのだけど、
役者さんはどうして暑くもないのに「暑いなー」とか、
好きでもないのに「愛してる」とか言えるのだろう。
スポーツやコンサートや美術と演劇が大きく違うのはそこかもしれません。
絶対的に、ここには「ウソ」しかない。
僕らは、ウソが何重にも張り巡らされた金網デスマッチで、
お客さんを楽しませ、笑わせ、感動させなくてはいけない。
まるでプロレスラーのように。
そこには役者の生き様や、興行主の歴史や、演出家の性癖があらわれるもので、
そういうホントのことが実は同じ質量で舞台にはあるんじゃないだろうか。
今回は、どこまでホントでどこまでウソかわからない、
「平凡で日常的なミステリー」です。
        
           
構成・演出 ウォーリー木下

出演:菊池明子, くにえださわこ, 熊倉加代子、五島清富、島林恵子、シンドウミチル、竹村奈津、室田彩乃、山崎洋平、吉田有希
ゲスト:平林之英(sunday・オリジナルテンポ)、兵頭祐香(オリジナルテンポ)、嘉納みなこ(かのうとおっさん)、有北雅彦(かのうとおっさん)、若旦那家康(ROPEMAN33)

会場:大阪市立芸術創造館 http://www.artcomplex.net/art-space/mb/
日時:2012年1月28日16:00、20:00 29日13:00、17:00
料金:前売2000円 当日2500円
チケット:https://ticket.corich.jp/apply/32745/ (PC、携帯共)

詳しくはコチラ:http://www.cursor.jp/camp/

習慣と思考

2011-12-11 | Weblog
昨日は牡丹灯籠の先行予約、みなさま、まだまだ先の公演だけど、予定を開けてくれてありがとう。今日からは一般発売です。
こちらでどうぞ!
https://ticket.corich.jp/apply/32492/006/
携帯用http://ticket.corich.jp/apply/32492/006/

石原さんと七味さんのゴドーもいったん作業は終わり。演じる、ということを一緒に考えてくれてありがたい。
地震のあとに、僕がまず思ったのは、自分で考える癖をつけよう、ということだった。自分で考える、というのは、ほとんどしてないような気がする。自分で考えた気になってることが多い。自分で考えるために必要なことを知ろう。そういう意味では知ることはさして重要じゃないなあと。
それはもちろん演劇にだって言えるし、それ以外の多くのことにももちろん言える。

ちなみにゴドーを改めて読んでても教えられることは多い。習慣と思考の間に足を突っ込んだ人たちのお話です。考える。考える。考える。寒い。

アイアムウェイティングフォーザマンはこちらで。http://hala-oshirase.blogspot.com/

今日は、メイシアター×sunday「牡丹灯籠」1日だけのチケット先行発売

2011-12-10 | Weblog
◇メイシアター×sunday「牡丹灯籠」1日だけのチケット先行発売
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sundayおなじみ、電話&ウェブによる先行発売実施!
お電話口ではsundayメンバー+スペシャルゲストが、ご予約お待ちしてます!

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日時■2011年12月10日(土)9時~22時

☆電話受付→06-6351-1554(お間違いのないようお気をつけください!)
■電話担当タイムテーブル■
9:00~11:00  吉陸アキコ
11:00~13:00 平林之英
13:00~15:00 赤星マサノリ
15:00~16:00 スペシャルゲスト第1弾:永津真奈、末永直美
16:00~17:00 スペシャルゲスト第2弾:田渕法明
17:00~19:30 井田武志
19:30~22:00 安元美帆子
この模様はsunday 公式twitter「sunday_GO」⇒http://twitter.com/sunday_GO
実況中継!

☆WEB受付
パソコン→https://ticket.corich.jp/apply/32492/002/
携帯→http://ticket.corich.jp/apply/32492/002/

先行発売特典■
1 購入順に見やすいお席をGET
2 出演者全員のサイン入りパンフレットをGET(本番当日引き換え)

■その他のご予約■
☆メイシアタープレイガイド 電話受付→06-6380-2221
※メイシアターでの電話予約はメイシアターメイトに限ります。
メイシアターメイト先行発売は一般会員2枚、家族会員1枚まで
_______________

Q 席はどうやって決まりますか?
A 入金順に良席をお選びして、発券いたします。

Q 購入後の予約変更はできますか?
A 指定席を発券しますので、購入後の日時変更・キャンセルはお受けできません。

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メイシアタープロデュース show劇場vol.6
sunday play日本の名作 『牡丹灯籠』

原作■三遊亭円朝
脚色・演出■ウォーリー木下
美術■野井成正
音楽■indigo jam unit

メイシアターとsundayががっつり組んで落語の名作「牡丹灯籠」を舞台化。
美術には空間デザイナー・野井成正の200本を竹を使用。
音楽には、豪快なツインドラムと繊細なメロディ、極太グルーヴで絶賛を浴びるindigo jam unitが参戦。
sundayメンバーに加え、豪華役者陣も加わった、豪華絢爛、換骨奪胎、奇々怪々な今春話題の舞台です。

日時■2012年3月8日(木)~11日(日)
8日(木)19:00
9日(金)14:00 / 19:00
10日(土)11:00 / 15:00
11日(日)15:00

会場■吹田市文化会館 メイシアター 小ホール WEBサイト
※お客様用駐車場がございませんのでご来場の際には電車・バスなどをご利用下さい。

料金(全席指定)■前売2,500円  当日2,800円
※未就学児童のご入場はお断りしています。

出演者■
赤星マサノリ 平林之英 井田武志 宮川サキ 安元美帆子 吉陸アキコ
田淵法明 松永渚 永津真奈(Aripe) 竹ち代毬也 末永直美(VOCE企画) や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)
野村侑志(オパンポン創造社) 浜本直樹(DanieLonely) クールキャッツ高杉(イッパイアンテナ) 殿井歩 大河原瑞穂(悪い芝居) 山本杏奈

誰もいない地下鉄

2011-12-08 | Weblog
わりと平穏でいることの方が多いのだけど、ときたま、限りなく暗黒のように落ち込む。まるで地下鉄にひとりで乗ってったら周りに誰もいなくなって、どこどこ進んでいくように。前も後もわからない。そういうときは、眠るしかない。目を覚ましたら、そこはいつもの地下鉄で、人々が平穏に暮らしてる。そう信じて。でも目を覚ましても、そこには誰もいない。どこに進んでいるのかわからない。なぜならこれは夢なんかじゃないからだ。仕方がない、一番前の運転席まで行ってみる。でもそこには誰もいない。どうやらこの電車は無人で動いてるようだ。途方に暮れる。でもこのままここに乗っていれば、いつか、取り返しのつかない場所にたどり着いてしまう。それはなぜかわかる。はっきりとわかる。そういうときは「スピード」のキアヌ・リーブスみたいに、ドアをこじあけて、走ってる電車から飛び降りる。それはとても恐ろしいことだけど、勇気と覚悟がいるけれども、するしか仕方ない。それしかこの現実を打破する方法はないからだ。
でも恐ろしいことにその先もまた悪夢は続いたりする。飛び降りた先が別の車輌の中だったり。そこには相変わらず誰もいない。ひとりで暗闇を進んでいる。

僕が、ゴドーとか牡丹灯籠とか、この間のハイ/ウェイもそうだったけど、そういう作品の中に見つける興味はそういった悪夢の連鎖のようなものだったりする。もしくはそこにはまった人のおかしみとか、勇気とか、現実への復讐とか、やんなっちゃうなーといった感慨とか、飛んだ先の景色とか。

音楽と演劇

2011-12-07 | Weblog
マキ凛花さんとindigo jam unitさんとルーリードさん(とメタリカさんの競演)の新譜を聴いてる。マキさんは今までに3回一緒に舞台を作ってる。今回のアルバムにはそのときのいくつかの思い出の曲も入っていて、とてもうれしい。indigo jam unitさんは今度の牡丹灯籠の音楽。辻コースケさんからの流れで念願叶う。ベイシスレコードさんにはお世話になります。ルーリードさんにはもちろん会ったことはない。石原さんと七味さん競演の「アイ・アム・ウェイティング・フォー・ザ・マン」のタイトルに勝手に彼らの曲名を使わせてもらった。ベルベットアンダーグラウンド、まだ僕が大学生のころに行ったことのないニューヨークの地下のファクトリーで白髪の画家としゃがれた声の男と、女、そのグルーピーたちの退廃的な物語を想像しながら聴いていた。まだ本物のニューヨークを知らない頃だ。僕の想像のニューヨーク(脳内ニューヨーク)はベルベットなくしては考えられない。
こうして考えても、音楽に影響を受けて僕の演劇はほとんど作られている。
そういえば音楽と演劇の年賀状展という面白い企画をやってる山口くんは、まさに音楽と演劇の生きるグルーピーで、その生き様がこの展覧会に創出される。去年も参加しましたが今年もオリジナルテンポのおかきのみで参加します。
そして彼にすすめてもらったoono yuukiさんを今は聞いてる。僕の周りで何人かの音楽クレイジー(ノーライフノーミュージック)、いわば耳利きがいるのだけど、僕はだいたい彼らのすすめるがままに音楽を享受している、その中でも山口くんの趣味の良さと幅の広さは特筆すべきで、もしも彼がCDショップを開けば、儲かりはしないと思うけど、確実に誰もが音楽を好きになると思う。

牡丹灯籠、先行発売は今週土曜!!

2011-12-05 | Weblog
メイシアター×sunday「牡丹灯籠」1日だけのチケット先行発売、決定!!

メイシアターとsundayががっつり組んで
落語の名作「牡丹灯籠」を舞台化。
美術には空間デザイナー・野井成正の200本を竹を使用。
音楽には、豪快なツインドラムと繊細なメロディ、
極太グルーヴで絶賛を浴びるindigo jam unitが参戦。
sundayメンバーに加え、豪華役者陣も加わった、
豪華絢爛、換骨奪胎、奇々怪々な今春話題の舞台です。

日時/2011年12月10日(土)9時~22時

【sunday 先行発売】
sundayおなじみ、電話&ウェブによる先行発売実施!
お電話口ではsundayメンバー+スペシャルゲストがお待ちしてます!
先行発売でチケットを購入くださった方には、
ご来場当日、出演者全員のサイン入りパンフレットをプレゼント。

☆電話受付/06-6351-1554(お間違いのないようお気をつけください!)
電話担当タイムテーブル
9:00~11:00  吉陸アキコ
11:00~13:00 平林之英
13:00~15:00 赤星マサノリ
15:00~16:00 スペシャルゲスト第1弾:永津真奈、末永直美
16:00~17:00 スペシャルゲスト第2弾:田渕法明
17:00~19:30 井田武志
19:30~22:00 安元美帆子

☆WEB受付/パソコン→https://ticket.corich.jp/apply/32492/002/ 携帯→http://ticket.corich.jp/apply/32492/002/

先行発売特典/
1 購入順に見やすいお席をGET
2 出演者全員のサイン入りパンフレットをGET(本番当日引き換え)

メイシアタープレイガイド 電話受付/06-6380-2221
※メイシアターでの電話予約はメイシアターメイトに限ります。
メイシアターメイト先行発売は一般会員2枚、家族会員1枚まで

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メイシアタープロデュース show劇場vol.6
sunday play日本の名作
牡丹灯籠

原作/三遊亭円朝
脚色・演出/ウォーリー木下(sunday)
美術/野井成正
音楽/indigo jam unit

日時/2012年3月8日(木)~11日(日)
   8日(木)19:00
   9日(金)14:00 / 19:00
   10日(土)11:00 / 15:00
   11日(日)15:00

会場/吹田市文化会館 メイシアター 小ホール WEBサイト
   ※お客様用駐車場がございませんのでご来場の際には電車・バスなどをご利用下さい。

料金/前売2,500円 (全席指定) 当日2,800円
   ※未就学児童のご入場はお断りしています。

出演者/
赤星マサノリ
平林之英
井田武志
宮川サキ
安元美帆子
吉陸アキコ

田淵法明
松永渚
永津真奈(Aripe)
竹ち代毬也
末永直美(VOCE企画)
や乃えいじ(PM/飛ぶ教室)

野村侑志(オパンポン創造社)
浜本直樹(DanieLonely)
クールキャッツ高杉(イッパイアンテナ)
殿井歩
大河原瑞穂(悪い芝居)
山本杏奈


チケット販売/2011年12月11日(日)一般発売開始
一般発売取り扱い
・sunday WEB http://sunday-go.jp/botan/index.html
・メイシアター プレイガイド 06-6380-2221
 ※メイシアターでの電話予約はメイシアターメイトに限ります。
・ローソンチケット 0570-084-005(Lコード:56248)
・豊津ファミリーショップ内 友化粧品

お問合せ/メイシアター(吹田市泉町2丁目29-1) http://www.maytheater.jp/
電話:06-6380-2221 FAX:06-6330-7230


まるだらけのくに

2011-12-02 | Weblog
オリジナルテンポお絵かき部おかきのみのぴあの連載も第2弾、今回のタイトルは「まるだらけのくに」。http://kansai.pia.co.jp/series/okakinomi/
「ホーホー」と同じように、1時間くらいでさらっと書いた作品ですが、僕の中ではこういう絵本は時間とは関係なく別の力、簡単に言えば瞬発力が必要で、100m走のような筋肉で書きました。100m走なので、苦しいと思う時間もなく、終わります。終わったあとにはーはー息は乱れてますが、無心で走る心地よさは他ではなかなか得られません。


翻訳

2011-12-01 | Weblog
牡丹灯籠の翻訳作業。三遊亭圓朝という歴史的落語家が100年以上前に創作したドラマを僕なりに換骨奪胎。メイシアターの宮本さんがこの話を持ちかけてくれたとき、牡丹灯籠?なんだそれ、だった。名前は知ってるけど、よく知らん。番町皿屋敷とごっちゃになってたくらいだ。岩波から出てる文庫を買って読んでみると、驚いた。浦沢直樹的な迷宮的ストーリーテリング、北野映画かと思うような暴力描写、タランティーノのようなスピード感。どれも僕の好みだ。翻訳してても楽しい。翻訳とはいっても、なるべく江戸言葉をそのまま使う。この案配がまた楽しい。これが終わったらゴドーの翻訳が待ってる。オリジナルでゼロから書くのも楽しいけど、あっちは苦しいが勝ってる分、こういうリメイクの方が違う脳みそが動いて、健康にもよい。