前略、いろいろやってます

多趣味なもので、好きなことを書きます。
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札幌弾丸行

2013-09-22 18:12:56 | 日記もの
 どこかに行く時、あまり雨に降られないけど、久々に雨だ。しかも台風18号が来ている・・・本当に行くの?と言われながらも、1ヵ月以上前にツアーを予約してしまったので、何が何でも行くしかない。
 9月15日の朝4時30分に起きた時には、すでに土砂降りの雨。そんな中を3km弱歩いて三島駅へ行くのか・・・と思っていたら、小雨に。しめしめと思いながら歩いて三島駅に着いた瞬間、また土砂降り・・・運が良いなぁ。6時26分の始発新幹線で、品川へ。こんな早い新幹線って乗ったことないよーと思って写真を撮ってみました(笑) なんか下には「台風18号の影響で列車の運転見合わせもあります」なんて不吉なことが表示されている。まだ辺りは結構暗い。キオスクで北海道の人々へのお土産を買う。定番のうなぎパイと富士山世界遺産缶入りクランチチョコ。そこから電車で羽田へ。羽田へは8時頃に到着して、余裕で9時の便に乗った。飛行機は737だったため、「新幹線より小さいんじゃないか?」と思うくらいの小型機。上昇する時、やたら揺れた。後ろの方では悲鳴上げていた人もいた。ちょっと緩いジェットコースターって感じ。それでも、上昇し終わるとほとんど揺れず、快適だった。新千歳も出発する時は「雷雨」とか言っていたけど、到着前には「曇り」ということでほとんど問題なく到着した。新千歳空港の集合時刻は11時。荷物は極力少なくしてリュック一つだったため、手荷物はすべて機内持ち込み。これが時間短縮のコツ。手荷物預けると、出て来るのにもう30分かかるから。しかし、岡山・東京・福岡・京都など各地から人が来るため、なかなか集合時間になっても間に合わず。しかも、この日は札幌が雷雨だったため、空港行きの電車が止まり、空港周辺の道路はメチャ混み。脱出するのに一苦労でした。

これは空港で売っていた伊藤園の北海道とうきび茶。北海道限定品とのこと。キャップを開けるとトウモロコシの香りがする。飲むと爽健美茶みたいな味だった。割とスッキリ系のドリンクだ。

 この日は石狩市の砂丘の丘資料館を見て、札幌に戻り。駅前で各地から来た人々と懇親会。北海道は海産物が美味しい。昼からずっと海産物三昧。

 夜泊まったホテルにも冷蔵庫に名水のサービス。これも北海道の水。ホテルはどこにあるのかと探しまわったら、読売ビルの上がホテルになっていた。入口が地味でわかりにくかった。
 
 台風18号に本州島が襲われていた月曜日。札幌も小雨。ホテルの窓から旧北海道庁の赤煉瓦の建物が見える。それほど気温が低くなかったので、あまり北海道に来たって感じがしていない。とはいえ羽田で長袖シャツに着替えて来ているんだけどね。赤煉瓦を見ると、ちょっと札幌かなーって気がして来た。
 TVをつけると本州島が凄いことになっていた。京都の渡月橋がやばいー。京都から来ている人がいたので、合流した後、車の中で「京都は凄いことになっているねー」って話した。「平らな平安京で、避難指示ってどこへ逃げるのだろう」とか「やっぱ、右京区が少し標高が低いから、少しでも標高の高い左京区に逃げるしかないのだろうか」「それにしても1万世帯も避難する場所って京都にあるの?」・・・などとローカルな会話を。
 午前中の用を済ませると、飛行機がヤバいので本来なら午後もどこかを見て夕方帰る予定・・と思っていたけど、様子を確認するために当日帰る人と新千歳空港へ急行することになった。周囲の人たちは、さっさと諦めて、もう一日北海道にいたら?とか誘惑して来る。「明日仕事だし」と断って空港へ。朝の時点では「午前中の便はすべて欠航、午後の便は何とか動く」と言っていたので、まぁ何とかなるでしょって思っていた。空港へ着くと、振り替えの手続きをする人などで、空港はすごい人の列。テレビ中継もしていたり、なぜか倒れている人がいたりして出発ロビーは動けないくらい。飛行機もまだ混乱していて、夕方の便が飛ぶのかどうか全く分からない状態・・思ったよりヤバいかな、これ。とりあえず混雑を避けるため到着ロピーに行くと、JALパックのツアーデスクがあったので・・・幸いJALパックで来ていた・・・夕方の便は飛ぶのかと聞いてみた。「今のところ飛ぶ予定です」との返事。

ちょっと安心して、遅いお昼を「根室花まる」で食べた。寿司の方は混雑していたので、「空どん」のコーナーで「根室づくし丼」を作ってもらう。寿司ではないけど、あら汁もついていて、とても美味しい一品。
 
 しばらく空港ビルで買い物をしても、まだまだ夕方まで時間があったので、上の階のじゅうたん敷の広い場所で一休み。空港ビルって広いので、結構歩き回ると疲れるね。周囲にも寝転がっていたり、座り込んでいたり、本を読んでいたり、ヨガやっていたり・・・思い思いに時間をつぶしている。自販機もあるし、空港の書店で漫画買って読んでいた。何やってんでしょ。近くには自販機があったので、北海道限定のコーヒー(写真)を買って飲んだ。これは何が限定なのかよく分からなかったけど、まぁ味は悪くない。空港ロビーでは「ジンギスカンのジンくん」というゆるキャラが登場。ジンギスカンのタレの宣伝をしていた。でもなかなかかわいいね、これ。
 16時過ぎて、乗るのは18時の便だからもう搭乗口で待つことにした。しかし、しばらくして羽田が混み合っていて離発着の制限があるため、飛行機の到着が遅れるというアナウンスが入った。最初は1時間くらいの遅れとか言っていたけど、それが1時間半になり、結局2時間遅れで出ることに。その間にも日は暮れるし、台風は近づきつつあるし、状況はどんどん悪くなっているような気がした。新潟便は「状況により行き先を羽田に変更するか、引き返す場合があります。」と言ってるし、17時の便なんか18時になっても「やっと機体の確保が出来ました。これから羽田を出ます。大幅に遅れるため、搭乗券でスカイショップでドリンクのサービスが受けられます。」などと言っているので、自分の乗る18時の便は来るのかなぁって、すごく不安に。それでも19時になって羽田から飛行機が到着したため、飛ぶことが確実になってとてもホッとした。

写真は搭乗口のショップで売っていた牧家のマンゴーラッシー。喉が渇いたので何か飲もうと思って買ったら、これの濃いこと。胃のレントゲンで飲むバリウムを思い出してしまった。味は全く違うけど、飲んだ感じがバリウムだー。恐るべし。遅れると分かった時点でスカイショップでパンを買っておいた。何時になるか分からないからねー。これも大当たりで、この後、30分くらいで食事系は店舗から売り切れていた。
 搭乗口のテレビでは釧路が暴風雨というニュースを伝えていたけど、新千歳はそんなに悪い状況ではなく、ごく普通に出発。ほとんど揺れることなく、羽田に到着。しかし、着いたは良いけど到着口が混み合っていて、30分くらいはずっと駐機場で待たされ、いつ降りられるのか分からない状況だったので、最終の新幹線あるのかなぁってずっと考えていた。品川駅に着くと、新幹線ダイヤも乱れていて40分くらい遅れていたので、本来なら最終新幹線(三島止)の時間なのに、1本前の新幹線(静岡止)に乗れた。良かった、余裕だー。三島駅着が夜11時40分。迎えに来てもらって、家に着いたのが12時・・・なんとか帰着。なんか待ち続ける一日だったなぁ。
 翌日、JALのホームページで昨日の運航状況を確認したら、乗った便が当日中に帰ることが出来た最後の便だった。以降の出発便は羽田に真夜中に着いているため、もちろんその先がない。また、17時発の便も同様なので、もしその便だったら東京に泊まるしかなかったらしい。18時発の便を選んで良かったーと自分の悪運の強さを実感した瞬間だった。