一時期ハリウッド作品にも出演していた工藤夕貴 主演の「台風クラブ」という映画があった。
”精神的にも肉体的にも最も振幅が激しい中学3年という年頃。東京近郊のとある中学校に
台風が接近したことにより彼等の感情を異常に昂ぶらせ、それが狂気へ変わっていく。”
(ジュネオン・ユニバーサル・エンターテイメントHPより)
しっかし、台風が接近していなくても、日本中から神通川に集結している釣人達からは、
すんごく狂気は感じるんですけど・・・。
先日も観光バス二台で乗り付けて新婦橋上流左岸のポイントを独占してたってんだから、
どうかしてるわな。某有名地元釣具店の情報でも、「神通をなめたらあかんぜ神通には
3000万尾以上の鮎が遡上しています、網で取っても、幾ら釣っても、まだまだ沢山の
鮎がいます。」ですと。狂気を煽るようなコメントですわなぁ。確かに九頭竜川のように
誰でもコロガシができるわけではないし、悪名高き”サギリ漁”があるわけではないですが、
そんなに胡坐かいてて大丈夫なもんですかね?
前週末は集中豪雨で神通川での釣りは不可だったが、今週末は台風(熱帯低気圧に変わった)
の接近により、まとまった雨が降るという天気予報だ。二週続けて釣行不能となると、かなり
ストレスが溜まりそう・・・と思っていたが、雨はほとんど降らず、本日は釣行が可能となった。
その代わり台風が来たのかと思うような強風に悩まされることになるのだが・・・。
今回の同行は毎度お馴染みの神亮さん、神亮さんの釣友で友釣り二年目のtanaさん、
そして飛騨のトーナメンター manaさん だ。
当初、岩木鉄橋の上流の瀬に入ろうかというmanaさんの提案があったが、友釣り二年目の
tanaさんの経験等から推し量って、Waraの独断で荒瀬、深瀬、平瀬にトロ場とバラエティに
富んだ某ポイントを選定した。4人が入るキャパもある。
~ 本日、絶好調の tanaさん タモの”フライパン”持ちは直さないとね ~
6時30分実釣スタート。manaさんは荒瀬の瀬落ちに入り、tanaさん、神亮さんがその下流の
平瀬を釣る。Waraは下流のトロ場付近で、みんなの釣りを見ながら”しなしなと”(金沢弁?)
準備をする。「そんな余裕こいてて大丈夫か?」と自分でも思っていると、案の定みんなポロポロ
と掛けているがWaraにはまったく掛からない。1時間ほどで2尾・・・情けない。
瀬落ちで釣っていた manaさん が、上流の荒瀬の瀬肩に移動したので、瀬落ちから続く対岸の
深瀬に移動する。すると、これが大正解で16~22cmの真っ黄々ぃがロッドを引き絞る。
しかし、強風に煽られてのバラシが続くことや立ち込んでのオトリ交換のトラブルもあったことから、
ツケ糸を0.4号から0.6号へ、掛けバリを4本イカリから3本ヤナギに変更した。
取り込みについても、背掛かりは”返し抜き”で、背掛かり以外は”タモ受け”で対処する。
場所によっては胸近くまでの深さがあるので、バランスを崩すと流されてしまうが、やっぱり
こういう釣りは楽しい!午前中は41尾で満足々々。
~ 夕方、苦手だという”泳がせ釣り”を練習する manaさん 、流石ぁトーナメンター ~
ランチ・タイムは manaさん にビールをいただいて(manaさん ごちそう様でした!)、4人で
楽しく歓談。誰かさんのウワサも出ていたかなぁ?画伯ぅ。
すると、それまであれほど吹きまくっていた強風がいつの間にかやんでいるではないか。
これで午後はいただきか?
しかし、世の中そんなに甘くはない。竿を出すとすぐさま「台風クラブ」に逆戻りだ。
午後は、上流の荒瀬に入る。16cmクラスが連発するが20cmを超えるような良型は掛からない。
背落ちまで釣り下って粘るも午後は16時までで21尾。合計は62尾となった。
強風吹きすさぶ中、みんな頑張って釣っていたが、神通川初挑戦の tanaさん が、なんと50尾!
エクセレントな釣果で みんなを驚かせる。これで、しっかりハマリましたね、tanaさん!
釣果 14~22cm 62尾
ロッド ダイワ 銀影競技 SPメガトルク 9m
天井糸 フロロ 0.6号
水中糸 メタ・ビート 0.05号
ツケ糸 フロロ 0.4号、0.6号
中ハリス ナイロン 1号
ハリ 4本イカリ パワーミニマム 7号、一角7.5号
3本ヤナギ アステア・チラシ(ヤナギ)スペシャル 8.5号
ハリス フロロ 1号、1.2号(4本イカリ)、フロロ1.5号(3本チラシ)