自滅・・・柏戦観戦記?

2007-09-07 | 横浜F・マリノス

J24節
 柏vs横浜FM  @国立       1-0
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観戦記とはいっても、実は書くことがない(苦笑)
実質、開始数十秒での失点で勝敗が決まったような試合だった。
立ち上がり・・・
全体的に集中力の欠けた空気の中、ここ数試合全く修正できなかった
サイドからの攻撃を受けた流れからのオウンゴール。
勝手にラインを割ったとセルフジャッジの上、一瞬気を抜いてしまったこと、
相手を縦に抜かせてしまったこと、
そしてセーフティにクリアしにいかなかったこと、
絶対ミスを犯してはならない時間に、絶対先制点を与えてはいけない相手に、
自ら得点を与えてしまった。
一瞬でも気を抜いた方が負ける。
守備力を強みにするお互いにとって、それはわかっていたことなのに・・・
結局、一瞬のスキを見せたうちが負けたのは必然だった。

選手達は先制を許しても頑張った。
決して諦めてはいなかったし、
寧ろの方が試合を通して(攻撃に関して)大したプレーが出来ずにいた。
横浜はその後、佑ニも建て直し、久々先発の那須も中盤の守備を本当に
よく頑張ってマイボールにしていたし、
攻撃陣も守備に苦しみながらも得点を目指して頑張っていた。
でも、柏のDFはそれ以上だった。
それは認めざるを得ない。

絶対、先制点を与えてはいけない相手―柏。
何故なら彼らの闘いは徹底している。
先制すればとにかくそれを守りきる。
そんな相手のやり方を知っていながら、彼らの術中にはまった。
ここ数試合、最終ラインの凡ミスからの失点を繰り返していた。
だが攻撃陣の奮闘もあり、そのミスが敗因とは繋がらなかった。
しかし今回は違った。
これまでだって、そのミスが負けに繋がってもおかしくなかったが、
何とか切り抜けてきた状態。
その間に何とか建て直せれば良かったが、それができずにまた試合を迎えた。
この敗戦で、やっとDFに何か変化が見られるようになるだろうか。
それともまた同じことを繰り返すのか。
次戦、ガンバという最強の攻撃チーム相手にどんな守備が見られるか
今度こそと信じて待ちたいと思う。

時間を増すごとに、焦りが見えた横浜。
しかし同じパターンを繰り返す事しかできない横浜にもどかしさを感じた。
マンマークがきついんだもの(苦笑)
動きも極端に少なかった。出し手も封じられ、受け手も待つばかり。
強引さが足りないのかな。
これが横浜に足りないところなのだろう。
劣勢に立った時、どうすればいいのか。
調子の悪い時はどう試合を進めるのか。
もう一歩今の状態から踏み込まなければ、柏のような相手と対戦した場合
勝つ術が見当たらない。
決して今のチーム作りの方向性は間違ってはいないと思う。
が、このままではこれ以上にもならない。
そのジレンマから抜け出すには、やはり個々の能力を上げるか、
新たな戦力を待つしかないんだろうか・・・。

それにしても、両チーム内容に乏しい試合だった。
折角招待客が多かったのにね・・・。
面白い試合をすれば見るものの心は掴める。
そして面白い試合をすれば選手達だって輝く。
そんなサッカーを横浜には目指して欲しい。
帰り道、招待客と思われる少年がポツリ、
「遅延ばっかりでツマらなかったね」この言葉が一番印象的だった。
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