山下達郎の第3作目のアルバム『GO AHEAD!』(1978年12月20日発売)に「2000トンの雨」
という曲がある。(2003年に映画 「恋愛寫眞 Collage of our Life」のエンディング・テーマでも
使用されていたので、記憶されている方も多いと思う。)
近年爆発的に加速してきた某国の経済発展と、ほぼ同じ歩みで進行してきた地球温暖化が
主な原因と思われる、いわゆる”異常気象”。今年も「2000トンの雨」どころではないような
集中豪雨による被害がニュースに流れるたびに、”じゃーま”からは”極楽トンボ”と揶揄される
Waraであっても心が痛むものだ。
そして、この日の宮川の打保ダムからの放水量は毎秒25トン、ようやく釣りが可能な水量まで
水が引いてきた。(25トン放水だと2000トンの雨も80秒ほどで処理されることになる・・・。)
宮川下流漁協管内や共有漁場では、この打保ダムからの放水量がキーとなってポイント選びが
されるが、25トンは未体験ゾーンなので少し心配。Wara的には大沢野水位が1.96mと高水の
神通川釣行も良かったが、同行の神ちゃんの「宮川でヤリた~い!」の鶴の一言で、本日の宮川
釣行が決定した。
午前7時過ぎ、某ポイントの入川口に到着し、いざ川に降りようとしているところに、見覚えのある
ワンボックス車が登場。そして、テンプルにカチンとくる甲高い笑い声とともに車を降りてきたのは、
そう! 青空画伯 と YOU先生 だった。二人とも高水の宮川に歯軋りをしていたが、25トンまで
水位が下がったので、”ぶっ飛んできた”ってことらしい。
この日は、時折 陽が差すこともあったが、雲が多く鮎の活性はイマイチ。養殖1号で1尾目は
すぐに掛かるが、鮎が大きいためなのか人工鮎のせいなのか、オトリにすると動きが極端に悪い。
2尾目がなかなか掛からない中、下流を釣っている青空組の二人は良いペースで掛けている。
対岸に渉ったYOU先生のポイントが空いたので、そこに入り4尾掛けるが、アタリはパタリと
止まってしまう。
石垢はそれほど飛んではいないようだが、川の中央部では掛かりが悪い。青空画伯もヘチ付近で
良く掛けているようで、この日のパターンは”ヘチ”なのか?
午後は、神ちゃんが良くかかったという瀬肩付近の群れ鮎を狙ってみるが、ヤル気のある鮎は
既に抜かれていてさっぱり掛からず。対岸のヘチ付近で10尾ほど掛けて16尾で終了となった。
やっぱり25トンは難しい!
釣りの終了間際から降り始めた雨は、帰宅路もずっと降り続き、新旭橋付近で物凄い雨になる。
♪ 見えるものは 指の間を つたって落ちる雨 ・・・ ♪
「2000トンの雨」が聴きたくなってしまった。
釣果 16~20cm 16尾
ロッド ダイワ 銀影競技 メガトルクⅡ 早瀬 9m
天井糸 フロロ 0.8号
水中糸 メタ・ビート 0.05号、ハイパー・エムステージ 0.07号
ツケ糸 フロロ 0.3号
中ハリス ナイロン 0.8号
ハリ シフト 7号、キメラ 7号、一角 7.5号
ハリス フロロ 1号、1.2号