今回の脚本は上原正三。
2話連続なのは次の前後編を市川、田口の両氏が担当してるからだろう。
しかし、前回の北斗、南の恋愛編とは打って変わった少年向けの怪奇話。
正直、これを田口脚本や石堂脚本と言われても納得してしまう。
今回は冒頭から超獣出現。
これは第一話と同じだが、第一話は北斗が死なないといけなかったので、今回とはちょっと違う。
因みに、帰ってきたウルトラマンも冒頭から怪獣が出ていた。
他にもレオ冒頭など、このパターンはウルトラの一話では定番となっている。
ただ、ウルトラマンがいきなり戦うパターンは案外少ない。
帰ってきたウルトラマンでは思いつくところではロボネズ戦くらいしかないであろう(第一話は戦ったとまでは言えまい)。
しかもロボネズの時の郷と同様北斗が負傷するのもどこか似ている。
とは言え、サボテンダーは倒される前に逃げ出して小型化して街中に潜むのだから、これはちょっと珍しいパターンだろう。
思い出すのは円盤生物か。
今回の中心はサブロテンの名付け親でもある、三郎少年。
上原氏の子どもを中心にした話ではキングストロン編などを思い出すが、怪獣(超獣)に思い入れがあるところなんかは共通してるだろう。
ただ、キングストロン編の少年はかぎっ子という屈折した心理が背景にあったが、今回の話にはそういう背景は特にない。
香具師である父親と貧乏生活とは言え、精神的にはそれほど貧困な子供ではないだろう。
子どもは強い昆虫や不思議な動植物に興味を持つのは普通だから、今回の三郎の行動は子どもである以上、そこまで責めることはできない。
そもそもあのサボテンが人間を食べるなんて発想はTACででもない限り無理である。
現に大人である警察まで信じていなかったし。
被害に遭うのがどう見ても不運な人である警備員や(笑)、バカップルなのも三郎を悪く描かないためであろう。
因みに、警備員を演じた大村千吉氏はキングストロン編にも出てました。
さらに因みにバカップルの女性の方はダンのお姉さんの香代子さん(の中の人)。
今回の話は前述したようにキングストロン編のような深みのあるドラマはなく、ただの怪奇物のテイストが強い。
そういう意味ではあまり上原氏らしくない話ともいえよう。
宇宙昆虫の話が出ていたが、話的にはキングストロン編とノコギリン編の折衷的な感じか。
結局のところ、桜木健一や近藤正臣、高品格など豪華ゲストを出すためのややご都合なストーリーである。
ただ、上原氏のテイストはわずかながら窺えた。
田口氏ならこの話、もっと北斗と三郎中心に脚本を書いたであろう。
しかし本話では、夕子は北斗と共同して事件の謎を追っている。
以前にも書いたが、上原氏はある意味市川氏以上に、北斗、南の設定を重視して話を描いている。
この辺りは前作のメインライターを務めた経験が生きているのだろう。
メインではないのに、設定に対する細かい配慮。
返す返すも、惜しまれる上原氏の離脱である。
2話連続なのは次の前後編を市川、田口の両氏が担当してるからだろう。
しかし、前回の北斗、南の恋愛編とは打って変わった少年向けの怪奇話。
正直、これを田口脚本や石堂脚本と言われても納得してしまう。
今回は冒頭から超獣出現。
これは第一話と同じだが、第一話は北斗が死なないといけなかったので、今回とはちょっと違う。
因みに、帰ってきたウルトラマンも冒頭から怪獣が出ていた。
他にもレオ冒頭など、このパターンはウルトラの一話では定番となっている。
ただ、ウルトラマンがいきなり戦うパターンは案外少ない。
帰ってきたウルトラマンでは思いつくところではロボネズ戦くらいしかないであろう(第一話は戦ったとまでは言えまい)。
しかもロボネズの時の郷と同様北斗が負傷するのもどこか似ている。
とは言え、サボテンダーは倒される前に逃げ出して小型化して街中に潜むのだから、これはちょっと珍しいパターンだろう。
思い出すのは円盤生物か。
今回の中心はサブロテンの名付け親でもある、三郎少年。
上原氏の子どもを中心にした話ではキングストロン編などを思い出すが、怪獣(超獣)に思い入れがあるところなんかは共通してるだろう。
ただ、キングストロン編の少年はかぎっ子という屈折した心理が背景にあったが、今回の話にはそういう背景は特にない。
香具師である父親と貧乏生活とは言え、精神的にはそれほど貧困な子供ではないだろう。
子どもは強い昆虫や不思議な動植物に興味を持つのは普通だから、今回の三郎の行動は子どもである以上、そこまで責めることはできない。
そもそもあのサボテンが人間を食べるなんて発想はTACででもない限り無理である。
現に大人である警察まで信じていなかったし。
被害に遭うのがどう見ても不運な人である警備員や(笑)、バカップルなのも三郎を悪く描かないためであろう。
因みに、警備員を演じた大村千吉氏はキングストロン編にも出てました。
さらに因みにバカップルの女性の方はダンのお姉さんの香代子さん(の中の人)。
今回の話は前述したようにキングストロン編のような深みのあるドラマはなく、ただの怪奇物のテイストが強い。
そういう意味ではあまり上原氏らしくない話ともいえよう。
宇宙昆虫の話が出ていたが、話的にはキングストロン編とノコギリン編の折衷的な感じか。
結局のところ、桜木健一や近藤正臣、高品格など豪華ゲストを出すためのややご都合なストーリーである。
ただ、上原氏のテイストはわずかながら窺えた。
田口氏ならこの話、もっと北斗と三郎中心に脚本を書いたであろう。
しかし本話では、夕子は北斗と共同して事件の謎を追っている。
以前にも書いたが、上原氏はある意味市川氏以上に、北斗、南の設定を重視して話を描いている。
この辺りは前作のメインライターを務めた経験が生きているのだろう。
メインではないのに、設定に対する細かい配慮。
返す返すも、惜しまれる上原氏の離脱である。