ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

ウルトラマンタロウ52話更新

2020-12-31 15:41:20 | ウルトラ解釈大作戦
今年最後の更新です。
52話は嫌いな話ではないのですが、特別好きな話でもありません。
というか、やっぱり新マンペシャンコはやり過ぎですよね。
この2週間後にセブンの脚がポキポキされますし、残酷描写がエスカレートしてるのが
感じられます。
そういう時代といえば時代だったのですが。

最終回はできるだけ新年中に更新したいと思います。
では、皆さん、よいお年を。

特命戦隊ゴーバスターズ 第21話&22話

2020-12-27 22:03:16 | その他特撮
21話
青の熱暴走を取り上げた話ですが、単なるコミカル回。
今回もJのトラブルメイカーぶりが発揮されます。
バナナにちゃんと伝えたって、素で勘違いしてるところが
Jらしい。
まあ、元をたどれば、熱暴走で検査ができなかっただけの
リュウジのデータを深刻そうに陣に見せたゴリサキが
悪いんですけどね。

熱暴走して司令官にまで食って掛かるリュウジ。
リュウジの中の人はこういう悪い演技も上手いです。
しかし、熱暴走するのがわかってるのなら水風呂にでも
入っておけばいいと思うのですが。
そもそも簡単に空調が壊れる本部基地って脆弱すぎるだろ(笑)。

前回の疑似亜空間で快楽を知ったメサイア様。
これが次の回の伏線になってるのは上手い。
しかしエンターさんも、ゴーバスターズのみならず、ビートバスターに
エネトロンの確保にメサイア様のお守りまで、普通なら過労死しますね(笑)。
まあ、アバターが過労死はしないのでしょうが、悩みの種はつきません。
初期に比べたら感情的になってきてますし、人格を備え始めてるのが
わかりますね。

今回のダンベルロイドは完全にビリーズブートキャンプですが、
あれ、今でもやってる人いるんでしょうか?
古くはルームランナーやぶら下がり健康器とか健康グッズって
定期的に流行りますが、人間やはりそういうのに弱い。
そう言えばスタイリーってのもありましたが、あれで腹筋は
鍛えられるのでしょうか?
傍から見ると楽しそうに遊んでるようにしか見えませんが(笑)。

ゴリサキの話を信じたヒロムとヨーコはリュウジ抜きで出撃します。
しかしというか必然と言おうか、こういう時に限って相手もパワー系。
まあ、パワーそのものよりも相手を強制的に運動させるところが
このロイドの怖いところなのですが、いずれにせよ2人では厳しかった。
結局陣の助けで事なきを得ますが、司令官はリュウジに次の戦いに
出撃するよう命令します。

ここからヒロムの作戦が始動。
それはブルーバスターの交代案。
しかも理由は年齢が離れてるから。
完璧主義なヒロムにしてはこれ以上ないくらいの杜撰な作戦。
本来のヒロムならリュウジに検査のこと説明して、再検査を
するまで出動しないように言うと思いますが、それはシリアス回の
ヒロム。
コミカル回ではこうなりますよね。
一応司令官がリュウジの存在の大きさゆえとフォローしてましたが
取ってつけた感は否めません。

司令官に聞かれて涙ながらに説明するミホ。
一応湿っぽいシーンですが、完全にギャグ寄り。
それを立ち聞きするリュウジもお約束ですね。
自分の命が持たないかもしれないという状況で仲間を
助けるために出撃するリュウジ。
この展開、ウルトラファンは既視感あると思います。
そう、セブン最終回です。
止める森下を振り切るリュウジ。
「仲間のピンチなんだ」。
元ネタはまたチェックしておいてください。

一方この話の出所が陣と聞いて立ちくらむ司令官。
このシーン最高です。
そういえば陣って最初信用されてませんでしたよね。
それがここまで信用されるようになったというのが結構驚きです。
まあ、その言動は相変わらず軽いので黒木はすぐわかったようですが。

パワー系の相手だと分が悪いヒロムとヨーコ。
助っ人の陣も一緒に巨大ダンベルの下敷きになります。
一方Jは筋トレさせられており、役に立ちません。
そこに駆けつけるリュウジ。
「引退試合ぐらいさせてよ」。
最後の戦いに挑むリュウジ。
こういう時やたら強いのはお約束ですね。
悲壮感漂う銭形のとっつあんがやたら優秀なのと同じです。

筋トレしているJのダンベルを撃つ陣。
正気に戻ったJは巨大ダンベルを持ち上げて3人を救助。
Jってスペックだけは高いんですよね。
一方ダンベルロイドをパワーで圧倒するリュウジ。
一人でロイドを倒してしまいます。
「もう暴走する力も残ってないか」。
しみじみとするリュウジ。

そこへゾード登場。
リュウジに本当のことを告げて逃げるようにマシンに
乗り込む陣とJ。
ここでもリュウジのパワー爆発で02だけで敵を
倒してしまいます。
さらには陣の04まで仕返しに攻撃w。
ダンベルロイドは結局強いのか弱いのかよくわからない敵でしたね。
ということで、次回はエスケイプ登場。

22話
初っ端からいきなりエンター対エスケイプの戦い。
なかなか迫力あります。
メサイアが快楽のために作ったという女アバターエスケイプ。
やけに肉感的なのはメサイアの好みか?
しかし、この迫力ボディはやばいですね。
歴代女幹部でもトップクラスにセクシーだと思います。

ビルにあるエネトロンを奪うという予告メールが届き調査に行く
ヒロムとヨーコ。
ビルではちょうど脱出ゲームのイベントが行われていたので
ヒロムとヨーコは変装して潜り込みます。
まあ、普通に考えたらメールで予告なんてエンターが
するはずありません。
メールを送ったのは友達2人とイベントにきていたショウタという
少年。
ショウタは普段から自分が得意のパソコンでゴーバスターズの
サポートをしていると嘘をついており、2人をゴーバスターズと
会わせるため嘘の予告メールを出したのでした。

会場に着いたヒロムはパンフレットに載っていた鶏の
写真を見てフリーズしてしまいます。
これって一般人、少なくともショウタには弱点バレましたよね。
ただ、ヴァグラスはいなかったので、敵にはバレなかったようですが。
何故かこのビルに目を付けたエスケイプは車のキーをロイド化します。
この辺のやり方はエンターさんと一緒ですね。

キーロイドは何にでも鍵をかけられるという凄い能力の持ち主。
しかし、ロイドは頭悪そうなのばかりですが、皆凄い能力を持ってます。
ビル全体をロックするキーロイド。
一般人がビルに閉じ込められているのに気付いたリュウジは
キーロイドと戦います。
ヒロムたちが閉じ込められた部屋にはコンセントを通じてエスケイプと
バグラーが侵入。
強いやつ=いいやつというよくわからない価値観のエスケイプ。
ショウタたちがゴーバスターズを知ってると聞くと、ショウタに
銃を向けてゴーバスターズを呼ぶよう脅迫します。

やむなく正体を明かすヒロム。
「今すぐ試したいわ。どれくらいいいものか」とエスケイプ。
いや、狙いすぎだろこのセリフ(笑)。
子供向きですよ。
しかし狭い部屋で銃撃戦になると被害者が多数出るので、
ヒロムは平謝り作戦に出ます。
これが奏功して、去っていくエスケイプたち。
エスケイプは部下にメガゾードでビルごと破壊するよう命じます。
ショウタや一般人はヒロムの情けない姿に失望します。

一方キーロイドに武器をロックされ苦戦するリュウジに陣とJが加勢。
陣がキーを破壊するとロックも解除されます。
というか、この2人頼りになり過ぎですね。
連絡を受けたヒロムとヨーコは被害者を外に誘導。
しかしショウタの友達がゴーバスターズの悪口言ってても
気にも留めないヒロムはほんとカッコいいですね。
そんなこと命がけでヴァグラスと戦い、家族を亜空間から救い出そうと
しているヒロムにとってはまさに些末なこと。
本当のカッコ良さとは何かというこのエピソードのテーマでもあります。

ヒロムがわざと情けない芝居をしたという話を立ち聞きしたショウタは
なぜそのことを弁解しないのかとヒロムに質問します。
「別に。何でそうしたか俺がわかってたらいいことだろ」。
皆にすげえと言わせたくてゴーバスターズを呼ぼうとしたという
ショウタに対して、「皆がすげえと言ったらすげえのか?」とヒロム。
「すげえよ」。
弱弱しく返事するショウタ。
子ども相手だとさすがのヒロムも厳しい言い方はしませんね。
自分の弱さを知って成長したというのもあるかもしれませんが。

そこへバグラーが来て、友達が襲われていることを知ったショウタは
ヒロムの静止も聞かずに階段を走り降ります。
身を挺して友達を庇うショウタ。
何だかんだ言って、3人の間には友情があるんですよね。
デブとメガネという如何にもクラス内でのランク低そうな2人。
類は友を呼ぶということでしょうか?
まあ学校なんてランク低い奴の方が多いので、あんまり気にしては
いけません。
でも、そういうことって大人になってからしかわからないんですよね。
子どもの世界は厳しいものです。

危機一髪でヒロムたちに助けられる3人。
ここからはヒロムとヨーコが本気を出してバグラーを倒します。
ここのアクション頑張ってますね。
その姿を見て驚く3人。
ここでのデブの表情がいいんですよ(笑)。
「自分の価値を他人の判断で決めるから、誉めてもらわなきゃ
安心できないんだ」とヒロム。
「もっとちゃんと本当の自分を見ろ。じゃなきゃ自分がかわいそうだろ」。
頷くショウタ。
ゴーバスでこういう子供が出てくる教育的な話は珍しいですね。
少子化の影響で視聴者の子供が減ってるというのもあるでしょうか。
私が子供の頃は子供が多すぎたので、子供向けのテレビばかりでした。
それがいいのか悪いのか、今の自分を見てもわかりませんが(笑)。

ショウタの話はここまで。
ここで再びエスケイプが現れます。
そこへ駆けつけるリュウジと陣たち。
一発でエスケイプをアバターと見抜く陣。
本人がアバターだからわかるのでしょうか?
しかし、「すっごいのがいるね」の時の手つきはちょっと(笑)。

ここからの全員変身でのアクションは燃える。
間近で本物のヒーローショー見れるショウタたちが興奮するのは
わかりますが、一応命がけなのでそこんとこわすれないように。
エスケイプがフェンスを駆け上がったり空中で回転したり、
マトリックスか香港映画かというくらい映像が凄い。
これ戦隊ものですよね?
その様子を寂しそうに眺めるエンターさん。
「快楽を教えたのは早すぎましたか」。
完全に悟ってますw。

ロイドを撃破したところにゾードが来ます。
疑似亜空間を作り出すゾード。
再びグレイトゴーバスターで疑似亜空間に乗り込むバスターズ。
しかしハンドルをロックされて動けなくなります。
ニックの指示でヒロムはホバーでグレイトゴーバスターを浮上させます。
ニックはエースの心臓部だけあって、マシンの性能を一番理解してるんですよね。
間抜けにもその下に立ってたゾードはキーを破損。
ロックが解けたグレイトゴーバスターはキーゾードを倒します。
それを見て去るエスケイプ。
しかし、快楽のために毎回こんな風に攻めて来られたら溜まりませんね。
まあ、視聴者にはサービスなのですが(笑)。

最後はショウタが友達に本当のことを打ち明けてめでたしめでたし。
私は世代ではないのですが、所謂ズッコケ3人組とでも言いましょうか。
やっぱり戦隊は子供向けなので、こういうエピソードも増やしてもらいたいと
思います。
今回はお父さん向けでもあり、お子様向けでもあるいいエピソードでしたね。

ではでは。

特命戦隊ゴーバスターズ 第19話&20話

2020-12-26 10:36:05 | その他特撮
19話はバディロイドのニックを掘り下げた話。
Jの俺様なキャラを上手く使ってます。
ゴリサキ=心配性だが腕利きのメカニック
ウサダ=皮肉屋だが緻密なデータ管理者
ニック=バイクの人(笑)

ニック以外はちょっと落としてから誉めるという感じですが、
ニックだけは前振りもなし。
この辺りは素直に相手を誉められないJの性格ですね。
しかしバディロイドの人間臭さは異常です。
ロボコンみたい。

発奮して筋トレを始めるニック。
つか、そもそもお前筋肉ないだろw
そういうニックのことを気にも留めないヒロム。
この辺りから2人の関係性が見えてきます。
一方、ニックを気づかうゴリサキ。
「随分追い込んでるようだけど、何があったんだい?」
もはやロボット同士の会話じゃない(笑)。

一方エンターはバディロイドに目を付けます。
エンターにしては気付くのが遅かった気もしますが、
陣の登場で余裕がなくなってきたのがわかりますね。

公園で空手の型を練習するニック。
ここで子供に好かれるニックの人柄(メカ柄?)が描かれます。
そして子供の頃のヒロム相手に色々教えたことを思い出すニック。
実は姉と暮らしてる間もニック相手に色々訓練してたんですよね。
ヒロムにとってニックはある意味親代わりです。

そこに現れるスパナロイド。
こいつはメカをバラバラにするのが生き甲斐みたいな奴。
相変わらず頭悪そう。
しかしJには光線を浴びせませんね。
複雑な機械には光線は効かないのでしょうか?

自信がないというニックに「俺は自身の無い奴と組む気はない」
とヒロム。
相変わらず歯に衣着せません。
心配するリュウジにも大丈夫と言い切るヒロム。
2人の間にリュウジの入る余地はありません。

ヒロムのセリフが堪えたニックは街を彷徨いますが、そこで
エンターとスパナロイドに捕まります。
危うくバラバラにされそうになるニック。
そこへ本部から指令を受けたヒロムが駆けつけます。
さらにヨーコとリュウジも加勢。

エネトロンを吸い取られて動けないニックに迷わず
飛び蹴りを浴びせるヒロム。
それは幼いころにニックに言われた「迷わず突っ込んで来い」
という教えの実践でした。
エネトロンをニックに渡すヒロム。
そこへ「熱いね。敢えて言わせてもらう、そういうの大好きだ」
と陣。
ここでのヒロムの笑顔がいいんですよね。
笑顔が少なめのヒロムですが、ニックの前では素に戻れるのという
ことでしょう。

陣に聞かれてJはニックのことを「仲間から信頼されるバディロイド。
最初から知っていた」という。
なら、最初からそう言えよと。
結局ひねくれ者のJの言うことなど真に受けてはだめということですね。
陣たちが来たのを見て逃げるエンター。
爆発とともに消えるって古典的でいい(笑)。

この後はルーチン通りスパナロイドを倒して、メカ戦。
メカ戦では自信を回復したニックの指示により見事にδを撃破。
しかしゴーバスタービートはバスターヘラクレスに変形までできるとか
陣は本当に凄い。

今回はニックをからかうヒロムの笑顔が印象的でした。
ニック掘り下げ回はヒロム掘り下げ回でもあるんですよね。
で、次回さらにヒロムを掘り下げます。

20話
一人オルゴールを鳴らしながら物思いにふけるヒロム。
そこへパジャマ姿のヨーコ登場。
ウサダと一緒に基地内を歩くヨーコですが、何してたのでしょう?
ところでヨーコって学校行ってましたっけ。
ずっと基地内にいて戦闘の日々というのは哀しすぎる。
冷静に考えるとブラックな生活なんですが、それでもぐれないのは
やはり親を助けるという目標があるからでしょうね。

今回は映写機に目をつけるエンター。
しかし単なる映像じゃなく映像を実体化するフィルムロイドって
物凄い能力の持ち主では?
フィルムゾードにいたっては亜空間まで作り出してしまいます。
ロイドの作った偽バスターズはあっさり倒したものの、陣の言うように
ゾードの作った亜空間は簡単には入れません。
何か策がありそうな陣を指令室に呼び出す黒木。
この時期になると陣はかなり頼りにされてます。

陣の作戦は全パスターマシンの合体。
いやあ、最近の玩具は構造が複雑ですね(笑)。
この改造をメカニック総動員で突貫作業するところがゴーバスの
面白いところ。
気合で合体ではないんですよね。

一方エンターの方はロイドにさらに別の攻撃を指示。
というか、フィルムロイドめちゃ有能。
エンターの作戦も単なる肉弾戦からバディロイド狙ったり、
精神的に動揺させたり、かなり巧妙化してます。
最近はエネトロンよりもまず打倒バスターズですね。
あと、メサイア様を満足させることも怠りません。

亜空間を前にして不安になるヨーコ。
ヒロムの負担が大きいことを心配するヨーコだが、
ヒロムは大丈夫だという。
しかしヨーコには別に気になることがあった。

発見したフィルムロイドと戦う3人。
しかしフィルムロイドは3人の願望を映像化して
3人を腑抜けにしようとします。
こういう精神攻撃は定番ですね。
しかしヨーコとリュウジってこんなことが嬉しいんだ(笑)。
子どもっぽいというか何と言うか。
一方やけにシリアスなヒロム。
家族思いのヒロムにこの攻撃はヘビーすぎます。

家族を覚えてないヨーコ。
家族が捕まったわけではないリュウジ(で、本当の家族は?)。
ヒロムだけ家族のことはっきり覚えてるんですよね。
幼い姉ちゃん見たら夢ってわかりそうなものですが、ヒロムは
幼児退行してしまいます。
2人の呼びかけにも応えないヒロム。
しかしヨーコの「寂しいときは我慢しないで言ってよ」という
言葉で正気に戻ります。

ヒロムがここまで弱さを見せるのは初めてでしたね。
ヨーコとの約束を忘れずバスターズに参加したヒロム。
この2人の絆はある意味特別。
実の兄妹みたいなものでしょうか。
となると、リュウジは父親ポジになるんですよね。

怒りのヒロムはロイドを粉砕。
そして遂にグレートゴーバスターが完成します。
自分の弱さを知りさらに強くなったヒロム。
今まで無理してきたのがちょうど積み重なったところに
フィルムロイドの攻撃でやられたんでしょうね。
そういうヒロムだからこそグレートゴーバスターを
任せられると陣。
陣はほんと色々見えてますね。
実は一番苦労人なので。

ゴーバスターズが亜空間に突入してきて驚くエンター。
エンターさんは陣が来てからはやられっぱなしです。
ゾードを倒すと亜空間も当然消えていきます。
しかしそこにはこちらに出張していたメサイア様の
姿がありました。
あれがメサイアだと陣。
こうやって徐々に敵の正体をヒロムたちに教えていく
展開いいですね。
今回はエンターさんはデジタルになって消えていくという
らしい去り方でした。
監督は同じなのに、お遊びでしょうか?

次回は久々のリュウジ回で、その次がエスケイプさんの登場。
楽しみですね。
ではでは。

特命戦隊ゴーバスターズ 第17話&18話

2020-12-19 11:08:18 | その他特撮
17話
亜空間でBC-04を完成させていた陣。
凄すぎるだろ。
追加戦士は高スペックな場合が多いですが、陣はその典型ですね。
ただ、それが嫌味にならないようキャラを崩したのは正解。
逆にアバレキラーは初期メンが軽い感じだったのでシリアスキャラに
したってところでしょうか。
ところで敵として登場したアバレキラーを追加戦士と言っていいの
でしょうか?
疑問は残りますが、追加戦士についてはネット見てると色々定義が
あるようですので、意外と奥が深いです。

ただ陣は単に雰囲気を明るくするためだけに投入されたわけではありません。
亜空間突入への鍵となるのはもちろん、今回はリュウジに戦う目的を意識させる
という役目も負いました。
亜空間への突入に対するヒロムとヨーコの強い意志、目線。
それに対して二人を見守る優しい目線のリュウジ。
それを見た陣はこのままでは駄目だと思います。
リュウジの仲間を思いやり、信頼する態度は序盤では肯定的に描かれて
ましたが、ここで弱点に設定するあたり上手いですね。
こういう話の展開は戦隊の定番ですが、わかりやすくていいです(笑)。

バッティングセンターでそのことを諭す陣。
今までリュウジがお兄さんキャラだったのが、こういう先輩キャラが
出てきたことで、リュウジのキャラに深みが出てきた気がします。
ゴーバスは各キャラの掘り下げが上手いですね。
今回エンターさんは高級そうなレストランで食事してましたが、
お金はどこから調達してるのでしょうか?
まあ、偽札作るのとか容易そうですが、人間界への適応能力高いです。
しかも陣に与えられるエネトロンも察知して奪いにくるとか、
行動力も凄い。
La finの発音も正しかったですし、弱点がないですね。

旧型から脱皮するかのように現れる新型メガゾード。
陣が「もどき」というのがいいですね。
エンターの「防御力が上がったような」という疑問に答えるリュウジ。
実際に会話してたわけではなく、単なる視聴者への説明ですが
ちょっとメタでした。
しかし今回のエンターさんのテンションは過去最高なくらい高い。
それだけに落胆も大きく次回は欠場となってしまいましたが。
て、関係ないかw。

新型に歯が立たないゴーバスターオー。
ここでベタですが、陣の不安が的中してリュウジが2人を守る行動に
走ってしまいます。
「盾になったって何の足しにもならねえ。死ぬ順番が変わるだけだ」と陣。
結構キツイセリフですが、本質を突いています。
多分リュウジも内心はわかってるのでしょうが、体が勝手に動くのでしょうね。
ヒロムとヨーコもそれが無駄なことは理解してます。
2人の方が戦いに関してはシビアですから。

戦う理由を持てと陣。
セリフで全部説明してくれるところが子供向け番組のいいところですね。
「守ってるだけでは負けはないけど勝ちはねえ」。
今回は名セリフのオンパレードです。
で、実際は守ってるだけでは負けしかないんですよね。

これで覚醒したリュウジは自分のメカだけ動けるように
他の2体からエネトロンを奪って戦います。
陣が来てからリュウジの欠点が色々明らかになりました。
陣の戦い方は破天荒で完璧を求めるリュウジとは真逆です。
リュウジも格納庫が爆破されるときにヒロムだけ脱出させるとか
思い切った作戦もやってましたが、自分だけ脱出するという
作戦だったら躊躇してたかも。
そういう縛りから解放するというのも陣の役どころですね。

最後もやはり陣の大活躍で締めます。
ゴーバスタービートの出現に顔面蒼白エンターさん。
エンターさんがこれだけ完全敗北するのは初めてです。
去り際のボンジュールも普段の冷静さとは全く違います。
今回はとにかく陣さんカッコ良すぎでした。
陣登場からゴーバスの作風も若干変わりますね。

18話
前回で陣の実力が証明されましたが、今回はチームワークの話。
今回はOPにエンターさんのクレジットなし。
これって初めてでは?
やはり前回の敗北が相当悔しかったのか。
でも、作戦を立案して実行したのはエンターのはず。
メタロイドも出てましたし、中の人の都合?

地下に侵入し採掘前のエネトロンを奪いに来るメガゾードに
対抗する術のないバスターズ。
なんかウルトラマンエースを思い出しますね。
いきなり現れ作戦があるからついて来いと陣。
作戦内容を説明するよう求めるヒロムに陣は鶏の写真を
見せてヒロムをフリーズさせます。
一緒に行動する上で各人の弱点は聞いていたでしょうが、
写真まで用意してるって準備良すぎでしょ。
ヒロムの性格を完全に見抜いてますね。

やっぱこのカッコになると軽いなあとヒロムを抱える陣。
そりゃマネキンですから(笑)。
ヨーコとJが残された後の微妙な空気もいいですね。
一方陣の作戦が危険すぎるというリュウジに対して、陣のことを
虫は好かないが信じるというヒロムはカッコいい。
相変わらず歯に衣着せなさすぎですが。
しかしBC-04のワイヤー長すぎだろ。
何処に収納しているのか不思議です。

メタロイドを追うJとヨーコ。
しかしJはこの樹液の森は甘そうだと関係ないことに興味持ってます。
呆れるヨーコがかわいい。
ところでJに味覚はあるのでしょうか?
エネトロンはガブガブ飲んでますが、それはエネルギーとして必要
だからですし。
バディロイドはそれぞれワクチンプログラムにより個性が生まれたと
解釈できますが、Jの昆虫好きは陣のプログラム?
自らビートバスターを名乗ってますし、陣も根は昆虫好きなのかも
しれません。

地下3000メートルを降下するエース。
しかし敵メガゾードはバグゾードを地上へ送り込みます。
というか、直接エースを攻撃した方が早かったような。
04を守るリュウジ。
地下に到達したエースはメガゾードと戦闘に入りますが、
地の利は敵にあり苦戦。
ヨーコとJもドリルロイドと戦闘に入ります。
ここは3つのバトルが並行して描かれており、熱いですね。

三者三様に苦戦しますが、まずヨーコがエネルギー切れで
動けなくなります。
というか、ヨーコのエネルギー切れ多すぎだろ。
ちょっと油断してお菓子を食べないとすぐエネルギー切れに
なるのだから大変といえば大変ですが。
しかし、ここで伏線が回収されます。
Jが樹液をヨーコに舐めさせると、ヨーコは復活。
樹液って甘いのは甘いらしいですね。

一方地下のエースは作戦を切り替えて敵メガゾードを
地上の陣に任せるためフックにかけて陣に吊り上げさせます。
この辺りの思い切りの良さはヒロムらしいですね。
ヨーコと陣の方も息ピッタリでドリルロイドを撃破。
実は陣からヨーコと息を合わせるよう命令されていたJ。
意外と気を遣う陣の性格が垣間見えます。
というか、陣の周りをよく見る性格は既に随所に
描写されてますけどね。

こうなると押せ押せでゴーバスタービートが大暴れ。
まあビートの前ではαタイプなど敵ではありません。
ヨーコとリュウジ、ヒロムもバグゾードを簡単に
倒してシャットダウン完了。
今回はまさにチームワークの勝利でした。
これでとりあえず陣の加入も完了でしょう。

今回は前述したようにエンターさんの出番なし。
でも次回予告ではまた暴れてくれそうで楽しみです。
そしてさらにお楽しみのエスケイプさんもそろそろ
登場(^^♪
ゴーバスターズはますます面白くなるねえ
ではでは。

『ウルトラマンZ』第25話(終)

2020-12-19 09:41:42 | ウルトラ全般
最終回、あっという間に終わった感じでしたね。
詰め込み過ぎではありましたが、全編楽しめました。

まずストレイジが基地を奪還するシーンですが、
あんなあっさりとは思いませんでした。
防衛隊の人たちはあれで出番終わり?
小倉久寛も出番なかったですし、扱いがちょっと不憫です。
まあ、この辺の後日談は蛇足なので構いませんが。
しかし隊長が宇宙人とわかってもほとんど動揺しない
ストレイジの隊員と隊長の信頼感は熱いですね。
隊員たちに最後の戦いを告げるシーンの隊長の目に
うっすら涙が浮かんでるように見えました。
信頼できる仲間に出会えたジャグラーも嬉しかったのかも
しれません。
因みにやっつけ隊にウルトラ以外の宇宙人がいるというのは
今まで見たことないパターンです。
ダークザギ=石堀隊員というのはありましたが。

全世界の主要都市が壊滅するパターンはセブン最終回と
同じですね。
まあ定番ではありますが。
しかしあのアメリカが太刀打ちできないのですから、
デストルドス最強です。
ウルトラの世界ではアメリカの防衛力は大したことないの
でしょうか?
それとも怪獣があまり出現しないため、対抗手段がないとか。
しかし毎週のように日本が被害にあってれば各国対策を
練るはずですので、やっぱりデストルドスが強すぎなのでしょう。

ウルトラの世界観では怪獣や宇宙人は日本ばかり襲います。
私はかつて日本の軍事力が弱い、若しくは使用に制限が
あるから狙われると戯れに書いたことがありますが、
少なくともゼットの世界では日本の軍事力は一流ですね。
これまでもR1号とか、スパイナーとか、マリア1号とか
とんでもない兵器を開発してるので、法的な縛りはないようです。
おまけにウルトラマンまでいるので、世界でも最強かもしれません。
逆説的に言うと、日本を倒せば後はちょろいから宇宙人が
最初に狙うとも解釈できます(笑)。
まあ、この話はきりがないのでとりあえず置いておきましょう。

ヨウコ救出のためにウィンダム、キングジョーで出撃する
ハルキとヘビクラ。
人間自ら戦うというのもウルトラの王道ですね。
ジャグラーもすっかり地球人の仲間です。
ユカがヨウコの位置を突き止めたり、バコさんがセブンガーで
参戦したり、ストレイジの一体感も出ててよかったです。
ここで唐突に挿入されるヨウコとの腕相撲シーン。
ヨウコの夢という形ではありましたが、一応2人の関係に
決着をつけたということでしょう。
その後の2人のある意味フライングタッチwもその流れでしょうね。
フライングタッチというよりやってこいこい大巨人(また古いw)
みたいでしたが。
セレブロが離脱したのも2人の愛の力ということなのでしょうが
その辺りは明確に描くのは避けましたね。
この2人のほのぼのとした高校生カップルっぽい関係もよかったです。
この2人にクラシックがドガジャーンと鳴って告白というのは
似合いません(笑)。

最後は自分の体の限界を押して変身して戦うハルキ。
それを応援するストレイジの面々。
王道です。
エースになって戦う北斗を呆然と見つめるTACとはえらい違いでした。
最後は気合で最強の敵を倒すゼットとハルキ。
人間自ら戦うのもいいですが、やっぱり最後はウルトラマンが締めると
気持ちいいですね。
ベリアロクの特攻アタックとかこちらも熱すぎでした。

前回あれだけ饒舌だったセレブロは今回は無言であっさりユカたちに
捕まってしまいます。
でも、そいつを解剖って危険なような。
盆栽を持って去っていく隊長。
これはまたシリーズに出てくる可能性高いですね。
ゼットと一緒に宇宙へ旅立つハルキ。
それを見送る仲間たち。
宇宙に戦争があると次郎たちに告げて去っていった郷秀樹を
思い出しますが寂しさはあまりありません。
ちょっくら世界を放浪してくるくらいの感じでしたね。
ヨウコもハルキが戻ってくるのを待っているのでしょう。
夢の中とはいえ、唯一自分に腕相撲で勝った男性ですから。

まとめ
昭和ウルトラのような寂しさはあまりない最終回でしたね。
これはおそらく映画とか続編の可能性を残すためでしょう。
ジャグラーもハルキもゼットもそのうちまた会える。
平成のウルトラはシリーズ展開前提ですから、そういう安心感があります。
しかしストレイジの処遇がどうなったのかは気になります。
隊長って完全にお尋ね者なのでは?
まあ、そういう細かいことは気にしてはいけないのでしょう。
ぶっちゃけゼットは途中から視聴したため最初の方は
あまり見てなかったので、年末年始に録りだめたビデオ
見ておきます。

ではでは。

ウルトラマンZ 第23話&24話

2020-12-13 21:11:03 | ウルトラ全般
23話
ウルトラマンの能力を研究しウルトロイドゼロを完成させた防衛軍。
いやあ、遂に地球人の科学はウルトラマンを作り出すところまできましたか。
ヤプールも真っ青です。
しかもウルトラマンの能力を分析するとか、やってることがナックル星人じみてます(笑)。
まあ、いつまでも宇宙人に頼ってちゃいけないというのは初代マンの頃からの伝統なので
正論ではありますが、もっとペンシル爆弾のような周りの被害が出ないような兵器は
作れないのでしょうか?
やはり岩本博士が天才すぎるだけ?
ゴジラも倒してますし(それは別人w)。

ただ、本話で防衛隊が言ってるのはいみじくもユカが指摘したように人類が人類を
守っているだけ。
地球にとっては人類は敵、害悪というのは、初代マンの後から出てきた価値観ですね。
長官の会見を銭湯で見ているジャグラー。
しかもラムネまで飲んでるし。
なんかよくわかんない演出です。

警備の仕事に就いて以来元気のないハルキ。
そんなハルキを励ますヨウコ。
本話ではヨウコが腕相撲に拘る理由が明らかになります。
しかし自分に腕相撲で勝てる人としか結婚しないって、プロレスラーとか
相撲取りみたいなのとしか結婚できないのでは?
基地に戻るヨウコの後ろ姿は何か嫌なことを予感させます。

一方怪獣研究センターのユカは怪獣たちがウルトロイドゼロに異常反応を
示していることに気が付き、クリヤマ長官に進言。
当然、セレブロに乗っ取られた長官は聞く耳を持ちません。
ウルトロイドゼロのパイロットに選ばれたヨウコは起動実験中に暴れ出した怪獣を
倒すため出撃命令が下ります。
怪獣出現の報を聞いてゼットに変身するハルキ。
タッコングとゲスラでも二匹いると手ごわいですね。

デマーガを倒すために現着するヨウコですが、さらにゴメスとパゴスが出現します。
まさに怪獣総進撃ですね。
3対1はさすがに厳しい。
というか、ウルトロイドゼロは光波バリアーまで張れるのか。
ジェットジャガーよりは遥かに強そう。
ここでD4レイを使うよう命令する長官。
小倉久寛の大根気味の演技が異常さを強調します。

ここでタッコングたちを追ってくるゼットと合流。
ベリアロクの活躍で暴走状態が解ける二匹。
一方ヨウコは遂にD4レイを使用。
3体は木っ端微塵に砕け散った。
反動で気を失うヨウコ。
ウルトロイドもそのまま倒れてしまう。
ウルトラマン以上の力を手に入れたと喜ぶ作戦部長マイ。

ヨウコを助け出すゼットだったが、そこに遂に正体を現したジャグラーが登場する。
「見えるものだけ信じるなんて教えてない」。
よくわからないけど、カッコいいセリフ。
最近のウルトラマンはあまり見てないのでジャグラーは悪役かと思ってましたが、
どっちにもつくジョーカー的な存在みたいですね。
ベリアルも単純には割り切れないし、最近のウルトラマンは勧善懲悪の世界観とは
ちょっと違うようです。
まあ、昔からそういう話ありましたけどね。
というわけで、24話へ続く。

24話
隊長の正体を知ってショックを受けるハルキ。
さらにジャグラーは突如現れたファイブキングと戦うためにゼッパンドンに変身する。
ファイブキングの中には長官に化けたセレブロが。
中の人同士が会話するとか戦隊ロボみたいですが、これは怪獣に憑依してるんですよね?
2人の宇宙人が狙うのは人類が作り出した最強兵器。
なんかどっちもどっちな気もしますが、その情熱だけは認めましょう。

しかしウルトラマンも含めて、こんなどうでもいいちっぽけな星のために
なぜ戦うのでしょうか?
クール星人みたいに人間は虫みたいなものだという宇宙人もいますが、
巨大宇宙人から見たらそっちの方が普通の感覚という気もします。
まあクール星人は巨大でも何でもないただの虫ですけど(笑)。
ハルキに昔自分が否定されたことを語るジャグラー。
天才の俺を誰も認めようとしない!
てことではないでしょうがw、動機が若干ひねくれてる気もします。

エネルギーの限界が来てファイブキングに敗れるゼット。
その背後からファイブキングの腹部を貫くゼッパンドン。
ファイブキングを倒したゼッパンドンはウルトロイドを持ち帰ろうとするが、
セレブロはハルキを人質に取りウルトロイドを返すよう脅迫する。
ウルトロイドを放してファイブキングに立ち向かうゼッパンドン。
ここでハルキを見捨てては今までのストーリーが台無しなので、当然の展開でしょう。
この辺にジャグラーの人間臭いところが垣間見えます。
そもそも自分を否定されたからと捻くれたり、超人というよりは
不完全な人間に近いですしね。

負傷したハルキは病院で寝込みますが、ヨウコは軽傷ですぐ戦列に復帰します。
しかしウルトロイドの再テストを長官と一緒に行うと聞いたハルキは
ヨウコを助けようと病室から出ようとします。
止めるユカ。
ただならぬ様子を察知したコジローはハルキをドライブに誘います。
この辺りの展開はちょっとセブン最終回ぽいですよね。

その頃セレブロが取りついたクリヤマは蛇倉が宇宙人でありストレイジのメンバーも
宇宙人の可能性があると防衛隊のメンバーに知らせる。
抵抗するなら武器も使用してよいとクリヤマ。
いやあ、悪辣ですねえ。
しかし周りの人間たちもそろそろ長官の様子がおかしいことに気づけよと。

ヨウコと二人きりになった長官は遂に正体を現し、自分の目的をヨウコに告げる。
セレブロの目的は文明に恐怖を植え付け、文明に防衛の兵器を次々に作らせ、
最終的には自滅させる、文明自滅ゲームを楽しむことだった。
いや、愉快犯もいいとこですね。
というか愉快を通り越してもはや狂ってます。
セレブロもジャグラー同様何かのトラウマでもあったのでしょうか?

遂にヨウコに乗り移るセレブロ。
完全にホラーです。
というかエイリアンかと。
ここからのヨウコの演技は完全にトラウマ級。
テレビの前のお子様たちが腰を抜かしていないか心配です。

ユカから入った無線で、ウルトロイドが無許可で発進して
怪獣管理区域を襲っていることを知るハルキ。
コジローに車を止めるよう頼むハルキ。
「俺行きます」。
「行くって、お前」。
沈黙。
コジローの目を見るハルキ。
「そうか。行ってこい」。
「オス」。

今までウルトラマンが正体を明かすシーンを色々見てきましたが、
このパターンは初めてですね。
明かす相手が爺さんで(笑)、説明セリフもないんですから。
てっきり、「行くなハルキ」。
「ヨウコ先輩がピンチなんです」って展開を期待したのですが、
裏をかかれましたw。
しかし、これだけで事情を全部察知するバコさんっていったい何者?

最終決戦はデストルドスと一体化したヨウコとゼットと一体化したハルキとの対決。
一方ユカは長官を襲った容疑で防衛軍に捕まりそうになります。
その時謎の人物が防衛隊員を背後から気絶させ、ユカを助けます。
一方ゼットはデストルドスの放ったD4レイを食らい、大ダメージを受けます。
ゼットはこれ以上一緒に戦うと地球人のハルキの体がもたないという。
このシーンは完全に初代マンのオマージュですね。
この後急に場面が飛んで、ハルキは元ストレイジのメンバーと一緒にレジスタンス活動に。

いや、見せ場が多すぎて書ききれませんね。
次回も総力戦ですし、最近のウルトラはスケールがでかいです。
最終回は昭和のおっさんでも見るしかないでしょ。
ではでは。



特命戦隊ゴーバスターズ 第15話&第16話

2020-12-12 18:07:14 | その他特撮
15話
恒例の追加戦士は黒木司令官と同期の陣マサトことビートバスター。
今さらですが、ビートってビートルなんですね。
当時はマジイエローの松本寛也氏がキャスティングされたというのが意外でした。
正直マジレンジャーでは一番影が薄かったですから。

エネトロンを何者かに盗まれていたことに気付いたエンター。
不足するエネトロンを集めるため掃除機をメタロイドにしてチビチビと街中から
エネトロンを集めます。
今までの豪快な作戦とは一転してかなりセコイ作戦。
まあ、街のあちこちにエネトロンがあるのですから、理にかなった作戦ではありますが
集めるのにかなり時間がかかりそう。

今回はバスターズの3人がかなりアクション頑張ってました。
ゴーバスの場合、3人は素で超能力者なので、顔見せのために戦ってる感じには
ならないですね。
スーツを装着した方が強いのは当たり前ですが、スーツのエネルギー消費とかも
考えて雑魚相手には装着せず戦ってるのでしょう。

ここでビートバスター登場。
リュウジは声に心当たりがあるようでしたが、普通ちょっと会話したくらいでは
覚えてないですよね。
まあ、陣の声は特徴的なので、無きにしも非ずですが。
ここではそれくらい尊敬しているということを表現したいのでしょう。

まだ信じられないと黒木。
そりゃ生身の人間が亜空間から戻ってくるなんて信じられないのも当然。
それは次回に明らかになりますが。
しかし司令官はヒロムたちに聞かれるまで、自分がどうして不在だったかの
説明はしてなかったようですね。
結構チームワークとか信頼に関わる問題だと思いますが、脚本の都合なので
仕方ないでしょう。

陣のバディロイドのJはやたらと自己主張が強い。
如何にも完璧さより面白さを優先する陣が作りそうなロイド。
しかも変身してスタッグバスターになるという、さすが天才エンジニア。
きっちりメタロイドを始末する二人だが、敵が奪ったエネトロンを奪って逃走。
盗品だからって、それを盗んではいけません。

16話は陣の正体が明かされる話。
いきなりエネトロンをくれとJ。
この前大量に盗んだのに、分け前なかったのか?
陣から黒リンと呼ばれる黒木司令官。
この時期から徐々に司令官の威厳がなくなっていくような。

2人が亜空間から来たことを突き止めるエンターさん。
エンターさんはやはり抜け目がない。
前回は掃除機、今回はパラボラアンテナ。
エンターさんのチョイスは正確無比。
自分がインターネットそのものみたいな存在なので、下界の知識も
豊富なんでしょうね。

陣から亜空間のことを聞き出そうとするヒロム。
逆にヒロムの力を試す陣。
ベタな展開ですが、先輩の貫禄を示すには定番の演出ですね。
ヒロムはまだ陣のことを信じてないので、普通に本気で戦います。
そこへ乱入してくるエンターさん。
このメタロイドは誘導ミサイルを撃てるなかなかの優れもの。
ヒロムを助けるため敢えて標的となりエンターもろとも
ミサイルで爆発するビートバスター。

まさか登場2回で戦死かと思いきや、ここで正体が明かされます。
実はエンターと同じアバター。
Jはそのマーカーだとか。
何気にエンターがアバターというのがバスターズに明かされるのも
初めてです。
エンターの本体は亜空間にあるとのことですが、陣のように
人間が本体ではなく、亜空間にあるデータが本体ということでしょうか?
何かわかったようなわからないようなのがゴーバスの面白いところ(笑)。

ただし、Jは実体があるとのこと。
亜空間ではメガゾードが製作されたり、実体も存在しうるんですよね。
転送そのものはデータだけでなく実体も可能です。
しかし陣は仕方ないとはいえ被害者なのは間違いないです。
こちらの世界に戻りたい一念でこれだけのものを作るのですから、
まさしく天才としか言いようがないですね。
お茶らけたキャラは天才設定が嫌味にならないようにとの配慮ですね。

ジャッカーの頃と違い、追加戦士はもはやテコ入れではなく、
ストーリー上の重要な意味を持つようになってます。
今同時に配信されてるアバレンジャーでもアバレキラーが登場しましたし
追加戦士が出ると物語も動きますね。
もちろん最初活躍しただけで、普通に仲間になる例もありますが(デカブレイクとか)。

いずれにせよ、ゴーバスターズは陣とエンター、エスケイプが
これから物語を盛り上げてくれますので、期待しましょう。
いやあ、ゴーバスターズはますます面白くなるね。

ではでは。


特命戦隊ゴーバスターズ 第13話&第14話

2020-12-05 16:59:28 | その他特撮
13話
バディロイドのためにサプライズツアーを企画したヨーコ。
私服で待っている皆のところへポスター掲示場から飛び出してきますが、
ゴーバスの地下基地にはカモフラージュされた地上への通路がいくつもあるのでしょうか?
しかし通路のど真ん中にある不自然なボックスでは全然カモフラージュできてない気がします。

ゴリサキが動物園、ウサダが遊園地、ニックは?
3人とも普段は基地の中で、外に出るのは基本的に戦闘の時だけ。
そりゃ息抜きも必要ですね。
て、ロボットに息抜きなんて必要なのでしょうか?
この辺りは単純なロボットでもなく、アンドロイドでもないバディロイドの個性でしょう。

チューバを2つ手に入れて即座に連係作戦を思いつくエンターさんはやはり只者ではない。
傍から見ると迂遠な作戦にも見えますが、同時に連係するより時間差で連係することにより
相手の油断を誘うという狙いもあったのでしょう。
しかしヒロムは最初の音波を生身に浴びてたが大丈夫なのでしょうか?
これについては、音波は精密機械を狂わせるものと解釈すれば問題ないでしょう。

ところでバスターズ全員で休みを取るのはいいとして、司令官が勝手にいなくなるのは
さすがにダメな気が。
緊急事態ということなのでしょうが、書置きくらいは残さないと皆が不安になります。
まあ、この辺りはこれからの展開を盛り上げる演出なんですけどね。

14話
2体目のチューバロイドの音波攻撃を受け装備を破壊されるヒロムとリュウジ。
一方ヨーコは1体目の攻撃を受けてなかったため無事です。
ニックの活躍で形勢逆転も束の間、ヨーコが充電切れでチューバロイドに捕まってしまいます。
ヨーコの命と引き換えにエネトロンを要求するチューバロイド。
普通の悪の組織ならエネトロンを奪っても人質は返さないものなんですが、エンターは
律儀に返しそうな気がしますね。
いや、さすがに邪魔なゴーバスターズは始末するか。

ヨーコのブレスが無事だったことから、エンターの作戦を見抜くヒロム。
視聴者はすぐにわかりましたが、これだけの条件で作戦を見抜くヒロムの鋭さはさすがです。
ヨーコよりエネトロンを優先させようとするヒロムたちにヨーコのサプライズのネタ晴らしを
するミホ。
気持ちはわかりますが、それをやっちゃあヨーコがかわいそうです(笑)。
しかしこの行動からはミホが2人をあまり信用してないのがわかりますね。
まだ任務に就いて日が浅いため、ヨーコ意外とは打ち解けていないのがわかります。

一方ヨーコを見捨てるつもりはないとヒロム。
昔のヒロムなら時間がないんだからとミホを無視して出撃してた気がします。
実際その方が合理的なんですけど、ここはミホの気持ちを思いやったのでしょう。
その直前にヨーコに冷たいこと言ったのが気になってたのかもしれません。
一方リュウジは完全に父親モード。
兄ではなく父というのがいいですね(笑)。

2人がシアターに潜入するシーンは完全にスパイアクション。
しかも変装までしてるし。
ブレスを修理したら別物になるというのは、壊れた部品を取り換えたから
前回の音波の影響がないということでしょうか。
しかしこうなるとチューバロイドは弱いですね。
あっさり倒されてしまいます。

一方メガゾードの方も3人の連係作戦であっさり倒されます。
音波を音波で消すというのは理系のリュウジならではの発想ですね。
勝利の後は皆でお祝いパーティ。
でも一人を除いて誰も司令官のこと気にしてないような。
一方謎の行動をしていた司令官は謎の男たちに出会います。
と、いいところで今回は終了。

大体初期設定を消化して落ち着いてきたころに追加戦士来ますよね。
ビートバスターは物語の鍵を握る存在であり、単なるテコ入れとは違います。
完全なテコ入れだったジャッカーやライブマンと違って、当初から
予定されているというのもあるのでしょう。
ここから第二部突入って感じですね。
ではでは。