和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

・・力なのだ。

2009-10-17 | 短文紹介
清湖口敏著「校閲部長の言葉の手帳」(産経新聞社の本)に
「老人力」と題したコラム。そこに

「『老人力』が呼び水となって人間力、面接力、監督力などと『~力』がブームのように氾濫しだした。ちょうど西欧文化紹介のために漢語が次々と量産されていった明治期とよく似ている。当時、『~的』とともに『~力』も盛んに造られ、魅力や速力、引力のように今に残る語だけでなく、愛力、思力、感力といった語も使われていた。」(p97)
とあります。

そういえば、斎藤孝氏の新刊が量産されているのも、この頃は一段落した感じがあります。その斎藤氏の量産本に「・・力」というのがありました。ということでネットで調べて並べてみます。

段取り力
五感力
読書力
家族力
眼力
教え力
日本語力と英語力
潜在力
コミュニケーション力
文脈力
人間力
退屈力
学び力
坐る力
仕事力
質問力
書く力
教え力
教育力
聞く力
求心力
コメント力
悩み力
マンダラ力
未完成力
少年力
恋愛力
四字熟語力
加速力
などなど

ちなみに、「校閲部長の言葉の手帳」の最後のコラムは「のだ!!」と題して
斎藤孝著「バカボンのパパはなぜ天才なのか?」(小学館)を取り上げておりました。
う~ん。気になるので、後学のために古本屋へと注文しておきました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする