昨日今日と、神奈川野生動物リハビリテーター5期生の講習会がありました。
事務局ボラとしてのお手伝いといっても、最近はリハビリテーターさん達がお手伝いしてくださるので、せいぜいが「今日のお弁当は何にしようかなぁー」くらい。
かーさんは役得で、一流の先生達のレクチャーを聞くだけという、大変おいしいお話です(^^;;
WRV(野生動物救護獣医師会)神奈川支部の馬場先生のご挨拶に始まり、リハビリテーター制度の立役者皆川先生の説明で二日間の講習のスタートです。
日獣(日本獣医生命科学大学)の羽山先生のお話は、わかりやすくてとても面白い。
通算2時間ちょっとのお話は、あっという間。
トキの話はとても興味深いですし、日本の野生動物と人とのかかわりの現状が、大変よくわかります。
海外の施設のお話もあって、日本との違いもよくわかります。
毎年講師をしてくださるのですが、いつも新しいニュースソースを加えて、楽しませてくれます。
新人さんたちも、あっという間に「気分は野生保護に関わる実感」を味わえるのではないかと思います。
WRV東京の箕輪先生も、毎回丁寧に生態系のお話をしてくださいます。
箕輪先生は、野鳥のファーストエイドのお話も担当。
リハビリテーターとしてのスタンスが、ちゃんと伝わるんじゃないかな。
日獣の梶ヶ谷先生は、「野鳥の解剖と生理」(身体の構造と特徴)と、これまた大学の授業と変わりない内容。
かーさん的には、ヒジョーに面白くて興味があります。
今回は「含気骨」が「あー そうなんだ!」と目がパチクリ。
鳥さんは飛ぶために骨の中に空洞があって軽く出来ているとは知っていましたが、わかりやすく言えば人間の骨粗しょう症的なものだと思っていたのです。
まさか肺由来とはなぁ~。
ひょっとして、ウサギも同じかな? 今度きち先生に聞いてみよう。
毎回千葉から来てくださる、バードクリニック金坂動物病院院長の金坂先生は、野鳥の保護の大ベテラン。
扱う種類の多さは、本当にすごいものがあります。
どんな餌がよいか、どんなケアが必要か、どんなリハビリが・・・種別ごとに説明してくださいます。
野鳥だけでなく、今回も「先生 ウサギの人工哺乳って・・・」とお聞きしちゃいました(^^;;
ペットウサギよりずっと難しい、というかまったく別物の野うさぎ飼育は、一度じっくりお聞きしたいものです。
保護の後の放野に向けての準備と、リリースの仕方を教えてくださるのは、東京都の多摩で開業している大窪先生。
部屋の中を飛べるだけじゃだめなんです。
それじゃたいていは、数分飛んだだけで「肩で息をしている」状態に。
保護された野鳥がリリースまでこぎつけるのは、大体3割ですが、それぞれの種別に沿った準備が出来ていないと、放野しても簡単に捕食されたり衰弱死。
難しいものです。
WRVの小松先生は、人畜共通感染症やカプノサイトファーガの解説と、衛生管理と感染予防。
直接人間の健康や命に関わることですから、おのずと真剣になってしまいます。
それに、どんな保護活動も一度の事故でアウトですから、十分気をつけなくてはなりません。
最後に、神奈川県自然環境保全課の永田さんが、神奈川県における救護の現状と関連法規のお話をレクチャー。
神奈川県は保護鳥獣件数トップですから、リハビリテーターに寄せる期待も大きくなります。
実際に、横浜と川崎の動物園が協力してくださるようになったのは、県のバックアップもあってのこと。
本当に永田さんには、お世話になってますm(_ _)m
などなど、9時半から16時まで中身ぎっしりの講習会。
面白くてあっという間でしたが、体は正直で(爆)
帰宅したら、まったく動けません。
今週は、土曜出社があるので6日勤務。
うっわぁ~~ どないしよう(TT)
幸い帯状疱疹はほとんど気にならなくなり、寝る前とおきぬけの鎮痛剤もストップしてみました。
あとは、体力をとりもどさなくちゃ!
そして気になるシジミ君。
昨日はまたまた「両目涙男」になっちゃった(;;)
なんとなく歯が関係しているような気がするんだけどなぁ。
次回の検診は10月だけど、様子によっては・・・・・・
やっぱり咲いているところは見れなかったスイレンちゃん(^^;;