今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

グルリル東京公演チケット発売開始!!

2012-09-30 | Weblog
sunday play#5「グルリル」

■会場■パルテノン多摩 小ホール

■日時■2013年1月11日(金)~12日(土)
1月11日(金)19:00
1月12日(土)14:00

■料金■全席指定一般3500円 友の会3000円 学生2000円
※当日は各料金500円増し
※友の会=パルテノン多摩友の会アテナクラブ会員
※学生券購入の際は学生証をご提示ください。 ※未就学児入場不可
※京王パスポートカードポイントサービス対象(チケットパルテノンでの店頭購入に限ります)
チケットはこちらで→
・チケットパルテノン 042-376-8181(休館日を除く10:00~18:00)
・sunday(サンデイ)
  PC:https://ticket.corich.jp/apply/40483/002/
  携帯:http://ticket.corich.jp/apply/40483/002/
・イープラス http://eplus.jp/
・チケットぴあ 0570-02-9999(音声自動応答予約)Pコード:423-321
・ローソンチケット 0570-084-003 Lコード:37876

秋祭りと公開処刑

2012-09-28 | Weblog
毎日、執筆&稽古。いつもそうなんだけど本を書いてるときは不思議なことがわりとよく起こる。引力みたいなものが働くのかただの錯覚かわからないけど、自分の中ではそういう状態(若干トリップしてるんだと思う)になってはじめて本を書いてるんだなと思える。まだまだゴールは見えないけどがんばります。そんな中、リーディングがあります。途中まで読みます。ていうか当日も僕は現場でずっと書くらしいです。そういう机が用意されるそうです。でイベントのフィナーレでエンドマークを押す(そうです)。公開処刑ですね。でいうか僕が言い出したんだけど。いやはやがんばります。以下、案内です。
・・・・・・・
今週土曜日、「グルリル」リーディング&sunday秋祭りが梅田の中崎町イロリムラで開かれます。元シェフの宮川サキによるグリル「グルリル」もオープン!おいしい食事と飲み物用意してますよ~。それとsundayメンバー&グルリルゲスト陣による出し物(東京から小松利昌も参戦!)コーナーやウォーリー木下の生執筆見学会もあります!そしてsundayの歴史をひもとくトークにはゲストとして黒田武志さん(世界一団時代からチラシをデザインしてくれてる影の演出家です!)が登場。今までの映像を見ながらsunday作品を分析してもらいます。そして最後はグルリルリーディング。できたてほやほやの生原稿をゲーム感覚(稽古場の雰囲気)でアクティブにリーディングします!「グルリル」の世界に触れてみてください。18時スタートです。お待ちしてます!!
ご予約はこちらから。当日飛び込み参加もokです!!
PC用 https://ticket.corich.jp/apply/40028/
携帯用 http://ticket.corich.jp/apply/40028/

グルリル

2012-09-19 | Weblog
その本に出会ったのはひょんなことがきっかけだった。もう10年以上前、僕はある夢を見た。
目覚めた時にはただ「グルリル」という地名が出てきたことだけを覚えていた。そこで僕は何かひどい目にあって、それは寝汗でわかった、でもそれがどんなひどい目なのかは全く覚えていない。
それから7年後、今度はプラハに旅行にいったとき。現地の友人とその恋人(ドイツ人の男性)の家に泊まらせてもらった。そのドイツ人は日本語が上手で、日本の文化にも詳しく、ムーンライダーズと石野卓球のファン、僕らは朝まで喋り明かした。
そのときに、彼がいま日本語に翻訳しているSF小説の話になった。それが「近未来グルリル」である。僕はそのコピーをもらい、旅の間に読んだ。その街は灰のようなものがずっと降り続いていた。
そしてさらに時間が流れ、つい先日だ、次回作のタイトルを決めなくてはいけない〆切りの日がきた。思いつかないままネタ帳を広げ、ぱらぱらめくっていると「グルリル」という文字があった。夢で見た地名、と書かれている。僕は急いで訳文のコピーを探したが見つからなかった。
旅先で捨ててしまったのだろうか。プラハの友人に連絡したが、彼とはもう別れて今はどこにいるのかは知らないの、と言われた。途方に暮れて、外を歩いてると上から雪が降ってきた。7月だというのに。目の前を「グルリル~!」と呼ぶ女性が通り過ぎる。一匹の猫が向こうの壁の上でニャーと鳴いた。
ーーー2時間、灰のようなものが降り続ける、地層の演劇。

19世紀のポーランドの無名作家が書いた
20世紀が舞台のSF小説「近未来グルリル」を下敷きに、
21世紀のsundayが新たな演劇作品として立ち上げる。





sunday play#5「グルリル 」
■作・演出:ウォーリー木下
■出演:赤星マサノリ 平林之英 井田武志 宮川サキ 安元美帆子 吉陸アキコ 椎原小百合
澤村喜一郎(ニットキャップシアター) 岡嶋将英 榎園実穂
■会場:ABCホール(大阪)
■日時:2012年
11月9日(金)14:00☆ / 19:00
11月10日(土)13:00 / 18:00
11月11日(日)16:00
■料金:(全席指定)
前売3800円/当日4000円
学生2500円(sundayでのみ予約受付、当日精算のみ。当日券の扱いはありません。)
☆プレミア割 前売り3300円/当日3500円(☆9日(金)14:00のみ)
※学生チケットはご来場当日受付で精算下さい。受付の際は必ず学生証をご呈示ください。ご呈示いただけない場合は通常料金となります。
※当日券は残席数に応じて販売いたします。混雑状況によってはお立見、またはご入場頂けない可能性があります。

チケットはこちらから!
http://ticket.corich.jp/apply/38729/003/

■最新情報はsundayのホームページでご確認ください!
sunday(サンデイ)HP ⇒ http://www.sunday-go.jp/

■東京公演あります!
2013年 1月11日ー12日
@パルテノン多摩
詳細は後日アップ致します!


身体は雄弁、言葉は訥弁

2012-09-18 | Weblog
先週は、神戸のダンスボックスで若い振付家やダンサー15人とワークショップ。テーマは演出。正直、緊張した。というか演出をテーマにWSって実はやったことない。大丈夫かおれ?という不安と、なんくるないさーという楽観の狭間で、楽しもうと。あらゆる極意。でも珍しくレジュメを作ったりもしてみた。演出とはいったい何なのか?ダンスに客観性というものはいるのか?観客のためなのか、キャストのためなのか。いろいろ喋って聞いて、動いてみた。ダンサーの人たちの独特の観念的発想は面白い。役者と同じだなーと思うところもある。アイデアを考えることはどの分野でもみな楽しそうだ。動いてみてわかることもある。身体は雄弁で、言葉は訥弁。それから神戸と大阪にオープンする新しい施設のことで諸々。グルリルのことで頭がグルリル回ってる。真夜中の力を借りた話になりそうだ。

マラソンのスタート

2012-09-17 | Weblog
9月になり、sundayの稽古も始まった。初日はいつも気が重い。ホームグラウンドというのは、それだけプレッシャーがあるからというのもあるけど、それよりも1年に1回という公演形態によるものが多い。つまり1年間何をしてきたかが試されるからだ。去年と今で自分の中で新しい野心とか発見とかスキルとか世界に対する向き方とか、そういうさまざまなものが進化してるのか。あたりまえだけど1年くらいで変わるものじゃない。これから2ヶ月間で変えるのだ。そのための公演、そのための今までの1年間。激しいワークが始まることになる。神経と体力、マラソンのようなものがはじまる。そう考えると気が重い。しかし実際のマラソンもそうだと思うけど、いざスタートラインをこえてしまうと、楽しいも増える。景色は変わるし、何にもまして併走するランナーがいるのだ。今回は3人のゲストも一緒。いろいろイベントなどもありますので特設サイトごらんください。http://sunday-go.jp/gururil/top.html#gotop

その場にいる人数が増えると、コミュニケーションの質はどのように変わるのか。そして指演劇

2012-09-16 | Weblog
毎週月曜の夜は高槻にいる。今年初めの吹田といい、大阪北部に縁があるようだ。どちらも阪急沿線なんだけど、やはりその経路は複雑で、慣れてない人間を時たま放心させる。高槻に行きたいのに、(十三と淡路、この2つの駅で音もなく分岐器が変わる)気づいたら千里線に乗ってて吹田駅にいるときもあれば、高槻市駅だと思い降りたら茨木市駅だったなんてこともある。駅の外に出て、数歩歩いてなんか違うって思って、でも何が違うのかわからないとき、あの放心状態というか、めまいのようなものは阪急電車による一種の私小説的アトラクションなんじゃないだろうか。と思わざるを得ない。高槻のアクターズラボは、他の仕事がほぼアウトプット過多だとすれば、これだけはインプットしながらアウトプットという、とてもバランスのとれたもので、大学時代のゼミを思い出す。以下のブログに助手の伊藤君が書いてくれてるレポートが毎週掲載されています。タイトルだけでも面白いよ。「その場にいる人数が増えると、コミュニケーションの質はどのように変わるのか。そして指演劇」とか「嘘をつくのは難しい」とか。面白そうでしょ。伊藤君はそういうネーム付けセンスがとてもいい。
http://actorslabo-worry.blogspot.jp/

カプリチョーザ、財布、京都

2012-09-15 | Weblog
韓国から帰国した翌日はイタリアだった。もちろん本物のイタリアでなくて、堺筋本町のイタリア。イタリアからやってきたプリマのワークショップを見学。来年3月にするオペラのオーディションがあった。なんで僕がオペラの演出をさせてもらえるのか(それも二期会!)いまだにぴんと来てないが、いろいろ勉強したりイタリアの人と話をしたり、関西二期会の人と話をしていると、得も言われぬ興奮がくる。しかしみなが「カプリチョーザ♪」と唄ってるのを聞いて、一瞬カプリチョーザが舞台なのか、と思ったけどたぶん違う。誰もイタリア料理店のことは唄わないと思う。話は変わるが、韓国からの帰りの空港で、人生ではじめて自分で買おうと思って財布を買った。人にもらうか、急場しのぎで目の前にあるものを買ったことはあるが、いわゆる「あ、これ欲しい」と思って買った財布ははじめてだ。DFSで安かったのもあるし、なんか自分の中で新しい気持ちに向かわなくてはと思ったのもある。たいして大人な財布ではないけど。そしてその翌日はギアのバージョン2を見に行き京都に。ジャグリングの酒田君が2週間で人ってここまで変わるんだ、ってくらいに成長してて驚いた。そのあとは芸術センターに筒井君作品。とてもシンプルだけどとても複雑。ミステリー的。そこで松本さんや伊藤君にも会う。いつか芸センで作品をつくりたい。

8月の韓国のことについて少しだけ覚えてることを

2012-09-14 | Weblog
2年前に1ヶ月間レジデンスをした街。それ以外でも2回訪れてる。街で知り合いに出会う確率も多い。みな、僕のことをウォリヒョンと呼んでくれる。田舎に帰ってきた気分だ。まだこれからも何度も行くことになればよいし、行くだろう。
何度か雨は降ったが基本的には気持ちのよい天候だった。前半の10日間は市民の人たちと前夜祭のためのパフォーマンスを製作。毎日、稽古をした。演劇を始めた人、したことない人、主婦の人、学生の人、さまざまだ。下は中学生で、上は60歳くらい。15人集まった。行く前にキヨとふたりで段ボールに映像を投影してそれを動かすことでシーンが変わっていく映像×パフォーマンス作品をつくろうということは決めていた。それ以外は行ってからだ。初日のワークショップからエンジンがかかって、次々とアイデアが浮かび、みなも一生懸命、同時にわいわい言いながら順調に進んだ。村祭りの出し物準備のような感じだ。もう10年以上のつきあいになるウンギさんのおばあちゃんが亡くなったと連絡受ける。僕とキヨもお葬式に出る。外国で葬式に出たのははじめてだ。そこもまた村祭りのようにわいわい亡き人を偲んでた。稽古は順風満帆とは言えなかったけど、それでも思った以上のテンポと進歩で本番直前を迎えた。前日、現場でのリハーサル(野外劇場だった)が台風で中止になった。明日の本番もできるかどうかわからない。僕とキヨが暗い顔してると、みな、なに暗い顔してんだ、なんとかなるさー、と逆に励まされた。外国に行くといつもこうだ。どうもシリアスジャパニーズが抜けきらない。なんとか本番には台風は去ってくれた。映像と一度もあわせられないまま本番。しかしみな、今までで一番の集中度と緊張感とそして楽しみながらやってくれた。ずっと世話をしてくれてた演劇祭担当のソジンちゃんもうるっときていた。通訳のナーくんもうれしそうだった。そしてなにより皆が喜んでくれたのがよかった。オリテンメンバーも渡韓し、翌日からはオリテンの作品に集中。ループマシーンがなくなるという事件も起き、てんやわんやしたが、それでもなんとか本番を迎えた。韓国の観客は本当に素敵で、こんなに優しくていいんですか、ってくらいに盛り上げてくれた。僕らの中では不完全燃焼というか、もっとなんとかなったのではないか、と正直残念に思うこともあった。少なくとも僕は少し悔しかった。初日の夜はフランスのカンパニーの人たちと韓国人の演劇祭の人たちと、二日目の夜は、ボランティアのみんなと夜を過ごした。お兄ちゃんの誕生日だった。いつも誰かの誕生日のような気がする。最終日はソウルで何人かの演劇関係者の人たちと会った。次はソウルで公演ができるかもしれない。楽しみだ。ソウルのホテルでテレビをつけるとPSYのライブをやってた。PSYではじまりPSYで終わった。結局CDまで買ってしまった。PSYとは今、韓国で流行ってるアーティストのことです。
渡航前に、このご時世に気をつけてくださいね、と少なからぬ人にアドバイスされたが、政治的なことでイヤな思いは1つもしなかった。

sunday play#5「グルリル 」

2012-09-11 | Weblog
sunday play#5「グルリル 」

■作・演出:ウォーリー木下

■出演:赤星マサノリ 平林之英 井田武志 宮川サキ 安元美帆子 吉陸アキコ 椎原小百合
澤村喜一郎(ニットキャップシアター) 岡嶋将英 榎園実穂

■会場:ABCホール(大阪)

■日時:2012年
11月9日(金)14:00☆ / 19:00
11月10日(土)13:00 / 18:00
11月11日(日)16:00

■料金:(全席指定)
前売3800円/当日4000円
学生2500円(sundayでのみ予約受付、当日精算のみ。当日券の扱いはありません。)
☆プレミア割 前売り3300円/当日3500円(☆9日(金)14:00のみ)

※学生チケットはご来場当日受付で精算下さい。受付の際は必ず学生証をご呈示ください。ご呈示いただけない場合は通常料金となります。
※当日券は残席数に応じて販売いたします。混雑状況によってはお立見、またはご入場頂けない可能性があります。

チケットはこちらから!
http://ticket.corich.jp/apply/38729/003/

■最新情報はsundayのホームページでご確認ください!
sunday(サンデイ)HP ⇒ http://www.sunday-go.jp/

■東京公演あります!
2013年 1月11日ー12日
@パルテノン多摩
詳細は後日アップ致します!



「グルリル」リーディング & sunday秋祭り

2012-09-10 | Weblog
「グルリル」リーディング & sunday秋祭り
sunday最新作「グルリル」をリーディングでいち早くお届けします。他にもメンバーによるスペシャルパフォーマンス、トークと映像で紐解くsundayの歴史、またグリル・グルリルによる料理など、秋の夜長を食べて飲んで一緒に楽しみましょう!

日時:9月29日(土)18:00開演  料金:1500円+1ドリンク別500円
会場:イロリムラ 大阪市北区中崎1丁目4番15号 TEL:06-6376-0593 HP:http://www.k3.dion.ne.jp/~irori-05/
ご予約:PC用 https://ticket.corich.jp/apply/40028/
携帯用 http://ticket.corich.jp/apply/40028/


それから8月のこと

2012-09-07 | Weblog
8月はオリジナルテンポがメイシアター公演とテレビ朝日の番組出演と韓国公演という3つの趣のまったくことなる場所に行った。それぞれの場所でそれぞれの容れ物にあわせてパフォーマンスを見せる。といいながらも基本的には何も変わらない。気づけば8年近くこの形でやってきた。ようやくオリジナルテンポについて人々が少しだけ注目し始めてくれている感はあるが、嬉しくないと言えば嘘になるけど、それよりもこのスタイルをどうやってこれから先、壊していくか、もしくは凌駕していくかについて考えなければいけない。8月に関しては記憶が遠くの灯台のあかり。個人的な生活も含めて、その明かりを見つめながらこれから一生を送っていく覚悟でいる。高槻では別役実と路上を絡められないか模索中。ギアのver.2の演出をお手伝い。ギアも3年目か?長い道のりだけど、道が続いてることが何よりも素晴らしい。今秋から再来年にかけての企画を5本くらい同時に考える。どれも自分の殻を破らないととてもじゃないけどできないことだ。なにをもって殻というかは難しいけど。

それから7月のこと

2012-09-06 | Weblog
驚いた、もう9月になって、一週間が過ぎようとしている。ヨーロッパから帰ってきて、2ヶ月が過ぎてた!どうやらタイムマシンに乗ってるようだ。
パリでの姉家族との数日は幸せだった。しかし最終日、ロンドンへと渡り、空港でのトラブル、飛行機に乗れない事件が起こり、明日日本に帰国するためにはスロベニアにその日中に戻らなくてはいけないのに、他の便がない。方法は別の空港に行き、そこから出てるフィレンチェ行きに乗り、フィレンチェからリュビュアナまで車で移動するしかない。ファック!を何回も空港職員に言ったあと、とにかく急いで電車に飛び乗る。遠いんだよ空港同士が!ぎりぎり間に合う。夜中にフィレンチェに。まさかこんな短期間に二度も来るとは思わなかった。そしてサモに電話で頼んでたピックアップにのせてもらい、なんとか12時過ぎにリュビュアナのサモの家に到着。ここ数年でもっとも長い一日だった。翌日はマチィアシュとお別れの乾杯を朝から。長い長い2ヶ月だった。僕らは必ずまた会おう、と言って別れた。フランクフルトとソウルを経由して、関空に。もうすぐ6月が終わろうとしていた。
7月はとにかく舞台をたくさん見た。ティディエガラス、建築家M、ピンク地底人、表現さわやか、三谷版桜の園、目頭を押さえて、などなど。「演劇1」「演劇2」を試写会で見た。本はオペラ関係のものを数冊読む。映画は「おおかみこどもの雨と雪」「ダークナイトライジング」の2本、仮面展みたいなのを美術館に。音楽はあまり聞かない。そうすることで頭の回転を少しだけゆっくりにした。高槻ではアクターズラボがはじまり、僕は大学時代のゼミのような形で演劇についてゼロから考え始めることにした。真っ白にしたい。当たり前のことを当たり前だと思わない。そういうクラスだ。sundayの新作の準備もはじまり、チラシのデザイン会議や作品の方向を、大きな船が港を出るときのような気持ちで舵をきる。沖縄と福井にも帰った。その隙にテレビの喜劇のプロットも書く。地面にうつる影も濃い7月はそういう冬眠あけの熊みたいな日々だった。