Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

ようやく 2011年 FF初釣行なる 

2011年05月21日 17時54分50秒 | Fly fishing




~ 今年は雪代の期間が長い・・・鮎への影響は? ~


風薫る”この季節、例年であれば、週末はフライ・フィッシング釣行なのだが、今年は持病の腰痛に加え、3月の渓流解禁前から、いわゆる「五十肩」で肩があがらない日が続いていた。腰痛は今も相変わらずなのだが、GWを過ぎたあたりから、ようやく肩の痛みもやわらいできたので、これから向かうフライ・フィッシングで言うところのハイ・シーズンに間に合わせ、(鮎の解禁までに)何とかFFの年間釣行回数”ゼロ”は回避したいと思っていた。

~ 残雪がかなり残っている渓(たに) ~


そして今日は、お仕事だという”じゃーま”を会社に送った後、フリーになったので、手取川水系のN川へ。今年の初釣行を果たすことになった!



白山比咩(しらやまひめ)神社近くの「大脇オトリ店」で日釣り券を購入し、川に着いたのは午前11時近くになった。最近では遠征でもしないかぎり、めったに朝早くからロッドを振ることはなくなったのだが、雪代によって轟々と流れる川を前にして、「やっちまったか?」と思ってしまった。なんせ、朝から気温がどんどん上昇し、途中の気温計は27℃になっていたからだ。

~ 今年の一発目はヤマメ ~


逸る気持ちを抑えつつ、まずはメイフライパターンのドライ・フライを流してみる。しかし、浮いている餌に注目する渓魚がいないのか、反応はない。水温もかなり低いようだ。ニンフに切り替え、大きな淵に繋がる落ち込みを流すと、すぐに可愛いヤマメくんがヒット。

~ 後はイワナのオンパレード ~


雪代でポイントが絞られてはいるが、ヘチ寄りの弛みや大岩の後を中心にニンフを流すと、そこそこ渓魚が反応してくる。3時間釣ってヤマメ2尾、イワナ12尾、大きさはイマイチだっただが、久しぶりの魚信に”命の息吹”を感じられて、至福のひと時となった。




ロッド : オービス セブン・イレブン
リール : オービス CFOⅢ
ライン : DT4F
リーダー : 6X 12f



「水中糸についての考察」または「複合メタルライン依存からの脱却」 その3

2011年05月20日 22時45分43秒 | 鮎釣り


前回はナイロン(フロロカーボン)ラインと複合メタルの線径の違い、各素材による使い分けおよび複合メタルの比重について触れたが、そこからの続き・・・・。

各メーカーから発売されている複合メタルの比重については、下記のとおり。一部非公開の製品もあるが、おおよそ、”フロロカーボン(比重1.7)並み”の比重のものと”メタルライン(比重5.5)以上”の比重のものの2パターンに分別されるようだ。

したがって、これからの複合メタルは、線径(号数)、強度、そして比重の三要素を念頭に置きながらの使い分けが必要となる。


<複合メタルの比重>
メーカ    製品名           比重
ダイワ    メタコンポⅡ         2.1
がまかつ  メタブリッド         1.8
下野     ハイブリッド鮎        8.28~17.92(号数により相違)
オーナー  複合メタル・ブラック     非公開
サンライン  HYBRID-METAL鮎     非公開
バリバス   ハイブリッド・メタマックス 非公開
北越     RAN-SPECIAL       9.8
北越     META-BEAT       12.4


ここで、再び線径について注目してみる。VARIVAS社 「ハイブリッド メタマックス」(複合メタルライン)と「 スーパー メタル あゆ」(メタルライン)を同じ線径同士で並べてみると下記表のようになる。

~ 島名人お勧めの「META-BEAT」 ~


メタルライン=「スーパーメタルあゆ」の0.08号以下に相当する、細い線径を持つ複合メタル=「ハイブリッド・メタマックス」は存在しない事が判る。前回ラストに記述した島啓吾名人のご神託では、このレンジも比重の重い北越社製の複合メタルでカバーできる旨であったが、今年はあえてこのレンジはメタルラインを使用したいと思う。




昨年までは、このレンジ(メタルライン0.08号以下を使用する場面)であっても複合メタル(メタコンポⅡ、メタマックス、乱等)を使用してきたが、深めのポイントや石の小さい瀬での”オトリの浮き上がり”や感度への不満があった。鮎の大きさにもよるが、そういったポイントでは「ハイパー・エムステージ」、「エムステージ・スペシャル」へ切り替える必要がありそうだ。

~ メタルラインはやっぱ”エムステ”! ~



最後に、今年発売になった ゴーセン社 の「感激Proヴィンテージ」について。
タングステン8本使用(撚り糸でない)で比重が19、強度は0.02号で360g、0.03号で510gで十分な比重と強度だろう。線径は非公開だが、手取川や庄川で使ってみたいラインだ。

とりあえず、この項は終了。