試合後の乱闘と帰れコールにて終了(苦笑)・・・ジェフ戦観戦記?

2006-12-05 | 横浜F・マリノス

2006Jリーグ最終節
ジェフユナイテッド市原・千葉 VS 横浜F・マリノス(A) 0-2
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まだ天皇杯が残っている(佑ニ)

横浜の闘いはまだまだ終らない
この試合をもってリーグは一区切りになるけれども、
それはまた新たなる闘いのスタートなのだと選手達は主張しているようだった。

出場停止選手など、諸事情で数選手を欠く中、
スタメン、ベンチには若手選手が名を連ねる。
左SBには裕介が抜擢され、佑ニが復帰した最終ライン。
腰の具合が懸念された佑ニも動きが良く、どうやら心配はないようだった。

序盤からアグレッシブな動きを見せた横浜。
特に裕介の積極的な攻め上がりが目立つ。
どうしても守備で課題は残るけれども、あの積極性は今までの横浜には
欠けていたのもので、将来的に大変楽しみ。
裕介の攻撃で空けてしまったスペースには功治、那須と佑ニがしっかりと対応。
右サイドでも同じ光景が見られ、勇蔵と狩野がお互いに連携を取り、
フォローしていたのは今までには見られないもので印象的だった。
この日は序盤から、ジェフのお株を奪うかのように、
前線からの執拗なプレスでボールを奪いに行く姿がチーム全体に見られた。
『ボールへの執着』が非常に強かったのだと思う。
先制点も狩野、孝行、坂田と相手のプレスにも当たり負けせず、
粘って粘ってボールを繋ぎもぎ取ったものだった。
大島も悉く競り勝っていたし、サイドからの攻撃も良かった。
欲を言えば、中央に厚みのある(恐さのある)攻撃が出来るといいかな。
いや、しかし贅沢は言えない。
普段ならば先制してしまうと、
途端にペースダウンしてしまう攻撃も緩むことはない。
序盤と同じく前線からの守備と、最終ラインの身体を張った守備で
ジェフの攻撃を封じると、すかさず前を向く
丈二的なジャッジにも平常心を保ち、90分集中力は途切れることはなかった。
ここ最近では見られない、本当に楽しいと思えた試合だった。
最後にしてやっと、やりたいサッカーを形に残せた。

選手達全員がヒーローだと思ったなぁ。
それぞれの良さを出し合って、支えあって勝ち取った勝利。
特に良治の動きが違った。
90分間ずっと良治の中の人が違うって大騒ぎだったからねw
終始動いていたし、前を向いていた。
例えミスパスになっても、「前へ」その気持ちがすごく嬉しかったよ。

最近になく、チームはガタガタしている。
非契約選手の問題、監督人事の問題、移籍の噂等、
そして極めつけが、大分戦での出来事
サポーターはここ一週間動揺していた。
選手達も大事な最終戦を前に当然動揺していたに違いない。
でも選手達はその動揺を振り払うかのように、
素晴らしいプレーで我々にこたえてくれた。
隼磨のゴールのあと、ひとつに輪を作り喜ぶ選手達の姿に
今季最高の笑顔と感動を見ることができたよ。
その後のCKではゴール裏に応援を煽る功治の姿。
入団当時、誰が功治のこの姿を想像できただろう。
今季は辛い想いもいっぱいしたし、最後まで不安でいっぱいだけれども、
また1年間応援してきて良かったんだと思わせてくれたのもまた、
大好きなチームの選手達だった。

試合終了後、鳴り止まない勝利の歌と惜別のコール
がこれが、如何せん長かった。
ピッチ上では千葉ホーム最終戦のセレモニーが準備されていた。
しかし横浜のコールは止まない。
これに千葉側が怒りだし、帰れコールの合唱。
一部ではモノが投げ込まれるなどの乱闘もあったらしい。
千葉の選手達がピッチ上に現れたのを確認し、
我々の中ではそろそろ帰るべきだと声が上がり早めに席を立っていたため、
この件に関して突っ込んだコメントは控えるが、
やりすぎだなという感はあったし、反省すべき点は十分にあるかなと。
千葉(サポ、運営)側は相当我慢してこちらを待ってくれたと思う。
惜別のコールに理解を示してくれた。感謝したい。
もちろんこちらにとっても、あれは色んな想いを込めた特別なコールだった。
だが我々にとって特別なコールだったこと同様に、
千葉にとって大切なセレモニーだったのだから。
それを妨害するような行為になってしまった事を反省したい。
ただ、お互いモノを投げる、
ましてやそれに対し報復などの暴力行為だけは止めて欲しいです。

何となく後味の悪いものになってしまったが、
あの試合自体は横浜にとって素晴らしいものであったことは違いない。
この勝利を国立へ繋げたい!
そして国立で気が済むまで勝利の歌を歌い続けようじゃない。
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