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迷走している場合じゃないぞ

2011-02-26 11:28:53 | 考えもの
中東情勢について、何かコメントをということで。
ハッキリ言って「歴史の必然」ではないでしょうか。開発途上国において、軍事独裁というのは確かに必要なものではあったけど、ある程度発展して来たら、民主化を考えなければ、このようなことになるのは今までもたくさんの国で起こったことなので。
問題は「独裁者がどこまで聖人でいられるか」です。これまでも聖人でいた人はいなかった・・だから崩壊した。要するに権力の座にいると富が集まる。これを国民に完全に還元出来るかどうか・・ほぼ私物化して贅沢や蓄財で私腹を肥やしてしまい、最後は国民によって倒されてしまうのが独裁者の末路のような気がします。
絶対主義から市民革命への動きと似ている感じで。問題は引き際かなと思います。潔く引いて民主化の道を推進すれば、かつて独裁者だった人も生き延びる道はあるかもしれません。権力を手放して過去の指導者として尊敬されてる存在になってしまえば。しかし、権力の座を手放そうとしないと、おそらくは「民衆を抑圧した罪」を追求され、生命を奪われることになります。
その国が大国のメリットとなる国である場合は、大国が介入して来て、独裁者を亡命させる(亡命という名の追放だけど)代わりに大国の言うことをきく政府が立てられるかもしれませんが、中東はイスラム勢力が強いため、キリスト教国である大国の介入は受け入れられないでしょう。今回も各国政府は引き時を間違えると大変だなと思います。
現在、反政府デモの中心となっているのは、貧富の差や就職難に苦しむ若者が多いと聞きます。政府が倒れた後の中東はもしかして社会主義化するのでは?という気もします。しかし、その社会主義は結局、このザマですから、社会主義化しても一時的なものに終わるかもしれません。
民主主義と資本主義の先に待っているモノは何でしょう?・・それが目下の疑問です。古代ギリシアでは民主政治の果てに衆愚政治に陥りました。何か、今の世の中が衆愚政治に陥っているような気がしてならないのです。ギリシアは社会全体が混乱し、やがてはマケドニアに征服されて行きます。日本も国力が落ちたら、他国に征服されるかも・・その他国ってどこなんだ?・・そんなことを考えます。政府は混迷している場合じゃないぞ。はやく予算作れよ!!日本を守れよ!!って言いたくなる。

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