Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

2015年 祝解禁! 浅野川

2015年06月16日 23時02分24秒 | 鮎釣り

昨年の鮎釣りシーズン終了とともに、更新が途絶えておりましたが、今年の鮎釣り解禁に合わせてリスタートいたします。※この間の備忘的な記事(2014年の鮎釣り振り返り等)については、遡って随時UPしていくことにします。

今年の北陸の天然鮎遡上河川は何かヘンです。周囲の声もネット上からも「平年に比べて遡上が遅れている」、「遡上数が平年の1/○しかない」等ネガティブな情報しか入ってきません。更に悪いことに手取川の上流部=支流の尾添川水系で雪崩が原因とみられる大規模土砂災害(崩落)により、支流の大日川を除く手取川本流の鮎釣可能区間の全域が長きにわたり泥濁り状態となっています。「ふたを開けてみないとわからない」と言われている鮎の解禁日ですが、当面の主役は放流河川となりそうです。とはいっても梅雨入り前の渇水なので難しいような・・・。



というわけで、本日の解禁日は手取川は勿論のこと、神通川、庄川そして犀川といった天然遡上河川はパスして、放流が主体の地元浅野川で解禁日を迎えることにしました。元々その予定でしたけど・・・。

自宅で朝食を摂り、ゆっくり目のスタートで川見をしながら浅野川の上流を目指します。途中、大き目の渕があるポイントでは、毛鉤釣りの釣人たちの車で賑わっていますが、友釣りは少な目。手取川から流入してくる釣人は犀川等の別の川に流れているのでしょうか。



最初に入ったポイントでは青ノロの発生もあり、釣りにくいこと事この上ない状態。1時間半ほどコスリましたが、水はけの良い流れを釣って16~17cmが2尾のみという体たらく。下流に移動しながら何か所かある瀬の中のヤル気のある鮎をピンポイントで拾うつもりでしたが、後からきた釣人たちに入られてしまったため、車で下流に移動することにします。



入ったポイントでは、川原に新しい足跡があったことから、朝イチに釣人は入っていたようですが、無人くん状態。チャンスとばかりにオトリを送り込むと16cm~20cmがポロポロ掛かりだします。ここでは、三つの瀬をコスって、ようやく家族が食べる分と多少のおすそ分けを稼ぐことができました。



水が少ないせいなのか、ハリが大きすぎるのか、やっぱり”う~がへ~”なのかこの日はやたらと根掛かりが多く、オトリへの負荷がかかり過ぎた模様。そして、それを物語るかのように疲労困憊のオトリが大きな石の横をフラフラと通過すると、Team鮎道楽のアイドル「モクズガ二」君の強烈なチミチミの刑あいましてオトリは瀕死の状態に…。折しも俄かに立ち込める黒雲と冷気を伴う強い西風が吹いてきたこともあり、予想されるゲリラ豪雨が来る前に竿をたたみました。



ちなみに、今年の犀川の鮎の放流量は、昨年の約1.5倍の1,550kgでしたが、浅野川は例年と変わらない1,100kgの放流でした。また、本日の釣れた鮎は例年の鱗が荒く不揃いな人工産と思しき鮎はではなく、肌理が細かい綺麗な鮎ばかりでした。今年は手取川の鮎を親に持つ海産系の種苗の育成がすこぶる良かったとのことでしたので、手取川の鮎姫の末裔だったのしょうか・・・一刻も早い手取川の復活を願ってやみません。



最後に、
浅野川では、今年もシマノの8.1mの竿を使いましたが、中硬々クラスの竿なので、メタボな20cmだとかなり曲がります。渇水なので普段より手尻を長く出していた事もあって、水面すれすれに飛んでくるメタボ鮎に思わずキャッチミス2回、葦に巻かれる事1回・・・。解禁日でも早瀬クラスが欲しいところですが、フナヤさんの風切竿は8.5mで浅野川では少し長く、龍7.7mでは少し短い。まさしく「帯に短し、たすきに長し」・・・う~ん、やっぱりダイワのSL80かぁ。フナヤさん(TOMOさん)来年は8.1m早瀬をお願いしまぁ~す!


天井糸  フロロ 0.6号
水中糸  メタコンポⅡ 0.05号
つけ糸  フロロ 0.25号
中ハリス ナイロン 0.6号
ハリ   一角ライト6.5号、シフト6.5号、スティング6.5号、V5 Special6.5号
ハリス  フロロ 0.8号