Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

霧の第五鉄橋 宮川

2011年07月30日 22時20分23秒 | 鮎釣り

週末に限って、ダム放水が0トン。釣り難い状況になって鮎師を悩ませている宮川。しかし、今週はウイーク・ディに大きな水が出て、引き水での5トン放水。期待が持てそうだ。

考えることはみんな同じなようで、 Jinzoo HP の管理人=「富山の真さん」と「富山のトシさん」、そしてTeam Jinzoo若手No.1の「そとみち」さんも、満を持しての宮川釣行だったようだ。特に真さんの場合は、天候と宮川の水位を睨みながら東京から駆けつけたようで、今日がまさしく D-day(ディー・デイ) であるのは間違いのないところだ。



三川原に入るという真さん、トシさんに挨拶を済ませて、JR高山線・第五鉄橋の下流の瀬に入ることにする。霧の中に浮かび上がる第五鉄橋、幻想的な雰囲気だ。



さっそく、瀬肩に養殖1号を沈めると、秒殺で1尾目!宮川初のロケット・スタートでんがなぁ。しかも、いきなり20cmオーバーのメタボくん。「太ぇ野郎」だ!2尾目も同型がすぐに掛かり・・・「これは、イケる!」と思った矢先、風で霧が晴れてきて、これから釣り下がろうとしている下流の瀬を見ると、数人の釣人がいるのを発見。駐車場に他の車は無かったはずだが・・・残念。



釣り下るのをあきらめて、鉄橋の上流へ移動。これが正解で、ここぞと思うところでポロポロと掛かる。午前中は雨が激しく降り、合羽を着ていても肌寒く感じるような気温だが、メタボ鮎の引きというか重量にアドレナリン全開で、一向に気にならない。



別のポイントから移動してきた釣人に周囲を囲まれたり、掛かった鮎をタモ受けしたが、ポヨンと飛び出すこと二回と、トラブルも多かったが、14時過ぎに支流(沢)からの濁り水が入るまで、5時間ほどの釣りで25尾。不満もあるが、昨年から「辛酸を嘗め続けてきた」宮川で、漸くそこそこ釣ることができた。



25尾のうち殆どが20~22cm、しかもメタボ。集合写真撮影時のタモの重みが嬉しかった。

~ 本日の釣果 ~


ロッド 龍星☆竿 + HP(ハイ・パワー)ソリッド
天井糸 フロロ 0.8号
水中糸 メタマックス 0.06号
ツケ糸 フロロ 0.4号
中ハリス ナイロン 1.0号
ハリ   一角 7.5号 4本イカリ
ハリス  フロロ 1.2号

釣果 18~22cm 25尾



7月23日(土) 神通川初釣行! 寒い・・・

2011年07月23日 21時10分37秒 | 鮎釣り


さて、富山空港付近から不忠・・・もとい婦中大橋、有沢大橋付近まで、三桁も狙えるという絶好調の神通川だが、人見知りの激しいWaraとしては、混雑の中で人を押しのけての図々しい釣りはポリシーに反するため、極力下流域での釣りは避けたい。

~ 昨年は早朝から大混雑のポイントだったが・・・誰もいない。 ~


また、それと呼応するかのように、某釣具店(オトリ店)から「成子より上流はアカン」の情報が発信されているが、その真偽を確かめたいという思いから、今期の神通川初釣行は新婦大橋上流の深瀬~荒瀬に入ることにした。

オトリを付けて秒殺で”ドベる”(根掛かる)。いきなりのマイナス・スタートでんがなぁ。何か嫌な予感やなぁ。しかし、仕掛けを張り替えて、すぐに1尾目が掛かる。

~ 初 神通鮎 ~


この日は、いつもの「龍星☆竿」にHP(ハイ・パワー)ソリッド穂先を装着し、ハイパー・エムステ+ドラゴン背バリで釣る。PT(パワー・タイプ)ソリッド穂先では、オトリは入っても曲がりすぎで操作に支障が出る。標準チュウブラー穂先では、オモリが無ければオトリの弱りが早くなる。そんな深瀬を上方へのテンションで攻める・・・HPソリッド穂先はこの日の釣りにアジャストした。

~ 段々とサイズもアップ! ~


石裏の弛みに入ればビリ鮎も掛かるが、ここはと思う筋にオトリを送り込み、上方へのテンションからオトリが底に向かうタイミングで良型が竿を絞る・・・・腰上から胸近くまで立ちこんで釣るのだが、バランスを崩せば一気に流されてしまうスリリングなステージでの入れ掛かり!
しかも、上方へのテンションで誘いを掛けると、下竿ぎみで鮎が掛かることが多いので、これまたスリリングな展開からの一気の引き抜き!「龍星☆竿」の素性の良さを、まさしく実感できるこの日の釣りだった。いやぁ、神通川では何年ぶりかの「一人一瀬」 楽しいー!

~ 綺麗な天然遡上鮎・・・神通川らしい ~


しかし、「好事魔多し」。根掛かりすれば回収不能の深瀬、荒瀬、3回目の根掛かりロストで午前中は23尾で終了した。※オトリにならないビリ鮎は、引舟に入れずに再放流。
そして、もう一点、この日は気温が上がらず、水温も低め。こんな日の必携アイテム=ウエット・ジャケットを迷った挙句に家に置いてきたのが裏目となってしまった。それにしても、アイス・ドライ・シャツ 寒すぎ!

~ 午前中の釣果 ~


午後は震えながら3時過ぎまで釣るが、集中力を欠いて8尾のみ、結局31尾で終了となった。
雨も降ってきて、慌てて着替えたため、午後の集合写真は撮影できなかった。

~ 午後のナイス・ワン ~


最後に、
下流域ほどの入れ掛かりは望めないが、ビリを含めれば50~60尾はそんなに難しくはない。型もそこそこ良いので、込み合うのが嫌な人には、この辺のポイントも捨てたもんじゃないなぁと思った。

ロッド 龍星☆竿 + HP(ハイ・パワー)ソリッド
天井糸 フロロ 0.6号
水中糸 ハイパー・エムステージ 0.07号
ツケ糸 フロロ 0.4号
中ハリス ナイロン 1.0号
ハリ   G-HARD球磨 7号 4本イカリ
ハリス  フロロ 1.2号

釣果 15~21cm 31尾 (ビリ多数 再放流)



休日はレイトン教授か・・・  宮川

2011年07月18日 20時07分03秒 | 鮎釣り

しばらく更新をさぼっていたが・・・

7月18日は神通川水系・宮川へ釣行したが、またしても突然ダム放水がストップしてしまい(零トン)、苦しい展開となる。なでしこJAPANの劇的なW杯優勝にあやかってメタボ鮎の爆釣といきたかったところだが、そうは問屋が卸さなかった。発電計画が関係しているのか、休日は放水が止まることが多いような気がするのは、私だけだろうか?           

ともあれ、いつものクラちゃん&神ちゃんに中津川のTさんの同行で、宮川下流漁協管内では下流域にあたる”鮎飛橋”下に入る。




秒殺でうーちゃん三連発の後に掛かったメタボちゃん


連発なし、釣り拾うように足で稼がねば数は出ないようだ。




写真でもヌメリ具合が分かるようなヌルヌルな宮川鮎


そして、今シーズンもお約束の蛇が登場!真っすぐこちらに向かって来る。
何でや?そう言えばウチの”じゃーま”は巳年や!

「白蛇は神の使い」と言うが、これが瑞兆であって欲しいものだ。


数は出なかったが、型は良かった。しかし、ハリが合わなかったのか、掛かった数以上に水中バレ、空中バレがあった。レイトンの宮川はホント難しい!


ロッド 龍星☆竿 標準穂先
天井糸 フロロ 0.8号
水中糸 ハイパー・エムステージ 0.07号
ツケ糸 フロロ 0.3号
中ハリス ナイロン1.0号
ハリ  キメラ7号、一角7.5号、J-TOP7.5号、即7号
ハリス 1.0号~1.2号

釣果 18~22cm 13尾



約束の川  九頭竜川 ~さよなら、こーちゃん~

2011年07月16日 20時50分12秒 | 鮎釣り




昨年、11月24日、Team Jinzoo 金沢メンバーが集まった”ほっぺたさん”での、Waraとこーちゃんの会話。こーちゃんは、休みが水曜日限定なのでボンビーサラリーマンのWaraと釣行する機会はなかった・・・。


こー 「そう言えば、Waraさんとは一緒に釣ったことはないですねぇ~」

Wa 「いや、一度(神通川の) ”かもP”で一緒になったことがあるよ。でも、あん時はそーさんのほかにトンさんとか他にも何人かいたから、”かもP”では竿は出さなかったかなぁ・・・。それじゃぁ、来年は俺が水曜日に休みとるから、一緒に釣りに行っか?」

こー 「エェッ!ホントですか?一緒に行きましょう!」

Wa 「じゃ、決まりやね!」



そして、今年の春にWaraが家族で こーちゃんのお店にお寿司を食べに行った際にも

こー 「Waraさん 今シーズン 一緒に釣りに行くって約束・・・・」

Wa 「あぁぁ、覚えてるよー。俺が水曜日に休みとるって話やな・・・そうやな、神通川はいつも行ってるやろし、九頭竜川でもどうや?」

こー 「九頭竜川いいですね~ Waraさんの瀬釣り、教えてくださいよー。」

しかし、その約束は果たされずに、7月13日(水) こーちゃんは 一人で旅立ってしまった。

そして、昨日のお通夜の会場で
「Waraさん 明日 九頭竜川に行きましょうよ。」
こーちゃんの声が聞こえたような気がした・・・。


今日は、こーちゃんの写真をベストの背中に入っている年券ケースに入れて、こーちゃんの葬儀が始まる正午まで釣る事にした。彼の肉体と魂が現世に在る間に約束を果たしたかったからだ。

何度も何度も拭いたのだが・・・水滴が・・・涙か・・・








さよなら、こーちゃん いつか、本当に一緒に釣りに行こうね。



感電して、関電放水? 勝利バー

2011年07月09日 22時20分46秒 | 鮎釣り

気象庁は本日、九州北部、関東甲信、北陸の各地方で梅雨明けしたとみられると発表した。しかし、一昨日までの雨の影響もあって、北陸のほとんどの河川は、増水、濁りにより釣行不可能。鮎釣師たちは「肩透かし」をくったような形となった。



そんな時でも頼りになるのが、勝利バー(Sho River=庄川)。「今日はここしか無い!」という状況下なため、勝利バーのどこのポイントも人・人・人!おまけに網打ちまで登場。
お天気は朝からピーカンなのに暗雲が立ち込めている・・・のか?。
本日の同行は、クラちゃん&神ちゃんBros.の三人組。



午前中は、最近絶不調だという神亮さん(神ちゃんBros.兄)の釣りをチェックするため、自分は釣らないつもりだった。(何やら聞きたいこともあるようなので・・・もちろん鮎釣りの事!)しかし、Waraのアドバイスが悪いのか、早朝からポイントに網でも入っていたのか、神亮さん 一尾目がなかなか掛からない。そこで、Waraが上流に移動して、掛かるポイントを探すことにする。鮎の型や掛かる速度が良ければ、携帯で呼べばいいのだ。

勝利バーらしい綺麗な鮎ちゃんが、ご挨拶!


朝の川見で気になっていたポイントを釣ると、思っていたとおり、まずまずの型の鮎が掛かる。1時間で10尾のプチ入れ掛かりとなる。と、思ったら、匂いを嗅ぎつけた神ちゃんが背後に・・・。しかも、隣に入ると良型を入れ掛かり! 「ヤバイ!みんな釣られてまう~!早く電話で呼ばないと!!」

しかし、程なく神亮さんとクラちゃんが到着するも、数は思ったほど上がらず午前中の釣りはここで終了。Q師匠も合流して楽しいランチ・タイムに突入。Q師匠 今朝はゆっくり目のご出勤で、軽く20尾オーバー!流っ石ぁ!!

Q師匠が掛けた”アユカケ”?”カジカ”?骨酒か?


昼食後、下流に移動し少し水深がある瀬を釣ると、小型ながらもポロポロと掛かる。すると、またしても匂いを嗅ぎつけた神ちゃんが登場、隣で釣り始める。しかし、雨男のウワサもある神ちゃん、見る見るうちに上空に雨雲が発生。雷もゴロゴロ鳴ってポツリポツリと雨が降ってくる。川の上流、山手の方がかすんで見える・・・何か嫌な予感だ。

雷や雨がおさまって、ヤレヤレと思っていたが、暫らくすると、関西電力=関電からダム放水の案内放送と、けたたましい音のサイレンが鳴り響いて、本日の釣りは終了となった。

本日のMax


ここで、不思議なことが・・・。
上空で雷がゴロゴロ鳴っている間、(落雷していないのに)同行の三人組は、手にしたロッドや顔に触れた金属ラインを通して、ビリビリと電気を感じる=つまり感電していると言うのだ。Waraはまったく感じないのだが、鈍感なのか絶縁体でできているのか?不思議だ・・・。

本日の釣果 午後はペース・ダウンで15尾追加して25尾(4時間)


帰路、久々に虹を見た。
本日の北陸地方「梅雨明け」を象徴しているかのようだった。

日本海側河川の鮎釣り、お楽しみはこれからだ!!

虹の彼方に・・・


ロッド 龍星☆竿+PTソリッド 
天井糸 フロロ 0.6号
水中糸 フジノ ターボV TN 0.05号 (午前)
     ハイパー・エムステージ 0.05号 (午後)
ツケ糸 フロロ 0.25号(ターボV)
     フロロ 0.3号(エムステ)
中ハリス ナイロン0.6号
ハリ エアスピード6号、一角6.5号
ハリス 0.8号

釣果 10~18cm 25尾