今日の散歩中に見つけた花---テイカカズラ
散歩コース上で、フェンスに「テイカカズラ」を這わせている家がある。
玄関側にはピンク、脇には白の「テイカカズラ」が一面に咲いていた。
そこを通るとほんのりと香りが漂ってくる。
「テイカカズラ」という名は謡曲の「定家」が由来とされている。
その話は、藤原定家の慕っていた式子内親王が病死した後、定家が葛(かずら)となって、墓石にまとわりつき、墓石を覆ってしまった・・・
という話なのだが、実は最近の研究で、式子内親王は本当は法然上人が好きだったという説も出てきた。
まぁ、そんな昔のこと、本当かどうかも分からないし、誰も見たこともないから。
せつない悲恋話にしておいた方が後々語り継がれる物語としていいのかも。
学名:Trachelospermum asiaticum
英名:Asiatic jasmine,Japanese star jasmine
和名:定家葛
科名・属名:キョウチクトウ科 テイカカズラ属
原産地:日本
この花も似たような花がある。
代表的なものは「スタージャスミン」。
別名が「トウテイカカズラ」または「トウキョウチクトウ」で、中国、台湾原産の花。
花は長い花筒の先で5つに分かれ、プロペラのような形で、テイカカズラとよく似ている。
また、「ハツユキカズラ」という葉だけのもの。
これはテイカカズラの園芸品種で、赤みのある新芽が出た後に、緑に白いまだら模様の入った葉が出てくる。
そして、最終的に濃い緑色の葉になり、赤・白・緑の3色が楽しめるようになっている。