今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

ビット

2012-12-20 | Weblog
週がぱかっとあけたら選挙の熱もさがり、気温もぐっと下がり、冬がしっかりとそこに居座っていた。時たま自分が亡霊になったような気分になることがあるが、昔からそういう症状が時たま起こる、冬の亡霊として門真の虎の会社に行ったり、天王寺のオペラハウスを見たり、梅田の観覧車の下へとふらふらさまよう。高槻の呼吸する人たちでは一足早い誕生日を祝ってもらい、早すぎて誰のことかさっぱりわからなかったが、冬空の下のケーキはリアルにおいしかった。パソコンを叩くことで一日が過ぎることも多い。メールという架空の電子手紙が何ビットというスピードで行き来するのもまた現実感がふとしたきっかけでなくなる理由だが、そういう幽霊のような世界にいるんだなあという、見て見ぬ振りというか、考えれば考えるほどわけがわからなくなることもある。ナイーブとかセンチメンタルとかそういうことでは一切なく、現実主義者として、この世界は幻だと、本気で信じてるところもあって、だからこそしっかりとつなぎとめておきたいものもあり、船のビット(港にある足のせるやつ)のようなものを見つけたらとにかくロープを張ることも必要なんじゃないだろうか。年をとるというのはそういうことも含まれてる。

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