朝から沼田城見学。入口のガイダンス施設では、「現在は公園になっているからあまり見る物はない」と言っていた。まぁ一般の観光客ならね。確かに待ちになっているので、堀の向こうに民家があるという風景はあるが、それなりに土塁は残っている。
城内には戦国無双のキャラたちがあちこちに(笑)
建物などが残っていないだけにせめてもの努力かな(笑)
城跡の公園には、江戸時代に薬屋をやっていた旧生方家住宅や、旧土岐家住宅洋館などが移築されていた。
旧土岐家は元は岐阜の土岐氏一族で江戸時代は幕臣として残っていたらしい。江戸時代には沼田藩主をしていたことから、東京にあった建物を移築したとのこと。大正〜昭和初期の建物だなぁという感じです。周辺にはキキョウが植えられていました。土岐家の家紋が桔梗紋だったからかな。
上の写真はその玄関に飾られていた「竹林の七賢」というタイトルなのですが、これが当時の政界の大物を書いているとのこと。
左が浜口雄幸で、右側の左は高橋是清、一番右は犬養毅。
これは東郷平八郎とか書いてありました。
洋館シリーズで、沼田の町を夜通った時に、見かけた洋館。元信用金庫だったようです。ここでブラタモリ展をやっていました。沼田の町は典型的な河岸段丘の町なので、段丘の上と下に町が広がっています。ブラタモリでもそんなことを取り上げていたようです。
沼田城の鐘が中央公民館にあるというので行ってみました。入口付近にガラスケースに入っていました。
他にも中にちょっとした展示スペースがあって、市内の出土品が展示されていました。博物館がないので、このようにしているのかな。
この日は昭和村の長井坂城も見ました。ここは駐車場なし。農道に路駐して見るしかない。昼だったので、農家の人も家に帰っていていない。今がチャンスとばかりに周囲を見学した。しかし、写真の曲輪以外はほとんどこんにゃく畑(笑)
おそいお昼を近くの道の駅でとって、いよいよ富岡へ。
午後は世界遺産富岡製糸場を見学しました。高崎のブックオフで買った「富岡日記」を前日の夜読んで、盛り上がっていった。
さすがに世界遺産だけあって、結構混んでいた。周辺の駐車場はいっぱいなので、駅の西側にある市営の無料駐車場に入り、そこからガイド付きのバスに乗って富岡製糸場に向かう。100円ガイドバスはなかなか面白かった。地元のおばちゃんがガイドさん。
富岡製糸場はすべて見学出来るのかと思っていたら、見学出来る箇所は限られていて、あとは外から。ブリューナ館とかは外からしか見られない。ここは昭和まで製糸会社として操業していたため、明治から昭和まで様々な建物が建っている。昭和の従業員寮は朽ち果てていて危険だから、立入り禁止区域らしい。写真左の西のレンガ作りの建物がメインの展示場所らしい。写真右の東のレンガの建物はまだ修理中で、修理現場を別料金300円をとって公開していた。ヘルメットをかぶり、修理現場へ。屋根を解体修理中というので、覆屋の中へ行き、屋根の上の高さ(3階)からガラス越しに修理現場を見る。なぜか写真撮影禁止だった。もちろんこの日は日曜日だったので作業をしている人はいなかった。
帰りは夕方になっていて、バスもなかったので、駅に向かって歩いて帰った。駐車場まで歩きで20分くらい。途中には土産物屋街があるため、退屈はしない。
最後に立ち寄ったのが藤岡市内の平井城。関東管領の城とのこと。現在は写真左の土塁と、右の堀くらい。養豚場が中にあって、堀へ行くには養豚場を回り込んで裏に回らなければならない。ここで夕方となり、帰途に着いた。
圏央道のお陰で、3時間程度で群馬に行けるようになったので、便利になったなぁと思う。しかし、帰りは関越道がやや渋滞。それでも4時間程度で帰って来れた。