自滅・・・仙台戦観戦記。

2011-09-24 | 横浜F・マリノス

時間帯の早すぎる得点に一瞬嫌な予感もしたが、
あまりにも同点にされるのが早すぎた。
そして逆転弾が決められた時点で今日の試合は勝負あり、という感じでした。
移籍後初ゴールをマークしたパンゾーのコメントがあまりに切ない。

1点目は、相手の正面に立ちはだかるも厳しく行くわけでもなく、中途半端な守備でそのまま打たれ失点。
2点目も、中途半端なパスから奪われそのまま競り負け失点。
3点目もミス。
結局相手がどうのと言う前に、自分達の中途半端なプレーが90分続いたことによる自滅だったということ。
2点のビハインドという展開に終盤は、例のごとく攻撃はしっちゃかめっちゃか。
誰が前線に上がってこようが、誰からも得点の匂いがしないという・・・
結局ゴール前に何人いたとしても、大黒しか得点できそうな選手が前線には残ってないんだよね。
運動量の無さ、球際の弱さ、勝負弱さ、全ての脆さが露呈した試合でした。

小椋が故障による欠場。
多少は予想していたけど、ここまでバランスが崩れるとは思いもしなかった。
問題はそのボランチにあるというよりも、
小椋のポジションに金井を置いたことによる左SBの穴にあるんでしょうね。
ここ最近の形として、ボランチと青ちゃんが前からアグレッシブに守備に行く一方で、
ボンバーは後ろにどっしりと構えるというのがしっかりハマっていた。
しかし今日はボンバーが引き出されてしまうという場面が多かったように思います。
それは決して仙台の動きが良かったというわけではないんだよね。
こうなってしまうと横浜の守備は崩れてしまう。

左SBを務めた勇蔵のSBとしての適性の無さは、
これまでの実績を知っている方なら誰もが試合前から感じていたことではないかなとは思うけど、
今日の出来に関しては、適正云々以前の問題だったように思います。
走り負け、飛び遅れ、とにかく覇気の感じられないプレーが目につく。
ザッケローニも代表も好かないけど、勇蔵が代表合宿でザッケローニに以前の方がもっとアグレッシブだったと
言われたことの意味をもっと考えて欲しいなと思います。

最終ラインはいじらずに、ボランチに他の誰かを置く、または中盤の布陣を再考する、もしくは3バックというのが、
今日の試合を見る限り現実的だと感じました。
和司のコメントを自分なりに解釈すると、右サイドからの攻撃というのが一つの狙いだったようで、
確かに右サイドからの攻撃に偏っていたように試合中も感じられました。
狙いと言われると何とも言えないけど、非常に左右のバランスが悪く感じられ、結局90分、
その居心地の悪さは解消されることはありませんでした。

前半から前線の動きが著しく悪かったのも確か。
当たりの強い仙台DFに簡単にボールを失っていたのも事実。
ただあまりにバックのバランスが悪く、久々に横パス、バックパスの連続、中盤の押し上げが全く出来ない。
もうどうしようもなかったです。


何となく負けてしまったというよりも、
ここまで、やったことが機能せず失敗して惨敗したことを逆に良かったと捉えて欲しいと思います。
絶対勝たなくてはならない試合に負けた。
小椋がいないこと、バックアップメンバーの不足を今更嘆いたところで何も始まらない。
ただここが勝負という試合で中途半端なことをすればどうなるか、今日の試合で十分分ったと思う。

絶対的な強さを誇るガンバが甲府に完封負け。
神様はまだ横浜を見捨てたわけじゃない。
チャンスは転がっている。
それを掴めるかどうかは自分達次第。
”絶対優勝する”その強い気持ちをこの正念場に見せて欲しいと思います。

ついさっきまで怒りがおさまらなくてどうしようもなかったけど、だいぶ落ち着いてきました・・・。
応援も酷かった・・・自分的にも反省です。
とりあえず寝て、今日の事は忘れます。