ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

231218 アリ語で寝言を言う、世界的蟻博士、村上先生の仰天講演!!

2023年12月18日 | 趣味と交遊

 日曜日、九博ボラ活動の最後、「アリ語」で寝言を言ったという昆虫の蟻の世界的権威、研究家の村上貴弘さんの講演会が九州国立博物館の1Fホールであった。ボラ仲間Uさんの企画提案が実って実現したもの。

 村上さんは幼少期から「ファーブル昆虫記」や「シートン動物記」「ムツゴローシリーズ」などいわゆる昆虫オタクで蟻や蜂の生態研究をするようになったとか。茨木大学、北海道大学院で蟻の研究本格化、中南米まで出かけ、いままで77回蜂や蟻に刺されたとか、講演で話しておられた。・

現在、九大准教授として蟻の音声コミュニケーションやヒヤリ、アルゼンチンアリ、ハヤトゲフシアリの防除研究の第一人者。小さい時から蟻の研究など世の中の役に立たない研究などしてと周囲から見られておられたようだが今や世界の製薬会社などから環境にやさしい防除対策などの共同研究のオファーがきているなくてはならない人物。

 夏の陽気から一転、雪交じりの寒い日だったが、ちょっと「アリ先生」おもしろすぎるんですけど!!といううたい文句で、会場には同じようなアリおたくの子供さんなど連れたご家族が前席に陣取って、先生の話を熱心に聴講、百人近い聴衆が村上先生の話を楽しんだ。

 125円のコンデンサーマイクをつかった村上流アリ語録音機(ドイツあたりでは数百万で開発したらしい)でいろんなケースでの蟻の発する音、声を録音、パソコンに取り組んだのを聞かせてもらった。外を歩いているアリはすべて雌だとか、巣の扉役をやっているアリだとか、貯蔵役のありとか、めずらしい話が面白おかしく聞くことができた。

蟻の研究をしてる日本の学者は全国で10人のみらしいがユニークな人がいるものですね。

九博の杜にもし毒蟻のヒアリが発見されたらどう対処したらいいですかと言う質問に、その時はすぐに村上に連絡してください!と ユーモアたっぷりで凄いアリ先生でした。

 本年も残すところ2週間ばかり、闘病中にもかかわらず、いろいろな面白く、楽しい企画を提案してくれて、われわれボランティアや多くの県民を、九博ファンをたのしませてくれたUさん、ありがとうございました!来年がきっといい年になりますように!!


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