ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

ネクサス マックス メビウス

2020-05-18 23:36:13 | ウルトラ解釈大作戦
こう並べると、全部「ス」で終わってますね。
この3作品の作風を私なりに強引に色分けすると、
ネクサス=個人の宿命→ライダー
マックス=怪獣や不思議な現象→ウルトラQや1期ウルトラ
メビウス=個人とチームワーク→戦隊
て、感じですね。

もちろん優劣はありません。
それぞれ違った作風が楽しめていいと思います。
私はウルトラ至上主義ではありますが、東映の特撮も大好きです。
ライダーはリアルタイムで見てたのはストロンガー。
後は再放送ですが、案外ライダーの再放送が少なかったため
ライダーよりキカイダーの方が好きでした。

戦隊はゴレンジャーは大好きでジャッカーも楽しみにしてましたが
途中で脱落。
やはり内容が重めなのと、子供ながらにゴレンジャーの二番煎じ感を
感じたのが原因でしょう。

その後は成長につれ興味を失ったため、戦隊に復帰(?)したのは
何とデカレンジャーからでした。
それまでも時々見てはいたのですが、録画してまで見るようになったのは
デカレンジャーからですね。
まあ、デカレンジャーの魅力についてはいずれ語ります。

ではまた。

第三番惑星の奇跡

2020-05-17 19:13:01 | ウルトラ全般
ウルトラマンネクサス、マックス、メビウスは確かこのサイトを立ち上げて最初のウルトラシリーズということもあり
リアルタイムで見てました。
ネクサスが若干重い話だったので、原点回帰のマックスはとても楽しみながら見てた記憶があります。
何と言ってもM78星雲から来たウルトラマンというのが昭和世代としては嬉しいところ。
黒部氏、桜井氏がレギュラーで出演し、ナレーターをウルトラ好きで知られる佐野史郎氏が務めるなど、
始まる前から期待は高まりました。

ただ、序盤は手堅い作風で可もなく不可もなし。
それでも不満はなかったのですが、この第15話でいきなりトップギアに入りましたね。
朝から終末戦争を思わせる敵の出現と廃墟となる街の描写。
それまでの作風とのあまりの違いに理解が追い付きませんでした。
「太陽系第三番惑星。滅びるにはまだ惜しい者たちが住む星だ。」というセリフに絶望的な状況が現れてます。
DASHは外人がいたりアンドロイドがいたり、一風変わった組織ですが、宍戸開氏演じる隊長のキャラもあって
アットホームな感じの組織になってます(ネクサスとは大違い(笑))。
そういう隊長が言うセリフだけに重いですね。

ここで無関係と思われていた少女のストーリーとイフのストーリーが交わります。
目の見えない少女がどうやって怪獣の傍に行ったかという無粋なツッコミも可能ですが、そんなものは
奇跡の前には大した問題じゃない。
「怪獣さんは音楽、嫌い?私はね、大好きなの」。
何回見ても涙が出ますね。
目が見えなくても挫けることなく音楽に打ち込む少女。
その前向きな姿勢には学ばせられるところ大きいです。

結局イフというのは相手の心を映す鏡なんだと思います。
怪獣の変化にミズキの少女を守るための鬼の形相も優しい表情へと変わります。
現実社会では甘い考えかもしれませんが、この物語はあくまでファンタジーなので、そういう批判は的外れ。
現実には軍隊や核兵器はなくなりませんし、必要ですが、それをなくしていこうというテーマは
描き続けなければなりません。
ただ、youtubeのコメントを見てると子供の時に見た人はトラウマになったとか、本話のテーマが
理解できなかったという人が多かったようです。
私は既にいい大人だったので感動できましたが、子供向け特撮としてはちょっと難しかったかもしれません。
セブンが視聴対象にした中学生くらいなら問題ないと思いますけど。

本話の監督は三池崇史。
有名監督に好きなように作ってもらうというスタッフの姿勢がこの傑作を生みだしました。
特にイフの造形や変形、廃墟の街のシーンなど、これが子供向け30分番組とはとても思えません。
三池監督は16話の「わたしはだあれ?」も担当。
こっちもイフとは違った意味での強敵が登場して抱腹絶倒なコメディに仕上がってます。
この2本を見終わった後は、さすが一流の監督は違うなあと、ここから失速すると思いました。
しかし予想外に最後まで失速せずに次々と面白い話が作られました。
これも39話という短い話数ながら、シリーズ最多のクリエイターが参加した賜物でしょうね。
マックスは空想特撮シリーズとしてはシリーズ一の完成度だと思いますので、
平成をあまり見てないウルトラファンにも是非見ていただきたいと思います。

ウルトラ空想科学時間

2020-05-16 00:58:57 | ウルトラ全般
ご存知の方も多いと思いますが、在宅支援プログラムとして円谷プロ公式YouTubeチャンネルで
下記のラインナップが配信されます。
いやあ、なかなか素晴らしいチョイスですね。
さすが本家本元、わかってるなあという感じです。
最終回が多くなるのは、やはり仕方ないですね。
感動作が多いですから。

セブンからチョイスするとしたら間違いなく史上最大の侵略になると思いますが
前後編だし、有名過ぎて敢えて外したか?
タロウは人気作ということでテンペラーなのでしょうが、ムルロアか改造軍団の方が良かった気もします。
レオがないのは作風がハードすぎるから?
ティガは大人の事情?
まあ、10本だと漏れる作品が出るのは仕方ないですね。
ブースカまでラインアップしてますし。

最後にネクサスというのが意外ですが、ネクサスは全般的に重いストーリーながら
その分最終回のカタルシスが大きかったので、いいチョイスだと思います。
ただ、最終回だけ見てそれが伝わるかは微妙ですが。
明日は個人的にウルトラシリーズでも1,2を争う感動作「第三番惑星の奇跡」。
映画と見紛うほどの映像の迫力もご覧あれ。

5月
5/03【優しさを失わないでくれ】「ウルトラマンA」第52話「明日のエースは君だ!」
5/10【自分にできることを】「ウルトラマン」第37話「小さな英雄」
5/17【心で繋がろう】「ウルトラマンマックス」第15話「第三番惑星の奇跡」
5/24【命を守る仕事】「ウルトラマンメビウス」第33話「青い火の女」
5/31【力を合わせよう】「ウルトラマンタロウ」第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」

6月
6/07【君が未来を作る】「ウルトラマンダイナ」第20話「少年宇宙人」
6/14【どんな遠くてもつながる心】「ウルトラマンコスモス」第42話「ともだち」
6/21【勇気をもとう】「帰ってきたウルトラマン」第51話「ウルトラ5つの誓い」
6/28【信じる力】「快獣ブースカ」第4話「ブースカ月へ行く」

7月
7/05【あきらめるな!】「ウルトラマンネクサス」第37話「絆~ネクサス~」

ウルトラマンティガとウルトラマンダイナ

2020-05-06 00:58:33 | ウルトラ全般
昨日からスカパーのTBSチャンネルで一挙放送してるので、虫食いで見てます。
一言で言うと、面白い。
泣ける話から燃える話まで、ウルトラのバラエティの豊富さには毎度驚かされます。
前から何本かは見てましたが、これは全話見ないといけませんね。

今回見た範囲で印象に残ったのは「悪魔の審判」「オビコを見た!」「青い夜の記憶」「少年宇宙人」「移動要塞浮上せず!」あたり。
というか、基本的に外れはない感じですね。
今では相棒のメインライターとして有名な太田愛もティガがデビューです。
知らない人は驚くかもしれません。
私も市川森一がエースのメインライターというのは大人になってから知って驚愕しましたから。
特に今みたいにネットがない時代でしたから、ザワイドのコメンテイターで大河ばかり書いてる重鎮の脚本家がウルトラシリーズで育ったというのは意外でした。
話が逸れましたが怪獣を殺さない路線はもろに佐々木・実相寺路線。
個人的にはそこまで評価しないのですが、こういう話があって王道の話があるからウルトラは面白いので、もはやウルトラには欠かせない路線です。

「移動要塞浮上せず!」は王道の燃える話にアスカの父親まで出てくる感動作に仕上がってます。
というか、この歳になって山田まりやに泣かされるとは思いませんでした(笑)。
山田まりやが出てたのはリアルタイムの頃から知ってましたが、当時グラドルとして忙しかったのにこんなに頑張ってたんだなあと改めて感動しました。
演技も意外と上手い。

この中で個人的に一番感動したのが「青い夜の記憶」。
これが「盗まれたウルトラアイ」のオマージュというのはネットで調べて知りましたが、確かにゲスト主役の名前が「マヤ」なんですね。
この回は特にシンジョウ役の影丸氏の演技がよかった。
曲もいいですね。
内容はネタバレになりますので、気になる人はネットとかレンタルとかでご視聴ください。

平成ウルトラシリーズを見てて思うのは、やっぱり自分はライダーよりウルトラ派だなということ。
ファンタジックな世界に憧れるんですかね。
平成ウルトラシリーズは昭和のウルトラを見て育った世代が作ってますから、過去のいいところを踏襲して新しいウルトラを作り上げるのに成功してます。
だから私みたいな昭和世代が見ても十分面白い。
ただ、気になるのは自分は子供の頃の感性で平成シリーズを見ることができているのかという点。
メビウスの「思い出の先生」が代表的ですが、私のような昭和世代は感泣ものの作品ですが、多分子どもは置いてけぼりです。

私が昭和ウルトラのレビューをしていて気を付けているのは、決して子供目線を忘れないということ。
これはレオまでのウルトラをほぼ子供の時に見ているからこそ可能だと思うのですが、やはりウルトラは子供に夢と希望と勇気を与えるものだと思っているので、作る側もそこだけは気を付けて欲しいですね。
まあ、今見ても「円盤が来た」よりは断トツで「セブン暗殺計画」の方が面白く見れるので、その辺りの感性は変わってないと信じていますが(笑)。
取り留めもない感想でしたが、せっかくブログもあるので時々駄文を書かせていただきます。

ではでは。

セブン23話更新

2020-05-04 19:10:13 | ウルトラ解釈大作戦
意外と難儀な話で予定より更新が遅くなってしまいました。
話としては渋いですねえ。
如何にもセブンという感じ。
ただ、怪獣が出てくる等娯楽性もそれなりにあるので、子供が見てもつまらないということはないと思います。
まあ平均的な話ではないでしょうか。
漸くセブンも折り返しに近づいてきましたので、タロウの終盤ともども更新を頑張っていきたいと思います。

ではまた皆さま、お会いしましょう。
さよなら、さよなら、さよなら(古い 笑)。