服部正太郎くん。今やってる「ワイルド番地」の音楽監督。
一緒に芝居を作るのは今回が2度目。
前回は今年の3月にやったダンス公演の全曲を作ってもらい、
今回も同様に全曲作曲、さらには生演奏もしてもらう。
そうそう、実は「ワイルド番地」は全編オリジナル曲の生演奏なのです。
楽器ができる役者だらけなので、そういう人を集めたのだけど、
結果、芝居の製作以外に、音楽もみんなで作っている。
言ってみれば普通の演劇の2倍の作業がある。
こりゃ大変だ、なのだが、服部くんが音楽監督をしている以上、
問題はまったくない。
この人の引き出しの多さ、懐の深さ、技術の高さ、そして人柄のよさ、
どれをとってもホントに信頼できるし大船に乗ってる気分。どんぶら。
毎日次々とできあがるスコアをみんなで演奏して、唄ったりしている。
今のところどの曲も最高に素晴らしいし、グッとくるフレーズが必ずある。
根の部分がポップなセンスを持ってるので、
演劇という異分野なジャンルに収まっても、
そこははみ出しながら調和をしてくる独特のキーがある。
それに一番感動なのは、僕らがやろうとしている言葉では説明できない作品を、
きちんと音楽で説明してくれて、かつライブとして有効な方法で、
僕らを(同時に観客を)別の次元に(僕の想像できないような)場所に運んでくれる。
これはありものの曲では実現できないと思う。
そして服部くんだからできるのだとも思う。
期待しててください。
服部くんがリーダーのバンドstoned soul picnicのホームページは
こちら
最新アルバム「dectra soul」もとてもいいですよ。大型レコードショップでならどこでも手に入ると思うから聞いてみて。