学名:Lonicera japonica
英名:Honeysuckle,Woodbine
和名:吸葛、金銀花、忍冬
科名・属名:スイカズラ科 スイカズラ属
原産地:日本
日本独自の花だと知った。
日本では野草のイメージだが、日本からヨーロッパに渡った後、品種改良され、色も豊富になり庭木となった。
そして、香りが良いことから人気が出て、庭のフェンスやアーチに絡ませている家も多いとか。
ピンクのものも見つけた。
これは逆輸入なのだろうか?
学名:Lonicera japonica
英名:Honeysuckle,Woodbine
和名:吸葛、金銀花、忍冬
科名・属名:スイカズラ科 スイカズラ属
原産地:日本
日本独自の花だと知った。
日本では野草のイメージだが、日本からヨーロッパに渡った後、品種改良され、色も豊富になり庭木となった。
そして、香りが良いことから人気が出て、庭のフェンスやアーチに絡ませている家も多いとか。
ピンクのものも見つけた。
これは逆輸入なのだろうか?
今日の散歩中に見つけた花---ガーベラ
いつもと違う散歩道を歩いた時、フェンス越しに赤い花が見えた。
遠目には赤いケシの花かと思ったが、近づいてみると真っ赤な「ガーベラ」だった。
昔、小さな庭のある家に住んでいた時、背の高い、お店で売っているようなガーベラとリンドウの苗が欲しくて、園芸品店を歩き回ったことがあった。
どこのお店でも売られていたポット苗は背の低いものばかりだった。
だから、丈のあるものは花卉農家専用で、一般には売り出していないものだと思い、結局諦めたことがあった。
でも、こうして見られるということは、やはり苗も売っていたのに見つけられなかっただけなのかもしれない。
この鮮やかな赤い色が好きで、良く切り花を買ったものだった。
学名:Gerbera
英名:Gerbera、Transvaal daisy
和名:花車
科名・属名:キク科 ガーベラ属
原産地:南アフリカ
赤いガーベラで、思い出したことがある。
友人が都内のホテルのロビーなどに花を活ける仕事をしていたので、時々手伝っていた。
そんなこともあり、花を飾るシーンなどがあると、真っ先に花に目が行くようになった。
例えば結婚式や晩餐会などの時の卓上花やテレビなどの討論番組などで、スタジオに飾られている花など。
使われている花や、それらの活け方などに担当された人のセンスが感じられた。
そしてガーベラ、
ネットからの拾い物。
2014年6月、今上(当時は皇太子殿下)がスイスに公式訪問され、ベルン州主催夕食会に出席した時の写真。
テーブルの花はガーベラ2本だけ。
これってどういう風に考えたらいいのか?
一応、一国の皇太子、国の代表なんですけど・・・
もしかしたら、スイス側が気を聞かせて日本の侘び寂びを意識したのか・・・
でも、ガーベラは侘び寂びとは全く縁遠い花だと思うし。
次もネットから。
2015年6月、フィリピンのアキノ大統領をお招きした時の宮中晩さん会の様子。
花はサラダバーかと思うほど緑の葉だけ。
この時はびっくりした。
いつもはもっと豪華なのにどうしたんだろう、と。
アレンジする人は誰でも自分の持てる力をすべて発揮して、素晴らしいものにしたいに違いないと思う。
特に晩餐会などは華やかにしたかっただろうなぁ・・・
でも、依頼主の意向は無視できないから、その中で最高のものを演出した結果がこうなったのだと思う。
そして翌年、上皇両陛下(当時は両陛下)がフィリピンを訪問した時の晩餐会の様子。
白花だけでも豪華さを感じさせる演出。
ガーベラから話がとんでもない方向に行ってしまったが、この年齢になるまで日本という国について、日本は先進国で他の国よりも一歩進んでいると自負していた。
というか、そう思わされていたのかもしれない。
でも、近年になって、ネットの普及や自分自身が海外などに行ったときに感じたこと、昨今の政治のグダグダな様子などを見ていると、何だか目が覚めたようで、今まで何を見ていたのだろう、という気持ちになってきた
確かにある分野では先進国かもしれない。
でも、総合的にはまだまだなのかもと思うようになった。
今日の散歩中に見つけた花---カマッシア
最近はカタカナ名の花が多く、名前を覚えるのに苦労する。
こういったものは輸入されたものなのか、あるいは新しく生み出されたものなのか。
今から30年ほど前、ガーデニングブームがあったとき、「サフィニア」という花が突然売り出された。
植木鉢からこぼれそうになるくらいに咲く色鮮やかな花、置いても良し、ハンギングとしても良しで大人気だった。
輸入品かと思ったこの花は、サントリーフラワーズという、あのサントリーの花部門の会社が開発したもので、ペチュニアを元に品種改良したものだった。
だから、ペチュニアに似せて名前もカタカナ名になったのだと思う。
花のイメージからしてカタカナ名の方がいいのかもしれないが、できれば別名でもいいから和名を付けてほしかった。
ここから本題。
この花も初めて見た花。
アガパンサスかな? と思ったが、咲いている時期が違うし。
近づいて良くみると星形のきれいな花だった。
下の方の花から咲いてくるらしく、一番上が咲くころには下の方の花はすでに枯れてしまっているようだ。
このような穂咲きのものは全体に咲いた時の様子がなかなか見られないのが残念。
できれば全部が一緒に咲いているところを見たいと思う。
カマッシアにはいくつか種類があり、一番出回っているのがこの花で、ライヒトリニー(Camassia.leichtlinii)という種類。
花の色は薄青、青紫、白がある。
ライヒトリニーとは人名で、一応和名もあり、オオヒナユリとなっている。
ほかには和名がヒナユリのクァマッシュ(Camassia.quamashi)などの種類がある。
学名:Camassia
別名:カマッシア
和名:オオヒナユリ
科名・属名:キジカクシ科 カマッシア属
原産地:北アメリカ
万葉集に、山部赤人が「真間の手古奈伝説」に感銘を受けて詠んだ歌がある。
----- 手古奈は美しい娘だったので、自分を求めて何人もの人が争うのを見て、罪の深さを感じ、自ら命を絶ったという伝説 ----
手児奈の住んでいたところが「葛飾の真間」、で現在の千葉県市川市になっている。
そのため万葉集のゆかりの地として、市川市には「市川万葉植物園」がある。
それほど広い植物園ではないが、植えられている草花や樹木は、全て万葉集に登場しているもの。
そして、それらにちなんだ万葉集の和歌が添えられているので、両方を楽しむことができる場所となっている。
5月8日の時点で見られた花をいくつか。
[ヒメシャガ(姫射干)]
万葉集の中で「はなかつみ」として1首だけ詠まれている。
”をみなへし佐紀沢(さきさわ)に生ふる花勝見(はなかつみ)かつても知らぬ恋もするかも” (中臣郎女・なかとみのいらつめ)
花勝見がヒメシャガのこと。
万葉集ではマコモ、ノハナショウブ、アシノハナ、アヤメ、カタバミ、デンジソウなどの諸説あり。
[ノイバラ(野茨)]
”道の辺の茨(うまら:宇万良)の末(うれ)に延(は)ほ豆のからまる君をはがれか行かむ”(丈 部鳥・はせつかべのとり)
宇万良は野薔薇・野茨の古名。
[ヒトリシズカ(一人静)]
[フタリシズカ(二人静)]
”つぎねふ山背道(やましろじ)を 人夫(ひとづま)の馬より行(ゆ)くに 己夫(おのづま)し徒歩(かち)より行けば 見るごとに 音(ね)のみし泣かゆ そこ思ふに 心し痛し”---長歌(作者未詳)
つぎねふは山城にかかる枕詞で、つぎねがヒトリシズカまたはフタリシズカの古名。
[チガヤ(茅萱)]
チガヤは歌の中では、浅茅(あさじ)・浅茅原(あさじはら/あさつばら)と詠まれ、多くの歌が残されているが、説明文にあった歌。
”秋されば置く白露に我が門の浅茅が末葉色づきにけり”(作者不詳)
子供のころはこの花?をツバナと呼んでいたのを覚えている。
和歌は添えられていなかったが、そのほかに咲いていた花。
[イチハツ(一初)]
[ホタルカズラ(蛍葛)]
[ハマエンドウ(浜豌豆)]
[ニッコウキスゲ(日光日光黄菅)]
[ヘラオモダカ]
季節が変わればまた違った花が見られるので、次の季節にまた行ってみたいと思っている。
「アカバナユウゲショウ」が咲いている中に、白花を見つけた。
「アカバナユウゲショウ」が突然変異した? と思ったが、調べてみると普通にあるらしい。
この花の正式名は「ユウゲショウ」なのだが、白花があるとは知らなかったので、ずっと別名の「アカバナユウゲショウ」と呼んでいた。
白い花の方は「シロバナユウゲショウ」や、「シロバナアカバナユウゲショウ」などと呼ばれていて、特に決まっていないらしい。
これからは自分なりに「ユウゲショウ白」、「ユウゲショウ赤」と呼ぶことに決めた。
学名: Oenothera rosea
別名:アカバナユウゲショウ、ベニバナユウゲショウ
科名・属名:アカバナ科 マツヨイグサ属
原産地:南米からアメリカ南部
明治時代に観賞用に輸入されたものが野生化した。
ユウゲショウ(夕化粧)の名前は、夕方になると化粧をしたように一斉に花を咲かせることから、ということになっているが、実際には昼に咲いて、夕方には閉じてしまっているのに、なぜ? と思っている。