靖国神社の認める非宗教法人化は宗教的要素保持が前提

8月11日の毎日新聞朝刊１面のトップ記事はイギリスのテロ阻止だが、その横に靖国神社自身の非宗教法人化案が記事になっていた（2面に解説記事）。

「靖国神社＿名称・施設・儀式を維持＿非宗教法人化３原則を確認」（Webでは1面と2面の記事が連結されて公開されている）

#Webだけで追加された文章を下記に示す：
> 神社が麻生私案に沈黙するのは、自民党総裁選を前に政局に巻き込まれるのを避ける狙い。７月末には麻生氏側から私案を事前に示されていたが、新たに検討する予定はないという。

かいつまんで紹介すると、南部宮司ら靖国神社幹部が今年5月に認めたそうだが、靖国神社としては、宗教法人の解散と国家が関与する特殊法人化（要は、国家護持）を認めるが、その場合は以下の３つを条件とする。
１）靖国神社の名称を維持する。
２）鳥居・社殿などの施設を維持する。
３）儀式行事の維持。

称号、象徴的な建築物、儀礼を全て保持するのであれば、靖国神社は宗教法人の立場を止めてもいいというわけだ。

#止めたいのはヤマヤマかもしれない。靖国神社の実態がそのまま残るのであれば、国家護持に異存はないと。

しかし、麻生私案との齟齬は明らかだし、妙な空気が流れているが、同床異夢に近い雰囲気だ。なんかもう、なんだかなあだ。

鳩山氏「靖国の法人・国営化は国家神道化の恐れ」 (朝日新聞) - goo ニュース
#さすがに民主党から文句が出た。そりゃそうだ。

話がループしてるにも程がある。歴史的スケールのループだ。

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