来る日も来る日も続いた長雨の後で我が町のあちこちに泥水の浸水
交通遮断 停電 断水と生活は一変しましたがわが家はどうにか
家屋の浸水もなく涙のように出る水道水を頼りに静かに暮らして
そうはいっても我が家の食糧は次第に底をつき
何時も行くスーパーも浸水で閉店しちかくのコンビニも食料品は全くなくて
私は心の中でつぶやいたのです
”私 心を強くもって生きます“と
そんなある夕刻ご近所の方が
「お宅はまだのようですが町から非常食が配布されるそうです」と
伝言くださり非常食を戴いて帰りました
それを聞いた息子が言った言葉は
「もう 貰っては駄目ですよ あれはもっと深刻な被災者用のものなんです」
よくぞ言ってくれました
私もお手柄とは思ってはいませんでしたが
こんな災害時に少なくとも高潔な心根を大切にする我が息子が
これから困難なことに出くわしても潔く生きて行けるかも

非常食戴きました


最後につぼみをつけた小さな小さなアジサイが漸く色付きました
一際美しくてこころが和みます