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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

プーチンの天寿

2007年11月25日 | 政治
モスクワで反プーチン派デモ、チェスの元世界王者ら拘束(読売新聞) - goo ニュース
反政権派の連合組織「もう一つのロシア」が24日、モスクワ中心部でデモを行い、チェスの元世界王者ガリ・カスパロフ氏ら10人以上が警察に拘束された。
毎日:ロシア:下院選の野党候補、銃撃され死亡 ダゲスタン
ダゲスタン共和国で、12月2日実施のロシア下院選挙に反プーチン派野党「ヤブロコ」から出馬していたファリド・ババエフ候補が21日、自宅近くで銃で撃たれ、24日、搬送先の病院で死亡した。(中略)頭や胸に銃弾を受け、昏睡(こんすい)状態になっていた。同党の支持率は1%以下で、議席獲得は絶望視されている。だが、90年代以降、チェチェン紛争に揺れた北カフカス地方で根強い支持を得ていた
ロシアでは政敵は暗殺するに限る。というわけで、プーチンの敵はいない、かと思いきや、綱渡り的な挑戦者はまだまだいる。

ロシアでの民衆革命画策?=地下組織に資金援助と亡命政商(時事通信) - goo ニュース
ベレゾフスキー氏は23日、記者団に対し、プーチン政権打倒に向け大衆動員の準備をしているロシアの地下組織に資金援助していると語った。また、ロシアで12月の下院選から来年3月の大統領選までの間に、2004年のウクライナ「オレンジ革命」のような民衆蜂起が起きる可能性もあると述べた。同氏はこの中で、「わたしはロシア政治の表舞台に存在する政党に資金援助はしない。まったく無駄だからだ。地下にいて政権と戦おうとする人々に資金援助している」と述べるとともに、「彼らは、世界中の地下運動がやっているようなことをしている。つまり、民衆を街頭に動員し、犯罪者政府に力を行使する準備をしている」と語った。その上で、そうした民衆蜂起が下院選後から大統領選前にかけて起きる可能性があると指摘し、「ロシアにとって危険な期間になると思う」と述べた。
いくら亡命したとはいえ、暗殺の危険が極めて高いだろうから、失うものはない。それにしても、この時代に民衆革命の機運とは、時代を超越している。関係者は現実に、命をかけている。

歴史的教訓から言えば、確立された主権国家の圧制に対抗できるのは、本物の戦争だけだ。現実には、プーチンの天寿を待つしかないという可能性が一番大きい。しかしそれを待てるかどうか。ロシアの「オレンジ革命」は、石油高騰の情勢下では(現政府の強硬政策がいかに理不尽であっても)、絶望感が漂う。外国がロシアに干渉すれば(その可能性は低いと思うが)、混乱しか招かないだろう。ロシアの「民衆」は、国際的には孤立無援で、犠牲を払うだけになりかねない。

ロシアの政治社会はよく分からないが、中国とどっこいだろう。世界最大の人権侵害国は中国(中共)だが、2位はロシアか。一応、国際的非難はあるのだが、声が意外に小さい。

読売:リトビネンコ氏死去から1年、妻が欧州人権裁判所に提訴
リトビネンコ氏の妻マリナさんは23日、ロシア政府の事件への関与の認定を求め、欧州人権裁判所に提訴したことを明らかにした。同氏死去から1年にあたって、記者会見で明らかにした。マリナさんの弁護士は、「英国在住の専門家の分析結果によれば、ロシア政府系の施設で製造されたポロニウム210が事件に使われた可能性が高い」と主張した。英検察当局はリトビネンコ氏殺害で、5月、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のロシア人ビジネスマン、アンドレイ・ルゴボイ氏を容疑者と断定。英政府がロシア政府に身柄引き渡しを求めているが、ロシア側が拒否
欧州人権裁判所に提訴しても、主権国家の壁を崩すのは叶わないだろう。

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