わだつみの華

あなたの心という大海原を
心地よい風が渡っていきますように

(記事はリンクフリー)

臓器移植について(2)

2021-11-11 22:47:47 | 癒し
       (前日からの続き)
人間の生命というものは、我々から観れば
ずっと生き通しのものなので、たとえこの
世で区切られても、次の世の中で、又次の
世の中で、ずっと神様の世界へ入り込むまで、
生命というのは永世なものなんですけれども。
しかし、まだそのことについて迷いを
もったりね、この世の中で死んでしまえば
終わりだとか、いろいろな悲しみや嘆きを
もってる人たちの想いがある訳なんですね。
そういう人たちからみれば、もうこの世で
生命が終わりになるのに、そこで臓器移植を
されてしまう、ねえ、受ける方じゃなくて、
されてしまうという悲しみがある。
その空気がなかなかあって、受ける側は
それで生命が何とか助かるんだからいいけども、
される側の身になってほしいという気持ちが
拭えない訳なんですね。
そして一方では、さっきも申しましたように、
臓器が人工的に出来るようになると、
なかなかこれはね、肉体じゃないものが
便利になったという問題だけじゃなくて、
我々のような立場から申しますとね、つまり、
人間の内臓、心臓であれ肝臓であれ腎臓
であれ、あるいは脾臓であれ何であれね、
内臓にまで霊要素というものは入ってる
訳なんです。
だから、その霊要素というものが微妙に
働いて、我々の生命を助けてね、そうして、
向こうの世界と交流をして、神様の光を
いただいて、いろいろなものが合わさって、
ついに光体が我々の奥の体に入りこんで、
それでもって我々の生命が成り立ってる
訳なんですよ。
だから、人工的な臓器移植がどんどん
発達して行った時に、何かそれさえすれば
生命が助かるとか、生き伸びるとかと、
簡単に生命というものを考えてしまい
かねないという怖(おそ)れが一方には
確かにある訳なんです。
          (つづく)

臓器移植について(1)

2021-11-11 06:57:14 | 癒し
臓器移植が良いか悪いかということはね、
今日本の中で問題になって議論されている訳
ですね。
問題になってるというのは何が根元か
というと、愛するものと別れたくない、
愛するものの体に傷をつけたくない、
という風なことねえ。
つまり、臓器を移植される側の人たちの
悲しみですよね。
五体満足のまま焼いてあげたいとかですね。
何かそういう気持ちが日本人には非常に
強いんです。
これは、何の宗教を信仰しているとか
何とかじゃなくって、日本人の精神性
といいましょうかね、国民性といった方が
いいかしら、そういうものなんですね。
だから、自分の愛するものの臓器が、
例えば肝臓や心臓、腎臓というものが、
何かの為であるにせよ、ぼんぼん
持ってゆかれる、傷がつくということは
耐えられない気持ちがする。
それと今は、人工的な、肉体の臓器じゃ
ないものが発達を致しましてね、それが
働きをするようになる。
そういうもの二つからめて考えていかないと、
つまり、人工の臓器移植と、肉体の人間の
臓器移植と両方考えていかないと、
いいか悪いかという問題は駄目なんだ
ということです。
         (つづく)