冬の間でもずっと石垣やブロック塀の間などで紫色の茎を伸ばし、葉っぱだけが目立っていた「ツタバウンラン(蔦葉海蘭)」ですが、こうして暖かくなってきたら一気に花も開き出しました。
紫色の花はあちこちで見られるのですが珍しく白花も見つけました。
これは「シロバナツタバウンラン(白花蔦葉海蘭)」と名づけられているようです。
[シロバナツタバウンラン]
とても生命力が強いのでしょうね、石垣などの少しでも隙間があればどんどん広がっていきます。
元はロックガーデンなどに使用するために入ってきたらしいのですが、それが逸脱したのですね。
今では雑草扱いとなっていますが、ガーデニングのグランドカバーとしても使用されていたり、元々の目的であったロックガーデンなどでは今でもまだ人気があるようです。
名前は海岸に自生している「ウンラン(海蘭)」に花が似て、葉が「ツタ(蔦)」に似ているからと付けられたようですが、何だか安易じゃないかと・・・
学名:Cymbalaria muralis
英名:Ivy-leaved toadflax、Kenilworth ivy
別名:ツタガラクサ(蔦唐草)、ウンランカズラ(海蘭葛)
科名・属名:オオバコ科 ツタバウンラン属
原産地:ヨーロッパ
実はこの花、花だけを見ると似ているものが多いのです。
本当に似ているので今だに区別のつかないものもあります。
ゴマノハグサ科では「ムラサキサギゴケ」、「トキワハゼ」、「マツバウンラン」にも似ています。
そしてシソ科では「カキドオシ」、「キランソウ」、「ジュウニヒトエ」などにもよく似ています。
ウォーキング中に見つけた花をまとめてみました。
ムラサキサギゴケとトキワハゼは少しあやしい気もします。
間違っていたらゴメンナサイm(_ _)m
それほど区別が難しいのです。
ネットからの拾いものですが、見分け方の図を貼っておきます。