旧浅羽町内を通行していると何やら大きな土の山が。一見、平地にある古墳みたい・・・上に人が登っているし、何だろうと思って行ってみた。
上に登ってみると「湊命山」の看板が立っていて、津波からの避難所を作ったらしい。この付近は海からも近く、平野が広がっていて、標高が3mほどしかない。東海大地震が起きると、5~6mの津波が襲って来たら逃げる所がない・・・ということで作られたもの。上部で標高が10mを超えるように作られている。階段は50段ほど。四方に登り口が作られている。バリアフリーとなるようにスロープも作ってあった。このため、上部では自転車に乗って遊んでいる子どもたちがいた。
そしてさらに上には20mほどの前方後円墳の模型みたいなものが(笑)
命山の下には3台ほどの駐車場とトイレがあった。しかし、津波が襲来した時にトイレが下では困るのでは?という疑問が残った。それに夜は暗そうだ。一応太陽光を蓄電する街灯はあったが、かなりくらいだろうと想像される。上には建物もなく、天候の悪い時には少し不便。あくまでも一時的な避難地として作られているようだ。津波が襲来した場合、その後の2次避難を考えなければ、ここに長時間留まるというには無理があるなぁと思った。町内には数カ所、津波避難建物などが作られているようだったが、あくまでも一時避難ということしか考えられていない感じがした。
おまけ
命山の前はセブンイレブンのトラックが見渡す限りとまっている。セブンイレブンの配送センターらしい。見ている間に次々とトラックが出て行く。