ごきげん早野の饒舌・・・ガンバ戦観戦記?

2007-09-19 | 横浜F・マリノス

J25節
G大阪vs横浜FM@万博        0-2
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「僕らでもやれるところを示したかった」
そう言ったように、那須勇蔵も最高の守備でガンバに立ち向かった。

蒸し暑い万博。そして相手はJ最強の攻撃力を持つガンバ
相手も代表選手を多く抱えコンディション不良はあるものの、
バレー&播戸のFWコンビは健在。
そして何より横浜にはマツも佑ニもいない・・・
が、どこか不安は無かったんだ。
ピッチに姿を見せた選手達を見た時、ただ何となく、、やれる。と。

序盤からお互いが積極的なプレーを見せる。
播戸の抜け出しに怖さがあるものの、しっかりと跳ね返す。
横浜も坂田、ジローが運動量を活かしフリーにピッチを走り回りながら、
サイドから徐々に攻撃を組みたてる。
しかし、大島が徹底的なマークにあっていることもあり、
なかなかいい形でフィニッシュまでは繋げられず。
味方同士ポジションが重なる場面なども見られたが、
それは全員がゴールへ目が向いているという気持ちの表れにも感じた。
ガンバは中盤の代表組の動きも良くなく、攻撃のスピードが上がらない。
横浜の方がスムーズにパスも繋いでいるように見えたが、
前半で言えば、ゴール前でのチャンスは寧ろ相手の方が上だったように思う。
サイドで人数をかけている割には、そこからボールが前に出ない。
相手のサイドが寝ていた分、もっと縦に強引にでも行けたら良いんだけど。
それでも、那須、勇蔵の両CBが息の合ったコンビネーションで
相手FWを封じると、哲也も気合の入ったセーブを見せる。
両CBは相手の生命線でもある中盤にまで身体を張ったDFにいく、
終始集中力の高い守備を見せてくれた。

後半に入り、相手が猛攻を仕掛けることは予想されたが、
それでもこの日の横浜は落ちついていた。
中盤もよく動いていたし、最終ラインにもブレがない。
相手にしてみれば、なかなか隙が見つからなかったのではないだろうか。
そしてそんな攻撃的な相手に”隙”を見つけたのは横浜の方だった。
後半15分すぎ、カウンター一発。
この日なかなかいい形で攻撃に絡めなかった功治から、
相手DF裏に抜けた坂田に渡り、落ちついてGKを交わし先制!
そして僅か2分後にまたしてもDF裏に飛び出した坂田が追加点。
同じパターンでいいの?いいの!?
ガンバも呆然だろうけど、こっちだって唖然ですよw
前半からいいだけボールこねくり回していた割には、
両得点ともあっさりと決めちゃったからね。
坂田の持ち味を存分に見せつけた得点だった。
3得点目未遂は決めて欲しかったけどね(苦笑)
この辺はこれからの課題だろう。

その後はガンバの猛攻を受けるものの、FWに仕事をさせない。
さすがに中盤の運動量も落ち、相手に回されながらも、
終盤では哲也の連続ファインセーブもあり、ゴールを守る。
やはりガンバも本調子ではないようで、
連続した攻撃がなかなか見られず、終盤では後ろで回す事も多くなり、
この時点で横浜の勝利は確実なものと感じた。

全く勝てなかったあのガンバに完封勝利
これほど気持ちの良いことがあるだろうか。
結果的に浦和のアシストになっちまっているわけだが、
もはや今はそんなの関係ねぇ。

まぐれでも何でも無く、気迫が上回った結果の完封勝利。
試合後のコメントで、勝利して余裕のニヒル凡さんは、
ラッキーだった」とこの試合を表した。
代表組のコンディション不良と相手は大きな言い訳ができる。
確かにそうだったし、実際、それが敗因という見方が多いわけだし。
だが横浜にもマツ、そして佑ニの欠場という言い訳ができる状況があった。
でもしなかった。
言い訳をする状況に全く至らなかったこと、
寧ろ「ラッキーな勝利」と言えちゃう試合ができたこと、
主力離脱という現実、逆境に逃げずに立ち向かったうちの選手達を
本当に誇らしく思えるよ。
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