ふとしたところから、ノートのきれっぱしが出てきました。
大昔の日記のようなもので、いるところだけのけておいたようです。
読んでみたら、ひよこパパ1歳8ヶ月~1歳10ヶ月の頃。ママちんがお腹にいた頃です。
当時は、姑と一緒に実家で暮らしていました。
読むうちに、いくつかのシーンが脳裏によみがえってきました。
本当に小さなひよこパパだったのですよ。
5月10日
Oさんたちと、お寺に沢蟹取りへ。帰ってくると牛乳屋さんの集金。ジュースを3つもらう。
自分で1つ取り、もう1つ「シン シン」と、あげると言う。
Nさん(シンちゃんママ)が連れて行くと言うので、
「シンちゃんに、ジュースあげるの?」
「ウン」
「一人で持っていってあげる? おかあちゃま おうち。R一人よ?」
「ウン」
「おばちゃんと行ける?」
「ウン」
門のところで見ていると、Nさんに手を引かれながら、片手にジュースを2つしっかり持って、振り返り振り返り 隣へ行く。
20分ほどして行くと、「ケンカもせずに、お利口にしていたわよ」とのこと。
姉宅に預けるにも、本人に分からぬように出ていたので、本人が知って、納得して、他の家に一人で行ったのは初めて。
ほめてやると、とてもうれしそうにしていた。
自分自身大満足のよう。
5月30日
10日以来 朝シンちゃんが一人で来て、とてもお利口に遊んでいた時も「シン オイデ イコ」と言って、びっくりさせたり、すっかり自分に自信がついたのか、Nさん宅に1・2度遊びに行く。
今日午前中、愛ちゃんを預かった時「ママ いない」と泣くので抱いて寝かせていると、Nさんが「じゃあ R君、おばちゃんと買い物行こう」と、自転車でシンちゃんと一緒に連れて行った。
裏の部屋で愛ちゃんを寝かせていると、玄関に帰ってきた声。
おばあちゃん(姑)が、私が奥で愛ちゃんを寝かせていると言うと、
「じゃぁ R君 おばちゃんちいこうか?」
Rも昼寝と思っていたので、あわてて出て行くと、本人はもうすっかりその気になっている。
「じゃぁ お利口にしているのよ。おかあちゃま 後からいくからね」
と言うと、「バイバイ」と行ってしまった。
その日はTさん(愛ちゃんママ)に「ダッコ」とぺったりくっついたりして、母もTさんもびっくり!
「どーしたの!R君」「気が狂っちゃったのかしら」と、大人たちが驚く。
今まで他の人にペッタリ甘えるなんてなかったのに。
Nさんも、くっつかれてびっくりしていた。
6月1日
夜 なかなか寝ない。明日は早いのにとあせる。
7時に牛乳飲んだのに、8時半になっても目はパッチリで、ベッドの中。
「明日電車に乗って、みんなと行くんでしょ? 電車乗る?」
「ウン」
「シンちゃんと乗る?」
「ウン」
「ミーシャと乗る?」
「ウン」
「早く寝ないと 行かないわよ。分かった?」
「ウン」
と繰り返すうち、「分かったら早く寝なさい!」と言ったら
「ネンネ」と言って、ブンブン(何のぬいぐるみだったかなぁ?)を抱いて、寝てしまったのにはびっくり。
☆翌日は、いつも遊ぶ7家族。大人7人、子供12人で江ノ島へ行ったのでした。
この時、ママちんはかーさんの、エミはTさんのお腹の中。大きなお腹でも、あちらこちらとよく出かけました。
この仲間がいたから、楽しく子育てできたのだと、つくづく思います。
6月5日
「アッテ アッテ」と、何のことか分からない。
本日やっと判明。「アッテ」とは、「言って」のこと。指差すものの名前を言ってくれとのこと。
一日中「アッテ アッテ」とうるさいこと。忙しい時はゲッソリする。
夜 パジャマの模様を見ては「アッテ」
くま、花、汽車、車、コップ、本、アイスクリーム。30分もつき合っていると、こちらが参る。
「オアラ(お花)」 「ピーポ(汽車)」「ブーブー(車)」「コップ」「アイシ(アイス)」
最近のお言葉:デンデン(かたつむり)、カァール(かえる)、アリ、ムチ(虫)、ヒコーキ、チョチョ(蝶)
ジージーポン アッタァー(じゃんけんぽん 勝った~)
シンタン(シンちゃん) ミーヤン(みーしゃん) エイタン(エリちゃん) 等友達の名前はすべて言う
☆もう1つ忘れられない言葉は「チュクブクサーブス」
これはもう、ぜーーんぜん分からない状態がだいぶ続きました。本人も必死に言うのですが、分かってもらえず怒り出すことも。
ある日また「チュクブクサーブス」連呼で参っていた時に、はたと気がついて「特別サービス?」と聞いたら、とってもうれしそうな顔をしました。 「やっと通じたぁ~」という満面の笑み。
当時、10時と3時におやつをあげていたのですが、何かあってそれ以外の時間にあげる時は「特別サービスね」と言っていたのでした(^^;;;
7月3日
オタマジャクシ めだかの子 沢蟹 カタツムリ 実物が増えてきた。
少々面倒だが、実物を見たり触ったりする強みは、本当にすごい。
カタツムリもカエルも、百科事典の部分写真(カタツムリの口やお腹等)を見ても、「デンデン」「カァール」と分かる。
この後8月 ママちん誕生。
やきもちを焼くかと、何よりR優先で、おにーちゃん おにーちゃんを連呼していたら、あまりてこずることはなかった気がします。というか、ママちん子分化。
もっともおとなしく子分になっているようなママチンではありませんので、それなりケンカもしていましたが(笑)
幼稚園に行く時には、「僕が面倒を見なくちゃいけない」と思ったらしく、園ではよく面倒を見ていました。
でもやっぱり 若かったのよねー。
もう子育ては、沢山と思いますもの。
何より、十分に堪能した感じがあります。
一番手がかかる時に、見栄を気にせずに、お互いに助け合える友達がいた。
お下がりなんて当たり前で、みな次の子の為に丁寧に手入れした。4・5人が着たコートなんてザラ。
普段着はいくら汚してもOK♪ ダメになったら、それでオシマイ。
(もっとも、一番上の子の親が、そう思って良いものを買ってくれたからですが)
ひよこパパが入った時、一番上が幼稚園で、男女大勢でしたから、よく面倒を見てくれたり、一緒に考えてくれたり。
食が本当に細かったひよこパパにとって、みんなと一緒のお昼はとても大事でした。
みんなと一緒だと食べるんですから。 ニワトリ効果です。
今は無き「子供の縦社会」の中で育ったことは、ひよこパパやママちんにとって、ありがたいことでした。
何より、一番成長して変わったのは、かーさんだったりして。
同じ生活レベル? 同じ子育て思考だったので、どの親でも他の子を叱ったし、かわいがったし。
公園で誰かが悪さすると、まったく同じタイミングで親たちが「こらー ●●!ダメ!!」とハモるんですから、本当に面白かったです。
今 そういうことが無くなって、親も子も孤立する。
子供が外で自由に遊べない。 ママ友のお付き合いも、社交辞令ありでお金もかかるとか。
そんな世代での子育ては、本当に大変かと思っています。
親も子も、もっと伸びやかに自由であったあの頃。
こうした思い出は、人生の宝物だと思っています(^^)
大昔の日記のようなもので、いるところだけのけておいたようです。
読んでみたら、ひよこパパ1歳8ヶ月~1歳10ヶ月の頃。ママちんがお腹にいた頃です。
当時は、姑と一緒に実家で暮らしていました。
読むうちに、いくつかのシーンが脳裏によみがえってきました。
本当に小さなひよこパパだったのですよ。
5月10日
Oさんたちと、お寺に沢蟹取りへ。帰ってくると牛乳屋さんの集金。ジュースを3つもらう。
自分で1つ取り、もう1つ「シン シン」と、あげると言う。
Nさん(シンちゃんママ)が連れて行くと言うので、
「シンちゃんに、ジュースあげるの?」
「ウン」
「一人で持っていってあげる? おかあちゃま おうち。R一人よ?」
「ウン」
「おばちゃんと行ける?」
「ウン」
門のところで見ていると、Nさんに手を引かれながら、片手にジュースを2つしっかり持って、振り返り振り返り 隣へ行く。
20分ほどして行くと、「ケンカもせずに、お利口にしていたわよ」とのこと。
姉宅に預けるにも、本人に分からぬように出ていたので、本人が知って、納得して、他の家に一人で行ったのは初めて。
ほめてやると、とてもうれしそうにしていた。
自分自身大満足のよう。
5月30日
10日以来 朝シンちゃんが一人で来て、とてもお利口に遊んでいた時も「シン オイデ イコ」と言って、びっくりさせたり、すっかり自分に自信がついたのか、Nさん宅に1・2度遊びに行く。
今日午前中、愛ちゃんを預かった時「ママ いない」と泣くので抱いて寝かせていると、Nさんが「じゃあ R君、おばちゃんと買い物行こう」と、自転車でシンちゃんと一緒に連れて行った。
裏の部屋で愛ちゃんを寝かせていると、玄関に帰ってきた声。
おばあちゃん(姑)が、私が奥で愛ちゃんを寝かせていると言うと、
「じゃぁ R君 おばちゃんちいこうか?」
Rも昼寝と思っていたので、あわてて出て行くと、本人はもうすっかりその気になっている。
「じゃぁ お利口にしているのよ。おかあちゃま 後からいくからね」
と言うと、「バイバイ」と行ってしまった。
その日はTさん(愛ちゃんママ)に「ダッコ」とぺったりくっついたりして、母もTさんもびっくり!
「どーしたの!R君」「気が狂っちゃったのかしら」と、大人たちが驚く。
今まで他の人にペッタリ甘えるなんてなかったのに。
Nさんも、くっつかれてびっくりしていた。
6月1日
夜 なかなか寝ない。明日は早いのにとあせる。
7時に牛乳飲んだのに、8時半になっても目はパッチリで、ベッドの中。
「明日電車に乗って、みんなと行くんでしょ? 電車乗る?」
「ウン」
「シンちゃんと乗る?」
「ウン」
「ミーシャと乗る?」
「ウン」
「早く寝ないと 行かないわよ。分かった?」
「ウン」
と繰り返すうち、「分かったら早く寝なさい!」と言ったら
「ネンネ」と言って、ブンブン(何のぬいぐるみだったかなぁ?)を抱いて、寝てしまったのにはびっくり。
☆翌日は、いつも遊ぶ7家族。大人7人、子供12人で江ノ島へ行ったのでした。
この時、ママちんはかーさんの、エミはTさんのお腹の中。大きなお腹でも、あちらこちらとよく出かけました。
この仲間がいたから、楽しく子育てできたのだと、つくづく思います。
6月5日
「アッテ アッテ」と、何のことか分からない。
本日やっと判明。「アッテ」とは、「言って」のこと。指差すものの名前を言ってくれとのこと。
一日中「アッテ アッテ」とうるさいこと。忙しい時はゲッソリする。
夜 パジャマの模様を見ては「アッテ」
くま、花、汽車、車、コップ、本、アイスクリーム。30分もつき合っていると、こちらが参る。
「オアラ(お花)」 「ピーポ(汽車)」「ブーブー(車)」「コップ」「アイシ(アイス)」
最近のお言葉:デンデン(かたつむり)、カァール(かえる)、アリ、ムチ(虫)、ヒコーキ、チョチョ(蝶)
ジージーポン アッタァー(じゃんけんぽん 勝った~)
シンタン(シンちゃん) ミーヤン(みーしゃん) エイタン(エリちゃん) 等友達の名前はすべて言う
☆もう1つ忘れられない言葉は「チュクブクサーブス」
これはもう、ぜーーんぜん分からない状態がだいぶ続きました。本人も必死に言うのですが、分かってもらえず怒り出すことも。
ある日また「チュクブクサーブス」連呼で参っていた時に、はたと気がついて「特別サービス?」と聞いたら、とってもうれしそうな顔をしました。 「やっと通じたぁ~」という満面の笑み。
当時、10時と3時におやつをあげていたのですが、何かあってそれ以外の時間にあげる時は「特別サービスね」と言っていたのでした(^^;;;
7月3日
オタマジャクシ めだかの子 沢蟹 カタツムリ 実物が増えてきた。
少々面倒だが、実物を見たり触ったりする強みは、本当にすごい。
カタツムリもカエルも、百科事典の部分写真(カタツムリの口やお腹等)を見ても、「デンデン」「カァール」と分かる。
この後8月 ママちん誕生。
やきもちを焼くかと、何よりR優先で、おにーちゃん おにーちゃんを連呼していたら、あまりてこずることはなかった気がします。というか、ママちん子分化。
もっともおとなしく子分になっているようなママチンではありませんので、それなりケンカもしていましたが(笑)
幼稚園に行く時には、「僕が面倒を見なくちゃいけない」と思ったらしく、園ではよく面倒を見ていました。
でもやっぱり 若かったのよねー。
もう子育ては、沢山と思いますもの。
何より、十分に堪能した感じがあります。
一番手がかかる時に、見栄を気にせずに、お互いに助け合える友達がいた。
お下がりなんて当たり前で、みな次の子の為に丁寧に手入れした。4・5人が着たコートなんてザラ。
普段着はいくら汚してもOK♪ ダメになったら、それでオシマイ。
(もっとも、一番上の子の親が、そう思って良いものを買ってくれたからですが)
ひよこパパが入った時、一番上が幼稚園で、男女大勢でしたから、よく面倒を見てくれたり、一緒に考えてくれたり。
食が本当に細かったひよこパパにとって、みんなと一緒のお昼はとても大事でした。
みんなと一緒だと食べるんですから。 ニワトリ効果です。
今は無き「子供の縦社会」の中で育ったことは、ひよこパパやママちんにとって、ありがたいことでした。
何より、一番成長して変わったのは、かーさんだったりして。
同じ生活レベル? 同じ子育て思考だったので、どの親でも他の子を叱ったし、かわいがったし。
公園で誰かが悪さすると、まったく同じタイミングで親たちが「こらー ●●!ダメ!!」とハモるんですから、本当に面白かったです。
今 そういうことが無くなって、親も子も孤立する。
子供が外で自由に遊べない。 ママ友のお付き合いも、社交辞令ありでお金もかかるとか。
そんな世代での子育ては、本当に大変かと思っています。
親も子も、もっと伸びやかに自由であったあの頃。
こうした思い出は、人生の宝物だと思っています(^^)