僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

愛と愛情

2011-02-23 21:07:50 | 人生論
フジモンとユッキーナの結婚披露宴は笑いあり涙ありで感動的だった。

けれど今、結婚した3組に一組が離婚し、もう一組が離婚予備軍だと言われている。

男女がたとえ永遠の愛を誓おうと、愛情がなければいずれ瓦解していくのだ。
どんなに睦まじく胸の高まりが抑えきれない期間を経ようが、やがて愛は必然的に消失していく。悲しいかな、互いの欠点を目の当たりにして失望感を味わい、ちょっとしたしぐさを疎ましく思ったりするかもしれない。
人間は飽きる動物でもあるし・・・

それでは愛情とはなんぞや。

それは、よしんば愛が消失したとしても、根底に情(なさけ)が残るのである。
言い換えれば、慈しみの心、或いは、相手を大切に思う心、または感謝の気持ちも含むだろう。

数々の試練をお互いの協力で乗り切った時間が多ければ多いほど、互いを信頼しあって絆がより強固になっていくのではなかろうか。

愛や恋やうたかたののぼせあがった気持ちだけではなく、尊敬し労わりあう深い愛情の念を刻むべきだろう。
マザーテレサは愛情の対義語は無関心だと述べた。
今、伴侶やこどものことをないがしろにし、自分勝手に振舞う大人が増えてきた。
あなたが無下に対応すれば、いずれあなたも同じ憂き目にあうことになるかもしれない。