日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

チェコの旅 プラハ①

2020-09-07 07:00:00 | 海外旅行

プラハへはオランダ経由で入り、ヴァーツラフ ハヴェル プラハ空港に着いたときはもう夜になっていた。

到着が夜と分かっていた時点でホテルに送迎を頼んでおき、車で30分もかからない距離だったので、すぐにチェックインすることができた。

 

ホテルはプラハ城のすぐ下、細い路地を入ったところにある「The Golden Well Hotel」

このホテルの入り口は、車も入れないほど狭い場所にあるのだが、ロケーションが素晴らしく、プラハ城や旧市街は歩いてすぐだし、地下鉄やバス乗り場も近いので、観光するには最適な場所だった。

ホテルの場所だけでなく、部屋もレトロな感じだし、朝食はビュフェ方式になっていてヨーロッパのホテルでは考えられないような品数が並んでいた。

部屋にはワインやフルーツのサービスがあり、他にも毎晩違ったケーキが届けられたりもした。

また部屋だけでなく、ラウンジにはお茶やお菓子なども用意してあり、至れり尽くせりだった。

何よりもスタッフ全員が気さくだったのが、嬉しかった。

 

[ホテル入り口]

 

[部屋の様子]

 

翌朝、5階にあるレストランからは、特徴的な赤い屋根と「百塔の街」と呼ばれているのが納得できるように、たくさんの塔が見えた。

また、朝霧のために、遠くの塔はぼんやりとして見えて、幻想的だった。

 

 

このレストランからはプラハ城へ抜ける門があった。

それほどお城から近い位置にあった。

 

この日から2日間プラハの街を歩く予定を立てていた。

プラハの街の主要スポットはすべて近くに集中していたので分かりやすかった。

ヴァルタヴァ川を挟んで西にプラハ城、東に旧市庁舎、天文時計、ティーン教会などの観光名所があった。

 

ホテルは西側のマラーストラーナ地区にあったので、東側の旧市街に行くにはカレル橋を渡って行った。

カレル橋は14世紀にカレル一世によって60年もの歳月をかけて建築された橋。

橋の上には30体の聖人像が並んでいる。

昼間は観光客、大道芸人、絵描き、物売りなどでいつも賑わっているが、朝早いカレル橋は人が少なく、静かだった。

 

[カレル橋に入る門]

 

[門をくぐったところ]

 

 

 

橋の欄干にある聖人の像の一つ、聖ヤン・ネポムツキーのブロンズ像 この台座にある金の部分両方を触ると幸せになれるとか・・・

 

 

橋の中程にあるこれが聖フランシスコ・ザビエルの像。

ザビエルを担いでいる内の一人が日本人。

想像で作られたようで、着物らしいものを着て、顔も洋風になっていた。

このザビエル像を珍しがって写真を撮るのは日本人くらいらしい。

 

カレル橋から石畳の道を歩いて旧市街へ入ると人がいっぱい。

旧市街の中心にある旧市街広場は、ゴシック様式のティーン教会、バロック様式の聖ミクラーシュ教会、旧市庁舎、天文時計塔など歴史的な建物に囲まれていた。

 

[旧市街広場]

正面がティーン教会、左が天文時計塔と旧市庁舎、聖ミクラーシュ教会は時計塔の後ろにある。

 

[ティーン教会]

旧市街広場の東側あるゴシック様式の建物で、左側が「ティーン学校」、右側がかつて「一角獣の家」と呼ばれた建物。

一階部分はカフェとレストランになっていた。

 

[時計塔]

プラハの街のシンボルである天文時計塔は約70メートルあり、かつては、敵の来襲に備えて見張り台として利用していた。

この時計はからくり時計になっていて、1時間ごとのからくりショーの時間になると大勢の人が時計塔の前に集まって来るので、人でいっぱいになっていた。

時計塔に隣接している、旧市庁舎の内部にはアルフォンヌ・ムハなどによるアール・ヌーヴォー様式の装飾がされていた。

 

[ヤン・フス像と聖ミクラーシュ教会]

広場の中心にはヤン・フス像があった。

宗教改革を行ったプロテスタントの指導者だった「ヤン・フス」だったが、法王が彼の影響力を恐れ、最終的にはによって処刑されてしまったとか。

この像は市民の寄付金によって建てられたらしい。

後ろの建物は「聖ミクラーシュ教会」。

 

 

広場から「火薬塔」に向かって歩いた。

 

途中には大道芸人や演奏をしている人などもたくさんいて立ち止まって見たり、聴いたりしながら歩いた。

 

音楽を聴きながら歩いてくと建物の角に黒い聖母像があることから「黒い聖母の家」と名付けられた建物が見えてきた。

最初、「黒い聖母」がこの建物のどこにあるのか分からなかった。

ガイドブックには右側の角としか書いてなく、探して上を見上げたら2階の角に「黒い聖母」があった。

聖母のある建物は、チェコの有名なキュビズム建築のひとつらしい。

 

 

[黒い聖母]

 

 

 

その先に「火薬塔」が見えてきた。

 

[火薬塔]

道路の真ん中に突然、塔が建っているので驚いた。

この塔は旧市街の城壁の一つだったが、火薬庫として利用されていたらしい。

 

この日の観光はこれで終わり、ホテルにはトラムで戻った。

 

 

 
コメント (3)
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