今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

冷え性

2005-11-30 | Weblog
冬は嫌いではない。
おそらくどの季節よりも好きだけど、1つだけ困るのは、冷え性なことだ。
朝起きると、自分の身体が氷のようになってる。
すぐにお風呂に入って、解凍しないと、何一つできない。
実は地震以降、この体質に変わった。
その因果関係はわからないが、ともかくそれが唯一の後遺症だ。

服部くん

2005-11-28 | Weblog
服部正太郎くん。今やってる「ワイルド番地」の音楽監督。
一緒に芝居を作るのは今回が2度目。
前回は今年の3月にやったダンス公演の全曲を作ってもらい、
今回も同様に全曲作曲、さらには生演奏もしてもらう。
そうそう、実は「ワイルド番地」は全編オリジナル曲の生演奏なのです。
楽器ができる役者だらけなので、そういう人を集めたのだけど、
結果、芝居の製作以外に、音楽もみんなで作っている。
言ってみれば普通の演劇の2倍の作業がある。
こりゃ大変だ、なのだが、服部くんが音楽監督をしている以上、
問題はまったくない。
この人の引き出しの多さ、懐の深さ、技術の高さ、そして人柄のよさ、
どれをとってもホントに信頼できるし大船に乗ってる気分。どんぶら。
毎日次々とできあがるスコアをみんなで演奏して、唄ったりしている。
今のところどの曲も最高に素晴らしいし、グッとくるフレーズが必ずある。
根の部分がポップなセンスを持ってるので、
演劇という異分野なジャンルに収まっても、
そこははみ出しながら調和をしてくる独特のキーがある。
それに一番感動なのは、僕らがやろうとしている言葉では説明できない作品を、
きちんと音楽で説明してくれて、かつライブとして有効な方法で、
僕らを(同時に観客を)別の次元に(僕の想像できないような)場所に運んでくれる。
これはありものの曲では実現できないと思う。
そして服部くんだからできるのだとも思う。
期待しててください。
服部くんがリーダーのバンドstoned soul picnicのホームページはこちら
最新アルバム「dectra soul」もとてもいいですよ。大型レコードショップでならどこでも手に入ると思うから聞いてみて。

フレンズ 

2005-11-27 | Weblog
アマゾンで予約していた「フレンズ・ファイナルシーズン」のDVDボックスセットがついに届いてしまった。
見たい。見たいけど、これを見たらもうおしまいだから見たくない。
しょうもない狭間で揺れ動く。
確かに「フレンズ」のコメディドラマとしてのピークは、シーズン3~6くらいだったとは思う。
でも、僕にとっては「北の国から」に続く等身大の成長ドラマになっていて、
その面白さで言えば、シーズン7以降のめくるめく展開がたまらない。
現実的には今は見てる暇は無いので、年末年始の楽しみにとっておこう。
ホント誰か、「フレンズ」の面白さを徹夜で語り合いませんか?

とかいいながら最近は「sex and the city」が面白くてしょうがない。
これは深夜にテレビでやってるのを偶然発見した時にだけ見てるのだけど、
確かにああいう切り口で笑わせるドラマって今までなかったなあと感心する。
これがまた偶然アマゾンでコンプリートボックスが発売されてた。
んー。悩む。

あ、「24」は一切手出しません。

伊東くん、ワンダさん

2005-11-22 | Weblog
どうもこんばんわ。
みたいな書き出しをしてみた。少し新鮮。
さて、この二日間は「ワイルド番地」の稽古も小休止で、
その間に僕は来年の頭にHEP HALLでやる公演のチラシ撮影に立ちあっていた。
ロケ場所は関空。両日とも天気がよく、最高に気持ち良かった。
飛行機も普段より幾分か機嫌良さそうに見えたが、それはおそらく錯覚だ。

カメラマンは伊東くん。
僕の中で伊東くんは、カメラマンというよりも写真家。
たくさんのカメラマンといろんな現場に行ったけど、
やはり伊東くんの仕事がどこか居心地が良い。
それは長い付き合いだし、同い年だし、彼のスタイルに安心感があるからだろうけど、それ以外にも、彼の持つ独特の獣のような匂いが好きなのだと思う。
僕にはまったくない匂いで、羨ましいとは思わないが、男としてかっこいいなあと思う。
同世代でそういう人は非常に少ない。
ちなみに来年子供が産まれるそうだ。
最近、げんなりする話題が僕の周りでは多かったので、とても嬉しいニュースだった。本気で、子供たちのために世界をよくしていきたいって思うよ。
その方法を考えなくては。できれば穏便な方法でね。

さてもう一つ、台湾で非常にお世話になったプロデューサーのワンダさんが来日してるので、オリテンメンバーみんなで会いに行った。
明日から東京の新宿タイニイアリスという劇場で、ダンテの「神曲」をモチーフにした公演をしている。
大阪・台北・香港の3チームが合同で作ったんだって。
ちなみに大阪組の演出はこれまたいつもお世話になってるレプリカントの佐藤さん。もし興味があれば見に行ってみてください。
タイニイアリス


写真はチラシ撮影中の一コマ。後から走ってくる人物は誰だ?

テンションの相場

2005-11-19 | Weblog
ここ数日、実は人生で初めてのちょっとした奇跡が起こっている。
それはもう自分の精神と肉体がちょっとおかしくなるようなことだ。
いい意味で。
ここでその内容を詳しく言わないのは、聞いたとしても
あまりにも僕の個人的なことすぎて、きっと「へー」としか感想が出ないだろうからだ。
それは僕にとってはのぞむことではない。
だから言わない。
でも、もうそれは寝る時間がまったくなくなるくらいにテンションの高いことなので、
いまここに書き記してみた。
テンションの為替相場みたいなものがあれば、今僕はだいぶ高騰している。
でもきっと買い手はいない。使い道のない相場だ。
残念ながら、恋愛の話ではありません。

16人いる

2005-11-18 | Weblog
今やってる「ワイルド番地」には総勢16人の役者が出る。
16人が多いのか少ないのかはよくわかならいけど、
今の僕にとってはとてもいい人数だなあと日々感じている。
なんだか原始的な村の村人の数のような気がする。
もしくは、法事に集まった親類縁者の数というか。
稽古場は毎日ちょっとした祭りのようになっている。
今日からはファントマに出ていた高須さんと坂口さんも合流し、
稽古場の温度が5度くらいあがった。
本番は120度くらいになってるよう目指そう。
そう思う。
詳細はこちら→kavc.or.jp

よかったらやってみて

2005-11-17 | Weblog
先週発売されたプレイステーション2ゲームソフト「忍道 戒」。
CMでもバンバン流れてるから知ってる人もいるかもしれないけど、実は僕が脚本で参加してます。
物語が重要ではないものだけど、
ゲームを作る現場に1年くらい関わって、
いろんなことを勉強したよ。またいつかやってみたいね。
もしよかったらやってみて。
と言ってる僕がPS2を持ってないので、まだしてないんだけど。
ちなみに、うちの劇団員もキャラクターの動きを演じてたりしています。
やってみれば誰の動きかはわかるかも、です。

井上さん

2005-11-15 | Weblog
井上さんは、かなりの美人でスタイルもよく、
さらには仕事もバリバリできる演劇の人だ。
いわゆる才色兼備なのだが、
どことなくその行動が独特のテンポのために、
みんなからはあんまり羨ましがられない。
簡単に言うと、おかん、ぽいのだ。
最近も、打ち合わせの時にティッシュペーパーの箱くらいの大きさの重たそうな物体をカバンと一緒に持ってるので
それ何?と聞くと、電動自転車のバッテリーと答えた。
一緒に打ち合わせに行くたびに、まずその話題になる。
先方は必ず聞く。それ何? で井上さんはこう答える。電動自転車のバッテリーです。
みんなはそれ以上は聞かないようにしているが、
僕は気になったので、2人きりになった時に、なんで?と聞いてみた。
電動自転車のバッテリーをなんで持ち歩いてるのか?
電動自転車は駐輪してる時はバッテリーを外さなくちゃいけないのか?
彼女はこう答えた。
「弟にそう言われたから」
ぎゃふん! 理由になってない。
ちなみに言うと井上さんは、僕の人生の中で出会った初めての日傘をさす人です。
日傘といい、電動自転車といい、僕文化にないアイテムを次々と持ってくるので、
僕の中ではちょっとしたドラえもん的存在になりつつある。
もしくはジャパネットたかた的存在というか。

ごしごし

2005-11-14 | Weblog
この年齢になって知ることが多い。
たとえば、洗顔の方法。僕はごしごしすればいいのだと思っていた。
ごしごしはダメらしい。
たっぷりの泡を作り、ふわふわするのがいいらしい。
もう一度言う、ごしごしはダメなのだ。
まったく興味のないことなので、その方法なんて考えたこともなかった。
肌のことを考えてやるならば、ごしごしはダメなのだ。
ちなみに髪の毛もごしごしはダメらしい。
つまり、基本ごしごしはダメなのだ。
え、じゃあ・・食器もごしごししない方が良いのだろうか。
もうなんだかごしごしすることが怖くなってきた。
世の中わからないことが多いぜ。

ジャスト・キープ・ウォーキング

2005-11-10 | Weblog
歩きながら携帯電話を使ってる人だらけの国になってしまったことを別に憂えたりはしないけど、
先日、歩きながらハードカバーの小説を読んでる女子高生を目撃。びっくら。
トラックの運ちゃんがサンデーとか読みながら運転してるのと少し似てる。
彼女は熟読していながらも、きちんと歩は進めていた。
器用なのか危険なのか、わからない。
そういえば歩きながら音楽を聴いたり、ハンバーガーを食べたり、化粧をしたりしている人はいる。
モラルとして、は今は一切考えずに、人は歩きながらどこまでできるのだろうと考えたりした。
器用な人ならシャンプーとか、料理とか、科学実験くらいはできそうだ。
家という概念がなくなった未来、人は歩きながら寝るような気がする。

歩きながらと言えば、S・キングの「死のロングウォーク」は面白い(キングの作品で一番好き)。
歩いたり走ったりする話がたぶん好きなんだと思う。「長距離走者の孤独」とか。

交番

2005-11-08 | Weblog
最近、交番が気になってる。
暇があれば近所の交番の前で、ぼーと交番を観察している。
今のところお巡りさんに注意されないので、
交番を観察することは特に悪いことではないようだ。
厳密に言えば交番に興味があるのではなくて、交番で働いてる人たち、つまりお巡りさんに興味があるのだ。
僕の交番には、女お巡りさん、つまり婦警さんもいて、
時たま男と女のお巡りさんが交番の中で談笑している。
ちょっといちゃついているといっても言い。
このまま僕に見られていることを知らずに
キスでも始めるんじゃないかと少しドキドキする。

ところで、あの交番前に必ずある「今日の交通事故の死者数」(写真)は、いったいなにが言いたいのだろう。
僕は小さい頃からあれが怖くて、
今日の死者数のところに「2名」とか書いてあると、
過分に自分の生き方を反省してしまう。
たとえば、今からコンパに行くぞ!って時に、あれを見てしまうと、
ああ2人も死んでんだ、行くの止めよう、と思ってしまう。
そういう効果(コンパ防止)のためなのか、あれは?

ノープロブレム

2005-11-07 | Weblog
英語で外人と話さんといかんとき、
もうなんかよくわからん時は、
ノープロブレムとひとことで片づけてしまう。
そんなわけないのに。
日本にいようが、どこにいようが、
ノープロブレムな状態など、まず間違いなくこの人生に一度も訪れていない。
どうやら、どうしようもない問題が目の前に現れると、
ノープロブレムと思い込み、そこから逃げようとする癖があるようだ。
僕には、そういうずるいところがある。
これがもちろん重度になると後で大問題を引き起こし、
軽い時に片づけときゃあ良かったなあと後悔するのだ。
なるべく早めになにかをする、ということが大事なのだ。

なんてことはわかってる。

わかってるのになぜに治らないかと言うと、
ノープロブレムと思い込むことで、案外と問題がホントになんの問題でもなくなったりすることがあるからだ。
思い込みのすごさ。時にノープロブレムとつぶやくことで、ふっと問題が消えてなくなったりするのだ。
これはなんなんだろう。
消えてなくなる時と、雪だるま式に大問題に発展する時、その違いはなに?
結果が出てみないとわからない、くじびきみたいな原理なんだけど、
これが事前にどっちにころがるのかがわかる能力が身につけば、
スーパーなんちゃら人になれるのになあと夢想する。

デューク更家

2005-11-05 | Weblog
梅田の横断歩道をデューク更家が歩いていた。
僕の後を歩いていた。
もちろん普通に歩いていた。
腕を伸ばしてくねくねしてはいなかった。
それどころか大きな声でお金の話をしていた。
さみしいようなうれしいような。

今一番気になる映画

2005-11-03 | Weblog
今一番気になる映画は「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」だ。
ヴァネッサ・パラディが、もちろん主演(シナリオ読んで一発快諾!)。
で予告編の、ヴァネッサ・パラディの名前の上には小さく「ジョニー・デップの嫁」。
もはや勝負の行方は気にならない。
なにもかもがどうでもいい。
仕事を辞めて、旅に出たくなる。
タイトルと予告編だけでそんな気分にさせてくれるって、すげえなあ。
ここで予告編見れるよ

たぶん芝居の評論が難しい理由の一つでもあると思うのだけど

2005-11-02 | Weblog
今週は色々と劇団員の芝居がめじろ押し。
全部いけるかどうかはわかんないけど、
きっとどれもそれぞれ面白いのだろうなと想像し成功を祈る。

こうして考えると毎日世界中でいろんなお芝居が、
雨水が地面に落ちてドブに流れていくように、現れて消えていってるわけですよね。
その収集のつかなさ、途方のなさ、把握の不可能さ、
見れないもんだらけで、知れないもんだらけ。
芝居は映画や音楽と違って、コピーされて大量に配布されたりしないから、
余計にその量と質は把握しきれない。
何が言いたいかっていうと、
1,世界のどこかにはきっとものすごい面白い作品があるんだろうけど、それに出会うことなく、僕は芝居を作ってるんだろうな。それは残念だなあという気持ち。
2.人が知覚できる範囲なんてそもそも半径1M。その世界を大事に生きることが、大事。
3.自分の作ってるものも含めて、それらは結局雨水の1滴、だと思う。難しく考えずに、気楽に取り組もう。
4.そしてたぶん芝居の評論が難しい理由の一つ。