僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

アマゾンのソーセージ

2007-11-02 14:05:10 | 食べ物
 前回の記事にとんだ間違いをしてしまいました。寅さんの監督を間違えるとは、忸怩たる思いでいっぱいです。指摘していただいた「通りすがりの失礼者」様、ありがとうございました。すぐに訂正できました。

 今回は、探検家 伊東藤吉郎さんの話です。
彼はアマゾン川流域の現地人開拓村で、おいしいソーセージをご馳走になりました。そのソーセージの作り方はこうです。山に行って樹の葉に隠れたり、落ち葉の間に潜んでいる血吸い山ヒルを50匹ほどつかまえてきて、夜になったらそれを飼っている5頭の牛に10匹ずつつけておきます。すると牛からどんどん血をすって自分の体の5,6倍もの大きさに膨張します。丸い玉となり重さに耐えかねてぼたぼたと地面に落下します。
 食べ方に3つあって、お湯でそのままゆでてしまう方法、フライパンで炒って塩で調味しやや硬めにして食べる方法、3つめは様々な野菜と一緒にシチューのように煮込んで食べる方法です。
 現地の子どもたちは口の周りを固まり損ねた血でべとべとにさせながら、うまそうに食べるそうです。
 あなたも興味がありますか?

男はつらいよ 葛飾立志篇

2007-11-02 00:13:29 | 感動
 私の好きな寅さん映画「葛飾立志篇」はご存知でしょうか?
見所いっぱいの好作品です。
 最上順子(桜田淳子)の母に世話になったいきさつを、寅さんがとつとつと語りだします。

 寒河江って町を無一文で歩いていたんだ。もう何をやってもうまくいかない時でな。矢も盾もたまらず駅前の食堂に飛び込んだんだ。
 「いいですよ。困っているときは、お互いですからね。」
どんぶりに山盛の飯と湯気のたった豚汁とお新香をそっと置いてくれたっけ。
オレはもう無我夢中でその飯をかきこんでいるうちに、なんだかポロポロポロポロ涙がこぼれて仕方なかったよ。その時オレには・・・あのお雪さんが観音様に見えたよ。

 涙を誘う名台詞です。人情味のある山形人を描いてくれた山田洋次監督に感謝です。