僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

ナツズイセン

2010-08-23 23:27:09 | Weblog
Hさんの庭に咲く ナツズイセンです。

確か曼珠沙華と同じ仲間だよねー

花を楽しんで 花が終わってから葉っぱが伸びてくるんですよね。

Hさんは 自分の住まいを
在郷(ざいご)で不便だと愚痴をいいます。
でも 自然豊かで緑があって 川が流れていて
掛け替えのない生命の息吹が感じられるのです。

けれど70を過ぎた彼女にとっては スーパーやデパートが近いことが 最も有り難いとおっしゃっていました。
自家用車がないと確かに不便かもしれません。

映画 おとうと

2010-08-23 00:30:52 | 映画
山田洋次監督の「おとうと」を観ました。

しっかり者の姉と問題児の弟が繰り広げる再会と別離を笑いと涙で感動的に綴ります。

主演は「母べえ」の吉永小百合。吟子役。


問題児の弟、鉄郎役に笑福亭鶴瓶



吟子の娘役に小春の蒼井優


朴訥な大工で小春の再婚相手亨は「それでも僕はやっていない」の加瀬亮



出来の悪い弟が、姪の結婚式を台無しにし、借金の尻拭いを姉に押し付けるどうしようもない人間として描かれています。


けれどめいっぱい明るく、商売もその日暮らしのところは「寅さん」に共通する人柄です。

そんなどうしようもない人間で誰にも誉められる事のない鉄郎が吟子の亡くなった旦那の計らいで唯一誇れる行動をなすことが出来たのでした。


山田洋次監督は、登場する人物をとっても魅力的に描き、日常のありふれた場面をとても感動的に伝えてくれます。

人間の孤独と死、そして家族の絆を深く考えさせられる作品でした。