うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

楽しい夕べ

2006-10-12 07:34:32 | フランス(余暇・習慣)
今さっき、帰ってきたところです。
もう眠いので、チャチャッと。

そ。今晩初めて、コメディーフランセーズでお芝居を見ました!
ピエール・コルネイユ作品の「ル・シッド」という悲喜劇。
原作を読んだこともなければ、私レベルのフランス語力だと台詞がところどころ理解できず難しかったけれど、それでもスゴク楽しかったです。
いや~、フランス語力アップと称して、はまってしまうかも。



事の発端は、先日、博士課程の学生さんとたまたま廊下で話をする機会があり、その際に何かの話のついでに「パリの街はすごく好きだけど、友達がいないからねぇ~。。。」とボヤイたことがきっかけで、お芝居が好きなら今度一緒に見に行こうよ、と誘われていたのでした。

モチロン喜んで!なのだけど、ほら何しろ貧乏学生ですから、高い料金は支払えませぬ。
大丈夫、席が残っていたら開演時間の1時間前から5ユーロのチケットを売り出すんだよ!
わぉ、それは素晴らしいシステム!!!
と、今日の観劇に繋がったのでした。

開演時間1時間前=19:30にホールの前で待ち合わせ。
上演時間は休憩をいれて2時間50分ですから、終われば23:30。
それじゃお腹空きすぎと、家で早めの夕飯を済ませて、向かいました。

早めに着いた私。
安い切符を売り出すところを知らなかったものだから、勝手に列につき、中にはいってしまって、ちょっと迷ってしまいましたが。

…途方に暮れていると、連れの彼がチケットをちゃんと2枚買って、探しに来てくれました。
しかも、今日は彼が初めて大学で授業をした日らしくって、そのお祝いにと、チケットを振舞ってくれることに。
ラッキー!お言葉に甘えてしまいました。



中に入って、感動。
本当に、ステキな建物です。
モチロン5ユーロの席ですから天井桟敷なのですが、こじんまりとしたホールなので、舞台までの距離がとても近い。
身を乗り出しても、隣の人にそれほど迷惑にならない。

雰囲気としては、オペラ座をかなり小さくした感じそのもの、とでもいうのでしょうか。
建物・内装だけでも見る価値があったなぁ、と。
それに。やっぱりとてもお芝居が面白かった。
よく出来てます。
大道具は大した変化はないし、衣装もそんなに変わるわけでもないけど、そのトータル完成度が堅実で、やっぱりこれがコメディーフランセーズなんだなぁとしみじみ感心しました。

…やっぱり。たまには、こういう心の栄養も大切ですね。
そう改めて思ってイソイソ帰宅したのでした。
だって。
明日までの課題、そういえば終わってなかった。。。
今更気づいても遅すぎかしらん?