11月3日、文化の日だからちょっと文化的なものを見てみようということで、松崎町のまつりを見に行った。この日は各地で秋祭りをやっている季節だ。松崎町江奈では三番叟が船寄神社を舞台にして演じられるという古くからの行事が残っている。演じるのは子どもが中心で、最初に舞う子どもが見物人の多さにビビって泣き出してしまい、開始早々に中断。30分ほどして再開された。気の小さい子どもには過酷だけど、たぶん舞い手の年齢とか家柄などが氏子の中で決められているのだろう。2人目の子どもは堂々とした見事な舞だった(写真)
中高生は太鼓屋台(写真)を引き回す。後ろには横笛を吹く列が続く。昼間と夜の二回町の中に繰り出し、各家の前を通る。町の中では家の前に椅子を出し、これを見物する。昔ながらの祭なのだろう。また、小学生は子どもみこしとして紙花で飾られた酒樽をかつぐ。大人は神輿をかつぎ、昼前に浜降りの儀式が行われた。もしかしたら、昔は海まで神輿を担いで入ったかもしれないが、現在は浜の近くの駐車場で神を祭る儀式が行われるだけである。
昼食は仁科の浜にあるレストランで食べた。「昔ながらのソースがけのハンバーグ」というメニューだった。ハンバーグって昔はソースかけて食べたのかな? 個人的にはケチャップだったけどなぁ。出て来たモノは本当に中濃ソースをかけたもの。とても味が濃かった・・・ソースかけ過ぎだぁ。
漁港を歩いていて、ふと見ると、浜の円礫を使用した石錘がたくさんあった。全く加工せず、拳より一回り大きな円礫をヒモでしばっているだけ。大変原始的な道具だ・・・縄文人の方が紐をかける所とか、もっとしっかり加工しているぞ。ということで、こんな円礫が遺跡から出て来ても「ただの石だ」っておもって捨てられかねないね。こういった場合、目を付けるのは「その地域で自然に円礫があるかどうか」だろう。普通の地面に円礫がある所なんてそうそうない。元川底とか、海辺とか・・・そもそも、そんなところに人が住むことって多くはないと思うけど。だから、遺跡から出て来た円礫は出て来た位置が問題になるかとも思う。