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『ウルトラマンタロウ』第1話が今も評価される理由 「本当は2時間必要な内容」

2022-09-17 16:00:13 | ウルトラ全般
https://news.yahoo.co.jp/articles/819697b5a040f95b3676c764aff466d1edf93be9

こういう記事を見かけると嬉しくなりますね。
解釈でも書きましたが、タロウ第一話は本当に濃密かつ面白いです。
間違いなく昭和ウルトラの第一話では一番出来がいいでしょう。
普通第一話は設定紹介が中心でそれほど面白くないのですが、タロウ一話はエンタメ性も
両立してるところが秀逸です。

まずAパートで、光太郎の人柄紹介、超獣より強い怪獣、光太郎がZATに入隊する説得力ある理由づけ、
光太郎とオイルドリンカー&アストロモンスとの戦い、さらにはヒロインさおりとの出会い、
そしてウルトラの母からバッジを貰う。
これが全部無理なく展開するから驚きです。
さらにBパートでタロウ誕生からアストロモンスとの決着、さらには青春ドラマ的なさおりとの再会と
贅沢極まりないです。

タロウはやたらと人間と怪獣が戦ったり、設定が緩かったり、そこを批判する人がいますが
それは別に作品の破綻ではなく設定、すなわちおとぎ話的な作品の志向というだけで
スタッフも意図的にやってます。
それはちゃんと見ればわかるんですけどね。
同じスタッフが作ったレオだと人間はやたら弱いですから(MAC隊員とか殉職しまくりですし)。

最近はレオが人気になるなど2期ウルトラの再評価も進んでます。
タロウを楽しんで見てた世代も今や50代。
解釈にも書いたようにタロウの功罪というものはありますが、こういう風にいいところはいいと
しっかり伝えていって欲しいですね。

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