チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

N響アワー

2012-03-25 21:07:45 | 音楽
本日番組表を見て、びっくりしたことが。
N饗アワーが最終回とのこと(@@)
何たること!!!!

表(地デジ)では唯一、誰もが起きている時間のクラシック番組だったのに。
(朝6時なんて、誰が起きて見ていられるもんですか!)
いったい何を考えているんだ NHK!
それでなくとも、趣味の園芸は使い回しが多くなり、目新しいものがちっともない。
野菜だって、一年2年もやれば、後はおんなじ様な繰り返し。
野菜の時間は藤田先生が元気かな? って、覗いてみるくらいになってますし、趣味園にいたっては最近見ていないぞ。
いくら予算がないからと言って、文化面を減らしてどうするんじゃい!
確かに池辺さんでなくなってから見なくなってはいたけど。
全曲やるわけでもなく、細切れだけど、唯一まともな楽隊の音が聞ける番組だったのに。
これでBSでまともなコンサート増やさなかったら、視聴料は払わないんだから!

N饗のあとは、「ららら♪クラシック」という番組をやるそうだけれど、そんな薄まった番組なんか見たくない。
コーヒー専門店で(今日も飲んできちゃった一番館♪)飲んでいたのが、自動販売機のコーヒーを飲むようなもの。
多様化したニーズにこたえて、オペラもバレエもあれもこれもと取り入れるそうだけれど、それじゃ老舗の料亭がファミレスになるようなもの。
どっか根本が違っていると思うけど。
大体にして、表裏合わせてどれだけチャンネル持っているんだNHK!
「ららら・・」みたいな企画なら、どこにでも突っ込めるでしょうに。

あーーー 腹が立つ。
どこか世間受けだけ気にして、国営の本質を見失っている気がする。
こんな番組構成するなら、本気で視聴料払わないぞ!!(怒)



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ブロムス2009

2010-01-10 16:00:29 | 音楽
ウィーンフィルを見たんだからと、続けてブロムス2009を見ました。
残念ながら頭が切れちゃっている録画でしたが。

毎年イギリスでおこなわれるブロムス。
期間中は沢山の演奏が行われ、大勢のボランティアのもと運営され、音楽基金が集められます。
その際終夜が「ラスト・ナイト」として、ロイヤル.アルバート.ホールと英国各地の5つのパーク(グラスゴー・スウォンジー・ヒルズパーク・サルフォート・ハイドパーク)を中継で結んで全世界に中継されます。
英国全体のお祭りです。
ラスト・ナイトの特徴は、いくつか定番の曲が演奏される事と、何より聴衆が歌う事です。

今年のコンダクターはアメリカのデーヴィット・ロバートソン。


なかなか明るく的確な指揮ぶりです。
ラスト・ナイトの終盤にコンダクターがスピーチをするのですが、さすがアメリカ人のロバートソンは非常に上手い。
期間中の全ての関係者に敬意をささげ、創始者のヘンリー・ウッド(胸像ですが)へ聴衆を誘って賛辞を送り、最後にこう話しました。(勝手な要約です。)

全世界には、いまだ非情なことが行われている。
我々音楽家は、音楽を持ってこれに立ち向かう。
オーケストラの持つ楽器は、成立も背景も、国も、音も形も違い、それぞれが独立している。
しかし、その一つでも失われたら、大きな損失と感じるだろう。
だから、この先心が大きく沈む事があったら、オーケストラを思い出して欲しい。

そして始まるエルガーの威風堂々。
この曲は本当に心を奮い立たせるし、全ての楽器が精一杯歌います。
それぞれの成り立ちも個性も違う楽器。それぞれが独立して演奏される事もある楽器。
それらがオーケストラとして奏でる曲は、こんなに力強いハーモニーを奏でる事ができるのだと。
人間もそうありたい。そうあらねばならない。
そんなメッセージが、心地よく伝わってきました。

先日映画の「ガンジー」を見ていて、インドとパキスタンの成立と、その後の長い確執の現況を垣間見た時、ママちんが「日本で良かった」と言いました。
人種や宗教の違いは、本当に超えにくいものです。
単一民族の日本人は、その点幸せだともいえます。
でも「日本でもアイヌ法などという馬鹿げた法律を作って、アイヌの人たちを迫害した事を忘れちゃいけない。戦後の在日朝鮮の人たちがどれほど苦労したか、忘れちゃいけない。」と話しました。
人種による、宗教による、国を分けるほどの争いがなかった事は、単なる幸運でしかない事。
人は簡単に、そうした罪を犯す動物なのだと。

ブロムスを見ていると、ルール・ブリタニアを歌う時、エルサレムや威風堂々を歌う時、国歌を歌う時の団結力は凄いものだと感じます。
今の日本にはないもの。
温室育ちの自分と、世界の民族意識の差を実感します。

ともあれ、今年のブロムスも楽しめました。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートとブロムスは、一度は実際に行ってみたい華やかな世界です。


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ニューイヤーコンサート

2010-01-10 14:58:24 | 音楽
やっとこウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見る事が出来ました。
(ベルリンのジルベスターもあったはずだわ?)

いつも楽しみなのが、ホールの装花。
一度特集を組んで欲しいものです。
今年はイエローが主役。希望の色ですね。

また、例年のお楽しみのバレーですが、今年はドレスのデザインがとてもステキで、目が釘付けになりました。
一番のお気に入り♪


そのほかも、ピンクとグレーのグラデーションがきいていて、思わずダンスドレスを考えてしまいました。
最近はすっかりスレンダーになった競技ダンスのスタンダードのドレスですが、そろそろちょっと変わった嗜好にした方が目立ちそう。
バレーの衣装をあれこれ見ながら、頭の中で考えてしまいました。
うん、絶対目を惹くぞ!!
競技ですから、目を惹いたほうが勝ちですもの(^^;;

昨日より少し上向いてきた気分で、曲も頭の中に入ってきましたが、心の中にはまだすんなり入ってきません。
曲目が不満なのか、気分のせいなのか、どっちでしょうね?
でもいずれにしても、ベルリンタイプより、やっぱりウィーンフィルタイプのオケの方が、かーさんの好みかもしれません(^^;;


そういえば、小沢征爾氏。

早期発見早期治療とは言うものの、食道がんと言うのはちょっとショック。
ウィーン歌劇場の音楽監督になってから、なんだか体調がいまひとつ。
お年のせいかもしれませんが、場所が鬼門なのかしら?と心配になります。
早くお元気になられますように!




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西行マンダラ

2009-11-03 21:46:40 | 音楽
本当に久しぶりに、義姉と神奈川音楽堂で音楽を聴いてきました。
コンサートと言えばコンサートなのですが。

西行マンダラ

去年聴いて大変すばらしかったので、今年はご案内が来てすぐにチケットを取りました。
まさか こんな事(父さんの入院)になるとは思わずに。
でも、だからこそ、気持ちを整えるためには最適だったようです。

去年の経験から、中央右より中段の席を取ったのです。
一つ後は、ホール中ほどの通路。
左一席あってくだりの通路。
これが大正解。
ステージを吉野、中段の通路を熊野に見立て、それぞれにお坊様たちが並びます。
西行の生涯が7首の歌を通じて、法会の形で仏法信仰のマンダラとして演出されています。

薄暗くなったホールに、四方からほら貝の音が響き渡ります。
天台声明、真言声明、それぞれのお坊様たちの厳かな声が聞こえてきました。
願ったとおりに、両側から入ってきた一行は、一つがステージに、もう一つは真後ろに(^^)v
力強い声明が、体中を包んでしみこみ、体が鳴動する気持ちがします。
なんと気持ちが良いのでしょう。
たまった澱を洗い流すつもりで、声明の振動に心も体も開放します。

オムバサラサタン バシャ ギャラカ バラサアラタンナ マドタラン・・・

大日如来を賛美する歌が続きます。

天台声明の如来を称える声。
真言声明の出家得度式の独唱と釈迦散華を唱える声。
真言声明は、力強くリズミカルです。
天台声明は、穏やかな大きなうねりが特徴です。
それぞれのリズムで唱えられる声明が、何ともすばらしいハーモニーとなって一体化していきます。


合間に西行の歌が唱えられます。

出家
山ふかくさこそ心はかよふとも すめであはれをしらん物かは

修行
深き山に澄みける月を見ざりせば 思出もなき我身ならまし
峯の上も同じ月こそ照らすめ所柄なるあはれなるべし
月澄めば谷にぞ雲はしづむめる 峯吹はらふ風にしかれて


やみはれてこころのそらにすむ月は にしの山べやちかくなるらん
山端に隠るる月をながむれば われと心の西に入るかな

入寂
ねがはくは花のしたにて春死なん そのきさらぎの望月の頃
(まったく!!)

 

この席にして よかったぁ~♪♪

すぐそばにお坊様がいらっしゃるのです。
もう声独り占め気分(^^)
若々しく張りのある、良くコントロールの効いた、体中から発せられる声に身を任せれば、心も体もクリアになっていきます。

生の音楽の良さって、ここにあるのです。
レコードやCDでは決して再現できない音域があるのです。
そしてその音こそが、体や心に作用する気がするのです。
と言うか、その音があって初めて、その曲本来の姿が現れます。
そして何も考えずに、すべてをホールいっぱいの音に没頭する良さ。
体と空間との垣根が取り払われた時、身も心も軽くなり、本当に疲れが取れます。

ああ、またコンサートに行きたくなりました。
最近はお給料が減ったので控えていたコンサートですが、心が疲れている時には、何よりの治療です。
今から探して、年内にいいのがあるかしら?






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独断偏見ですが(チャイコン)

2008-08-22 10:42:26 | 音楽
ふとつけたTVの音に

「あ、チャイコン。第2楽章入ったところだ」

という事で、聞くことにしました。
ペグ・ジュヤンという妙齢の女性ヴァイオリニストさん。
N響とやるのだから、それなりに有名な方なのでしょう。
(きっと野いちごさんなら、良くご存知なのでしょうね)
アンコールにパガニーニをおやりなので、弓使いの妙技がお得意?
だからこそのチャイコン(チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲)かな?(^^;;

でも、本当にチャイコンは難しい。
メジャーすぎるきらいはあるのですが、だからこそ名演も多くて、やるには勇気が必要な気がします。
テクニックを駆使して弾くのは出来ても、名演とはなりにくい。
緩急が激しく、和声和音がちりばめられ、十六分音符が駆け上り駆け下り、曲がりくねった急流を軽やかに複雑に流れ行き、オケとのあわせも難しい。
音符の正確さなら、機械の方が安全なくらい。
でもそこに微妙なリズムの変化をつけ、表情を出し、なおかつオケとリズムを合わせていくのは、人間だからこそ出来る事。
今回は第2楽章から聞いたのですが、やっぱり速いパッセージの2・3箇所、オケとの微妙なリズムのズレを感じました。
ほんの一瞬の事なのですが、流れが引っかかっちゃうんですね。
心なしか、オケがあわせずらそうに感じました。
そして、和声や和音の一音が、変に耳に残る。
(そうなりやすいので、発表当時「汚い」と酷評を受けたのかもしれません。でもそこがまた、ソリストのセンスの見せ場なのですが。)
音が明瞭に聴こえないのは、TVのせいかもしれません。

で、途中から、オケパートの方に気が向いちゃった(^^;;
大好きなチャイコンは、私にとってオケパートの良さもウリなんですもの。
どこでどれくらい出てくるか、管の受け渡しが自然な1つの流れになっているか、リズムの切り替えがぶち切れていないか、低音の底支えがどれくらい静かに豊かに効いているか、ヴァイオリンがピアニッシモでも音が流されていないか。
ソリストにどこで合わせるか、どこでソリストの音を包んで凌いで行くか。
あちこちに聞き応えのある小節があるんです。

チャイコンの良いところは、速いパッセージの音がはまった時に来る爽快感。
前出の「ともすれば汚く聴こえる音」が、良いスパイスになる快感。
和声が綺麗により合わさった時の、酩酊感。
音が軽々駆け上がる時やクレッシェンドになる時の高揚感。
そして、それらがオケとぴったり合うと、煌めく壮大な音のカテドラルが出来上がり、弾ききった時に「やったあー!! ブラヴォー!!」って、座布団飛ばしたくなるんです(爆)

ともあれ、久しぶりに聞いたチャイコン。
オケは良かったですよー。
いつも聞く時は、頭の後ろで若い頃のクレーメルとイスラエルフィルとのチャイコンが、リズムを刻むように流れているのですが、失礼ながらN響の音に不快なズレはありませんでした。
その証拠に、続くベートーベン第7は大変素直に気持ち良く聞けて、ファビオ・ルイージさんの指揮がとても好きになりました。
ひょっとしたら、相性がいいかもしれない♪
7月18日の演奏を聞いた方は、お得だったでしょうね(^^)


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