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うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

今年 初映画

2009-01-21 06:45:09 | フランス(余暇・習慣)
久しぶりの映画!!!
そして、2009年に入って勿論、初めての映画、であります。




全然「観たい」なんて思ってなかったけれど。
誘われて、つい、夜に用事もなかったから、
「…じゃ、行く。」と答えてしまいました。




何を観たって?!
…「チョムスキーと会社」(?????「チョムスキーとメディア」ではありませんので、念のため。)


でも。
要は、ノーム・チョムスキーのドキュメンタリー映画(フランス2007年製作・1h50)であります。




…彼を、ざっくばらんに説明しようとすると。

今は「活動家」になるのか?(←映画の中にも、彼の「カテゴリー」を他人が迷うシーンが…)

でも。
とりあえず、「言語学者」としての彼の功績は世界的に知られているところで(現代の評価は別にして。。。)、
「生成文法」の父として、言語学の中においてソシュールの次に、名前を馳せている人物じゃないでしょうか。(因みに御歳、80歳。堂々たる風貌です)




だから。
同じ研究室の、論文を書き始めて7年目・でも、担当教授にそれなりに信頼されているシリア人男性に誘われて。
ひょっとして、観に行ったほうがいいのかも、と思ってしまい。
つい、一緒に行く、と返事をしてしまったのでした。




で。
結局、同じ研究室で、OKの返事をしたのは、チュニジア人女性一人のみ。
彼女は、私と同様、ここで2年目の研究生ですが。
博論、書き始めと共に、こちらの所属になったので。
あまり喋ったこともなければ、彼女の研究内容も、イマイチ把握してない、ような…。






とにかく。
映画は、研究室近くの映画館で、17:55始まりということで。
そのチュニジア人の彼女と、誘ってくれたシリア人の彼と3人で、17:50頃、映画館へ向かいました。

すると。
彼は、他の人とも待ち合わせをしたらしい。

お友達を早速3人見つけて、ハグハグ。
…皆シリア人のお友達のようです。





でも。
何に吃驚りって。
この映画を観よう、って言い出したのは、この彼のお友達の一人(シリア人女性・言語学とは全く関係のない人)だったそうな!
…彼女が観たい!ってことで、私を誘ったシリア人の彼が、研究室の面々に声をかけていたのでした。



同じ研究室のチュニジア人の彼女とは
「興味ある?」
「全然!」
「しかも。ドキュメンタリーでしょ?」
「逃げ帰る?」(笑)
…なぁんて会話をしていたぐらいで。







そして。
実際、映画自体は。
一応、「鑑賞に堪えられる」ってくらい?
寝もしなかったし。
「早く終われっ!」って祈ることもなかった。

残念なのは、彼のインタビュー部分はそれほど多くなくて、従って、目新しいことはあまりなく、「ふ~ん。。。」って感じ?






で。
映画が終わったのが20:00頃。


観に行った皆は、一緒にご飯を食べに行く、ってことになっていたらしいです。

私も「一緒に行くよね?!」と言われて。
本当は、全然考えていなかったから、迷ったけれど。

たまには、研究室の人と話す機会を持ってもいいかな、と思って(最近は、昼も殆ど一緒に食べません。)一緒にいくことにしました。




向かったのは、私も一度行ったことのある、パンテオンの近くのシリア料理レストラン。





確かに。
なかなか美味しいと思った覚えもあるのですが。
とにかく、このお店、かなり小さい。
しかも、細長いのです。

で。
彼らは皆御馴染みのようで。(シリア人同士)
お店の奥に机をつけて、とりあえず、映画を観に行った6人+その中の一人の、奥さんとお子さんの8人が座れるようにしてくれたのですが。



既に、キッチキチ。
聞くところによると、映画は観に来られなかったけれど、一緒にご飯を食べる、という人たちが3人も合流するらしい…。




???
どうするの?
同じテーブルにつけないじゃん!



となると。
小心者の私は、鬼のように後悔し始めました。
来なきゃよかった。。。




というのも。
後3人増えるとしても。
後1つなら、席が増やせるスペースがある。

でもって。
子供連れといって、子供を席に座らせてはいるけれど。
まだまだ小さいし、かといって実際、席にはじっとしていないから、食べる時はお母さんが抱っこで十分。

つまり。
後1席増やして、私さえいなければ、後3人が同じテーブルにつけるのです。




しかも。
みな、私以外は、アラブ語を話せる人ばかり。
折角、アラブ語で会話が出来るチャンスなのに。
私一人に気を使って、フランス語で会話する皆に、余計、自分が重荷に思えてきました。






…というわけで。
実は既に、そのお店について小一時間、経っていたのですが。
全員が揃わないってことで、何も注文していなかったのを幸いに。

思い切って、
「今晩は、やっぱり時間がなかったのを忘れてたわ。申し訳ないけど、今日は帰ります!」
と、映画に誘ってくれたシリア人に言って、実は逃げるように帰ってきたのでした。
…私が帰ったことが、彼らに嫌な印象をもたらさいことを心から祈りつつ。





で。
それから、ギリギリ開いてるスーパーに駆け込み。
お夕飯の支度。
出来上がって、テレビの映画をぼ~っと観ながら食べたら。。。
こんな時間になってしまいましたとさ。。。
…明日は、早めに帰ってこよう、っと!

2009年、最初の日曜日

2009-01-05 03:23:10 | フランス(余暇・習慣)
またしても。
すっかり、忘れてました。
そ。
今日が第一日曜日だってこと。



思い出したのは、2:00過ぎ。
「あれぇ?ひょっとして、今日が1月の第一日曜日?!」



ってことは。
私にとって「無料美術館・博物館になんとしても行くべき日」なのであります。


どうしよう?




う~ん。
全然、どこに行くかも考えてなかったし。
体調も相変わらず冴えないから、このまま家でグズグズしてようかなぁ…。
と一瞬思いましたが。





だめダメっ!
ここで出かけなかったら、気分もイマイチのまんま、何をしたかも分からずに、今日という1日が終わってしまうに違いない。


思い立ったら即行です。

まだやりかけていたことがあったから、それを終わらせて、お気に入りのピカソ美術館に夕方行こうかなぁ、とも思ったけど。

先月の思いが蘇りました。

ルーブル。
やっぱり何度行っても見応えあるよねぇ…



相変わらず、未だ知らないところも沢山あったしなぁ。
その後、チュイルリー公園で外の空気も存分に吸えるじゃない!




というわけで、3:00過ぎにルーブルに到着しました。
多少並ぶことは覚悟していたのに。

なんてことでしょう!
全く並ばず、あっという間に館内に入ってしまいました。
こんなの初めて、ですよ~♪

時期のせい?それとも時間帯?



で。
今日は、特に計画もなかったので、普段、端折り気味な階と回廊を歩いてみることにしました。


うんうん、結構、地図(?造り?)も頭に入ってきたみたい。



館内には、勿論、それなりに大勢の人が鑑賞していましたが。
流石ルーブルですよね~。

部屋によっては、一瞬、空間的にたった一人になる場合も。




あまり長居をするつもりもなかったので。
今日は1時間半ばかりで、外に出ました。






その後は、寒気の中、チュイルリー公園を一人ブラブラ。




顔は流石に冷え切るけれど。
そんな冷気が、少し体を浄化させてくれる感じがします。
そう。
ぬくぬく着込んでいるから、顔だけくらいなら寒さもそんなに感じない。






出かける前は、あまり気乗りもしてなかったけど、こうして一度出かけてみると気分も落ち着き、心もホクホク。
…日曜日も開いているスーパーに寄り道をして、夕方帰宅したのでありました。







ほんとね~、人間って、社会的動物だって。
年の初めから、しみじみ感じた次第です。
億劫でも、外に出ないと!
人間らしさも、ひなびちゃいます。
…老後になっても、この教訓、覚えているようにしなくっちゃね!


追記:この写真は、コンコルド広場に仮設された観覧車をバックに(そして。その向こうには凱旋門。陽炎のように写ってる???)チュリルリー公園の噴水を撮ったものです。
噴水の池も凍っていて、鴨達が氷面に立っているの分かるかなぁ…。

のんびり、1日

2009-01-02 04:08:18 | フランス(余暇・習慣)
やっぱりお散歩っていいですねぇ~♪

どんよりした寒空の下、しっかり着込んで、でかけてみて。
公園の中で、大きく深呼吸を何度かするだけで、気分はすっかりリフレッシュ。
あ~、このまま風邪もなおってくれないかしらん。
…ホント、喉の違和感が何とも鬱陶しいです。



ま、でも。
1時間弱のお散歩ですっかりご機嫌。

夕方の、5階に住んでいるおばさまとのアペロタイムも、気持ちよく向かうことができました。




そ、そのオバサマ。
多分、60歳前後?
既に、ジャーナリストの仕事は引退して、市の施設でフランス語を教えている。

とにかく、若い頃からすっごく旅行好き、とのことで。
とりわけ、インドとモロッコがお気に入り。

この12月も30回目くらい(?)のモロッコ旅行に行って帰って来たところなので、そのお話を大変楽しく聞いてきました。

…1時間半ばかり、昨日彼女のお友達と二人で飲んで余った、というシャンパンを飲みながら、何とも和やかな一時。





アペロの効力で、しっかり食欲も湧いてきたし。
さ、折角の「お正月」ですものねぇ。
今からちょっと、ご馳走でも作りましょうか。






そして。
昨日の寝不足を取り戻すべく、今日は思いっきり早寝しよう♪っと。
…富士山の夢を、見ることできるように願いながら…

2009年の幕開け

2009-01-01 22:03:21 | フランス(余暇・習慣)
明けましておめでとうございます!
2009年が、皆様にとって、とびっきりステキな1年になりますように。







しかし。
のっけから…。
今朝、1時間以上歩いて5:30に家に帰って来ました(涙)。
こんなことだったら、始発を待つんだった…。の反省で始まりました。





そう。
クリスマスに招んでくださったお家で、新年はお友達を招いてパーティーをするのが恒例、とのことで。
私も参加させていただきました。
今度こそちゃんとしたシャンパンと、1キロのお米を4回も鍋で炊いて作ったお握りを持って…。


総勢12名。
大晦日の8:00に集合。
それから、ずっ~っと飲んで食べて、歌って、踊って、飲んで。





実は、最近体調がイマイチなものだから、2:00か3:00頃には帰ってこよう、と思い、ノクシリアンという毎晩夜中に走るバスの最適ルートを見つけ(ナントそれだと、15分で家まで着く!)時刻表とバス停の地図をちゃんとプリントアウトして持っていったのに。



あ、もう帰ろうと思って時計を見たら、4:00。
先に帰るのも失礼かなと思ったけど。
朝まで起きてるのって、どうもダメなんですよね。
それに。
1カップルは、その1時間前くらいに帰ってたから、それではお先に、と。






ところが。
あ~ん。。。。。。。
1月1日は、ノクシリアンの運行は休み?!



よくわかりません。
でも。

まず、行きたかったバス停がわからず。(地図の場所にバス停がなかった…)
仕方がないから、知っているバス停まで、15分くらい歩き。
待つこと20分。

で、諦めてしまいました。
歩いて帰ろう…。




というわけで、5:30。
シャワーを浴びて、ベッドに潜り込み…爆睡。

が。
10:00くらいに目が覚めてしまいました。
…あ~、喉が痛い。。。
風邪が悪化したのかしらん、シュン。



とても起きる気にならず、またベッドでうつらうつら。
12:00過ぎに、電話のベルで飛び起きました。



同じアパートに住んでいる、親切なオバサマで、ありました。
「起こしちゃった?」
「あ…ぅ、いえいえ。だいじょうぶ、です。」寝ぼけ眼で時計を見る…。恥ずかしい。

「ごめんなさいね。で、今日の夕方、何か予定ある?もしないなら、シャンパン飲みに上がってこない?」


宿酔いではないけれど。
あんまり、シャンパン飲みたい気分でも全然なかったんだけど。
つい。
「喜んで」と答えてしまってました。



というわけで、それからごそごそ起き出して。
簡単な朝ごはんを食べ終わったところ。であります。

この体調の悪さを払拭するために、とにかく大嫌いな風邪薬でも飲んで、気分転換・お散歩に行ってくることにします。
あ~、でも、もう2:30。
なんて勿体ない1日にしてしまったのかしらん。
お正月早々、反省。やれやれ、であります…。



ま。
気を取り直して…。
とにかく、今年一年が自分にとって納得がいく年になるよう頑張っていこうと思っています。
さ、行って来まぁ~す


注)このツリー写真は、今朝の帰りがけ、我が心の故郷・パリの浅草寺=ノートルダムの前を通りがかった時に、撮った写真です。
ちょっと華やかでお正月らしい?!(←らしくないっ!)

パリでのノエル

2008-12-26 03:39:28 | フランス(余暇・習慣)
うふっ。
未だ、7:00過ぎなんですけど。
既に ”い~気分”=酔っ払い、でありまぁ~す。


何しろ今日は、3:00からテレビを見つつ(=オペラ座のバレエ"ライモンダ"公演)、飲み始めちゃったんですもん♪

たまには、いいよね?!
…今日は早く寝て、明日は久しぶりに図書館に行くか、家で只管勉強(!)しようと、と思っております、ハイっ。






昨晩は、それほど遅くなりませんでした。
といっても。
バスは終わってた。
終メトロ3本前くらい?

でも。
どうして、こういう日に終日運転してくれないんでしょ?
…と思ったんだけど。

そっか。
クリスマスは、家族の休日。
必要ないはず、です。


だったら。
新年=日本と反対。友達と過ごす日。
31日には終日運転をしてもらいたいものです。
…ないのかなぁ?





昨日は、ブログを閉じるなり、シャンゼリゼに行って来ました。
地下鉄がいつもよりすっごく空いていて、改めて、やっぱりイブって家族で過ごすもんなんだなぁ、と。

ま。
それでも、観光客がわんさかいましたけどね。



結局、地下鉄は凱旋門まで行って、その後、シャンゼリゼ通りを2駅ばかり歩きました。
で。
メトロに再び乗り、目指す家庭にゴー。

しかし。
ギリギリまで、シャンパンを買ってなかったのが裏目に出ました。



フランスには「ニコラ」という、全国チェーンのワイン・ショップがあるのですが。
そのお店の1つが、確か、訪問させていただくお家の近くにもあったはず。と思い込んでいたのが間違いの元、でした。

最寄の地下鉄を降り、うろ覚えの中、街中を歩き回るも。
どこにでもある「ニコラ」がないっ!!!!!

焦りまくって、半径4駅以上も歩き回ったんだけど。
…シュン。
見つかりませんでした。

こんなことだったら、メトロに乗って、知っている「ニコラ」に行くべきだった…。




って。
後の祭りです。

既に、お約束の時間を30分以上も過ぎてしまい。
正直に「ゴメンなさい。」と言おう。
新年を迎えるときに(←31日も、このご家庭に招ばれているのです。新年は、基本的にお友達と迎える日。15人ばかり集まるそうです。)シャンパンを持ってきます、ということで、許してもらうことに。





それでも。
他の二人(イブの日もフツー通りの勤務。)が現れるまで、シャンパンを先んじて、まったりアペロタイム。

アペロのおつまみで、彼女たちが来るまでに、お腹がいっぱいになりそうなくらい。



そして。
8:30くらい、お二人がやってきました。

暫し、仕切りなおしのアペロを楽しみ。
はい、食卓へ!




伝統的クリスマスディナーらしく。
前菜は、フォワグラ!(ご主人が、牡蠣嫌いなので…)

メインは、ほろほろ鳥の詰め物ロースト、生パスタ添え。



実は、ほろほろ鳥、初めて食べました。

いずれにしても。
ディナー用にあけてくださった、とっておきのサンテミリオンが本当に美味しくて。
何もかも美味しくペロリといただきました。






ところが。
奥様のお友達が連れていらっしゃった同僚の日本女性、が。
すっかり酔っ払いに。

ウツラ、うつら、状態なんです。



勿論、私としては、この夜バスは無理にしても、地下鉄で帰ろうと思っていたので。
それは、それでいいのですが。

とにかく。
もう、早くお暇したほうがいいだろうな、という状態で。

そそくさとデザートと食後のコーヒーをいただいて、帰路に着きました。





最後、時間がない中、慌ててプレゼントを渡したんだけど。
一応、喜んでくださったようで、ホッとしました。

それに。
やっぱり、一人で過ごすより、こういう日は、ご迷惑にしても一緒に過ごさせてもらって本当によかったな、と。
心はホクホクして家に帰りついたのでした。




因みに今日は。
ユッタリデー。

10時近くまで、ベッドでゴロゴロ。
起き抜けにシャワーを浴び。
簡単な朝ごはん。

本を読んだり、片づけをしたり、で、時間は経ち。
昼ごはん。

それから。
暗くなる前に、とお散歩。
我が心の浅草寺=ノートルダム、にも行きましたが。
やっぱりこういう日ですから、かなりの列∴中には入らず。

2:50には家に戻り。
3:00から、テレビの前に陣取って、「クリスマスを祝って」(単なる口実)飲み始めて、今にいたる、というわけです。



飲みながら、お刺身も食べちゃったし♪

お夕飯は、お雑炊くらいかなぁ?
…やっぱりヴァカンス、ラヴ~ッ!!!大好きです♪








ところで。
こういう時は更に空いているだろうな、と明日の朝、例によってコインランドリーに行こうと目論んでいたんだけど。
また、今晩から、冷え込むみたい。
明朝は氷点下、というのを聞いて。
コインランドリー行きは、数日伸ばしにしようかな、と思うところであります。

新年まで、後1週間。。。。。

今日は、クリスマス・イブ♪

2008-12-25 01:42:05 | フランス(余暇・習慣)
今晩は、絶対に帰ってきてからパソコンを開かないだろう!
と思うので、出かける前に、チョコッと更新することにします。

そ。
今日はクリスマス・イブ。
一人でひっそり過ごすつもりだったんだけど。

よくお食事に招んで下さるフランコ・ジャポネ家庭から、お声がかかりました。
「家族三人で、何もしないの。だから、普段の食事のつもりで来て頂戴!」


う~ん。
そうは言ってもねぇ。
いつも、手土産なし、でご馳走になるだけなっているから。
クリスマスにお邪魔する、となると、流石に手ぶらって言うわけにも。


何しろ、こちらのクリスマスって、参加する人全員にそれぞれプレゼントがあるもの。
勿論、「本当に、何もしないから何も持って来ないで」って言われているから、私が今回お邪魔して、いただくとは思っていないけど。
お邪魔するほうとしては、そのくらい、用意しなくっちゃ。と思うわけです。

何にしよう?

何しろ当方貧乏学生につき、それほど予算はない。
しかも。
数日前になって、私以外にも、彼女の20年来のお友達の日本人女性と、その仕事仲間の女性も、家庭がないから、参加するとのことを聞き。
更に迷いがふえるわけです。

彼女たちにも何かしら持っていくべきか?



で。
すぐに嫌なことから逃げたがる私。
今日まで、プレゼントを買っていませんでした。

むぅ。
とにかく何か探しに行かなくっちゃ。





というわけで。
午前中に雑用を済ませ、昼ごはんを食べるなり、日本の本屋さんへ直行。

そこで、19歳になる息子さんに上げるものをまず買いましょ。



そ。
5人分のプレゼントを買うのはキツイから、せめて息子さんにだけ用意して、後は手土産にシャンパンでも持っていってごまかそうか、と。







お店の人に親切にアドヴァイスいただいたお蔭で、よくよく考えた末、1冊のイラスト集(っていうんですか?)を選択。

しかし。
既に思い描いていた予算をオーバー。





でもねぇ、考えてみれば。
いつもあんなにお世話になっているのにね…。
こんな時にも何も持っていかないって、ちょっと情けないなぁ。
せめて気持ちぐらい、表さなくっちゃ、と思って、また大いに迷う。





しつこく考えた末、仲良くしていただいている奥様には、日本の雑誌、美術系がお仕事のフランス人の旦那様には、日本のデザイン系のフランス語の本を。




しかし。
ナント、この3冊を選ぶだけで、2時間近くも本屋さんにいたことに。
すっかり疲れ果ててしまいました。



しかもその後、部外参加のお二人に、あげるべきか?とまた暫し悩む。






結局、ほんの気持ちだけでも、とスーパーでお菓子でも!と思い立ち、スーパーに寄る。




しかし。
う~ん。
どうも気の利いたものが目につかない。

参ったなぁ。
というわけで、マドレーヌまで行こうと思いつきました。
フォションかエディアールで、お紅茶でも買おう。



しかし。
こういうお店っていうのは、高い割りに、結構いつも繁盛している訳だけど。
今日とかって、更に追い討ちをかけて人がいるような。


ない予算から、何が買えるか、全部舐めるように商品を見るものの。
どうも。(値段を出さないと)パッとしない。



もうどうでもいいっ!
見るからに、ほんのオマケのようなもの、なんだけど。
箱が可愛いからいいじゃん!と勝手に納得して、お買い上げ。



ヘトヘトになって帰宅しました。



しかし。
もう、出なくては。
実は、まだ今年、このシーズンになってシャンゼリゼに行ってないんですよね。
せめて、一目でも見なくっちゃ、と思っているわけで。

写真は、ボロカメラだから無理だけど。
ま、実はパリに越してから初めてパリで迎えるクリスマスにお正月。
このぐらい、外国人らしく振舞わなくちゃ(?)と思ったわけです。

というわけで。
行って来ま~す!



では皆様。
ジュワイユー・ノエル♪
メリー・クリスマス♪

充実していた(?)日曜日

2008-12-23 06:38:50 | フランス(余暇・習慣)
昨晩は、フランス人のお友達、というか知り合いのお家にお招ばれ。
クリスマスを祝って、簡単なお食事をしましょう、というお誘いでした。

何を持っていけばいいですか?
と聞いても、お返事は「何も要らない。」

これが困るんですよね、ヤッパリ。



で。
シャンパンは買えないけど、クリスマス気分で、とクレモンを選択。

結局、他の二人が持ってきた赤ワインを2本開けたから、冷えてないクレモンはお蔵入りだったけど。
とにかく。
何かしら持っていってよかった、と思うのでした。
そ。
やっぱり手土産はワイン!



彼女の家は20区で、ぎりぎりパリ、というところに位置します。
大きなメトロの駅なのですが、降りて歩き出すと、ちょっと人気のない感じ?

でも。
それだからこそ、なのかもしれないけど。
30代前半、女性一人暮らしで、パリ内に55㎡って、羨ましい環境ですよね~!

しかも。
中は、ホント綺麗で快適。

システムキッチンだし。
大画面テレビに、立体スピーカ。
お風呂には、ちゃんとした湯船もあるし。
勿論、洗濯機も、ね!

その上。
何と、可愛いペルシャ・ネコちゃんもいるし(笑)。


「いいなぁ、こんな暮らし」って。チョッピリ羨ましく思いました。
ま、一応、それなりに「悟っている」つもり、なんですけど、ね…。(私には一生巡ってこない!)



で。
勿論、アペリティフに始まり。

お食事は、マンゴソテーのサラダで始まり、何とメインは、ウサギのマスタードソース、ポテトソテー添え!





う・う・うさぎ…
そう、来ましたか。。。。。




そ。
確かにこの時期、私がよく行くお肉屋さんの店頭でも、毛がついたまま(勿論耳も足もあります…)逆様に吊るして売っているのは、見かけるんですが。

共食い、ですか?!(笑)





いえね、こちらでは、ウサギを食べるのはそれほど稀じゃなく。
私も、過去に数度は、口にしたこともあるし。
嫌いじゃない、と思ってます。


それでも。
一瞬、引いてしまったのは事実…。



うん、でも。
大変、美味しくいただきました。
ただ。
食べ方が、ちょいと下手だったかなぁ?
…うさぎって、結構小骨(?)があるんですよね。



で。
そのメインの後は、お決まりのチーズ。デザートと続きます。


ふ~む。
こんな一人暮らしの、この世代でも、チーズがこうして出てくるか…。

ついでに聞いてみたら、やっぱりその場に居た30そこそこのフランス人3人とも、1日に1回は必ず、食後に食べるって。
…やっぱり身体の出来が違ってきます、って。




で。
結局、早めに帰ろうと思っていたのに、12時前に慌ててお暇。
何とか足がヨレヨレ乍らも、お家に辿りついたのでした。
勿論、お決まりのシャワー即行→ベッド!





というのも。
実は、もう3ヶ月ぶり?になるのかな…
久しぶりにインラインスケートをやったのです。
…コーチがいなくなって、小さなクラブは解散して、もう2度とやらないかも。
と思っていたのですが。
そのうちメンバーの二人が、コーチ無しでも、毎週土曜日一緒に走っているらしく。

私が土曜日は無理って言ってたら、日曜日にしたから、ということで、前々日に連絡。
昨日は、3人で走ることになったのでした。

で。
パリの郊外でスタート。
キャリアの長い一人がよく知っているということで、マルヌ河沿いを走る。
コーチもいないのに。
往復で2時間強ですが。30キロ以上走ったんじゃないかしらん?

普段の運動不足が祟って、最後の方は足が崩れそうでした。





と。
そんなことを午後やっていたもんだから。
大急ぎで家に帰って、シャワーを浴び、クレモンを買いに行き。
休み暇なく、ヘトヘト状態でお招ばれに、向かっていたのでした。




だから。
勿論、とても、帰宅後になんて更新する気力はなし。
再度シャワーでベッドに潜り込むのが精一杯でありました…。




またしても思うこと。
やっぱり普段から運動しなくっちゃ!
2009年の緊急課題目標にしたいと思います。

プチ旅行 モンペリエ 6 (最終回)

2008-12-20 04:54:26 | フランス(余暇・習慣)
今日で研究室の建物は、クリスマス休暇に入ります!
って。
明日だ。。。ポリポリ。

でも。土曜日は行かないもんね!


というわけで。
2週間のお休み~、わ~い!!!!!


いえ。キッパリ!
遊ぶわけではございませぬ。
家で落ち着いて勉強をしたいのでありますっ!
久しぶりに図書館にも行きたいし。
家の中を整理して、勉強も効率よくしたいものと考えておりますっ。



でもねぇ…。
来週は、前やっていたバイト関係で、休暇で日本に帰る人たちの代わりを少し引き受けちゃったからなぁ。
結局は1週間の休みしかない、かな。

ま、いいのです!
今日はご機嫌でありま~すっ。





というわけで。
今日こそ、何としてでもモンペリエ旅行記の最終回!






で。
お城を後にしたのが、既に12:00を回っていました…。


あぁ。こんなはずじゃなかったんだけど。




ま、いっか…。


とりあえず、またバスに乗って、街中に出ることに成功しました。
(トラムウェイより、このバスに直接乗る方がお奨めです!)





さて、と。
お昼ごはん?


しかし。
その前に、目についたのが、図書館。

前日に通りかかった時、丁度やっていたエクスポジションが見たいなぁ、とチラっと思ったことを思い出し。
折角なので、入ってみることに。




そ。
「本の装丁の歴史」展示だったんです。


12:00開館で、1時間ばかり経っていても、展示室は真っ暗。

受付に行って、再びそれが展示室に間違いないことを確かめて戻ると。

!電気が点いていました。

といっても。
相当暗い。
品質保持のためなんでしょうね…。



勿論、誰もいません。
体格のいいガードマンさんがいるだけ。



そんなに大きい部屋じゃなかったけど。
展示されていた装丁は、意外に見応えがありました。


こういう手工業的なものが好きな私には、とても楽しい時間でした。



全部をゆっくり見終わった後、出口で2€と値段のついた小冊子(この展示の解説本)を名残惜しそうに見ていた私。

ガードマンさんが
「欲しければ持っていっていいよ!」と。

へ?
でも2€、でしょ?
と思ったけど…。

「本当に?いただいていいんですか?」
「うん!」

とのことで。
たった2€の寄付もせず(笑)、図書館を後にしたのでした。






え~っと。それから、それから。
何をしたっけ?



お昼ごはんを、少し用心しぃしぃ食べ。
お目当ての1つめの美術館に行ったら、2:30開館なのに。
まだ開いてない…(2:30少し過ぎてたのに!)

待っているのも癪なので、本命の美術館(ファーブル美術館)へ。








で。
結局、思った以上に広くって、充実してて、気がついたら4:30!

ひえ~っ!
大慌てに、ホテルに荷物を取りに戻り、トラムで駅へ直行。



乗る予定だったTGVに幸い乗ることが出来たのでした。









あはっ。
…いきなり、速度アップをしてしまいました。

本当は、もっと詳細を書きたかったんだけど。
テヘヘ。
今日中に終わらせる、って言っちゃったし。
実は、今、ヴァカンス突入気分で、飲み始めちゃったんですよね~♪


そしたら。
も、いっか…て気分になっちゃって。

多分、明日になって、あれもこれも書いておけばよかったって後悔するのかもしれないけど。
ま、これも毎度のことです。

ブログはやっぱり、新鮮さがいいかなぁ~?ということで。



思いっきり尻すぼみの旅行記になってしまいましたが。
もし。
モンペリエに行かれる人がいたら、親身にアドヴァイスしますよ~!

はい、旅行するにもなかなか楽しいところ、です。
でも。
フランスならどこでもそうかもしれないけど。
やっぱり春以降がいいかも、ね、と。いうのは本音です





注:今日の写真は、昨日説明したトラムウェイの、2番線の電車です。
ね?可愛いでしょ?
…旅行記は終わりにしますが。撮って来た写真は、テキトーに載せ続けるつもりであります。やっぱり青空の下が格段にいいですもん♪

プチ旅行 モンペリエ 5

2008-12-19 04:10:28 | フランス(余暇・習慣)
ほんと、も~、いやん!であります。


この寒さと暗さ、何とかして~っ!

もういつのまにやら、7回目の冬を迎えてるんだけど。
こんなに冬って、天気悪かったっけ?
って思い返すくらいな、この冬であります。

…北欧に住んでいる日本人の人って、すごいなぁ~っ!

愛する人が近くにいれば、大丈夫なのかな?
…長期滞在学生は絶対無理!と思う次第です。






旅行記終わらせなきゃ、と思っているくせに。
ポリポリ、昨日はおさぼりしちゃいました。

さぁ、終盤に向かってゴーゴーゴー!










というわけで。
一日目は、早めの就寝でぐっすり。
朝7:00に自然に目が覚めました。


でも。
ホテルって何もすることないんですよね~。




とにかく。
また、ここぞとばかり、お風呂ですよん♪




朝から、お風呂ってホント贅沢だなぁ~!
…日本に帰ったら、どんなにお金なくっても、まずは温泉のある近場旅行をする!というのが私の夢、なのです。
って。
実は、熱いお湯がだめ。
長風呂、全然耐性なし=烏の行水、なんですけど、ね!





で。
朝ごはんは、ホテルに頼んでいなかったので、(だって。どうせフランチスタイルの朝食でしょう。8ユーロも出して、そんなのやだもん!)
前日に買ったおいた、グレープフルーツジュース・チーズ、パンでニュースを見ながら、朝ごはん。

それでも8:30。

何をしよう…。

まとめるほどの荷物はないけれど、とにかく身支度。
チェックアウトをして、リュックをそのまま預かってもらい、街中へ繰り出しました。


9:00過ぎには観光案内所が開くはず。
どうせフランス時間だし、と、9:10過ぎに行ったところ。

まだ、窓口は誰もいなかったけれど。
尋ねてみたら、やおら、係りの人がやってきた…。


決して感じは悪くないけれど。
いかにものんびりしたお役所の、対応。

今更カリカリするほどのこともなく、とりあえず、24時間のシティーカードを漸くゲット!


さぁ。
今日は、これで動き回るぞ~!

街中より、遠いところから行こう、と。
(と言っても近い、けど…)

とりあえず、トラムウェイに乗ります。


このトラムウェイが、とっても可愛いの!
2路線あるのですが、1番線は青が基調。
2番線は赤が基調のデザインで。
2007年に開通したとのことで、未だ新しいし、とても快適。




もっと遠いのかと思っていたんだけど。
すぐにお目当ての終点につきました。

が。

が~ん。
本当に何もない。

っていうか。
そこは、新興商業地帯になっているわけだけど。

ただっぴろいだけ。
勿論、複合映画館やら、レストランやら、アミューズメントパークのようになっているんだけど。

そんな朝は開いてない?

とにかく。
がら~ん、とした感じ。

案内所もないし。。。。。
途方に暮れてしまいました。




というのが。
昨日の、観光案内所の人の話だと。
ここから、2つのお城に「歩いて」行かれる、とのこと。

何しろ、そこではワインの試飲もやっている、と聞いたから、やってきたのだけど。




とりあえず、こっちの方かなぁ?と見当をつけて歩き始めるも。

人っ子一人いない。
車道しかない…。

よく晴れた朝なんだけど。
車しか通らない場所って、薄気味悪いんですよね。。。


こんなとこで事件に巻き込まれてもいやだし、やっぱりやめ~た。

と思って。
トラムウェイの乗り場まで戻ってきたものの。


迷いが生じる…。


今帰ったら、もう2度と来ないだろう。
折角、機会があってここまで来たんだから。


また、歩き出す…。
しかし。
やっぱり不安。

駐車場のところから女の人が歩いてきたので、思わず駆け寄って聞いてみました。

「フロジェルグ城に行きたいんですけど。こちらでいいんですよね?」



ところが。
「そうねぇ。2つお城があるはず、なんだけど。どちらも遠いわよ。」
「あのぉ~、歩いて行かれませんか?」
「そりゃ無理じゃない?どっちがどっちか忘れたけど、あっちに1つと向こうに1つ。どちらも、徒歩じゃねぇ…。」
「でも。方向は間違ってませんよね?」
「う~ん。とにかく、その大通りまででて、手を上げて車を止めて、乗せてもらいなさい。そのほうがいいわ!」
…ありがとうございます。



そうは言ってもねぇ。
用心派の私。
ヒッチハイク系は、全くやる気がないのですよ。

って。
こちらでは意外に、「ありえないこと」ではないことは、知っているけど。
(実は、ブログを始める前、台湾人の女の子と田舎でやったことがあります…。でも。やっぱり私は無理です…)



とにかく。
何かしら、看板でも出ていることを祈って、再び、開発中地帯を歩き車道に出る。


歩いている人は、やっぱり誰もいない。
車がびゅんびゅん通っていく。
やっぱり不安…。

とりあえずバスにでも乗ろうと思い。
バス停を目指しました。

バス停に到着。
路線図を見るも、「お城」なんて文字はどこにもない。
しかも。
このバスは、どこからどこに行くかも、勿論見当がつかない。


暫し待った挙句。
やっぱり不安になって、トラムウェイの駅に戻る…。


「縁がなかったんだな、きっと。」


ところが。
今度、トラムウェイの駅に戻って落ち着いて周りを見回して。
バスの広域路線図を見つける。



やっぱりあのバス停からのバスに乗れば、お目当てのお城の近くを通るらしい♪


本来なら、このトラムウェイの駅にもバスは通るはずらしいのだけど。
生憎、どこかの工事中のせいで、今の時期、このバス停は通らない、と。(←フランスではよくあること。)


というわけで。
三度目の正直、またもや、人気のない開発地区内を、とっとこ歩きました。
車道に出て、さっきのバス停を目指す。
バスを待つ。


やっぱり不安。。。
だってぇ。人影を全く見かけないんですもん。



ホッ!
漸く、バスが来ました。
誰も乗ってません。

運転手さんに、「あの、フルジェルグ城に行きたいんですけど。これで行かれます?」


とっても親切な運転手さんでした。
「すぐだよ!次のバス停で降りなさい。でも。バスは違うほうにいくから、今僕が説明するとおりに行くんだよ」

というわけで、バス停の手前の大きな立体交差点で、
色々目印を言ってくれながら、具体的な道順を教えてくれました。
「バス停から五分くらいで行かれるから!」




というわけで。
バス停に降り立つ。
運転手さんに教えられた通りに、辿っていきました。

間違ってない、とは思ったけれど、やっぱり人っ子一人いないと心配。
再び、不安になりかけたところで、看板が目に入りました。

やったぁ!


というわけで、お城の中に入る。

が。
どこが受付なんでしょ?

机の出し入れをしていた女性に声をかけてみるも。

「さぁ?ここの者じゃないので、わからないわ。他の人に聞いてみて。」



キョロキョロ。

とにかく。
カーヴの入口が開いていたので、入ってみました。

「こんにちは~!…こんにちはっ~!」



数分して、50歳くらいの女性が出てきました。
城主の奥様???


「あのぉ、お城を見学したいんですけど。」
「あら。お城は見学できないのよ。」
えっ!

「でも。庭なら、見ることができるわ。」
「一人?どこから来たの?」
シティカードで、入場料はただ。
訪問者ノートに名前を記入してくれて
「あの塀の角の入口から入って頂戴。」
と指をさして、教えてくれました。



というわけで。
とりあえず、お城見学!


っていうか。
ホント。
お城とは名ばかり。
全然お城に見えない建物なんだもの。
すっごくちゃっちくて、パリの名も知れない建物の方がよっぽど趣があってステキ。

それでも写真は撮りましたが。
全く絵にならない…。

とにかく。
折角なので、許可されたお庭を歩くことに。

お庭は、何ヘクタールあるんだったか忘れましたが。
結構広くて、それなりに木を生育しているようなんだけど。
要はざっくばらんで(一応説明標識とかもあったけど)パリ郊外の雑木林、見たいな感じ?

これが一見の価値がある、とは思えないよね。。。
と思ったけれど。
久しぶりに、お日様を陽射しを感じながら、木々の中を歩くのは快適です。


ま、来た甲斐があった、と思わなくっちゃね!
と、お城を後にする前に、一言お礼を言って帰ろうと、またカーヴに寄ってみました。



やっぱり誰もいないチック。

じゃ、この際だから、どうせ買わないワインでも眺めてみましょう!



ジックリ見ていたら。
「試飲をしてみたいですか?」と声がかかりました。

振り向いてみると。
入る時に対応してくれた女性ではなく、20代くらいの男性。
しかも。
彼のフランス語が、いまいち。

「いいんですか?じゃ、喜んで。」




ということで。
彼の説明を聞きながら、半ば諦めていた試飲がゆっくり出来たのでした。


聞くところによると、彼はイギリスから10週間の研修に来たけれど、気に入ったから、フランス語を勉強しながら、ずっといることにした。
ということで。
私よりもたどたどしいフランス語で一生懸命、ワインの説明をしてくれました。



しかも。ですね。
試飲なのに、お店で出てくるグラスワイン一杯より多いくらい、ナミナミとついでくれるんです♪

「色々飲みたければ、ここに捨てて。」
といわれたけれど。


そんなに本数があるわけじゃないし、折角だから飲みたいわ!
と言って、全部飲むことに♪

結局、このお城で作っているという(ワインのブドウ畑もありました。でもそこはは見学できなかった)白2種、ロゼ1種、赤3種を全部いただき。


…正直、お値段と味の折り合いとして、買うのは躊躇したんだけど。
折角だから、記念に買いたくて。

6本買うけど、パリまで送ってもらえるかしら?幾ら送料かかる?

と尋ねてみたら。


「パリだったら、このお店で買えますよ!」
と。
これらのワインを卸している、パリのワイン屋さんのリストをくれました。






ということで。
結局、その場では買わず終い。
何だか申し訳なかったなぁ~!

…ただの嘘つき野郎になら無いように、今週末にでも、1本くらい買ってこなくっちゃ、ね!









というわけで。
…あれまぁ、またまた長い顛末話になってしまいましたが。

フロジェルグ城、見るものはないけれど(失礼!)、田舎の雰囲気を楽しむのと試飲をするために、是非、お奨めです。



しかも。
この研修生のバン君(=バンジャマン)、記念に写真を撮らせてもらいました。


ね?
可愛いでしょ?(笑)

中国には輸出を始めたらしいです、日本は未だ、なんですって。

でも。
このお城で働いている日本人男性の方とも、その後丁度お会いすることが出来、仕事のあるバン君をそっちのけに、数分立ち話。







というわけで。
是非、モンペリエに行かれる人は、このお城へも足を伸ばしてくださいね~!






…すっかり長引いたモンペリエ話。はいっ、明日、必ず終わらせますっ!!

プチ旅行 モンペリエ 4

2008-12-17 02:38:35 | フランス(余暇・習慣)
元気な人も、ウツが入りそうなお天気です。
寒い、寒い。
しかも。暗い…。



それに。
ええっ?!
プランタンデパートに爆弾ですってぇ?

ホント、世の中、どこも物騒です。
事故に巻き込まれないよう、大人しく過ごさなくては。





さて。
今日は今から出かけるので。
先に、チョコッと更新。

流石に旅行記、終わらせないと。
こんなプチ旅行だったんだもの、ねぇ…。
ポリポリ。









というわけで。
着いた日の夕方、ホテルに荷物を置いて、再び街に繰り出しました。


今度は目指せ、旧市街!



明日シティカードを買おうと思っていたので、徒歩で行かれる名所を、と。
旧市街の端にある、ガイドブックに載っていた見所の3つのうちの2つを見てきました。



1つが、水道橋。
今日の写真、です。

私は未だ、世界遺産に指定されているポン・デュ・ガールの水道橋を見に行ったことがないので、水道橋とやらを目の当たりにするのは初めて、でありました。

ほっ、ほぉ~っ!
こういうものかぁ…。





ただ。
この橋は残念なことに、通れないないんですよね。

…人気のないところで、何となくうら寂しい気分で、暫し、眺めるだけでありました。





そして。
この近くには、凱旋門(?!)もあったんだけど。
これは、お話にならないくらい、チャッチイ。
ふ~ん。
という感じで、一応写真も撮ったけど、通り過ぎてしまいました。



それから。
ホテルのおじさんが一押しの、旧市街。

昨日、写真を載せましたが。
ホント、面白いの!

特に、今時期がクリスマス前で。
色々目を楽しませてくれました。




しかし。
どうも、お昼以降、イマイチ調子が上がらず。

それに。
晴れているんだけど。
空気が、ホント冷たい。


明日、元気になって、歩き回ればいいや!
と思って、中心街に戻り、スーパーで明日の朝御飯と、その晩ように、南仏ワインとおつまみチーズなどを幾つか買い込んで。

ホテルに7:00前には戻ったのでした。




再び、お風呂(名ばかりの湯船だけど)に入り。
暖房をガンガンきかせて。
テレビを見ながら、ゆっくりワイン堪能する時間。



自分の部屋にいない、っていう非日常性が何とも心地よかったです。
10:00前には、ベッドに潜り込んで、テレビを見ながら、いつしか寝てしまったのでした!










で。
よっしゃ、明日こそ、この旅行記終わらせなくっちゃね!
と思っているのですが。
4回で、たったの1日?!
…ぼ、呆然!
ひょっとしたら後2回、かも(汗)。。。。。
許してくださいませ~。

プチ旅行 モンペリエ 3

2008-12-16 05:12:15 | フランス(余暇・習慣)
昨晩寝たのは、いつものように12:00過ぎ。
そして。
すぐにスヤスヤ寝込んでおりました。

ところが。
1:00過ぎに、ハタと目が覚めました。

そう。
お隣のオニイチャン家から聞こえてくる音楽のせいで。

それほど、大音響ではないのですが。
テクノに近いっていうか。
メロディーのあまりない、ズンズンという響きがどうも眠りを妨げたらしい。

折角この週末は、彼も1日休みを取った上、リヨンから戻ってきて、ハンガリーからの女友達を迎えているのを知っていたので。
そのままガマンして、彼らが寝静まるのを待とう、と思ったんだけど。


どうも。
この音楽が私の身体とすごく相性が悪い。

ホント、そんなに大きい音じゃないのに。
不快感がドンドン増してきて。
ガマンできない気分になってきました。

ここで文句言ったら、可哀想だよね。。。
と一度は思い留まったんだけど。

これが2時まで続いたら、SMSを送ってしまおう、と。



…そして。
結局、2時過ぎになっても、やっぱり止む様子がなかったので。
つい。
「音楽のボリュームを下げるか、音楽のジャンルを変えてくれない?」というメッセージを送ってしまいました。

即刻。音楽は止み…。
彼から返信。
「本当にごめん。音楽は止めたよ。お休み」


あ~、私は意地悪しちゃったのかしら…。
後悔で。
更に目が冴え…。

結局、寝酒を少し飲んでみたものの。
寝付いたのは4:00過ぎでした。
朝、6:40のベルで起きたら、すごく眠かった…。









ハイ。
それでは、進展のないプチ旅行記の続きです。


午前中、新市街を一通り探索。
中心部に戻ってきて、すっかり身体は冷え切り、お腹も空いてきた。

さぁ!
何を食べよう?!

グルグル回ってみたんだけど。
イマイチ、ピンと来ない。

でも。
思ったんだけど。
総じて、やっぱりパリよりお食事料金も安い!
だって。
10€以下で、かなりの選択肢があるんだもの。






…食べ物になると目移りして優柔不断になるうさたろう。
そうこううろうろ迷っている間に、1:00も回ってしまいました。

寒い。。。。。

よしっ。
夜に、この地方のフレンチをしっかり堪能しよう!
と決め。

だったら、昼はアジア料理にでもしておこう。
と入ったのが、ベトナム料理屋さん。

そんな時間でも、50人くらい入れるお店は一杯。
辛うじて二人がけのテーブル1卓が空いていたので、そこに座らせてもらいました。



一応たくさんあるアラカルト・メニューも眺めてみたけれど。
結局、ランチメニューを選択。
だって。
ワンプレートランチだけど。
前菜に、ネム・サモサ、鶏肉のサラダがつき、メインを8種類くらいから選ぶことが出来、ご飯(炒飯か白飯)もつく。
それが何と8,5€で食べられるのです!

しかも、しかも。ですよ。
これが一番大事なわけだけど(笑)、その値段でワインもつくのです!
(ワインか、お茶か、コーヒーか選べる。でも。ワインが一番お得!だって。グラスワインじゃなく、小瓶のカラフに満タンになって来た!)。
いや~、感動しました…。

パリでは、ありえないもん!








が。
やっぱり、そこで変に欲張ったのがいけなかったのでしょう。
体調もあまりよくなかったのに、正直、それほど美味しいとは思わなかったものの、そしてまた、やけに脂っこいなぁと閉口したのも我慢して、全~部平らげたものだから。



胃丈夫を謳っているくせに、何と、1時間ほど経ってから、「お腹いたっ!!!!!」
ト、トイレ、トイレ(汗っ)…という何とも情けない羽目に陥ったのでした。




そ。
食べ終わってから、中心部のクリスマスマーケットを散策してたら、そんな状態に!

これは、とにかく荷物を置くためにもホテルにチェックインしよう!
と。
予約したホテルを探し始めたら。


これまた不覚にも、犬のようにクンクンとどこへでも行かれると謳っているうさたろうなのに。
迷ってしまった…。

というわけで。
ホテルに辿りつくまで、必死でございました。


ま。
何人かに道を聞き、何とか無事ホテルに着き。
部屋を与えられ。
トイレに直行!


あぁ、良かった。
ケチって、共同トイレ・シャワーのホテルにしなくて。
つくづく思ったのでした。




それから。
少し落ち着いて、部屋の暖房のスイッチを全開にして。

ありがたいことに、確かに幼児用のように小さいものの、湯船がついていたので。
これ幸いとお湯をはり、冷え切った身体を温め。
…漸く人心地。



4:00前に、すっかり元気を取り戻して、再び街へと出かけていったのでした。






因みに。
今日の写真は、旧市街の一角。
小道が入り組んでいて、とっても風情のある町並みでした。
街自体がそんなに広くもないので、こういう小さな道に入り込んで、お店を見て回るだけでも面白い。
…これも私がこの街を気に入った理由の大きな要因ですね。





ま、いずれにしても。
この日の教訓。
旅先で体調が良くないときは、自分の身体の声に従うようにしよう。
欲張って、全部食べつくさないこと!と心に命じたのでありました。

プチ旅行 モンペリエ 2

2008-12-15 03:53:55 | フランス(余暇・習慣)
パリは、やっぱり今日も曇天。
っていうか。
朝から、ずっと雨。
漸く。
午後遅くになって、雨は止んだ、のかな?




…何しろ。
あまりのテンションの低さに、お笑い映画でも観に行こうかと思ったけれど。

結局、機を逸してしまい、引篭もり。
一歩も、家から出ない日曜日でした。




いけませんねぇ~。
ちょっとでも外に出たら、やっぱり気分がかなり変わるんですよね。
無理してでも出ないと。


ただ。
また、ここ数日、肩凝りが酷くて。

ここまで酷くなったのは、初めてかも。
というくらい。
何をしていても、気分の悪い切迫感が。



この違和感が取れたら。
今度こそ、即刻、運動を日常化しよう、と心に誓ったのでした。
もう、やだっ!
こんな不快な気分。。。。。






って。
愚痴はこのくらいにして。

モンペリエ、プチ旅行の続きを少しばかり。






というわけで。
着いた午前中は、新市街を見て回ることにしました。


すっごく寒かったけど。
青い空は、本当にっ!ありがたい。
ってことを実感しました。


しかし。
観光客が、こんな時期に来るわけもないらしく。
それこそ。
寒空の下、噴水に見入って佇むような人間は、不思議な顔で見られるのみ。


でも。
たまに目が合って、微笑んでくれる人たちは。
ようこそ、いらっしゃい!と言ってくれているようで。
心はホカホカ温まったのでした。




で。
その新市街の端に近いところまで行ったところで。
何やら、彫刻が目に付きました。


???

やけに、あの有名なルーブルの「サモトラケのニケ」(昔、教科書に出ていませんでしたか?)に似ている。

…何しろ。
先週の日曜日、ルーブルで、必然的に再会していただけに。






近づいて見て。
これまた?????


だって。
同じなんですよ、タイトルが。(サモトラケのニケ="Victoire de Samothrace")

しかも。
その表札(?)には、紀元前何年(忘れた…)、パリ・ルーブル美術館。と書かれてあって。
それ以外の言葉は、書いてない。





レプリカ、なんでしょ?要は。

と思ったけど。
もうちょっと、判りやすい書き方はないもんだろうか。と。
思ったのでした。
それに。
どうして。
そんなものをここに置いたのか?
何か説明でも書いておいてほしかったんだけど。
…理由なんてないのかしらん?????





とにかく。本家の本物と違って。
こんなところに。野晒し・鑑賞する人は、勿論皆無。

可哀想にねぇ…と思い。
一応、写真に収めてきました。(今日の写真)




しかし。
この新市街も、結構素晴らしいです。
お天気のいい春先なんて、散歩したら、楽しいだろうな。と思います。

入って確かめなかったけど。
設備の整っていそうな、大きい公共プールもあるし。
綺麗な図書館もあるし。




…そういう意味では。
住むには、なかなか魅力的な街だなぁ、と。

あ。
そうそう。
パリのように、日々、フリーペーパー新聞も(1種類だけど)配布されているし。
(私が前、住んでいた街には、そんなものは存在しなかった…。)



アーケード街もかなり大規模で。
それなりに充実している、と思いました。




…私が、フランス人で、そこそこお金を持っていたなら。
この街は、住む候補の1つかも、と思ったほどです。

但し。
こちらでは、普及していない冷房設置は必須、だと思いましたけど、ね!

プチ旅行 モンペリエ 1

2008-12-14 05:17:57 | フランス(余暇・習慣)
モンペリエ、プチ旅行記を数日に渡って書こう、と思っているのですが。

何から書こうかな。。。

始めっから思いつくまま書いてしまったなら。
多分、たった1泊なのに、すごく長くなっちゃいそう。




ま。
でも。多分、書いている本人が飽きる、かもしれないし。
とにかく。
思いついたことを順を追って書いてみよう、と思います。
途中で止めても、ご愛嬌







そ。
当日のTGV出発は、パリのリヨン駅を6:20。

距離的には、家からそれほど遠くないのですが。
何しろ、交通アクセスが悪い。

一番いいのはバス。
でも。
この時間に間に合うバスはない。

次にいいのは、地下鉄2本。
昼間だと、20分で行かれます。
余裕を見て、出発20分前の6:00に着くつもりだったら。
5:40に最寄駅。

でも。
勿論、朝なので、10分余裕を見て、5:30に最寄駅。


うん。
これで行こう!
と。
5:20頃家を出て。最寄地下鉄駅に行ったのでした。



ところが。
が~ん!!!!!

地下鉄の待ち時間が、運の悪いことに(この時間だったら当たり前?)「20分」と出てる…。


ってことは。
5:50に乗る。
10分で乗換え。
そこで、また20分の待ち合わせだったら?!

勿論、完全に間に合いません。




どうしましょ。。。。。。


暫く思案に暮れて。
「地下鉄1本でどこかまで出て、その後は歩く=走る」
という方が確実だ!




幸い、最寄駅は地下鉄路線は2本通っているから、そんな案も浮んだのでした。



ところが。
その違う路線のホームに行ってみたところで。
何と次のメトロは、25分待ち。

っていうことは?
6:00に駅に着き。
そこから、20分以内でお目当てのTGVに乗り込まなければならない。



むぅ。。。。。。。

でも。
選択肢はありませんでした。
乗換えするより、1本確実に乗って、後は走ろう!




というわけで。
真っ暗な明け方に、トットコ、リヨン駅を目がけて10分近く走っていたうさたろう、でありました。




でも。
お蔭さまで。
思ったより早く着き。
6:10にはリヨン駅。


えっと。
何番線?

これまた幸いなことに、居た場所から近いホームだったので、余裕♪
…普段買わない新聞まで買い込んで、何とか乗り込むことが出来たのでした。




あ~、良かった!!!!!




しかし。
こんな時間のTGV、空いているのかなと思っていたのが。
ほぼ満席。
…空いていたら、一人で二人分の席を占領しよう、なんて姑息な願いは、すぐに却下されたのでありました。




3時間20分。
…久しぶりに有料の新聞をしっかり読んで、ぼ~っとしている間に、いつの間にか終点・モンペリエ。

未だ、9:40です。



う~む。。。。。。
何も下調べをしてなかったしなぁ。
美術館自体、ひょっとして10時から?
なぁんて、心配も。

とにかく、駅のインフォメーションセンターに行って、旅行案内所の場所を聞いてみました。




当たり前、と言えば当たり前なのですが。
モンペリエも、繁華街(新市街・旧市街も含めて)は、駅を中心になっていない。
従って。
旅行案内所も、駅から10分くらい歩いた旧市街と新市街の中間点にあるらしい。



というわけで。
トコトコ歩きました。
え~っと!旅行案内所は?


すぐに見つかりました。
3人ばかり、カウンターに人がいた中で、一番近い、多分中国人の女性が対応してくれました。

「下調べをせずに観光に来たんですが。どこに行けばいいかお勧めなどありますか?」

それほど説明もなく。
「色々見るところはあるので、これを見てください!」と。
とりあえずは、街の地図と、お奨め地域ガイドブックをくれました。





…朝ごはん。
実は、4:30ぐらいに少し食べてきたものの。
やっぱり時間通りにお腹が空くものらしく。

キョロ・キョロ。
つい。日本人の性か(?)マクドナルドに入ってしまいました。


そこで。
もらった地図とガイドブックで、今日と明日の作戦検討!!!




ふむふむ。
どうもシティカードなる、観光客用お得パスポートがあるらしい。
街中の公共交通機関(トラムウェイとバス)はタダになるだけでなく、お目当てのファーブル美術館も無料。
更には、ワイン美術館(←これは結局、市内から離れた所に位置し。私には無理ということが判明)なども無料になったりする。


よっし!
この48時間で20€(因みに。24時間で14€。72時間で26€)のカードを買って、動き回ろう!!!!!!



再び、その旅行案内所に行きました。
さっきの彼女がいたので、早速…
「この小冊子に載っている"48時間カード"を買いたいんですが!」



…すみません。
このカードは今日、売れないんです。

えっ?
どうして?

売り場窓口の人たちが、研修で今日は1日、来ないんです。


へぇっ???




…そう。最初は意味が飲み込めませんでした。
でも。
すぐに気がつきました。

そうだよ、ここはフランスだもん。
運が悪いことに、売る係りの人が今日は不在だったらしい。
となると、誰も売ることができない、らしい…。
(しかし。この5人も座っている人たちは、じゃ、一体何のため?)




確かにね。
フランスでは驚くことじゃないけど。
…自分の、運の悪さにガッカリ、です。




気を取り直して。
「じゃ、この市内観光コース巡りを予約したいんですけど。」





再び無言。
…この観光巡りは、今日はやってないんです。
今の時期、土曜日と日曜日、だと、思うんです。。。






だったら、小冊子にも書いておいてよ!
…要は、私がいる2日間は無理だってことじゃん。





折角、マックで立てた「完璧なる予定」がスッカリ崩れ去ってしまったのでした。



彼女曰く。
「あ。でも、明日は窓口を開けるから、貴方はこの24時間カードを買えますよ!」



あ。そう。
そうは言ってもね、明日の夕方帰るのよね…。





出端から、すっかり意気消沈した私でしたが。
最後の望み。


「このお城には、どうやって行くんですか?」



多分、トラムウェイの終点まで行って、そこから歩いて行けますよ!
うんうん。
今日は、そうしたらどうですか?
そして、明日シティーカードを買って、街中を見れば?




はいはい。
でもね。トラムウェイ、今日乗るのは、別料金なのよね。
もし、明日シティカードなるものを買うなら、それは明日。
今日は、街中、歩ける範囲で、街見学しかなさそうね、と内心思ったわけでした。








というわけで。
10:00過ぎに、既に落胆しきったうさたろう。
とりあえず、近場の新市街を見てみよう、と。行動開始をしたのでした。







で。
遭遇したのが、この噴水(写真)。
…この寒空に、フンダンに水が出ていて。
しかも、噴出しパターンが8つくらいもあって。
それが中々良く構成されている!
いきなり、気に入って、10分以上も佇んでしまいました。







…あぁ、この旅行記。
いきなり、無駄に長くなりそうな予感。。。。。

プチ旅行

2008-12-13 07:11:20 | フランス(余暇・習慣)
寒いです。ホント、冷えてます。
でも。
満月がとっても綺麗です。
って。
満月は、明日なのかな?



いや~、疲れましたが。
ひっさしぶりの小旅行、とっても楽しかった!


そ。
先日ブログに書いたと思うのですが。
鉄道のマイレージみたいなので、ポイントを貯めていたのが、もうすぐこれまた期限切れ。

というわけで。
ええい、どこでもいい!
時期は丁度、教授が海外研究会に行っている間に、勝手に休みをとっちゃおう!









本当は、マルシェ・ド・ノエルを目指して、ドイツに行きたかったんだけど。

ドイツのマルシェ・ド・ノエルは行ったことがあるし。
折角だったら、行ったことがない、しかも、この時期だから、少しでも暖かいだろう南のほうに行こう!



で悩んだ末。
結局、時間などの兼ね合いから、偶然えらんだのがモンペリエ。




ところが。
チケットを手配し、ホテルも予約。
周りの人に聞いてみたところ。

皆が皆、
「モンペリエ???」

何か知ってる?
なんて聞いたところで、却って返事は
「何もないでしょ。なんでそんなところに?」


通りかかったこと、或いは、近辺の地域に住んでいたことがある(?)数人から教えてもらった情報だと。
「住むには、いいなぁと思ったけど。旅行?!」


留学するときに買ってきた「地球の歩き方」2002年~2003年版を見てみるも。
「観光客として訪れるより、住んでみたいと思わせる町…」
「これだけは見ておきたい:ファーブル美術館、プロムナード・デュ・ベルー、水道橋」

見開き2ページ。
5つばかりホテルの情報と、ファーブル美術館のことがかいてあるだけ。




行く前から、自分の選択を少し後悔したりして。
それに。
結構バタバタで、下調べもせずに昨日の朝早く、パリを発ちました。


パリからTGVで3時間20分。



うん。
でも、振り返れば。
かなり、中身の濃い観光ができたんじゃないか、と。

結論から言えば。
す~ごく楽しかったし。
確かに、こういう町に住むのはいいかもしれない。
と。思ったし。

パリの前に3年住んだ町と知らぬ間に比較をする自分がいました…。





でもって。
たった1泊2日の小旅行だったけど。
これから数日間のブログは、この旅行記にでもしようかなぁと思ったりするくらい一杯見て、感じてきました。



でも。
とにかく今日は、お疲れ~
…さっき帰って来て、お夕飯を食べたところ。
今晩は、とりあえずシャワーを浴びて、ゆっくり寝ようかなと思っています。






しかし、ホント。
たまには旅って、するもんですね!
何年かぶりのプチ旅行をして、しみじみ思ったのでした。



それと。
モンペリエも、すご~く寒かったんだけど。
(軟弱なうさは、顔が腫れちゃったほど…)
それでも、青い空があるって、それだけで救われるなぁ~!
と。
お日様大好き人間を、改めて自覚したのでした。

ちょっと青空、ちょっと嬉しい

2008-12-08 04:46:06 | フランス(余暇・習慣)
今日は、そう、例によって、月の第一日曜日=博物館・美術館の無料鑑賞デーでありました。

「近日中にやらなきゃいけないこと」の数々がまるで亡霊のように(?)つきまとうので、よっぽど家にずっといて集中するべきか。と思ったけれど。
折角なので午前中、サクッと出かけることにしました。




でも。
どこに行こう?



う~ん。。。
あ、そうだ

久しぶりに、ルーヴルに行こう!




多分、それなりに混んでいるだろうなとは思ったけれど。
もう12月。
ということは、クリスマスプレゼントを買うほうに注意が集中していて(←日曜日は基本的に閉店のフランスだけど。界隈によっては、開けているお店もあったりするのです)、思ったよりすいているんじゃないか?と秘かに期待して向かいました。



読みはバッチリ!
入口を選んだせいもあったのでしょうけど。
全く、並ばずに入館♪

特に目的もなかったので。
気の向くまま、なるべく人の少ないところをブラブラと鑑賞。





でも。
折角なので、モナリザの部屋には足を運びました。

相変わらずの人だかり。
そして。
写真を撮る人ばかり。
フラッシュをたく人も相当数います。
ひょっとして殆ど?
…因みに、私の役立たずカメラでフラッシュ無しで撮影してみたところ。
何も写ってないに等しい。
こんなんだったら、よっぽど絵葉書買ったほうがいいや。と思うのでした。






…私は、こちらの写真撮影可という大らかさ、大いに賛成なのですが。
あまりにマナーがない人が多いので。
いっそのこと全館禁止にするべきなんじゃないか、と最近思い始めるようになりました。


それに。
今回、ルーブルのように大きな美術館になると。
場所によって、そのルール化が違う。
つまり、撮影そのものがダメな場所もある。

でも。
そんなの一々注意しなかったりするから、フラッシュさえたかなければいいかな?と思って、撮影をしてしまったりする。
(実は、してしまったんです。後で、他の人が注意されているので、初めて立て札に気がつき、申し訳ない気になりました。。。)



もう、今時の時代、悲しいけれど。
この大らかさは廃止して、鑑賞と、模写だけを認めるべきじゃないかなぁ…。







とにかく。
今日は特に、見ようと思ってきたわけでもないので、却ってすごく自由な気分で鑑賞をすることができました。

そして発見!
だいぶ、ルーヴルの道が分かるようになってきたじゃん!
どこに何がある(とりあえず有名な作品)が頭に入り、そこに行くにはどうやって行けばいいか、が結構判る気がする。
ガイドになれる?←うそうそ。。。

でも。
「ルーヴルには、いつ行っても、何度行っても迷子になる。」
と思いこんでいたので、何だか少し嬉しくなりました。




でも。
ホント、広い!
これまでに一度も通ってない回廊もまだまだあります。
これは、暫く無料デーは毎回ルーヴル訪問にするべきか。と思ってしまいます。




で。
他の、それこそよく行くピカソ美術館とかオランジェリー美術館とかだと。
サクッと見るには1時間もなくても結構楽しめるのが。

流石にルーヴル。
早めに切り上げようと思っていたにも関わらず。
結局、3時間。
=10時頃に入館し、1時頃、「もう今日はいいや」と思って、出てきました。
(だって。お腹がすいてきたんですもん






日曜日。
しかも、久しぶりに、少しは青空がのぞく天気で、街中にも人が溢れていた中、気持ちは十分満足して、家路についたのでした。







それにしても。
日曜日は時間がたつのが早いですねぇ。(これって私だけじゃないですよね?!)

ま、寒さも厳しくなってきた折、とにかく健康一番で、来週も頑張りましょ~っ!!!!!




追記:写真をアップしようとして、言いたかったことを思い出しました。
この写真は、出るとき=1時頃に撮ったんですけど。
この一番混んでいるはずのピラミッドにもこれくらいしか人が並んでなくて、ちょっと吃驚り。
ルーヴルに行くのは、それともこんな時間が却っていいのかなぁ?なんてことも思いました。
ま、季節のせい、なんでしょうね。