Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

7月25日 九頭竜川・坂東島

2009年07月26日 22時32分46秒 | 鮎釣り


眠れない夜が多い事や、ようやく眠っても朝早く目覚めるのは年のせいばかりではない。
最近はどうもノリが悪い。いや、鮎釣りのことばかりではなく、仕事を含めた諸々の事柄でだ。

「金曜日は坂東島が良かった」 Webサイトで観た記事に釣られた訳でもないが、昨日は九頭竜川・坂東島への釣行となった。少し下流の市右エ門島辺りはたまに入るが、坂東島(笠川オトリ店前)に入るのは凡そ20年ぶりくらいになる。特に避けていた訳ではないが、九頭竜川への釣行回数は年間3~4回程度、掛かれば同一のポイントに通うだろうし、東京に勤務していた時代は九頭竜川では釣はしていないので、たまたま縁が無かっただけの事だ。

朝一、川の水位を確認するため北島大橋上流(右岸)を見に行く。すると見覚えのある1台の車がすでに停車している。前回お会いした乾坤一擲さんだった。昨日、このポイントでグラマーな○○ちゃんと、もとい鮎ちゃんと良い思いをして、そのままお泊りしたらしい。(九頭竜川でお泊り?奥様は信じたのだろうか?)乾坤一擲さんと情報交換した後、坂東島に直行する。笠川オトリ店でコーヒーをいただき、常連さんのお話しにしばし耳を傾ける。川に入る頃にはもう8時を廻っていた。水位は高いものの川切りはできる程度、丁度お店の真ん前にあるブロックの辺りで立ち込んで釣り下がる予定とする。竿を出してすぐに16cmほどの小型が掛かり、20cmのオトリサイズが続く。しかし、その後がまったく続かない。下のポイントも人が入ってきて釣り下がれなくなり、仕方なく釣り上がることに。それでも掛からない。オトリが弱ってきたのでオモリを追加してようやく23cmが掛かる。11時前に強い雨が降ってきたので一旦川を上がりオトリ屋さんで休憩をすることにした。

雨が上がり、午後の部は100mほど下流の瀬に入る。右岸の緩い流れが絞り込んで本流の太い流れと合わさるポイントで、両側の流れを攻められるポイントだ。最初に太いほうの流れを攻めるが午前中に攻められたのか掛からない。右岸側の絞込みに大きな食み跡を発見!オトリを入れると間髪入れずに目印が走る。23cmの良型だ。その後4尾が入れ掛かりとなるが、ピタリと止まる。
再度、太いほうの流れを攻めると大きなアタリとともに超超硬が大きく曲がる!今期最大の大物か!野鮎は遠ざかる流れに乗って逃げようとするが、強引に寄せて九頭竜川返しの体制に入る。が、急に軽くなる・・・すっぽ抜けか?オトリを引き寄せて確認すると、無双8.5号・3本チラシの真ん中のハリがベンディング・カーブのところでポキリと折れていた。無念!

~ 7月25日の最大23cm 傷だらけのキカン鮎ちゃん ~


さらに下流に釣り下がろうと思っていると、またまたすぐ下に釣り人が入る。下流の釣人を避けて上流に移動していると、ふいに右足の足首までが石の隙間に入ってしまった。以前から九頭竜川ではこういうことがあると聞いていたので、特に慌てはしなかったので足はすんなりと抜けたのだが、強い流れに体を押されてバランスを崩したため、親指の付け根を捻ってしまった。仕方が無いが大事を取って2時前に川を上がることにした。それにしても腕が悪い!

~ 腕を物語る寂しい釣果 ~


自宅に帰ると案の定、右足親指の付け根が腫れてきた。”じゃーま”には「また、痛風の発作ぢゃないの!?」と疑われる始末だ。「また」と言うのは、数年前のお正月に大好きな清酒・立山で神通川の子持ち鮎の甘露煮を食して昼寝をしたら、見る見る右足が腫れあがり元旦から当番医のお世話になった前科があったからだ。

今回も梅雨空のようにスッキリしない冴えない釣果であったが、九頭竜川の鮎は旨かった!

竿:超超硬SH-85
天井糸:ナイロン 1.5号
水中糸:メタコンポⅡ 0.2号
ハリ:無双 8.5号 三本チラシ
ハリス:フロロ 1.5号



「超々硬SH-85」 試運転

2009年07月20日 23時13分22秒 | 鮎釣り


今日は梅雨の中休みで天気予報は”晴れ”、九頭竜川、庄川は釣行可ということなので、今年導入したニュー・アイテム=フナヤさんオリジナル・ロッド「超々硬SH-85」の試験運転で九頭竜川に釣行した。今朝の九頭竜川は平水より20~30cmほど高い水位で濁りも残った状態だったが、中部漁協管内の最上流の放水路辺りでは少しではあるが濁りは薄くなってきていた。水位が高い上に濁りもあるので、あまり入ったことがない場所はパスしてポイントを探すが、主だった場所には先行者が・・・お泊り組もいる・・・で上川の最下流部の「高橋砂利」まで来てしまった。左岸側は1名のみ(右岸側は10名ほど)だったので、釣果は度返し(本当は、最近まるで釣れないので自信を無くしているのだ)でここに入ることにした。

~ フナヤさんオリジナル・ロッド「超々硬SH-85」 ~


仕掛けをセットして、手前の「灯篭流し」用に作られた流れでオトリ採りを目論む。金属0.2号+オモリ2号で養殖1号を沈める。すぐに掛かるが少し小型だ。再度、養殖1号で2尾目が掛かる。今度は17cmほどの真っ黄色だ。川の真ん中辺りまで移動すると、解禁日に来た時にあった中州が無くなっている。やはり水位は少し高くなっているようだ。養殖2号を2号のオモリ(オヤジギャグか?)で沈め、少しずつ引き上げる。2号オモリぐらいでは竿先は少し曲がる程度だ。程なく18cmが掛かるが、苦もなくあっさりと抜けてしまう。さらに流速のある場所で5号オモリまで使用し、本日の最大21cmを掛けるもあっさりと抜けてしまう。やはりオーバー・パワーか。午前中はツ抜け出来ず8尾で終了した。昼食時、最近はまっているアルコール・ゼロのビールを「プシュー!」していると、右岸側にいた釣人3名が瀬を切って渡ってきた。午後も同じポイントに入ろうと思っていたが予定変更だ。
午後は上流に移動し釣り人3名を避けて竿を出すが、小型ばかり掛かってイヤになる。7尾目を掛けたところて3時になったので納竿とした。

前回の九頭竜川釣行でお会いした乾坤一擲(けんこんいってき)さんが、フナヤさんオリジナル・ロッド(確かSLⅡ90)で九頭竜川返しをされているのを見て、早く試したくてうずうずしていたのだが、型に激しいバラツキがあるこの時期ではオトリ継ぎが難しく、本番はもう少し後になりそうだと感じた。「超々硬SH-85」の竿自体のパワーは確かなものだし、感度も思った以上に良かった。また、8.5mの取り回しの良さは言うまでもないが、先調子であるが故の持ち重りの少なさは320gを感じさせないものだ。シュチエーションさえ誤らなければ、最高のロッドかも知れない。



竿:「超々硬SH-85」
天井糸:ナイロン 1.5号
水中糸:ハイテンション・メタル 0.2号
ハリ:GハードCueパワータイプ 8.5号(3本イカリ)

釣果:12cm~21cm 15尾



Somewhere Over The Rainbow

2009年07月18日 22時39分49秒 | 鮎釣り


さて、一向に明ける気配がない北陸地方の梅雨だが、今週末も神通川、手取川は釣行不可! 
先週は釣りが可能だった庄川、九頭竜川もOUT!石川県の近隣河川は全滅か・・・?
今週末は仕掛け作り・道具の手入れに専念することになりそうだ。

九頭竜川の上川(鳴鹿大堰堤上流)では今月末~8月上旬には25cmクラスも出そうな勢い。このままいけばシーズン終盤には尺鮎も望めるかもしれない。いよいよ楽しみになってきた。もう少し数が出れば言う事は無いが・・・。当然、仕掛け作りにも熱が入る。

以前にも記述したが、私のメインの仕掛けはD社の主藤名人考案の「3ウェイ・スーパー・ウエポン」で、これにナイロン(出番が少なくなってきている)または複合メタル、最近は非金属系のハイテクラインも水中糸にしている。(複合素材でない)メタル・ラインについては、扱いにくさとトラブルで、ここ数年はほとんど使用していないが、水位が高い状況では、比重が重く沈みの早いメタル・ラインが圧倒的に有利であるのは明白である。
今回の九頭竜川の増水、濁りでは水垢はそれほど飛んでいないと思われ、この水位が少し引いて釣りが可能になれば、メタル・ラインの出番というわけだ。

今日は5月のフナヤさん「鮎フェア」で購入しておいたサンライン社のメタル・ライン=「ハイテンション・メタル」0.2号と0.3号を水中糸にした仕掛けを作ったが、これに取り付けるハナカン廻りは「3ウェイ・スーパー・ウエポン」ではなく、同じく主藤名人考案の「スーパー・ドラゴン」背バリだ。オリジナルの「スーパー・ドラゴン」と異なるのは、背バリを取りはずしノーマル仕掛けにもできる点で、これによりオモリでの釣りに切り替える事も可能となった。つまり「2ウェイ・スーパー・ドラゴン」か?

~ 「スーパー・ドラゴン」背バリ(フック・ハナカン8.2mm、ハリスは2号) ~




今日はそのほか、「XPチラシ」9号、「無双チラシ」9号で3本チラシを 「GハードCueパワータイプ」8.5号、「J-TOPハイパー」8.5号で3本錨を巻いた。

さて、「2ウェイ・スーパー・ドラゴン」+メタル・ラインでフナヤさんオリジナル・ロッド「超々硬 SH-85」を試す日は近いか!?
Somewhere Over The Rainbow 爆釣はあるかな・・・
※このまま雨が降らなければ7/20の九頭竜川はイケそうなのだが。



OLサイズの誘惑 九頭竜川

2009年07月12日 23時39分15秒 | 鮎釣り

今週末も神通川、手取川は増水、濁りのため釣行不可、庄川は何とか竿は出せる状態にまで回復しているらしい。九頭竜川は水位がやや高いだけで濁りはなし。今年は九頭竜川釣行ではほとんど結果を出せていないが、「23cmが出た」との情報もあり、今日は鬼門の九頭竜川への釣行とした。もりいし釣具店でオトリを購入して、常連のお客さんの話を聞く。”ツ抜け”も難しい、”サイズも落ちてきた”とのこと。キビシイ話ばかりだ。昨日はノルマ20尾と考えていたが、”ツ抜け”に変更だな。

~ 北島大橋上流右岸の瀬 ~


午前中のポイントは北島大橋上流右岸側に入る。既に一人の釣り人が入っていた。(お昼にお話をしたら、何と・・・・だった。)先行者の下流に入り、オトリを採ろうとしばらく分流で養殖1号を泳がすが掛からず・・・真ん中の瀬に入りようやく18cmのオトリサイズが掛かる。しかし、後が続かない、瀬を釣り下がりながら探っていくと不意に目印が吹っ飛んだ!メガトルクⅡ早瀬が大きく曲がり、下流に走り出す。岸よりの弛みに寄せようとするが、ソリッド穂先の弾力のためかまるで寄ってこない!少し寄せてもすぐに流芯に戻ってしまう。竿を両手で保持して、竿全体を曲げるようにしてトルクを掛けるとようやく大石の裏に誘導できた。オトリを浮かせ一気に引き抜く。後の先、飛んできた2尾を居合い抜きでタモ受けする。デカイ!22cmのグラマーなOLサイズのキカン鮎ちゃんだ!午前中は15cm~22cmを10尾(20cmオーバーは5尾)、とりあえずノルマ達成だ。しかし、相変わらず掛かりが浅くケラレが多い!

~ OLサイズ22cm!追星小さめでもキカン! ~


お昼、川から上がり他の釣り人から情報をいただこうとお話をすると、先行者は鮎釣りSNSの「竿頭コミュニティ」やTOMOさんのブログ「STREAMSIDE」でお見かけする乾坤一擲さんだった。スマートな体躯にもかかわらず瀬の中を縦横無尽に動き回り、豪快に九頭竜川返しを決めていた。
スゴ腕と見た!しかも竿はフナヤさんだし。

昼食後、俄かに釣り人が増えてきたため、午後はポイントを移動しようかと思案しているところに”じゃーま”から電話が入る。何ぃ~!お通夜!「早よ、帰って来い!」だと・・・
午後は北島大橋下流の吉波(左岸側)に入るも12~18cmが4尾のみ、3時に納竿とした。
※右岸側で郡上スタイル(カブト虫)の釣り人はコンスタントに掛けていた。

今シーズンはこれまでメガトルクⅡ早瀬+PTソリッドという組み合わせを試してきたが、水位にもよるが九頭竜川ではこの辺り(22cm)が限界か。これ以上大きいと取り込みに時間が掛かり、身切れ等でバラシの可能性が高くなりそうだ。

竿:メガⅡ+PTソリッド
天井糸:フロロ0.6号
水中糸:メタコンポⅡ0.07号⇒0.125号
ハリ:GハードCueパワータイプ8号
ハリス:1.5号



7月4日 ほぼ初釣行 神通川水系 宮川

2009年07月05日 00時03分22秒 | 鮎釣り

週末釣師なれば、土日両日の貴重な休日を釣行できることはこの上ない幸せだろう。特に天候と、それに伴う河川のコンディションに大きく左右される、この梅雨時期ではスケジューリングに悩むところだ。我が家では「じゃーま」(金沢弁でハニーのことで「じゃあま」とも書く)のご機嫌もこれに付け加えることになるのだが・・・。

神通川は解禁日の翌日からの増水で、未だに立ち直っていない様子。(※7月4日徐々に回復しつつあるとの情報あり)手取川も同様だが濁りも出ているらしい。「やはり、ここは九頭竜川か神ちゃんポイントの大日川か・・・」と悩んでいるところに、かつての全日本のトップ・ラリースト:そーさんから電話が入る。「宮川が解禁後も50~60尾釣れているぞ!」と”悪魔”もとい”天使の囁き”だ。でも、ほぼ初めての川にノルマ50尾とは厳しいなぁ~!

今回の神通川の増水は支流の高原川からのもので、同じく支流の宮川からの影響はほとんど無かったようだ。そのおかげで宮川は好調という訳だ。昨年は宮川デビューしたが、わずか1時間ほどで放水サイレンにより撤収。この時はケンチさんのご漁場である共有エリアでの釣行だったが、今回めでたく宮川下流漁協エリアにデビューとなった。

~ 透き透きな宮川 ~



ケンチさんのご指南どおり地元の小倉商店で日釣り券と養殖オトリ2尾を購入し、そーさんオススメの学校裏ポイントに直行。(と思っていた。)川に降りると既に先行者2名がいたが、さらにお仲間2名が川に降りてきた。仕方が無いので下流の瀬に移動する。水温が低いのか、朝一はなかなか掛からない。小型が2尾掛かるがオトリにならない。養殖2号に変えてようやく16cmほどのオトリサイズを確保、時刻は9時を過ぎていた。それでも午前はポツポツ掛かり18尾をキャッチ。昼食時にオトリカンに移し変える際にオトリにならない3尾をリリース、1尾はお亡くなりになっていた。

~ 午後のポイント  ※そーさんオススメポイントはもっと上流だった ~


午後は朝一に入ろうと思っていた先行者がいた瀬に入る。先行者は右岸側からのみ釣っているようだったので左岸側に渡り、対岸からは竿抜けになりそうなポイントを重点的に攻めて、13時から15時過ぎまで30尾を追加した。サイズは20cmクラスも混じり、まずまずだが、冷水病かと思われるような大きな傷がある鮎もいた。朝一はまるで掛からず、初めての川で単独釣行、一時はどうなる事かと撤収も考えたが、そこそこ釣れて良かった。

※宮川は石というかほとんど岩のような感じで歩きにくく、渓流のようにアップ・ダウンの繰り返しだ。おかげでドライタイツがサウナスーツになった。メタボには良い薬だな。

12cm~20cmお持ち帰り45尾


竿:メガトルクⅡ早瀬90+PTソリッド
天井糸:フロロ 0.6号
水中糸:メタコンポ 0.07号
ハリ:一角 7号
ハリス:1号