今日の散歩中に見つけた花---カマッシア
最近はカタカナ名の花が多く、名前を覚えるのに苦労する。
こういったものは輸入されたものなのか、あるいは新しく生み出されたものなのか。
今から30年ほど前、ガーデニングブームがあったとき、「サフィニア」という花が突然売り出された。
植木鉢からこぼれそうになるくらいに咲く色鮮やかな花、置いても良し、ハンギングとしても良しで大人気だった。
輸入品かと思ったこの花は、サントリーフラワーズという、あのサントリーの花部門の会社が開発したもので、ペチュニアを元に品種改良したものだった。
だから、ペチュニアに似せて名前もカタカナ名になったのだと思う。
花のイメージからしてカタカナ名の方がいいのかもしれないが、できれば別名でもいいから和名を付けてほしかった。
ここから本題。
この花も初めて見た花。
アガパンサスかな? と思ったが、咲いている時期が違うし。
近づいて良くみると星形のきれいな花だった。
下の方の花から咲いてくるらしく、一番上が咲くころには下の方の花はすでに枯れてしまっているようだ。
このような穂咲きのものは全体に咲いた時の様子がなかなか見られないのが残念。
できれば全部が一緒に咲いているところを見たいと思う。
カマッシアにはいくつか種類があり、一番出回っているのがこの花で、ライヒトリニー(Camassia.leichtlinii)という種類。
花の色は薄青、青紫、白がある。
ライヒトリニーとは人名で、一応和名もあり、オオヒナユリとなっている。
ほかには和名がヒナユリのクァマッシュ(Camassia.quamashi)などの種類がある。
学名:Camassia
別名:カマッシア
和名:オオヒナユリ
科名・属名:キジカクシ科 カマッシア属
原産地:北アメリカ
昨日の万葉植物園の花、みな良い花ばかり。日本種がんばれ。
板橋の赤塚、都下国分寺のは、行ったことがあります。でもなぜか、花がない時期ばっかりで。市川の、行ってみたい。
私も初めて見た花でした。
この花はアメリカの湿地に自生していた野草らしく、先住民はこの球根を食べていたようです。
原産地では草原一面が青くなるほど群生している場所もあるようです。