Waraの『True Rise』

備忘録 ”鮎の友釣り”と”Flyfishing”と、時々、”映画”

鮎 2010年を振り返って

2010年10月26日 23時01分05秒 | 鮎釣り 年度振り返り




さて、2010年の鮎釣り総括である。
今年の釣行回数は30回を数え、独身の頃を除いて過去最高の釣行回数となった。

が・・・・釣果はイマサン。直近の5年間の釣果を比較すると、ここ2年の低迷ぶりは歴然だ。
(※2007年は北陸の各河川は天然遡上が極端に少なく大鮎の年だった。)
今や全国区となった神通川、九頭竜川は勿論のことだが、今年は庄川や手取川・無料区間、そして宮川までが日本全国から釣人が押し寄せてきた。高速道路一律千円が来年も継続されるようなら、厳しい釣りが続くかも。そろそろ、ロッド、仕掛、そして釣行する河川についても、「ドラスティックな改革が必要になってきたかなぁ」と感じる今日この頃だ。来季はYOU先生を見習って地獄の特訓も必要かな。

もう一点、ここ2年は仕事を含めた普段の生活に、大きな変化があったことも忘れてはならない。2006~2008年は仕事が忙しくて釣行回数は少いものの、仕事そのものは充実して楽しかったこともあって、釣果は良かったりする。一方最近は・・・・。こちらも、ドラスティックな変化が欲しいものだ!



            2010年                  2009年 

総釣果        697尾                  522尾
釣行日数        30日                    20日
総釣行時間     162時間 (5.4時間/日)        106時間 (5.3時間/日)

1日当りの釣果    23.3尾                  26.1尾
1時間当りの釣果  4.3尾                   4.9尾

最高釣果       6月25日 手取川 55尾        6月20日 神通川 53尾
                   (時速7.5尾)              (時速10.6尾)
最低釣果       7月8日  神通川 0尾          10月11日 九頭竜川 6尾              

神通川         4日 105尾 (26.2尾/日)      10日 300尾 (30尾/日)
九頭竜川        5日 99尾  (19.8尾/日)       7日 85尾  (12.1尾/日)
手取川        12日 283尾  (23.5尾/日)      1日 51尾  (51尾/日)
宮川           3日 61尾  (20.3尾/日)       2日 86尾  (43尾/日)
足羽川         1日 30尾  (30尾/日)
庄川           2日 80尾  (40尾/日)
旅川           1日 4尾  (4尾/日)
大日川         2日 35尾  (17.5尾/日) 

<釣果の推移(直近5年間)>     
年度     総釣果    釣行日数 1日当りの釣果  
2010年   697尾     30日     23.3尾
2009年   522尾     20日     26.1尾
2008年   849尾     18日     47.2尾
2007年   500尾     24日     20.8尾 
2006年   728尾     15日     48.5尾






すべて緑に変わるまで 九頭竜川 (最終釣行)

2010年10月11日 22時30分12秒 | 鮎釣り

昨日の手取川は濁りが入っていて、”青空軍団”=「鮎夏青空」名人YOU先生をもってしても釣果はイマイチだったようだ。本日も濁りが残る手取川はあきらめて、現在渇水ぎみだという九頭竜川への釣行が決定した。例年なら、この時期の九頭竜川では、唸りを上げて飛来してくるコロガシ漁のオモリや川底に残された大きなハリと太いテグスに辟易としているのだが、今年は初の「友釣り専用区」が試行的に設けられたので、どんな状況になっているのか興味津々だ。同行は九頭竜川・上川が初釣行となる神ちゃんだ。



8時過ぎに「もりいし釣具店」に到着、神ちゃんの日券とオトリを購入。昨年もそうだったが、3連休とあってお客さんが多い。”岐阜”ナンバーの車が多いのは、濁りが入って釣りにならない長良川から移ってきたのだろう。約1ヶ月ぶりの「もりいし釣具店」、お父さんもお母さんも元気そうで何よりだった。

~ 「やっぱり、瀬釣りが好き!」 神ちゃん ~


九頭竜川・上川が初めてと言う神ちゃんだが、実は昨年の九頭竜川の解禁日に一緒に”高橋”に行ったことがあった。しかし、このとき神ちゃんは寝不足で体調を崩して釣りをすることができなかったため、本日が上川初挑戦となる。早い時間帯は掛からないだろうと、中島放水から順に下りながらポイントを説明し、浄法寺橋下流の「友釣り専用区」に到着する。浄法寺橋上流の瀞場には、左岸側から数人の釣人が入っていたが、飯島一番瀬には一人だけ。誰もいない一番瀬の瀬尻から瀬肩にかけての緩い流れには、結構ハミ跡があって掛かりそうだ。

~ すぐに掛かった1尾目 ~


9時30分 実釣開始! 神ちゃんは漁協のおじさんが薦めてくれた下流の瀬に入る。オトリを送り込んで待つこと15分、1尾目が掛かる。17cmほどの雌♀だ。オトリを替えてすぐに2尾目!「これはイケる!」と思ったら次がなかなか掛からない。午前中は6尾に終わる。

~ まだまだ若い鮎がいる ~



~ 「やっぱり、高岡早☆が好き!」 「鮎夏青空」名人 ~


午後は、手取川をあきらめて九頭竜川にやって来た「青空軍団」と合流。またまた、楽しいランチ・タイムに。実は「青空軍団」は巨鮎だけじゃなくて巨乳も大好きだということが判明。Hな師弟コンビだった!午後は、少し移動しながら釣るも、ポツリポツリと掛かるだけで、なかなかにキビシイ。最後に下流の早瀬で掛けた21cnは、かなり良い引きで楽しませてくれたが、写真のとおり真っ黒な雄。結局、午後は丁度10尾を釣り、合計16尾で納竿とした。

~ 「九頭竜川はウエットタイツだ!」気合が入ってるYOU先生 ~


川から上がって、「鮎夏青空」名人と神ちゃんの三人で談笑している間も、YOU先生は釣り続ける。いつも真っ暗になるまでやるらしいが、ホント素晴らしい情熱だ。自分にも確かそんな時期はあったと思うが・・・。

~ これが今年最後の鮎 「う~@さん久しぶりやね~」 ~


朝、上流から異動する車中、すっかり稲刈りが終わった田園風景の中で、一画だけ刈り残された田んぼが目に付いた。それは、終わってしまう鮎の季節の中で、いまだ残り火のように未練を残している鮎師の心中を象徴しているようだった。

~ 本日の釣果 ~


「鮎の季節は、田植えが終わる頃に始まり、稲刈りが終わる頃に終わる。」これはSTREAMSIDEのTOMOさんのセリフだが、太古の昔から連綿と続く日本人の営みと鮎の関わりに思いを寄せながら、今年の鮎釣りを終えることにした。
来年、この地の田園がすべて緑に変わるまで、「さらば九頭竜川」である。

~ 夕暮れ迫る九頭竜川 YOU先生 奮闘中! ~


本日の釣果: 9:30~12:00 14~20cm 6尾
        13:00~16:30 17~21cm 10尾

ロッド:フナヤ・オリジナル 龍星☆竿 急瀬ハイパワー 9m + PTソリッド穂先
天井糸:フロロ 0.6号
水中糸:メタマックス 0.06号
付け糸:フロロ 0.4号
ハリ:一角 7号 4本イカリ(ハリス1.2号)
    一角ライト 6.5号 4本イカリ(ハリス1.0号)
中ハリス:ナイロン 1.0号




手取川 鮎産卵床清掃作業

2010年10月10日 19時29分53秒 | 心情吐露

「手取川 鮎産卵床清掃作業」は、「手取川を愛する会」と「白山手取川漁業協同組合」が発起人となり、関係団体と一般ボランティアによって、去る9月19日に実施される予定だったが、台風接近による手取川増水のため中止となった。そして、本日(10月10日)、改めて清掃作業が実施の運びとなった。Team Jinzooからは、神ちゃんBros.、凸前ペコちゃん、そして私の4名が参加した。

~ 開会式 ~


作業内容は、重機で大まかに均した川床から人力で石を取り除き、鍬、竹箒、熊手などで丁寧に均し、親指くらいの大きさ以下の小砂利底にする。100人近くの人力をもってしても、1時間ほどで作業を終えるのは、結構大変だった。作業を分担化するなどして、もう少し効率的にやった方が良さそうだった。

~ 神亮さん(神ちゃんBros.兄) ~


凸前ペコちゃんは関西の川で、鮎の産卵床作りを体験済みとのことで、イロイロと教えてもらった。しかし、禁漁区間なのに一人釣りのスタイルの凸前ペコちゃん、密猟者だと思われまっせー。

~ 「誰が密漁やねん! ド突くぞコラー!」 凸前ペコちゃん ~


そして、作業の後はお楽しみ抽選会!いつも、クジ運が悪いので、どうなるか!

~ 「フッフッフッ 来年の年券はオレのもんや!」 神ちゃん ~


H23年度 手取川年券・無料券は、なんと神亮さんがゲット!
H23年度 手取川年券・半額券は、私がゲット!(やった!もうクジ運が悪いとは言わせない!)
”上州屋さんタオル”は、なんと凸前ペコちゃんがゲット! 


~ 垂涎の的 来年の年券・無料券! ~


「来年も いっぱい いっぱい 鮎美ちゃんが遡上しますように!」

~ やった!手取川年券・半額券ゲット! ~


「手取川 鮎産卵床清掃作業」の後は、今週も手取川に来ている”青空軍団”を上流域の良さげな
ポイントに案内して、遅めの昼食を摂ることに。ラーメンがイイと、みんなの意見は一致したのだが、本日、鶴来町は「ほうらい祭り」により、あちこちで通行止めになっていて、いつもの「こいしや」さんは不可。そこで、神亮さんが、以前から気になっているという「一心屋」さんに行くことにする。

~ 一心屋さん ~


お昼のピークはとっくに過ぎている時間帯なのに、13台の駐車スペースの空きは2台分だけ。人気の高さがうかがえる。15分ほど外で待ったが、事前に食券を購入して注文済みだったので、椅子に座ってからは、ほとんど待つことなくラーメン出てくる。


~ 魚介系とんこつ ~


魚介系というだけに鰹だしが香る醤油豚骨のスープに、中太ストレート麺。豚骨ラーメンは得手ではないが、魚介系で臭みが抑えられていて割といける。麺の固さは好みだ。スープが少なくなると(冷めてくると)味が濃く感じられるのは、この手のラーメンの特徴なのだろうが、スープが飲み干せない方が、逆に体のために良かったりして・・・。

それにしても、食券を先に購入してから注文というのは金沢のラーメン屋さんの”はやり”なのだろうか。最近、このスタイルの店が多いような気がするが・・・span style="color: #FFFF00;">チャンカレが元祖か?



鮎秋青空? 手取川下流域

2010年10月03日 23時41分22秒 | 鮎釣り


今日(10月3日)は、「鮎夏青空」名人YOUさんが神ちゃんBros.と一緒に、手取川下流域に入るということなので、師匠情報による手取川推奨ポイントを伝授。自分は午前中は所要があり、釣には出かけられなかったので、(一応、釣りの道具を車載して)午後こっそりと見に行くことにする。
川に到着すると、4人は丁度、遅いランチタイムの最中で、”カップめん”と”おにぎり”をご相伴に預かることに・・・やっぱり、この季節は暖かいものがイイ。



楽しいランチタイムの後は、着替えて準備をして、暫しみんなの釣りを観察することにする。この日は丁度、「小松航空祭2010」の真っ最中で、上空には編隊を組んだジェット機が飛び交っている。有名な「ブルー・インパルス」(青い衝撃?)チームらしい。川には変態の・・・もとい編隊の「ブルー・スカイ」=青空チームが、まるで盛期のように入れ掛かっている。まったく、季節感の無い二人だ!もう「鮎夏青空」ではなく「鮎秋青空」だっちゅうの!


~ 「鮎夏青空」名人 ~


「鮎夏青空」名人は、基本に忠実な綺麗な釣りで、適切な立ち位置、オトリ扱いの丁寧さ、釣れるポイントの見極めと見切りのタイミング、どれをとっても使っている道具と同じく一流であり、一目でウマイってのがわかる稀有な釣人だ。

~ 神亮さん(左)と鮎を取り込み中のYOUさん(右) ~


また、釣友のYOUさんは「鮎夏青空」名人と体型、顔は兄弟か?と思えるほど似ているうえ、釣り方までソックリ。とても、友釣り2年目とは思えない腕前だった。毎回、「鮎夏青空」名人に同行していることは勿論だが、真っ暗になるまで釣る(地獄の)特訓の成果だろう。

~ 神ちゃん このあと大物をゲット! ~


夕方、「鮎夏青空」名人から、オトリを2尾頂戴して、瀬肩でしばしの入れ掛かり。これは有終の美か?

~ 本日の釣果 ~


場所:手取川下流域 某所
釣果:15:00~16:30 10~18cm 13尾
ロッド:村雨 中硬 9m
天井糸:フロロ 0.6号
水中糸:Fujino TSスペシャル 0.03号
付け糸:フロロ 0.2号
ハリ:ミニマム 6.5号 4本イカリ(ハリス1.0号)   
中ハリス:ナイロン 0.8号


深まる秋 手取川上流域 

2010年10月02日 17時58分18秒 | 鮎釣り




今年は、あえて無料区間である下流域では(ほとんど)釣らずに、中流・上流域を中心に釣った手取川だが、今日(10月2日)入った上流域某ポイントは、ダムからの放水に強い濁りが入ることが多いため、なかなか入るチャンスがなかった。8月中旬以降に実績があるこのポイントは、ドライ・タイツには不向きであるが故、冷たい秋風が吹く前に入っておきたかったが、なかなかタイミングが合わず、ついに最終盤の時期での釣行となってしまった。



手取川でも最も水量が多いこの区間のポイントは、かつては多くの釣人が見受けられたが、川のすぐ横を縦貫する自転車専用道路(キャニオン・ロード)ができてからは、入川口がわかりづらくなり、釣人が少なくなったように思う。かく言う自分も数年ぶりになる。

~ 雄♂はオトリにするとうっすらとサビがでる ~


まず、瀬肩に入りオトリを送りこむ。オトリ屋さんに置いてあったのは、たっぷりと抱卵した雌♀のみ、動きが悪そうなので心配したが、案の定まったく泳がない。そこで瀬に下って2号オモリで沈めると、17cmほどの雄♂が掛かる。そのまま瀬を釣り下り、入れ掛かりとはいかないもののポツポツ掛かり午前中は12尾だった。大岩裏の少し緩い流れでは雌♀も掛かかり、この時期でもまだイケそうな感じだ。

~ この時期にしては綺麗な雌♀ ~


午後は瀬肩を釣ろうと思い下流から戻ると、目指すポイントには釣人が一人入っていた。しかも、イイペースで掛かっているのでガックリ。気を取り直して上流の瀞場に近い場所から釣り始める。上飛ばしで、大石の周りをトレースしていくと、やっぱりイイペースで掛かる!ヘチ付近でも18cm前後が掛かる。太陽が山の端に隠れて川が翳ってくると、濡れた袖口に当たる風が、急に冷たくなったような気がした。鮎の掛かりも悪くなったので、午後は18尾で終了とした。

~ 本日の釣果 ~


場所:手取川上流域 某所
釣果:9:00~12:30 12~20cm 12尾
   13:00~15:30 12~19cm 18尾
ロッド:メガトルクⅡ 早瀬 9m + 標準穂先
天井糸:フロロ 0.6号
水中糸:メタマックス 0.04号
付け糸:フロロ 0.4号
ハリ:一角ライト 6.5号 4本イカリ(ハリス1.0号)
   ミニマム 6.5号 4本イカリ(ハリス1.0号)
中ハリス:ナイロン 1.0号