Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

高原(川)へいらっしゃい

2019年07月10日 21時22分50秒 | 鮎釣り

「高原へいらっしゃい」とは・・・
1976年に放送された、山田太一のオリジナル書き下ろしドラマ。荒廃したホテルを一流にするべく立ち上がった一人の男性と、彼を取り巻くスタッフたちの奮闘を描く。主演はこれまでにクールで魅力的な男性役が多かった田宮二郎。ホテル支配人・面川清次をどのように演じるか注目だ。緑の高原ホテルを舞台に数々のエピソードを挿入しながら、ひとつの小さなホテルが繁盛するまでを爽やかに描いた物語。宿泊客に多彩なゲストを迎え、おかしく楽しく、時にはスリルとサスペンスを交えていく。2003年には佐藤浩市主演でリメイクされた。
(TBSチャンネルHPの番組紹介文より)



2003年版は記憶はありませんが、田宮二郎の1976年版は観てました。男前でしたねぇ~田宮二郎。由美かおるも出てましたねぇ~(映画「同棲時代」、「しなの川」イイです!)
このドラマの二年後に衝撃の猟銃自殺で亡くなってしまう田宮二郎ですので、今でも記憶に残る印象深いドラマでした。

そして、このドラマのロケ地は長野県の八ヶ岳高原だそうですが、本日(7月10日)、令和3回目の鮎釣りの舞台は、岐阜県飛騨市の高原川。前日までの爆釣情報に釣られて前回と同じく、鮎迷神さんとオ~さんの3ジジでの出撃と相成りました。さて、今回も目標の30尾は越えられるかな?



スズヰ商店でオトリ購入後、9時過ぎに実釣開始!同行のお二人の邪魔はしないよう対岸に渡り、下流の瀬落ち付近に入ります。まず、ヘチ付近の石裏に入れると秒殺で掛かりますが、胸鰭付近に掛かっているので、ばらさないよう慎重に取り込みます。16cm程のオトリごろで、出血もなく一安心。これをオトリに隣の石裏で、今度は18cmが背掛かりで飛んできます。と、出だしは良好でしたが、午前中の早いうちはヘチでしか掛からず、少し深いポイントでは全く反応がありません。しかも、崖状の釣り難いポジションで、打ち込みを繰り返す竿操作ですので、胴調子9mのメガトルクでは、ちと荷が重い状況でした。



朝のうちは曇りがちの空でしたが、陽が差してきたタイミングで、少し上流の段々瀬の棚を拾います。これが正解で目ぼしい棚では、17~18cmの鮎が掛かってきます。この段々瀬で午前中の釣りを終えますが、釣果は23尾。数を数えているときに1尾逃走されて、午前中は22尾で終了。同行のお二人もほぼほぼ似たような釣果でした。



風が出てきた午後は、竿を8mの「銀影競技 SL80 J」に持ち替えてスタート。午前中と同じく対岸に渡りますが、今度は上流の平瀬に入ります。向かい側の鮎迷神さんはスタートから入れ掛かりを演じていますが、Wara側は思っていたほどは掛かりません。しかも午前中とは異なり、掛かる鮎の型が小さい。メインは15~16cmでさらに小型の鮎も・・・ 



また、午後は風の影響で竿の感度が取れず、思わず掛かり鮎に走られ、石に巻かれてのロストが二回。もちろん強風による受け損ないも多発します。36cmのタモが仇になったか?
それでも、ペース的には午前中と変わらず、午後は24尾を追加して、トータルは46尾でした。
お~さんも目標の30尾超え。鮎迷神さんは夕立の冷たい雨にもペースは崩さず、50尾オーバと流石の釣果でした。パチパチ。



今回の高原川では、エビによる仕掛けトラブルや、掛かり鮎のローリング等によるハリハリスのパーマ、団子に悩まされました。渓流であるが故の複雑な流れによる細かい反転流などが、こうしたトラブルの原因だと考えられますが、重いラインや重いハリの使用、つけ糸の省略化といった工夫を考える必要があるかも・・・
まぁ、入れ掛かりが続いていれば、そんなトラブルは無いんでしょうけど。



ロッド(午前)銀影競技スペシャル MT90・SC
ロッド(午後)銀影競技 SL80・J SMTチュウブラ
天井糸    フロロ 0.6号
水中糸    メタコンポⅢ 0.05号
つけ糸    上フロロ 0.4号 下フロロ 0.3号
中ハリス   ナイロン 0.6号
掛けバリ   Jトップ 7号、てっぺん 7号
ハリス    ナイロン 1.2号


令和初 「会社をナンして」宮川へ

2019年06月26日 22時25分00秒 | 鮎釣り



さて、令和二回目の鮎釣りは、宮川(下流漁協管内)へ・・・
6月22日(土)に解禁を迎えた宮川は、翌23日(日)の両日とも、釣人で溢れ返っていたそうですが、私は仕事や義父の見舞いで両日とも参戦は叶いませんでした。両日の釣果にはバラツキがあったようですが、中には80尾超えの釣果もあったとかで、少し悔しい週末となりました。そこで、水曜日がお休みの鮎迷神さんとお~さんのお二人が、宮川釣行を計画しているということで、急遽参戦。令和初の「会社をナンして」宮川へ!
もちろん、休暇をとる前には、会社のスタッフ達に「今度ナンしたときは、ナンすっから・・・たのんちゃ~」と、お願いしました。(ナンのこっちゃ)



小倉商店でオトリと日釣券を購入後、当りを付けていた新旭橋付近を視察。すでに多くの釣人が入っている人気ポイントですが、橋の上流には三人が入り込めそうなスペースがあります。駐車場の関係で、この日は左岸側に入川。急勾配な階段を慎重に降りて、ジィさん3人の記念写真撮影後、いざ実釣開始!



鮎迷神さんは、入川場所の真ん前・・・オトリ缶前から開始。Waraとお~さんは上流の空いていそうなポイントへ移動。まずは瀬肩っぽい場所で養殖1号をセット。しかし、この日の水温は14℃いうことで、すぐには掛かりません。20分ほど苦戦してようやく16cmほどの宮川にしては小ぶりな鮎が掛かりました。



前日の夕立のせいなのか、川には濁りが入っていましたが、僅かに確認できる沈み石を目安に
オトリを泳がせると、入れ掛かりにはなりませんが18~20cmがポツリ・・・ポツリと掛かります。対岸の釣人の竿はほとんど曲がりませんが、釣人がどんどん増えてきました。川と道路の高さが比較的近いので、入川し易いのでしょうか。15t放水とはいえ濁っているので、川を切る人はいないので安心ですが・・・



数は数えていませんが午前中の釣果は15尾ほど。目標は30尾ですのでほぼほぼ予定通り。ランチタイムになったので入川場所に戻ると、瀬落ちのポイントで鮎迷神さんが入れが掛かっています。川幅が狭まっている処なので、流速と水深があるポイントです。すでに、20尾超えとか・・・。やりまんなぁ。



そして、お楽しみのランチタイムで事件発生!気温もそれほど高くないこの季節ですから、冷麺の類の登場はまだありませんので、三人ともメインはコンビニおにぎりです。Waraはコンビニおにぎりでは、昆布が一番好きなのですが、その昆布おにぎりをほおばっていると、いきなり「ガリッ!」あぁん?石が混じっていた?んなワケない!
な~んと左下奥歯の詰め物が取れてしまっていました。ショック!
あぁぁ~歯医者に予約入れなきゃ!



午後は、午前中と同じポイントに入る鮎迷神さんの下流に入ります。竿抜けしていそうな筋を狙うと掛かりますが、入れ掛かりにはならず2尾ほどで沈黙します。どこでも掛かるという事ではないので、ポイントを替え、オトリの操作に変化を付けたり、水中糸の角度を変えたりと工夫しますが、思うように掛かりません。



掛からない時間帯になると、詰め物が取れた奥歯がちょいと気になり、舌で確認したりします。そんな集中力を切らせた状態のときに、突然大型が掛かると慌ててしまいバラシてしまう・・・なんてこともありました。



夕方、鮎迷神さんの根掛かりをきっかけにゲーム・オーバー。
午後も午前中と同数ほどで合計は31尾!一応は目標達成です。
まぁ、こんなものかと。やっぱ、釣歩いて拾わないとダメね。




ロッド  銀影競技スペシャル MT90・SC 
天井糸  フロロ 0.6号
水中糸  メタコンポⅢ 0.05号
つけ糸  上フロロ0.4号 下フロロ0.3号
中ハリス ナイロン 0.6号
ハリ   Jトップ 7.0号、7.5号
ハリス  ナイロン 1.2号




2019年 鮎釣り解禁 犀川

2019年06月20日 21時24分28秒 | 鮎釣り



2019年、いや新元号 令和になっての最初の鮎釣り!
今年は、金沢市漁協が例年通りの6月16日(日)の解禁日でしたが、あいにくの雨、というか嵐のため釣行は断念。幸い本日=6月20日(木)が週末勤務の代休であったため、この機を逃さず犀川へGO!となりました。また、鮎迷神さんも休暇をとって参戦してくれることになり、ジィさん二人の2019年鮎釣り旅のスタートです。


※鮎迷神さんblogより写真を拝借しました



今年もジィさん二人のスローペースは健在で、午前10時30分という遅めのスタート。
「のんびり、楽しもうぜ!」がここ数年の合言葉です。
開始10分程で掛かった最初の1尾目はご覧のビリー。これを一旦オトリに使用しますが、さすがに次は掛かりません。再度、養殖1号の出番となりましたが、すぐに大きな当たりで掛かったのが下の写真の”腹掛かり”。身切れしないよう慎重に取り込みました。



その後、まぁまぁのペースで掛かり、午前中2時間での釣果は13尾。型も最初のビリー以外は15~17cm、お肌ツルツルの別嬪さんばかりでした。



昼食後、狙っていた上流の瀬肩ポイントに別の釣人が入り、まさかの間断のない入れ掛かり!
これに心乱されたワケではありませんが、午前中に比べてやや失速。連発なしの3時間でした。



16時終了。二人の釣果は同数の23尾でしたが、犀川の美麗鮎に共に満足満足。5時間程の釣りならば老体にかかる負担も少な目で、これまた満足満足。



ロッド  銀影競技 SL80 J  SMTチュウブラ
天井糸  フロロ0.6号
水中糸  メタコンポⅢ 0.05号
つけ糸  上フロロ0.3号 下フロロ0.25号
中ハリス ナイロン 0.6号
ハリ   ミニマム 6.5号
ハリス  ナイロン 0.8号 


半分、白い。

2019年06月15日 21時07分43秒 | 心情吐露



二年という長きに亘って更新を休止してきた当blogですが、再開するにあたって多少の言い訳をさせていただくと・・・「更新が面倒臭くなった!」という、絶対的に覆しがたい動機はもちろんありますが、そこに至るまでに幾つかの障害がありました。その中で最も大きな障害が、「白内障」を患ってしまった事です。

「白内障」は、目の中のレンズの役割をしている水晶体が白く濁ってくる病気ですが、白く濁るため、夜間の対向車のライトや晴れの日の雪景色、そしてPCの白い画面が白濁の箇所で乱反射するため、非常に眩しく感じられます。blog更新が途絶えてしまったのは、これが大きな原因でした。

眼に異常を感じはじめたのは2010年頃、これまで左右1.5あった視力が、右目だけ1.0を切るようになってきました。しかし、自分では俗に言うところの「歯、眼、マ〇」(加齢で衰える順番)?、まぁ単なる加齢による視力低下だと思っていました。さすがに右目の視力が0.7になった2012年、近くの眼科で診てもらうと「白内障」であることが判明しました。左目も「白内障」にかかっていますが、進行が遅いので違和感はあっても生活に大きな支障はありません。すぐに手術をする程ではないとの診断で、ある程度進行(視力が0.3~0.4ぐらいに低下)するまでは放置することになりました。(もちろん、自動車の運転等で危険を感じたりすれば、すぐに手術をすることに。)
つまり、手術をした2019年3月12日までの7年間、「半分、青い。」ならぬ「半分、白い。」状態となった訳です。

さて、2019年の鮎釣りが解禁となりました。
心を入れ替えて粛々とblogを更新してゆきましょう!


※「半分、青い。」
昨年(2018年=平成30年上期)のNHK朝の連続テレビ小説・・・丁度、昨年の鮎シーズンの終了と時を同じくして、最終回を迎えた人気のテレビドラマの事です。
岐阜県と東京を舞台に、大阪万博の翌年の1971年に生まれた、迂闊だが失敗を恐れない主人公・楡野鈴愛(にれの すずめ)が、病気による左耳の失聴を乗り越え、高度成長期の終わりから現代までを駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでの物語。タイトル『半分、青い。』は、第12話で小学3年時の鈴愛が遠足当日に、雨が止んだ空を見上げて言った台詞。


祝! 2017年鮎釣り解禁  浅野川

2017年06月16日 15時52分45秒 | 鮎釣り

今年もようやくこの季節がやってきました!
とは言っても、昨年の師匠ロスト以来、鮎釣りへの情熱がそのものが薄れてゆき、仕掛け作りもハリ巻きも何んにも手につきません。まったく準備してないけど大丈夫か・・・。
しかも、こんなときにハニーが東京出張!?息子も「俺も東京遊びに行くわ。」って、駅まで送ってくれってか。とういことで、今年の解禁もゆっくりスタートとなりました。



二人を駅まで送って、準備と朝食をすませて大好きな浅野川へGO!
一番に狙っていた某ポイントには車が3台、キッチリ3人が釣っています。その後、狙い目ポイントには複数台の車が必ず駐車していて入ることはできません。

順番に上流へ移動してゆくと、”七曲”でTanaさんのEK9 シビック TYPE Rを発見!橋の下流で釣っているTanaさんが橋の上のWaraに気が付き電話をかけてきます。「サイズはバラバラですが、22~3尾くらい。」って、昨年と同じパターンですよ。時刻もほぼ同じ7時52分!昨年の15尾を超えるハイペースです。やるぅ~!

結局、昨年と同じポイントだけが空いる状態、時間も8時をまわっていることから、とりあえず竿を出します。しかし、ハミ跡が少ない!鮎の気配がしない!芦が繁りすぎて釣りにくい! +掛からない!で、1時間でここは諦めて下流に移動します。



袋板屋橋の下流に着くと、朝駐車していた沢山の車が減っています。川を覗くと友釣りの釣人はゼロ。でも鮎のギラギラは見えます。駐車スペースに車を止めて、9時30分リスタートします。すかさず、監視員が年券チェックをしに来ます。監視員の話では、このポイントは朝から誰もやっていないとのことで、朝の車は毛ばり釣りの人たちだったようです。

早速、1枚目の写真のポイントで未使用の養殖2号をセットしようとしますが、背中とお腹に擦り傷があって元気がありません。(結局、未使用のままお逝きになられました)仕方なく1時間引き回した養殖1号を再びセット。



ここから、16~18cmがポロポロと掛かります。久しぶりの感触に只々感謝。今シーズンより導入の”SL80・J”に入魂!・・・できて良かったです。チューヴラ+SMTの良さは未だ理解していませんが・・・。
しかし、20尾を超えたあたりから、最近患っている「後脛骨筋腱炎」の痛みが右足にじわじわときます。激痛ではないので歩くことはできますが、タビを脱ぎたい衝動にかられ、12時半に終了。昼食後、犀川、浅野川の様子を確認しながら帰路につきました。

さて、真面目に仕掛けを作ろう!




天井糸  フロロ0.6号
水中糸  メタコンポⅢ 0.04号
つけ糸  上フロロ0.4号 下フロロ0.3号
中ハリス ナイロン 0.6号
ハリ   V5 6.5号、刻6号
ハリス  フロロ0.8号