眠れない夜が多い事や、ようやく眠っても朝早く目覚めるのは年のせいばかりではない。
最近はどうもノリが悪い。いや、鮎釣りのことばかりではなく、仕事を含めた諸々の事柄でだ。
「金曜日は坂東島が良かった」 Webサイトで観た記事に釣られた訳でもないが、昨日は九頭竜川・坂東島への釣行となった。少し下流の市右エ門島辺りはたまに入るが、坂東島(笠川オトリ店前)に入るのは凡そ20年ぶりくらいになる。特に避けていた訳ではないが、九頭竜川への釣行回数は年間3~4回程度、掛かれば同一のポイントに通うだろうし、東京に勤務していた時代は九頭竜川では釣はしていないので、たまたま縁が無かっただけの事だ。
朝一、川の水位を確認するため北島大橋上流(右岸)を見に行く。すると見覚えのある1台の車がすでに停車している。前回お会いした乾坤一擲さんだった。昨日、このポイントでグラマーな○○ちゃんと、もとい鮎ちゃんと良い思いをして、そのままお泊りしたらしい。(九頭竜川でお泊り?奥様は信じたのだろうか?)乾坤一擲さんと情報交換した後、坂東島に直行する。笠川オトリ店でコーヒーをいただき、常連さんのお話しにしばし耳を傾ける。川に入る頃にはもう8時を廻っていた。水位は高いものの川切りはできる程度、丁度お店の真ん前にあるブロックの辺りで立ち込んで釣り下がる予定とする。竿を出してすぐに16cmほどの小型が掛かり、20cmのオトリサイズが続く。しかし、その後がまったく続かない。下のポイントも人が入ってきて釣り下がれなくなり、仕方なく釣り上がることに。それでも掛からない。オトリが弱ってきたのでオモリを追加してようやく23cmが掛かる。11時前に強い雨が降ってきたので一旦川を上がりオトリ屋さんで休憩をすることにした。
雨が上がり、午後の部は100mほど下流の瀬に入る。右岸の緩い流れが絞り込んで本流の太い流れと合わさるポイントで、両側の流れを攻められるポイントだ。最初に太いほうの流れを攻めるが午前中に攻められたのか掛からない。右岸側の絞込みに大きな食み跡を発見!オトリを入れると間髪入れずに目印が走る。23cmの良型だ。その後4尾が入れ掛かりとなるが、ピタリと止まる。
再度、太いほうの流れを攻めると大きなアタリとともに超超硬が大きく曲がる!今期最大の大物か!野鮎は遠ざかる流れに乗って逃げようとするが、強引に寄せて九頭竜川返しの体制に入る。が、急に軽くなる・・・すっぽ抜けか?オトリを引き寄せて確認すると、無双8.5号・3本チラシの真ん中のハリがベンディング・カーブのところでポキリと折れていた。無念!
~ 7月25日の最大23cm 傷だらけのキカン鮎ちゃん ~
さらに下流に釣り下がろうと思っていると、またまたすぐ下に釣り人が入る。下流の釣人を避けて上流に移動していると、ふいに右足の足首までが石の隙間に入ってしまった。以前から九頭竜川ではこういうことがあると聞いていたので、特に慌てはしなかったので足はすんなりと抜けたのだが、強い流れに体を押されてバランスを崩したため、親指の付け根を捻ってしまった。仕方が無いが大事を取って2時前に川を上がることにした。それにしても腕が悪い!
~ 腕を物語る寂しい釣果 ~
自宅に帰ると案の定、右足親指の付け根が腫れてきた。”じゃーま”には「また、痛風の発作ぢゃないの!?」と疑われる始末だ。「また」と言うのは、数年前のお正月に大好きな清酒・立山で神通川の子持ち鮎の甘露煮を食して昼寝をしたら、見る見る右足が腫れあがり元旦から当番医のお世話になった前科があったからだ。
今回も梅雨空のようにスッキリしない冴えない釣果であったが、九頭竜川の鮎は旨かった!
竿:超超硬SH-85
天井糸:ナイロン 1.5号
水中糸:メタコンポⅡ 0.2号
ハリ:無双 8.5号 三本チラシ
ハリス:フロロ 1.5号